(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年1月9日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、期近安値引け・期先変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  202 1/2  202 1/2  202 1/2  202 1/2  -1 1/2  3  -1 
02 MAR  218 - 18 1/4  212 3/4  208 3/4  210  -1 1/2  255082  -1579 
02 MAY  224 3/4  219 1/2  215 3/4  217  -1 1/4  73044  +617 
02 JUL  230 1/4 - 30 1/2  226 1/4  223  223 3/4  -1  53752  +522 
02 SEP  237 3/4 - 38  232 1/2  229  229 1/4  -1  16019  +217 
02 DEC  246  240  237 3/4  238  +0  41700  +73 
            445525  +153 

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  434 1/2 - 35  440 1/2  434 1/2  440  +5  2853  -1225 
02 MAR  434 - 35  440 3/4  434  439 1/2  +4 1/2  75697  -1981 
02 MAY  437 3/4 - 38 1/2  445  437 3/4  443 3/4  +5  37936  +1095 
01 JUL  443  450 1/2  443  449 1/4  +5 3/4  27940  -34 
02 AUG  445  449 1/2  445  448 3/4  +5 1/2  2187  +55 
02 SEP  444  448 1/2  444  447 1/2  +5 1/2  463   
            156995  -1937 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  15330  +390  JAN  1615  -14  MAR  302 3/4  -2 1/4  132.33 - 132.61 
MAR  14850  +310  MAR  1630  -17  MAY  298  -1 3/4   
MAY  14550  +230  MAY  1651  -16  JUL  294 1/2  -1 1/2   
JUL  14630  +190  JUL  1673  -14  SEP  297 3/4 

-3/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

引き続き大豆にはファンド買い。コーンはファンド買いが続かず。

大豆は金曜日の需給報告を前に引き続きファンドがショートカバーの買いを続けた。最近の買われ過ぎ感から寄り付きはやや安かったが、売りが続かないと見るやファンドの買い攻勢となった。中国大連での大豆相場が3日間続けての高騰をみせていたこと、仕向地不明でUS大豆112,000トンの成約がアナウンスされたが、それが中国向きと考えられた事もサポート要因となった。連日の高値にもかかわらず、農家売りが少ないこともサポート要因となった。一旦上げたあとは終日高値を保ち、ほぼ高値圏での引けとなった。 

コーンも午前中は大豆につられて高値を維持するも、ファンドのネットポジションがほぼイーブンに近いこと、買いが続かなかった事から一転午後になってからファンドが売りに回った。中西部で異常なほど温暖な天気が続いている事、最近輸出商談に乏しい事、メキシコが非公式ながらUS産のコーンシロップの使用を止めるというニュースなども弱い材料として働いた。しかしながら3月限210を割った所からは商業筋のプライシングタイプと思われる買いからサポートされて、安値引けとはならなかった。 

本日のファンドは、コーンは1,500コントラクトの売り越し、大豆は9,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル 

昨日もベルト北部にて30%の範囲に0.25-1.00インチ(所によっては2インチまで)の雨を見た。今後5日間も中央部・北部を中心に約65%の範囲で0.25-1.5インチ(所によっては2.5インチまで)の降雨を見るとの予報。南部ドライ地域のリオグランデドスルにおいてもこの雨は期待されているが現在のところは産地の約3分の1に限られた量のみと言われているので、予報通りに終わればまだストレスは継続ということになろう。 

 

アルゼンチン 

昨日概ねドライ。今週はほぼドライでの推移となる。週末に予想される雨はベルトの50%に0.10-1.0インチ。ややドライが懸念されるコーン産地への降雨が期待されており、予報通りとなれは受粉前のコーンにとって多少は恵みとなりそう。ただ、今後10日間における降雨のチャンスは今のところ今週末のみに限られそうにて、この雨を外すと特にコーンにとっては材料視される可能性が高い。 

 

NWS 6−10日間予報 (1月14−18日) 

(米国各地域) 

  気温  降水量 
ベルト西部  N/B  A/N 
ベルト東部  N  A 
北部冬小麦地域  B/N  N 
南部冬小麦地域  B/N  N 
デルタ地域  NA  A/N 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

本日は特に大きな発表はなし。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

12月の需給報告を振り返ると、2001/02産コーンの期末在庫率は15.9%。とあるアナリストによると、過去15.9%の在庫率だったときの期近年間平均価格は2ドル30前後であったという。ただしここ数年、在庫率に比べ実際の価格が下回る傾向が顕著になっており、現在の在庫率15.9%は2ドル20-2ドル25に相当するという。ではなぜ2ドル10を割れるような価格で低迷しているか?一番大きな理由は輸出成約、実績の遅れ。次に国内飼料需要が思ったほど伸びていない事が挙げられる。キャトルは日本向けの牛肉輸出不振が大きいし、また家禽類、ブタもここに来て伸びが少なくなっているという。好調なのはエタノール向け需要くらいか。もし一番大きな要因として挙げられている輸出が、USDAの予想程度に回復してくれば、あと10-15セントの価格上昇が予想できる。そうでなければ、いずれUSDAは期末在庫率を増加させてくるであろう。保守的なUSDAが明後日の需給報告で一気に調整してくる事は考えずづらいが、いつまでも実際の価格と在庫率のギャップがあるような予想を続けることもないのではないか。多少なりの期末在庫増加が今回の発表でも見られるように思う。 

輸出商談が目に見えて増えているわけでもない。農家売りがいずれは期待できる。ファンドの大豆のショートカバーもそろそろ終わりが近い。コーンの安値チャンスはまだある。(N) 

 

(大豆) 

本日も旺盛なファンド買い。この3日でほぼ20,000枚の買い越しである。上げ幅は15セント。農務省発表前のポジション整理という部分が大きいといえばそうであるが、そのきっかけは、先週つけた安値、南米のここにきてやや懸念される天候推移、中国のGMO問題、そしてアルゼンチン情勢といったところか。全てがタイミングよくインプットされたことがここまでファンドに勢いをつけるに至っている。あさっての数字、コーンは反収増加で生産量を増やし、輸出数字が下方修正、従い期末在庫増。などと言われているが、大豆は殆ど変化のない形に収まると見られる。従いそう出れば大きな材料にはならないことになる。ファンドが集中的に行った今回のショートカバーがどのように来週以降動きを取るのか。今後の南米の動向(天候とアルゼンチン)と需要サイドのファンダメンタルズの出方次第ということになろう。しかし今回の展開の持続性については短期的なものと見ており、姿勢は売り上がり。 

話は変わるが、本日ロイターが行った遺伝子組み換え作物の2002作付け調査が出された。全米でも最大級の農家のコンベンションにおける300件以上への問い合わせの結果のようである。その中でラウンドアップレディー大豆の作付け増は8.3%程とのこと。2001年が68%といわれているから2002年はだいたい75%ということになる。当方にて複数の農家より聞いている話しでは80%以上を唱える農家が多かったことから、フィーリングとしてはロイターの今回の数字に対してはちょっと少ないな、といった印象ではあるが。 因みにコーンは驚きでラウンドアップレディーコーンの増加が19.3%。BTコーンの増加は13.8%となっている。昨年のスターリンクの問題がこの数字には大きく影響しているようだ。 (A) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)