(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年1月3日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- ほぼ変わらずの寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 JAN | 200 | 202 | 200 | 202 | +2 1/2 | 245 | -208 |
| 02 MAR | 208 1/2 - 09 | 210 3/4 | 208 | 210 1/2 | +2 | 252511 | +2217 |
| 02 MAY | 215 1/4 -15 1/2 | 217 1/4 | 214 3/4 | 217 | +1 1/2 | 68764 | +1020 |
| 02 JUL | 221 3/4 | 223 3/4 | 221 | 223 1/2 | +2 | 50676 | +427 |
| 02 SEP | 226 3/4 | 228 | 226 1/4 | 227 3/4 | +1 | 15304 | +442 |
| 02 DEC | 233 1/2 - 33 3/4 | 234 1/2 | 232 3/4 | 234 1/4 | +1/2 | 39473 | +1161 |
| 432209 | +5175 |
大豆 --- やや高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 JAN | 418 - 18 1/2 | 424 | 418 | 423 3/4 | +5 3/4 | 8723 | -1647 |
| 02 MAR | 419 - 19 1/2 | 424 1/2 | 418 1/2 | 424 | +5 3/4 | 78022 | +4964 |
| 02 MAY | 422 1/2 - 22 3/4 | 427 1/4 | 422 | 426 3/4 | +4 3/4 | 35425 | +1059 |
| 01 JUL | 428 - 28 1/4 | 432 1/4 | 426 1/2 | 431 3/4 | +5 1/4 | 27742 | +1377 |
| 02 AUG | 428 | 431 | 428 | 431 | +4 3/4 | 2229 | +131 |
| 02 SEP | 429 | 431 | 426 1/4 | 431 | +5 | 425 | +17 |
| 162143 | +6127 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JAN | 14840 | +170 | JAN | 1552 | +34 | MAR | 300 | +8 | 131.41 - 131.75 |
| MAR | 14470 | +190 | MAR | 1566 | +32 | MAY | 296 1/2 | +8 1/2 | |
| MAY | 14260 | +150 | MAY | 1587 | +33 | JUL | 292 1/2 | +6 | |
| JUL | 14350 | +170 | JUL | 1607 | +30 | SEP | 295 1/4 | +6 1/2 |
| 本日の相場の動き |
小麦にファンド買い。コーン・大豆ともにつられる。
コーンの寄り付きは前日と変わらず。スパークスの生産量予想が大きかった事を受けて安値をトライするも、売りが続かなかったこと、小麦が上げていたことから上値トライの相場となった。小麦はカンザスの冬小麦の生育状態が悪化していたとのニュースからファンドの買いが入った。コーン相場は総じて閑散。ミシシッピー川の水位が下がってきており、バージの積数量に若干ながら制限が出始めている事、水位の低下が今後の凍結リスクを増加させることが話題にはなったが、マーケットには左程影響はなかった。
大豆も最近の安値続きで売られ過ぎと見られており、小麦につられてファンドの買い出動となった。南米の天候が引き続き順調であることは散々言われてきており、今日はあまりニュースにされなかった。アルゼンチンの通貨切り下げに対する懸念が再度話題になるも(30-40%の切り下げとのニュースが出ていた)、一方でアルゼンチンでは輸出穀物に輸出税をかける案が出ており、輸出競争力をそれ程持たないのではという考えから、逆にアルゼンチンは今日の相場のややサポート要因となっていたようだった。中国がUS産大豆、大豆油を買いに入っているというニュースも重なり、久しぶりに高値での引けとなった。
本日のファンドは、コーンは2,000コントラクトの買い越し、大豆も1,000コントラクトの買い越し、小麦も7,000コントラクトの買い越しであったと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
状況に変化なく、引き続き雨の降りやすい状況が少なくとも来週半ばまでは続く。ベルトの50%の範囲と言われる。気温もほぼ平年並み推移で90度前半まで。総じて良好なコンディションが1月中旬まで見込まれており目先の天候不安はなさそうである。
