(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年1月4日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  201 3/4  202 3/4  201 3/4  202 1/2  +1/2  80  -165 
02 MAR  210 - 10 1/2  211 1/4  209 1/2  210 1/2  +0  253544  +1033 
02 MAY  216 3/4  217 34  216 1/2  217  +0  70389  +1625 
02 JUL  223 - 23 1/4  224  222 3/4  223 1/4  -1/4  50834  +158 
02 SEP  228  228 1/2  228  228 1/4  +1/2  15575  +271 
02 DEC  234 - 34 1/4  235  233 3/4  234 1/2  +1/4  40142  +669 
            435964  +3755 

 

大豆     --- やや安値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  423 1/2  426  422 1/2  424  +1/4  7716  -1007 
02 MAR  423 - 23 1/2  426 3/4  422 1/4  424 1/2  +1/2  77528  -494 
02 MAY  426 - 26 1/2  430  425 3/4  428  +1 1/4  36068  +643 
01 JUL  431 1/4 - 31 1/2  434 1/4  430 3/4  432 1/2  +3/4  28625  +883 
02 AUG  432 1/2  434  430 3/4  432  +1  2234  +5 
02 SEP  430 - 31  432 1/2  432  432  +1  502  +77 
            162301  +158 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  14790  -50  JAN  1581  +29  MAR  307  +7  130.84 - 131.08 
MAR  14360  -110  MAR  1602  +36  MAY  302 1/4  +5 3/4   
MAY  14120  -140  MAY  1622  +35  JUL  298  +5 1/2   
JUL  14220  -130  JUL  1642  +35  SEP  300 1/2 

+5 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

再び小麦にファンド買い。コーン・大豆ともにつられるも昨日より動き少ない。

小麦には中国の20万トンの買い付けの噂もあり、昨日に続いてファンドが大量に買いを入れた。コーン・大豆も小麦につられるも、コーン・大豆自身の強材料に欠け、上げ幅は非常に限られたものとなった。 

コーンの週間輸出成約高はニュートラルと見られたが、昨年比較成約も輸出実績も遅れていることに焦点が当てられ、どちらかというと弱い材料とされた。セッション中に大豆のローンレートが20セント引き下げられ、その為にコーンの作付面積が300万エーカー増加するという噂が流れたが、USDAより否定された。相場は閑散。小麦につられるも、コーンの輸出商談が最近低調なこともあり、上下ともに動きの少ないまま終了となった。 

大豆は週間輸出成約高が少なかったこと、ブラジル北部ですでに収穫が始まったというニュースが頭を抑えた。これは昨年より10日程も早い収穫開始となっている。またアルゼンチンでペソが35%切り下げられるとアナウンスされた。アルゼンチンで外貨獲得できるのは農作物の輸出くらいであり、今後積極的にアルゼンチンからの売り攻勢がかかると見られ弱い材料とされた。しかしながら一方では輸出税を付加するという噂も根強く、一方的に弱い材料にされた訳ではなかった。小麦につられたという強い材料以外には、中国がUS産大豆を2船買い付けたという噂、また大豆油が強かったことも大豆をサポートしていた。大豆油にはパーム油高のつれ高とテクニカルな買いが入った。インドネシアで浚渫船がパーム輸出港で沈没し、しばらく港が使えないことからパーム需要がマレーシアに流れるとの見方からパーム油高となっていた。 

本日のファンドは、コーンは2,000コントラクトの買い越し、大豆は500コントラクトの売り越し、小麦は11,000コントラクトの買い越しであったと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南米は両国共に良好な状況継続にて、市場へは引き続きネガティブ。

 

ブラジル 

昨日はベルト北部10%以下の範囲で僅かに降雨を見た程度。日曜までは限られた状況継続。その後はベルト中央部中心に再び雨が戻ってくることもあり、今後5日間に約70%の範囲で1インチまでの降雨が予想されている。この雨で南部のリオグランデドスルの一部でも潤うといわれており、そうなれば更に状況は改善方向に向かうということになる。 引き続き、市場へは安心材料という位置付け変わらず。 

 

アルゼンチン 

昨日はベルト北部半分でコーン産地の40%、大豆産地の50%に0.25-1.25インチの雨。週末もコーン産地の55%、大豆産地の80%に1インチ見当の降雨が見込まれており、特に遅蒔き大豆の発芽促進、又受粉前のコーン産地へも良好な状況となっている。引き続き市場へは安心材料として作用することとなる。 

 

NWS 6−10日間予報 (1月10−14日) 

(米国各地域) 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B/N 
ベルト東部  A/N  N 
北部冬小麦地域  A  B 
南部冬小麦地域  A  B 
デルタ地域  N/B  B 

