(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年12月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 DEC  208  208 1/2  207 1/4  207 1/2  +1/4  922  -761 
02 JAN  208 3/4 - 09  210 1/2  208 3/4  209 3/4  +1?  1486  -258 
02 MAR  216 1/2 - 17  218  216  216 3/4  +1/4  248164  -3661 
02 MAY  223 1/4 - 23 1/2  224 3/4  223  223 1/4  0  60793  +595 
02 JUL  228 3/4  230  228 1/2  228 3/4  0  46933  -349 
02 SEP  232 3/4  234 1/2  232 1/2  232 1/2  +1/4  12266  +15 
            409788  -3597 

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  434 - 34 1/2  438 1/4  433 1/4  436 1/4  +2 1/2  65658  -1320 
02 MAR  438 - 38 1/2  441 1/2  437  438 3/4  +1 1/4  46389  +1313 
02 MAY  442 - 42 1/2  445 1/2  441 1/4  442 1/2  +1  32954  +210 
01 JUL  446 3/4 - 47 1/2  450  446  447  +1/4  24060  +102 
02 AUG  448  449  447  447  +1/2  1857  +18 
02 SEP  447 1/2  447 1/2  447 1/2  447 1/2  447 1/2  366  +1/4 
            179561  +402 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15240  -30  DEC  1571  +9  DEC  275  +1   
JAN  15010  -10  JAN  1585  +10  MAR  286 3/4  +4 1/4   
MAR  14730  -10  MAR  1608  +11  MAY  286 3/4  +3 1/4   
MAY  14640  -10  MAY  1630  +10  JUL  287 

+3 

 

 

 

本日の相場の動き

 

閑散相場

昨夜韓国のコーン165,000トン(オリジン不明)や、ヨーロッパのコーン(80万トンまで)、ソルガム(40万トン)買い付け意向などのニュースにテクニカルな動きも重なり寄り付き後、やや高値での推移が続いた。その他、対ユーロに対して安値のドルや、3ポイント以上の上げを見せるCRB指数の動き、小麦の上げなども支援材料としてはあったが、一方で次の一歩が見えない中国の動静や引き続き順調な推移を見せる南米の天候などが頭を抑え、上下どちらにも動けぬマーケット、一日中スローな展開が続きそのまま力なく引けた。
大豆についても、仕向け地不明126000トンの成約ニュース、中国の10万トン買付けの噂などのサポート材料をベースに寄り付きからやや高値での取引が続いたが、市場全体のムードとしてクリスマスウイークが目の前に迫っており参加者も限られ、売り買いも非常にスロー。コーンと同様に上下動きの少ない閑散市場となった。 

本日のファンドは、コーン300枚、大豆100枚の売り越しであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル 

昨日はベルト中央部中心に45%の範囲に0.25-1.00(所によって2.00インチまで)の雨をもたらした。この雨は来週前半にかけて中央部から北部へ移動。70%の範囲に0.25-1.00インチの雨が見込まれている。これら地域一帯ではその安定したコンディションからより高いイールド期待がもたれているものの、ベルト南部10%の地域においてはドライが指摘されており注意が必要。リオグランデドスルでは来週後半に降雨の予報が出されており、これが予報どおり到来すれば弱材料、こなければ懸念は更に膨らむ、といった状況にある。まだ限られた地域における状態にどとまってはいるが、今後の推移を見守りたいところ。 

 

アルゼンチン 

昨日はベルトの北部中心、30%に0.10-0.75インチ(所によって0.25インチまで)の降雨。来週火曜までは雨もなく全地域概ねドライが言われている。産地ベルト南西部では一部ドライ懸念があり、すぐにでも雨が欲しいといわれる。年内中に一度まとまった雨が欲しいところ。ベルト北部においてはその点現在も安定した状況にて進んでいることから全く心配はされていない。今後については、特にベルト南部。高め推移の気温は生育を促進すると同時に一方では土壌の乾燥をも促進することから、今後のこのドライ傾向・高め気温の推移には目を配っておきたい。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1) コミットメントオブトレーダーズ 

(12月11日現在、単位 : コントラクト) 

  本日発表  事前予想 
コーン  25332 long  20800??long 
大豆  7819? short  14000? short 
大豆粕  2727? short  7100??? short 
大豆油  5496?? long  700???? short 
小麦  5603?? short  5000??? short 

