(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 DEC 205 - 07 209 1/2 205 208 1/2 +8 3/4 35457 -33485
02 JAN 210 1/2 - 11 213 209 3/4 212 1/2 +8 1/2 1715 +443
02 MAR 218 1/2 - 19 1/2 222 217 220 1/2 +8 3/4 244930 +13147
02 MAY 225 1/2 - 27 229 1/4 224 1/2 228 +8 3/4 57495 +1319
02 JUL 233 1/2 - 34 1/2 235 1/2 231 234 1/4 +8 46417 +488
02 SEP 238 1/2 - 39 1/2 241 238 1/4 239 +5 11206 +768
            429998 -15820

 

大豆     --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 JAN 440 - 41 449 1/2 439 444 1/2 +8 70880 +181
02 MAR 442 - 43 452 442 447 1/4 +9 39093 -139
02 MAY 446 - 47 456 1/2 446 451 3/4 +10 1/2 30455 -67
01 JUL 451 - 52 461 450 1/2 457 1/4 +11 1/4 23855 +704
02 AUG 458 459 1/2 456 3/4 456 3/4 +11 1611 +11
02 SEP 457 457 455 455 +10 264  
          174441 +600
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 15710 +90 DEC 1614 +38 DEC 281 1/2 +8 1/4  
JAN 15370 +190 JAN 1629 +34 MAR 289 1/2 +7 3/4  
MAR 15130 +270 MAR 1651 +35 MAY 291 +6 3/4  
MAY 14970 +260 MAY 1671 +33 JUL 292 3/4

+6 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

中国のニュースにファンド大きく反応

コーン 中国が百万トンのコーン輸出成約キャンセルという噂に続きUSDAは対中国向けにコーン50万トン成約のニュース発表。これまで全く鳴かずとばずでここまできたコーン市場にあまりにも突然表れたこれら大きな需要サイドのニュースに寄り付き前のコールはコーン3-5セントと高唱え。一部では6-7セントという声も聞かれたが、その通り5セント以上のギャップをつけての派手な寄付きとなった。その他韓国・台湾・グアテマラなどの成約情報等も本日のマーケットに吸収される。とにかくファンドの動きが凄まじく、昨日までの大きな売込みとは全く逆に本日一日で25000枚まで買い越されることとなった。レベルは12時過ぎまで12月限207を頭に推移していたが終了一時間前くらいから更にファンドが買い上がった為更に2セント程レベルを上げ結局本日のほぼ高値圏での引けとなった。テクニカルにも本日の高値引けは10日間・50日間の移動平均線を上回る形で引けている。
農家売りは今秋一番と言われるほど活発に行われ、これら含め商業筋の売りも本日は相当量行われここのところ上昇していたキャッシュレベルも本日はやや軟化することとなった。 本日の暴騰は3月限で7週間ぶりの高値、11月に失った価格を全て取り戻す結果となった。
大豆 コーンへのファンドの勢いが大豆にも完全に乗り移った、といったところか。自身の材料はなくとも中国のこのような動きが米国農産物への食指という形で受け止められれば大豆への期待も価格に乗ってくるということになる。まさにそのような動きとなった。寄り付きは3-4セント高だったがコーンの終盤の勢いには大豆も大きく引っ張られその時点で本日の高値(1月限で4491/2)を付けるに至った。さすがにその直後よりの反動で最後は値を落とすもそれでも軒並み8-11セントと大きく値を上げての引けとなった。

又、オーツ市場では再び約定高値を更新。CRB INDEXは2ヶ月振りの高値引け、となっている。
その他日本(群馬県産)で確認された3頭目の狂牛病のニュースもフロアへは寄り付き前から伝わってはいたが、本日の主役中国のニュースに全てを取られることとなっている。

本日のファンドの動き、コーン25000枚、大豆7500枚と大量の買い越し、コマーシャルはコーン15000枚、大豆は2000枚の売り越しとなった。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国各地

昨日85%の範囲で0.25-1.25インチ(所によって2.5インチまで)、特にイリノイ南部・デルタにおいては特に激しい雨となった。ベルトの55%で0.5インチ以上となっている。気温はベルト西部と南部においてへ平年比低め、東部では高いものとなった。今後は、東部地域で一部本日まで雨が残るがあとは来週月曜までドライの予報。次の雨はベルト西部で来週火曜遅くから水曜にかけて。雨量は0.10−0.50インチ、35%の範囲となっている。 過去数日の潤沢な降雨により現在ベルトの土壌水分は十分過ぎるくらいにまでなってきている。小麦の生育には適したものと評価されているが、来週は予報どおり基本的にドライ、あってもわずかな降雨にとどまるのが望ましい。一部デルタやオハイオ川流域では洪水の一歩手前まできている地域もあるようなので今後の行き過ぎた雨は逆の評価につながりやすいといえる。