引き続き高めの気温推移変わらず、市場にはややネガティブに受け止められている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(12/27の週)  (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  524.9  0.0  21,172.1  21,966.1  7,347.1  0.0 
大豆  284.0  0.0  20,153.2  17,162.9  7,820.7  140.0 
小麦  206.1  0.0  17,714.7  18,703.0  3,471.5  0.0 
大豆粕  180.9  0.0  3,706.1  2,723.4  2,016.7  91.8 
大豆油  16.4  0.3  268.5  188.2  124.4  0.9 

 

コーンは予想の下限レベル。大豆は予想の下限以下と、材料としては弱い内容となったが、寄り付きレベルは共にほぼ影響は受けなかった。成約の進捗はコーンが96%に、大豆は117%となっている。 

 

 

2) 週間輸出高 12月20日の週 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  773.7  712.8  13,825.0  15,269.0  52,070 
大豆  598.3  1,237.8  12,332.5  11,059.1  27,720 
小麦  231.8  499.7  14,243.2  15,656.0  27,220 
大豆粕  167.9  63.8  1,689.4  1,425.4  7,030 
大豆油  1.2  22.9  144.1  94.5  1,130 

輸出進捗については、コーン : 昨年同期比、先週の88%から今週は91%へ。大豆 : 先週の114%から今週は115%に。コーンがやや進捗を見せている。 

 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ 

 

  本日発表数字  事前予想 
大豆  18,041 SHORT  18,200 SHORT 
コーン  6,672 SHORT  2,700?? LONG 
大豆油  10,969 SHORT  15,500 SHORT 
大豆粕  5,684? SHORT  11,400 SHORT 
小麦  1,870? SHORT  4,800 SHORT 

コーンの数字がややサポーティブにも見られるが、その他商品はほぼ中立。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

小麦で11,000コントラクトものファンド買いが入った割には、小麦の上げ幅も少なく、コーンの反応も鈍かった。小麦の11,000コントラクトは、コーンでは20,000コントラクト以上に相当する。実際今日は外的要因にサポートされる面が大きかった。ダウジョーンズも100ドル近く上げてテロ後の高値を更新していたし、CRBインデクスも久しぶりに大幅に上げていた。にもかかわらず、コーンは上値に抜けきれない。ファンドが若干ながらネットショートになっているにもかかわらず、である。来週金曜日のUSDAの需給報告までは大きく動きづらい展開であろうが、地合はまだ弱いと見ている。アメリカの失業率もまた悪化しており、景気の回復→需要の回復にはまだ時間がかかる。需給報告で需要が下方修正される可能性はここからも感じられる。3月限205からの買い下がりとしたい。(N)  

 

(大豆) 

来週11日(金)には農務省よりの発表を控える。現在の市場の見方としては、供給サイド(生産量)をやや上方修正、と同時に需要サイドもやや上方修正。従い、バランスとしては大きな変化は期待されていない。又、南米の生産量についは12月に引き続きブラジルの数字が上方修正される可能性が高い。故に総合的に見て弱材料にはなり易いが強材料となり相場の方向を変えるといったシナリオはちょっと考えにくい。目先相場は更に下値を模索、ファンドのショートが更に膨らみテクニカルに反発し始めるまではまだトレンドは下向き。テクニカルな反発の目安となるものはやはりそこまで近づいた4ドル。どこまで4ドルに近づくかはわからぬが、現位置が底値でないというのは強く感じている。期近の415は再度トライすると見る。 

ところで本日は大豆油にファンド・コマーシャル共に元気よく買いが入っていた。ハーベストロー目前まで迫っていた価格レベルも、それを更新した大豆とは違い現在は16前後まで改善してきている。ファンダメンタルズによるところも確かにあるが現在大豆産品の中では一番ベクトルが上を指しつつある商品ではなかろうか。大豆油は今年の場合、世界的な菜種とヒマワリという高油分商品の減産が影響し、必ず需要幅は増加傾向を見せるといわれている。プラス、中国のWTO加盟による同国よりの買付けも先ず増えることとなろう。又、中国は2002年のパーム油の輸入割当を昨年の1.4百万トンから倍近い2.4百万トンに増加させる公算が高い。これに伴うマレーシアパーム油市場上昇への期待もひいてはシカゴ大豆油市場への潜在的支持要因となり得る。現在の植物油の中で相対的に安い位置付けとなる大豆油により大きな需要期待が高まってくるとすれば、当然レーショニングがそのうち起こる。現在の動きはそのはしりのように映る。この傾向が継続するようであれば引いてはそれが大豆・大豆粕市場へも波及し、全体的な相場の転換を果たす(即ちトレンドが上向きに変わる)エネルギーになることとなるわけだ。この辺の動きにも注意して今後の市場全体としての大きな動きに目を向けていきたい。(A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)