(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年12月3日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄付き、期近高・期先安引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 DEC | 208 1/2 - 09 | 210 | 207 1/4 | 209 3/4 | +1 1/4 | 20903 | -14554 |
| 02 JAN | 213 | 221 3/4 | 219 | 221 | +1/2 | 1751 | +36 |
| 02 MAR | 220 3/4 - 21 1/4 | 228 1/2 | 226 | 228 | +0 | 248585 | +3655 |
| 02 MAY | 228 - 28 1/4 | 234 3/4 | 232 1/4 | 234 | -1/4 | 57913 | +418 |
| 02 JUL | 234 1/2 - 34 3/4 | 239 3/4 | 237 | 237 | -2 | 47583 | +1166 |
| 02 SEP | 239 1/4 | 247 3/4 | 243 1/4 | 244 3/4 | -2 1/2 | 11463 | +257 |
| 423039 | -6959 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 JAN | 446 1/2 - 47 | 448 3/4 | 443 1/2 | 447 1/4 | +2 3/4 | 69309 | -1571 |
| 02 MAR | 449 3/4 - 50 | 451 3/4 | 446 3/4 | 451 | +3 3/4 | 39359 | +266 |
| 02 MAY | 454 | 456 | 451 1/2 | 455 1/4 | +3 1/2 | 31026 | +571 |
| 01 JUL | 459 - 60 | 461 1/2 | 456 1/4 | 461 | +3 3/4 | 24338 | +483 |
| 02 AUG | 460 | 461 | 457 | 460 1/2 | +3 3/4 | 1614 | +3 |
| 02 SEP | 459 | 464 1/2 | 459 | 460 | +5 | 259 | -5 |
| 174231 | -210 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 15710 | +00 | DEC | 1664 | +50 | DEC | 279 3/4 | -1 3/4 | 123.43 - 123.96 |
| JAN | 15350 | -20 | JAN | 1680 | +51 | MAR | 287 1/4 | -2 1/4 | |
| MAR | 15090 | -40 | MAR | 1701 | +50 | MAY | 288 1/2 | -2 1/2 | |
| MAY | 14940 | -30 | MAY | 1720 | +49 | JUL | 290 | -2 3/4 |
| 本日の相場の動き |
引き続きファンド買い。
コーンは先週金曜日に続き、中国が強い材料とされた。金曜日の50万トンの買い付け以外にも、更に50万トン買い付けるのでは?との噂、またそれを裏付けるかのように農務省からUS産コーンが仕向け地不明ながら11万トン成約のアナウンスが強い材料とされた。またコミットメントオブトレーダーズにて、ファンドのショートが予想よりも大きかった事もサポート要因と見られた。しかし週間輸出検証高が予想をはるかに下回ったこと、本日の受渡数量が多く、しかも商業筋が受け手に回っていなかったことが弱い材料とみられ上値を抑えた。また農家売りが多かった事、金曜日はさすがに行き過ぎにて多少の調整が必要と考えられた事も弱い材料となった。結局期近限月は、中国などの輸出商談期待から値を上げるも、期先限月は金曜日の調整からやや下げての引けとなった。
大豆も中国が材料視しされた。コーンに続きUS産大豆油を中国が買い付けるのでは?という考えがファンドの大量買いを呼び、大豆もつられた。また昨夜パーム油が高騰していたことも大豆油には追い風となった。ただアルゼンチンの天気が週末・今週とドライに恵まれること、コーン同様週間輸出検証高が予想以下であったことや農家売りが多かったことが上げ幅を抑えた。
本日のファンドは、コーンは2,500コントラクトの買い越し、大豆は2,500コントラクトの買い越し、大豆油は5,500コントラクトの買い越しであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国各地
週末はオハイオ東部、ミシガン南東部中心に0.10−0.60インチ、10%の範囲と限られたものとなった。気温は低いところで20度後半から上は40度前半まで。今週は月曜・火曜は殆どの地域でドライ。水曜あたりからベルト西部より雨がつき始め金曜までに中央部、東部へと移動する。雨量としては0.10−0.75インチ、70%の範囲に予想されている。気温はほぼ平均的なレベルからやや高め推移が言われている。 今週ベルトを通過する前線による雨は土壌水分を十分に保ち、順調な小麦の生育を促すと見られる。