 

ブラジル・アルゼンチン

ブラジルでは昨日も中央部中心に0.25−1.00インチの雨、45%の範囲となった。週末も北部産地地域、来週前半には南部地域にかけ0.25−1.00インチ、80%をカバーするとの予報になっている。引き続きコンスタントに降雨を見る形となる。大豆の作付けは現在まさに進行中であるが、12月半ばまでに終了見込みとなっている。
アルゼンチンでは昨日ほぼ全域でドライ。週末もほぼドライといわれるが、日曜から月曜にかけて45%の範囲で0.10−1.00インチの降雨が予想されている。しかしどちらかというと状況は回復方向に向かっており来週も通常のベースを維持できるものと思われる。

 

NWS 6-10日予報 (12月6-10日)

 

  気温 降水量
ベルト西部 A A/N
ベルト東部 A A
北部冬小麦地域 N/A B/N
南部冬小麦地域 A B/N
デルタ地域 A A

ほぼ内容変わらず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1) 本日の12月限受渡通知

12月限の受け渡し通知が発表された。

  数量(contract) 最終契約日
コーン 2250 9/17/01
大豆粕 1 11/13/01
大豆油 1521 11/26/01

コーンは予想の数字(2000枚まで)以上、ストッパーはなし。
本来ネガティブ視されるところだが、これでポジション整理は
ついた、と見なされたか、逆に支持材料視される向きもある。

 

2) コミットメントオブトレーダーズ

 

  本日発表 事前予想
コーン 17196 short 4500    short
大豆 12207 short 14200  short
大豆粕 4764   long 5500    long
大豆油 1552   long 4200    long
小麦 2850   long 5500    long

コーンの数字は今週の動きもあり予想以上のショート、ということで支援材料。大豆は中立。

 

本日のトーメンの意見

 

コーン、まだ上昇軌道とは言えない。

本日はまさにファンドの凄まじい一日となった。正確な数値はないが、コミッションハウスに聞いても一日にコーン25000枚もの買い越しという数字は記憶にないと言っていたことからすればいずれにしても記録的な数字であることは間違いない。水曜日に大きく下げた時のコーンのファンド売り越しが12000枚と言われるのでざっとその倍の規模で逆に買い越されたことになる。今日一日のコーンのトレードボリュームは実に200,000枚と言われている。
しかしこれまでの動きを振り返ると、コーンは特に材料難を極めた。長期的にはバイオ燃料・エタノール関係への需要を喚起する内容のニュースも流れてはいるが、目先国内の肉の需要低下により悲観的な飼料需要、又昨年比依然として遅れをとる輸出需要の進捗。チャートを見てもどん底の域に達していたところだっただっただけに本日の各ビックニュースはファンドにとっても「驚き」だったはず。2日前の水曜日、材料難に耐えかねたファンドが大きく売りに出た直後のニュースだったことも本日の勢いを手伝ったということも言えよう。 まさに出動したがっていたファンドにとって本日くらい欲しかった材料の提供はない、というところか。今後をどう見るかは本日の上げだけでは判断すること出来ないが、市場を現在かき回しているファンドは依然として6000-7000枚のショートのはず。超短期的にはこれらの手仕舞いが継続することとなろうが、同時に彼らが探すものはやはり本日の大材料を引き継いでくれるような次なる需要サイドからの情報となる。今回のニュースで「中国もいよいよWTO加盟国として本格的に動き出すのか」 という見方がされるとすれば、当然次なるこの手のニュースを市場は望むこととなる。ファンドとの我慢比べではないが、今後の展開を占うにはこのあたりの時間の経過とタイミングが微妙に相場の動向を左右することとなるように思える。 次なる情報が入るまでは依然として狭いレンジ内でのアップダウンにとどまる。今回の上昇は確かに相場の底上げを果たしたが、これがアップトレンドへのスタート、というにはまだ市場は納得しないであろう。いつまでもぐずぐずしていると再度2日前のようなファンドの売り浴びせに会う羽目になってしまうだけだ。 (A)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)