アルゼンチン
今後4−5日間でベルトの75%までの範囲に0.3−2.0インチの降雨が見込まれる。高気圧の大きな張り出しもなく、気温はほぼ平年並み推移、高いところでも90度前半にとどまる。同国特にブエノスアイレスでは12月中例年以下の雨にとどまっていたが、この年末年始の短期間に集中的に降雨があったことが土壌水分改善に大きく貢献している。又上記のように今後も雨の降りやすい推移が続きそうにて目先天候で心配する状況ではなさそう。
| NWS 6−10日間予報 (1月9−13日) |
(米国各地域)
| 気温 | 降水量 | |
| ベルト西部 | A | B/N |
| ベルト東部 | A/N | B/N |
| 北部冬小麦地域 | A | B |
| 南部冬小麦地域 | A | B |
| デルタ地域 | N/B | B |
昨日とほぼ同様の内容にて引き続き気温は高め予想となっている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
※ 週間輸出成約・船積み報告は明日の発表となった。
| 1)スパークス社の発表 |
本日スパークス社よりの最終生産高予想がアナウンスされた。
| スパークス | USDA11月 | |
| 大豆 | 2,937 (39.6) | 2,923 (39.4) |
| コーン | 9,602 (138.8) | 9,557 (138.0) |
(単位:百万ブッシェル。カッコ内はイールド)
大豆・コーン共にUSDA11月の数字比較大き目の数字。本日の相場にはコーンがややネガティブに作用した程度か。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
大豆、小麦につられてのショートカバーであり、トレンドが変わったわけではない。今日程度のラリーでは農家売りも増えておらず、農家売りをこなしての上げではない。したがい上値は重く抑えられたままになっている。ファンドも今日現在で若干のロングと殆どポジションを取っていない。来週金曜日の需給報告までは動きづらい展開ながら、再度徐々にながら値を下げると見ている。少なくとも3月限205は一旦切るのではないか。
余談になるが、アメリカの消費動向が上向きの気配を見せており、景気回復に期待感が出ていると一部で言われていた。しかしながら実際には製造業の雇用事情は改善していないようだ。ウオールストリートジャーナル(新聞)によればフルタイムでの雇用はまだ減少しており、パートタイムで賄われているのが実情と言う。アメリカの景気回復もまだ時間がかかる。需給報告でコーンに対する需要の下方修正が見られる可能性も高い。
とあるアナリストによると、アメリカのコーン需要家の原料カバー率は、プレミアムが1-3月使用でほぼ100%、プライシングで1月100%、2月30%、3月20%と例年よりも大きく遅れているという。従い’何か’が起これば一気に買いが進み、価格が急騰する下地はあるが、今の地合ではそうはならないであろう。心理的には農家の方が売り焦ってくるのではないだろうか。また参考までに同アナリストによればヨーロッパ勢の買い付けは4月積までフラットでほぼカバーされているとのこと。この進捗は例年と左程変わらないという。(N)
(大豆)
本日の動きで、市場の向きが変わったと唱えるトレーダーの声や各アナリストのコメントも出ていたが、一日の動きでは何も判断できない。増してや確固たる材料が提供されたわけでもない。昨年7月よりのトレンドからすれば数日もっても又痺れを切らして売りを浴びる形が想像できる。ただ現時点での違いは価格のレベル。420を一旦切った相場は次のサポート、1999年の401を意識する。まだ20セント余りあることから容易には辿りつけるとは思わぬが、少なくとも視野には入ってくる。「もうはまだなり」ではないが、自身の見方として目先更なる下値を探るというトレンドは依然として継続する。
ところで本日シカゴ商品取引所の2001年の総取引高の発表があった。260.3百万コントラクト。2000年の233.5百万から11.5%のアップという数字である。このレベルは1998年に記録した281百万コントラクトに次ぐ史上2番目に高い数字となっている。因みに12月の総取引高は19.9百万、2000年12月のそれと比較して27.8%アップ。
電子取引については、12月は5百万に達し、2000年12月比較180.7%アップと大幅に数字を伸ばすこととなっている。電子取引の年間総計では53百万コントラクト、2000年の15.5百万コントラクト比較3.4倍に膨れ上がっている。
ジャンル別で見ると、農業部門については60.8百万と2000年比較0.8%の伸びにとどまり、ほぼ横這い。金融部門が194.3百万と2000年比較14.7%伸びている。株式部門も5.2百万コントラクトと前年比38.2%の伸びを示していおり、相対的に農業部門のシェアが縮小していることがわかる。 (A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)