コーンは中立。大豆は予想以下ということでややネガティブ。 

 

2) カナダAAFC発表統計 (単位:千トン) 

( AAFC :? Agriculture and Agri-Food Canada ) = 政府機関 

収穫面積 : ヘクタール、イールド : トン/ヘクタール 

 

【 菜種 】 

年度  収穫面積  イールド  生産量  輸入  供給合計  輸出  食品・工業  飼料・他  需要合計  期末在庫 
99/00  5564  1.58  8798  124  9556  3885  2983  493  3515  2156 
00/01  4816  1.48  7126  224  9506  4863  3013  544  3589  1054 
01/02  3886  1.30  5062  250  6366  3000  2550  371  2966  400 

01/02クロップ。生産量は29%減となっているが、期初在庫の減少が響き供給合計は33%の減となっている。これは1992/93年以来の低水準にあたる。その他、輸出は対中国向けの減少を見込み約40%のダウン、国内需要についても供給タイトが影響し軒並み減少という予想になっている。在庫率は昨年の29.4%から13.5%、大幅なダウンとなる。 

 

【 大豆 】 

年度  収穫面積  イールド  生産量  輸入  供給合計  輸出  食品・工業  飼料・他  需要合計  期末在庫 
99/00  1004  2.77  2781  455  3478  949  1712  493  2277  252 
00/01  1061  2.55  2703  431  3386  746  1697  694  2460  180 
01/02  1031  1.53  1582  1000  2762  550  1700  342  2112  100 

ご承知の通り、カナダ大豆は大減産。生育期のドライ、害虫被害、収穫期の多雨などが影響し国内供給量は昨年比実に40%の減少となっている。搾油については輸出の減少と米国よりの輸入などでカバーし昨年並みの数字。しかし期末在庫は急減で在庫率で言えば昨年の7.3%から4.7%にまで落ち込んでいる。 

 

上記数字にあまにを加えたカナダ油糧種子全般としては、生産量予想で合計約30%減、在庫率では35%減と、昨年比較大幅な落ち込み状態にある。 

 

本日のトーメンの意見

 

コーン・大豆共に短期的には更に値を下げる可能性がどちらかというと高いと感じている。ただ現在の値位置からの下げ幅は限られる。需要面ではこのところ中国の動きも見られ大型のニュースも市場に飛び込んできた。足掛け15年の歳月をかけ、やっとの思いで143番目の国としてWTO加盟を果たした中国の今後の動きは、間違いなく米国の穀物・油糧種子の需給バランスを鍵を握ることとなる。ただ、加盟を果たしたばかりの中国の実際の動きが今後具体的にどういう形となるものなのか、市場はその判断をまだ出来ないでいる。というより皆一様に米国の輸出にとってはいい話しになることは間違いないものと考えてはいる。しかしその具体的内容が現時点ではっきりと市場に姿を見せておらず、先に進めないだけである。このような歴史的大イベントである。又対照が穀物となれば、そう簡単にはっきりとした青写真が市場に出てこれる材料でもない。本件についてはもう少し時間を要すると考える。中長期的には無論大きな材料となる。相手は毎年6−10%の成長を続ける超大国である。

さて、これまでほぼパーフェクトな評価を受けてきた南米の天候。ここにきてブラジル南部やアルゼンチンでも一部ドライが懸念され始めてきた。まだ云々するには時期尚早ではあるが、市場がやや気にし出してきているのも事実として受け止めておくべき。あと2週間、12月中現在と同じような天候推移が継続するようであれば年明け以降、ハッキリと市場に取り上げられることとなる。注意して見ておく必要がある。大豆はまだしも、コーンについては早々より減産が言われている。現時点で南米のコーン供給量は約5百万トン減ると見られていることから、今後の天候推移次第ではそれが更に増加する可能性もあるわけだ。そういう意味では大豆とは全く逆の状況であることが言える。 今後の動向に注目したい。(A) 

 

【 お知らせ 】 

本日CBOTよりの発表で、今年のクリスマスイブ 24日(月)は市場は終日クローズするということになりました。例年は半日はオープンしていたところですが、今年は25日クリスマスが火曜日であることが配慮されたのかもしれません。いずれにしても 24日(月)は終日休場となりますことお知らせいたします。 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)