(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年12月28日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  201 - 01 1/4  201 1/4  199 3/4  200 3/4  +1/4  1448  -397 
02 MAR  210 1/4 - 10 1/2  210 3/4  209  209 3/4  +1/4  250098  -304 
02 MAY  217 - 17 1/4  217 1/2  215 3/4  216 1/2  +1/4  66426  -30 
02 JUL  223 1/2 - 23 3/4  223 3/4  222  222 3/4  +1/4  49833  -107 
02 SEP  228 3/4  228 3/4  227 1/2  227 1/2  +1/2  14240  +18 
02 DEC  235 - 35 1/2  235 1/2  234  234 1/2  +1/2  37780  +224 
            424896  -565 

 

大豆     --- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  427 1/2 - 28  428  423 1/2  424 1/4  -3 1/4  21921  -7423 
02 MAR  428 1/2 - 29  429 1/2  425  425 3/4  -2 1/2  67971  +4236 
02 MAY  433 1/2 - 34  434  428 1/2  429 1/4  -3  33565  +371 
01 JUL  437 1/2 - 38  438  434  434 1/2  -3?  25993  +725 
02 AUG  436  436 3/4  434  434  -3 1/2  1992  +50 
02 SEP  436  437 1/4  435  435  -2  405  +19 
            160679  -1930 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  14830  -120  JAN  1519  -12  MAR  290 1/4  -3/4  130.92 - 131.29 
MAR  14470  -70  MAR  1541  -13  MAY  287 1/4  -3/4   
MAY  14320  -60  MAY  1563  -13  JUL  285  -3/4   
JUL  14430  -70  JUL  1584  -13  SEP  288 1/4 

-1/2 

 

 

 

本日の相場の動き

 

再び閑散な相場。

週間輸出成約数量とセンサスの月間搾油高レポートから高値で寄り付くも、買いが続かなかった。 

コーンは週間輸出数量が予想以上であったこと、韓国がオプショナルも含めて195,000トンのコーンの買い付けを行ったこと、輸出港での現物価格が3セント上げていたこと、中西部での気温の低下が飼料需要を喚起すると考えられた事などが強い材料となるも、買いは続いて出てこなかった。ドル高と年末休暇であることがヨーロッパからの新規商売の見られない理由となり、弱い材料となった。また折角の輸出成約高も輸出実績が昨年比較12%も遅れていることが、買い気配を消すこととなった。昨日同様、相場が活発と言えたのは寄り付き直後だけであり、あとは動きのない閑散とした相場であり、引け間際にとあるファンドが800コントラクトのまとまった買いを入れたためにやや高値引けでの終了となった。 

大豆はセンサスの大豆搾油高が11月としては新記録であったこと、大豆粕在庫が予想以下であったことが強い材料とされた。また大豆ではファンドポジションがネットショートであり、年末に向けて手仕舞いしてくるという発想も高値での寄り付きに貢献した。しかしながら1月限の受渡が近いこと、南米の天候に問題が見られないこと、特にアルゼンチンに広範囲の降雨予報出ている事がマーケットの注目となり、高値を維持できずに安値に沈んだ。本日の大豆相場は、好調な需要よりも、南米からの大きな生産量期待に軍配が上げられた格好となった。 

本日のファンドは、コーンは2,200コントラクトの買い越し、大豆は2,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル 

昨日は北部ベルトで0.25-1.25インチ(所によっては3インチまで)、20%の範囲にて降雨を見た。週末にも北部2/3にて同様の雨が見込まれる。65%の範囲に0.5-1.5インチの雨が今後5日間の予報となっている。南部のドライ地域においては来週前半まで降雨のチャンスは薄い。 

 

アルゼンチン 

昨日は大豆産地の20%、コーン産地の30%に0.25-1.5インチまでの降雨を見た。今後5日間でも75%の範囲に0.25-1.25インチの雨が予想されている。従い特に遅蒔きの大豆産地には発芽にとって恵みの雨ということになる。 

 

