(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年12月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、わすかに高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  206 1/4  208 1/4  206 1/4  206 3/4  +1/4  1676  +20 
02 MAR  212 3/4 - 13 1/4  215 3/4  212 3/4  214 1/4  +1/4  245980  +375 
02 MAY  219 3/4 - 20  222 1/4  219 1/2  220 3/4  +1/4  61488  +467 
02 JUL  225 1/4 - 25 3/4  228 1/4  225 1/4  226 1/2  +1/4  47875  +835 
02 SEP  230 3/4  232  230 1/4  230 1/2  0  12957  +572 
02 DEC  236 1/2 - 36 3/4  238 3/4  236 1/2  237 1/2  0  36288  +254 
            410800  +2555 

 

大豆     --- ほぼ変わらずの寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  431 1/2 - 32 1/2  437  431  435  +3  58168  -4307 
02 MAR  433 1/2 - 34  438  433 1/4  436  +2 1/4  50775  +1681 
02 MAY  438 - 38 1/2  441 1/2  437  439 3/4  +1 3/4  33161  +418 
01 JUL  441 1/2 - 41 3/4?  445 3/4  440 3/4  444  +2 1/4  25490  +619 
02 AUG  445  445  443  443 3/4  +2  1901  32 
02 SEP  443  444 1/2  443  444  +1 1/2  368  +1 
            178174  -1550 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  14850  +70  JAN  1571  +21  MAR  293  +7 1/4   
MAR  14540  +0  MAR  1594  +25  MAY  290 1/2  +4   
MAY  14480  -40  MAY  1615  +24  JUL  289 1/2  +3 1/4   
JUL  14590  -40  JUL  1636  +24  SEP  292 1/2 

+2 

 

 

 

本日の相場の動き

 

中国の小麦、大豆油買い

−中国が米国産小麦を400,000トン或いはそれ以上買付けとの噂
−中国が米国産大豆油を15,000トン、南米より30,000トン買い付けとの噂
−ロシアが米国産の大豆油の買付けに動こうとしているとの噂
−日本・サウジアラビア・メキシコなどの昨晩米国コーンの買付けのニュース 

これらのニュースで、本日は小麦市場にファンドの買いが集中することになる。又今週は月〜水までマレーシアが休場となっていることも重なり全く元気のなかった大豆油も中国に動きには反応を見せた。大豆は自身の確固たるニュースはなかったが大豆油の反応に引っ張られた形。コーンについては小麦のニュースに対し、素直に中国サイドからの需要を歓迎すべきという向きもあったが、コーンではなかったという失望感も漂いどっちともつかない動きとなる。実際昨日テクニカルにも弱い引けを引き継いでいた中においてはうまく材料が相殺された形となった。
弱い材料としてはCRB指数の下落、引き続き対EUで強含みのドル、南米産地の一部での降雨などあたったが、本日は小麦市場の賑わいに飲み込まれた部分も多く、昨日の一様に弱い形での引けを見た後の相場としては、まだ持ちこたえた、といえる動きではないか。 

 

本日のファンドの動きはコーン500枚、大豆1500枚、小麦は7500枚の買い越しであったと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル 

懸念されていた南部、週末にかけて恵みの雨か 

昨日はベルト北部10%の範囲に0.25-1.25インチの雨。今後2日ほど北部では同様の予報となっている。又その後は南部へ移動、南部地域の来た半分に0.25-1.25(所によっては2.5インチまで)の雨を降らす。今後5日間で70%をカバーすると言われる。この雨の予報は現在南部でドライだといわれている10%の地域にとっては恵みの雨になるということでマーケットでは弱材料とされる。現在南部産地のリオグランデドスルではドライが懸念されているが、12月に入ってこれまでの降水量は平年比50−70%と言われる。その地域への雨ということで、多少の水分回復には役立つこととなるが、今後継続するどうかがポイントとなる。 

 

アルゼンチン 

特にベルト南部、受粉前にコーンへは更なる雨が必要 

ほぼドライであったが、昨晩は大豆の25%の地域、コーンの15%の地域に0.25-1.00インチの雨が降った。今晩も1インチまでの雨が大豆地域の40%、コーン地域の30%の範囲で予想されている。その後は週末にかけてドライ。金曜までは所々で雨が見られそうではあるが、週末以降は再びドライ傾向に戻ると見られている。12月に入ってからこれまでの経過として、主産地の降水量は平年比わずかに65%。従い今週の雨だけでは事実上大きなインパクトにはなりえない。気温は依然として高め推移変わらず、土壌の乾燥度合いも速い。一月に受粉期に入りだすコーンにとっては現在の天候状態は決していいものではない。今後もこのまま天候変化がなければ年明け以降、更に大きく問題視されることとなる。特に産地ベルト南部の地域は要注意。 

 

NWS 6-10 日間予報 (12月25−29日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  B/N  B/N 
ベルト東部  N  B/N 
北部冬小麦地域  B/N  N/B 
南部冬小麦地域  B  N/B 
デルタ  B  B 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1)ブリッシュコンセンサス 

 

  12月19日  先週 
大豆  22  25 
コーン  20  26 
大豆油  15  21 
大豆粕  43  47 
小麦  39  42 
オーツ  79  79 

大豆、コーン、大豆油、とややフレンドリー。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

新農業法案の先行きはまだ不透明な状態が続いているが12月も下旬ということでぼちぼちと新穀作付けについての話題が市場にも出てき始めている。現在のローンレート大豆526、コーン189がどう動くかによって農家の作付け意向がどう変わるかといったものである。いくつかの見方がある。もし現在のレートが2002クロップで維持されるのであれば、そのトータルで見た農家にとっての収益性から大豆の作付けは150万エーカー程増加するという意見。今年のような高いLDPが継続するとするならばその恩恵を受けることができるのは2002年クロップまでだ、という考えからである。しかし、もし可能性として現在言われているレベルの下値である492セントまで大豆のローンレートが下がった場合には、約100万エーカーは作付けが減少する、というのが同筋の意見である。しかし一方ではそこまでの変化を唱えない見方もある。基本的に今年の場合はコーンの作付けが大豆にシフトせざるを得なかったという状況が背景にある。従い、作物のローテーションがある中でそう大きな変化は期待できず、来春の天候に問題がなければコーンの作付けもそこそこ見込むべきだ、という見方。この分析家の予想では、ローンレートが動かなかった場合でも大豆の作付け増加は50万エーカーそこそこにとどまる、としている。逆に大豆のローンレートが下がった場合には150万エーカーは作付けが減少する、としている。

今後の成り行きがハッキリしないので現時点では何とも言えないが、現在のレートが2002年維持される場合、或いは大豆のレートが実際に切り下げられる場合、農家が今後どう選択していくのか、という議論についてはこれから益々増えてくるものと思われる。(A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)