(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年1月16日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまち寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  213 - 13 1/2  215  212  214 3/4  +2  252206  -3506 
02 MAY  219 3/4 - 20  222  219  221 3/4  +2  79783  +831 
02 JUL  226 3/4  228 1/2  22 3/4  228 1/4  +2  57091  -258 
02 SEP  232 1/4  233 3/4  231 3/4  233 1/2  +1 3/4  17534  -2 
02 DEC  240 - 40 1/4  242  439 1/2  241 3/4  +1 1/4  45329  +323 
03 MAR  248  249 1/2  247 1/4  249 1/2  +1 1/4  3480  +127 
            459614  -2351 

 

大豆     --- まちまちの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  445 - 45 1/2  453 1/4  444  452 1/2  +6 1/2  69221  -1185 
02 MAY  450  458  448 1/2  457 3/4  +7 1/4  41209  +573 
02 JUL  454 - 54 1/4  462 1/2  453 1/2  461 3/4  +6 3/4  28788  -93 
01 AUG  454 1/2  461 3/4  454  461  +7  2435  +204 
02 SEP  454 1/2  460 1/2  454 1/2  460 1/2  +6  575  +4 
02 NOV  457 - 57 1/2  464 1/2  456  464  +6 1/4  11187  +927 
            153854  +736 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16270  +480  MAR  1555  -3  MAR  303 1/2  +1 1/2   
MAY  15790  +400  MAY  1576  -4  MAY  302  +3/4   
JUL  15700  +360  JUL  1599  +1  JUL  301 3/4  +1 1/2   
AUG  15600  +330  AUG  1610  +3  SEP  304 

+1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆粕が本日の主役

南米の天候は特にコーンにやや支援材料、NOPAの搾油報告についても大豆、大豆粕には支援材料ということであったが、実際は寄り付きからのまちまち相場はほぼ昼前まで続いた。しかし
−生産減が懸念されるブラジルのコーンについての輸出成約キャンセルの話題
−アルゼンチンの不透明な先行きに全く農家売りが期待できないという状況
−アルゼンチンの搾油プラントが大豆不足により1−2工場一時的閉鎖に追い込まれるとの噂
−ヨーロッパより発信された所謂毒物が混入したと見られる魚粉のニュース
これらのニュースはファンドを煽ることとなった。特に大豆粕(それから大豆へ)については上記ニュースが直接的に関連付けられることとなり、ファンドの大量の買いが入ることとなった。コーンもつられる形で高値引けとなった。 

本日のファンドの動きは大豆2500枚、大豆粕6000枚、コーン2500枚の買いこしといわれている。 

 

ヨーロッパでの毒性の物質混入魚粉の話題について 

本日の市場、特にセッション後半に大豆粕への代替需要期待という形でインプットされた材料である。もともと東南アジアより漁獲された海老を含んだ魚粕類がオランダを通してドイツの魚粉製造メーカーへ販売されたもの。クロラムフェ二コールと言われる広範囲抗生物質が含まれていると言われ、この物質は人間の血液細胞の生産を止めてしまうなどといった障害を伴うと考えられている。ドイツでは6件の飼料メーカーへ流れ、その他デンマーク、ポーランド、ルーマニアの飼料会社へもデリバリーされているとの発表がなされているようであるが、本日の市場では情報が統一しておらず事実関係はまだはっきりしない。又この魚粕の量としては合計で200トンに満たず、そのうち出荷された部分はトラック2車程度である、との話しもある。そうなれば実際の市場への影響(即ち代替需要としての大豆粕への食指)も限られたものになると考えられるが、各方面よりの調査が進み事実関係がハッキリするまでは「心理的な」支援要因として、材料視されることにはなりそうである。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

昨日雨は北部中心。ベルトの20%に0.10-0.75インチ、所によっては1.5インチまで、限られたものとなった。週末にかけて中央部・北部が中心で40%の範囲に1.75インチまで、所寄っては4インチまでが見込まれる。気温は南部で又高くなり始めた。ヒート&ドライの懸念されるリオグランデドスル州においては来週前半まで雨は望めず気温も高め、ということで特にコーンにとっては支援材料となる。又、この状態が継続するようであれば、時間の問題で大豆への影響も指摘され始めると思われる。 

 

アルゼンチン 

昨日もドライ。週末にかけほぼドライ継続。気温はやや高め。日曜には1インチまでの雨が大豆産地の10%、コーン産地の35%に予想される。更に月曜にも降雨の予報。 

 

NWS 6-10日予報(1月22−26日) 

【米国各地】 

  気温  降水量 
コーンベルト西部  N  N/B 
コーンベルト東部  N/A  A/N 
北部冬小麦地域  N/B  B/N 
南部冬小麦地域  N/B  B 
デルタ地域  A  N 

やや低温の小麦地域の気温についてはサポーティブ。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) NOPA月間搾油高 

 

本日発表の12月月間搾油実績明細は下記の通り。 

  12月  11月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  148,771  144,674  138,449 
大豆粕生産量(百万トン)  3.54  3.44  3.30 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.59  47.56  47.71 
大豆粕輸出量(トン)  728,173  633,598  561,333 
大豆油生産量(千ポンド)  1,659,455  1,598,704  1,552,276 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.15  11.05  11.21 
大豆油在庫量(千ポンド)  2,322,385  2,234,689  1,811,824 

大豆の搾油量は予想の範囲以上だったので支援材料とされた。 

 

2)ブリッシュコンセンサス 

 

  今週  先週 
大豆  40  34 
大豆粕  46  36 
大豆油  22  35 
コーン  25  26 
小麦  54  56 
オーツ  72  85 

ほぼニュートラルと捉えられた。 

 

本日のトーメンの意見

 

本日の動きを見ても、現在ファンドが非常に動きやすい状況にあるということがいえる。目先は南米を中心としたシカゴ市場にとっての所謂サーポート材料が更にファンドの上への動きを敏感にさせており、上値を予想。しかし短期的にここまで上げている(特に大豆粕・大豆)に対する反動はその後必ずくると思われ、一本調子で相場が底上げしている場面とは思えない。(A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)