米  国 

フィードロットの中心的地域である所謂グレートプレーンズにおいては、一月第一週にかけて概ね大きなストームなどの予報も出ていない。又、このグレートプレーンズ一帯においては積雪、地域によってはこの期間2インチまで言われるが、風は総じてマイルド、従いキャトルへのストレスも限られ、平年比3−9F度低く推移すると見られる気温が飼料需要を高めに維持すると言われている。 

 

NWS 6-10日間予報(1月3−7日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  N/B  B/N 
ベルト東部  B/N  B 
冬小麦北部地域  N  N 
冬小麦南部地域  N  N 
デルタ地域  B  B/N 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(12/20の週) (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  909.9  0.0  20,647.1  21,366.8  7,595.8  0.0 
大豆  578.9  0.0  19,879.1  16,941.4  8,135.0  140.0 
小麦  451.4  0.0  17,514.3  18,385.9  3,497.3  0.0 
大豆粕  238.6  0.5  3,525.3  2,590.4  2,003.8  91.8 
大豆油  34.4  0.3  252.1  160.9  109.2  0.7 

 

予想数字としては、コーン700−900(千トン)、大豆は600−900。大豆粕は150−200だった。従い、コーンは予想の上限、大豆は予想の下限以下、大豆粕は予想の上限以上の数字であったことになる。
成約進捗については、コーンは前年同期比96.6%と若干の改善。大豆は117.3%と先週の121.6%比ペースダウンということになった。 

 

2) 週間輸出高 12月20日の週 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  712.8  743.7  13,051.3  14,819.6  52,070 
大豆  1,237.8  669.8  11,744.1  10,331.3  27,720 
小麦  499.7  536.4  14,017.0  15,126.2  27,220 
大豆粕  63.8  138.0  1,521.5  1,314.2  7,030 
大豆油  22.9  1.9  142.9  72.4  1,130 

輸出進捗については、コーン : 先週の89%から今週は88%へ。大豆 : 先週の107.6%から今週は113.7%にまで伸びた。今週は大豆の輸出数字が大きかったことが特徴となっている。 

 

3)センサス月間搾油報告 

(単位:ショートトン、 オイル:千ポンド) 

  11月  10月  11月(昨年) 
搾油量  4,472,506  4,511,353  4,294,528 
工場在庫  4,098,984  4,422,698  5,002,911 
粕生産量  3,294,825  3,308,652  3,197,667 
粕在庫  271,766  264,547  315,070 
皮生産量  246,283  230,044  235,337 
皮在庫  36,164  41,504  28,772 
粕・皮在庫  307,930  306,051  343,842 
油生産量  1,629,642  1,682,330  1,592,150 
油在庫合計  2,802,397  2,818,976  2,170,181 

この11月の搾油量(149.1百万ブッシェルに相当)は市場の事前予想の上限近くであり、市場へはフレンドリーに捉えられるものとなった。 

 

4)コミットメントオブトレーダーズ 

 

  本日発表数字  事前予想 
大豆  10,928 SHORT  13,800 SHORT 
コーン  4,952 LONG  4,700 LONG 
大豆油  9,360 SHORT  8,900 SHORT 
大豆粕  6,776 SHORT  6,600 SHORT 
小麦  1,082 SHORT  2,100 SHORT 

各商品、概ね予想の範囲内にてほぼニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

この上がらない相場を見ていると、3月限2ドル割れの可能性が益々大きくなってきたような気がする。2ドル割れの可能性が40%あるというのが今日の直感からの数字。先週より可能性が高まっていると感じる。ただ2ドルを大きく下回る可能性は限りなく少ない。アメリカの景気と消費に底堅さが見られつつあり、穀物相場にもそれほど悲観的にならなくてもいい匂いがしてきている。205-209は少し拾い、200-205はもう少し多く拾う、そして2ドルを割れたら3月限は手仕舞いする。今日現在ではそのように判断している。

ちなみにとあるトレーダーに意見を求めたところ、3月限205割れはからのロングは必ず利益をもたらすとのことであった。秋口からショートで成功していたという彼のロングへの切り替えには乗ってみたい気がする。 

大豆は市場のムードも頗る悪く、短期的には更に下値を覚悟。3月限であと10−15セント下も視野に入れておきたい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)