ブラジル・アルゼンチン
ブラジルは週末ベルト北部半分に0.25−1.5インチ(所によっては3.0インチ)の雨を約40%の範囲でもたらした。雨は今週ベルト南部に0.25−1.00インチ(所によっては2.0インチ)60%の範囲で予想されている。ここのところ雨の少なめだった南部への雨ということになる。
アルゼンチン。週末は20%の範囲に0.10−0.75インチの雨が降ったのみでほぼドライな週末だったといえる。今週も雨は限られ35%の範囲に0.10−0.75インチ。従い、作付け作業後半の各産地にとっては良好な天候継続、というところ。
| NWS 6-10日予報 (12月9-13日) |
| 気温 | 降水量 | |
| ベルト西部 | N/A | N/B |
| ベルト東部 | A/N | N/A |
| 北部冬小麦地域 | N/A | N/B |
| 南部冬小麦地域 | A | N/B |
| デルタ地域 | A | B |
気温はやや低下し平年並みレベルに近づきつつある。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) USDA週間輸出検証高(11月29日の週) |
(単位 : 千ブッシェル)
| 11月29日 | 11月22日 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 17,930 | 34,936 | 39,660 | 433,861 | 499,330 |
| 大豆 | 25,817 | 38,366 | 23,917 | 334,853 | 328,556 |
| 小麦 | 18,079 | 23,291 | 21,619 | 509,400 | 566,759 |
コーン・大豆共に予想範囲よりも数字が低かったことからややネガティブ材料。
| 2)コミットメントオブトレーダーズ |
(単位 : コントラクト)
| オプション込み | オプション以外 | |
| コーン | 53,705 short | 17,196 short |
| 大豆 | 18,786 short | 12,207 short |
| 大豆粕 | 1,502? long | 4,764? long |
| 大豆油 | 10,117 short | 1,552? long |
| 小麦 | 3,937? long | 2,850? long |
大豆、コーン共に予想の範囲内にてほぼ中立。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
日本での狂牛病や、中東での不安定な情勢が更に経済にダメージを与えるのでは?という今までなら穀物相場で取り上げられそうな否定的な話題が今日の相場では殆ど聞かれなかった。金曜日の行き過ぎからの調整も大きなものではなく、引けは今日のレンジの高値圏となった。ちょっと雰囲気が変わったという印象が強い。週末からの農家売りをこなしての上昇トレンド維持であり、世界が変わった可能性が強いと感じる。しばらくは上向きの相場展開となりそうだ。先週の安値が底値となった可能性が強い。
ただ金曜日のような大相場がまた出てきて一気に上がると言うことは考えにくい。経済環境は変わらず、輸出需要もUSDAの予想を下回っている。国内飼料需要は、肉牛用は間違いなく下方修正されるであろう。したがい今月はアップダウンはありながらも徐々に値を切り上げていく展開を予想。来年になれば大きな農家売りが待っているが、値を切り上げてからの調整戻しであり、3月限の買いはここから始めた方が無難。220割れを拾っていく事になる。報復の報復など、思いもよらない外部環境の変化がない限り、215割れは難しくなった。
参考までに先週の金曜日は満月。満月に相場がまた大きく動く結果となった。(N)
(大豆)
とりあえずコーンに先週金曜のような材料が加わったことは大豆相場動向を占う上でも大きなインパクトとなる。これまでも大豆自身の輸出成約・船積みのペースは昨年以上の推移を続けており、決して悪いパフォーマンスをしてきたわけではない。国内需要も好調だ。相場上昇を前提に話せば目の前にある壁は何と言っても南米ということになるが、本格的に南米の作柄→数字が材料視されるのは年明け以降。 これまでは外的要因を含めた市場そのものが力のない状況を作り出してきたが、需要サイドの情報も何とかコツコツと蓄積されてきた。そして先週金曜のコーンのニュース。今後も情報の継続性が上がるためには必要となるが、ムードとしては現在ファンドも動きやすい状況にあるといっていい。中国の米国産大豆(GMO)についての輸入規制の話ははうまく解かれる方向にあるようで、この点が市場にハッキリと顔を出せばファンドは更に買いに動くと思われる。 年内は1月限高値は470台まであり得る。下値は430台を今まで言ってきたが、少々厳しくなってきたか。 (A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)