(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年1月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  215 1/2 - 16 1/4  216 1/4  213  213 1/2  -1 1/4  253222  +1016 
02 MAY  222 3/4 - 23 1/4  223 1/4  219 3/4  220 1/2  -1 1/4  81146  +1363 
02 JUL  229 - 29 1/4  229 1/4  226 1/2  226 3/4  -1 1/2  58319  +1228 
02 SEP  233 3/4  234 1/4  231 3/4  232?  -1 1/2  17726  +192 
02 DEC  242 - 42 1/4  242 1/4  239 1/4  239 3/4  -2  45962  +633 
03 MAR  249 1/2  249 3/4  247 1/4  247 1/4  -2 1/4  3782  +302 
            464448  +4834 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  451 - 52 1/2  454 1/2  447 1/4  450 3/4  -1 3/4  70166  +945 
02 MAY  456 1/2 - 57 1/2  459 1/2  452  455 3/4  -2  40995  -214 
02 JUL  461  464 1/2  456 1/4  459 3/4  -2  28760  -28 
01 AUG  460 1/2  463 1/2  457 1/2  459 1/4  -1 3/4  2476  +41 
02 SEP  461  463  456  458  -2 1/2  572  -3 
02 OCT  464 - 64 1/2  466  459  461 3/4  -2 1/4  11509  +322 
            155161  +1307 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  16180  -90  JAN  1552  -3  MAR  300 3/4  -2 3/4  132.00 - 132.42 
MAR  15680  -110  MAR  1576  +0  MAY  302  +0   
MAY  15630  -70  MAY  1599  +0  JUL  301 1/2  -1/4   
JUL  15520  -80  JUL  1610  +0  SEP  303 3/4 

-1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

最近の買いに対する調整からやや下げる。

週間輸出成約高がコーン、大豆ともに大きな数字であったこと、南米の天気がまだド゙ライ - アルゼンチンはもう少し降雨が欲しい。ブラジル南部は明らかに雨が足りない、こと等を材料に寄り付き直後は高値を更新するも、最近の上げに対する警戒感、3連休になる週末を前に、このところのロングを手仕舞う動きから高値は長くは続かなかった。 

コーンは輸出成約高の他に、昨夜台湾がUS産コーン55,000トン買い付けた事、メキシコのコーン輸入が増えるのではという噂もサポート要因となっていた。しかしながら一方で、韓国が中国産コーンを3,4月積で買い付けたこと、輸出成約高も、これまでがクリスマス、新年と休みの為閑散でその調整が入っただけと冷静に受け止められた事が買いが続かなかった原因となった。ファンドも寄り付き後の30分は買い手であったがあとは動きがなく、ローカルトレーダーの売りが優勢となった相場であった。 

大豆は、昨日のドイツでの魚粉のコンタミからの大豆粕に対する買いが大げさに取られすぎていたと言う考え、アルゼンチンで政府と穀物商が本日meetingを持っており、近日中に輸出商談が再開されるのではという考えが弱い材料とされた。特に大豆粕はアルゼンチンの不在を理由に買い上げられてきたが、アルゼンチンの輸出余力は年間1,500万トンとUS産の790万のほぼ倍で、影響が大きかった。アルゼンチンペソの対ドル取引も2.2-2.3と更に弱含んでおり、心理的な売り材料であった。 

本日のファンドは、コーンは3,000コントラクトの買い越し、大豆は2,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

来週月曜日は、キング牧師の日にて穀物相場は休場となります。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

昨日はベルトの北部中心に0.75インチまで、15%の範囲となった。週末も北部中心となる。40%の範囲に1.5インチまでの雨が期待される。一方リオグランデドスルなど南部においては気温が上昇すると言われ、来週前半まで所謂ホット&ドライの状況が続きそう。ストレスは引き続きたまると思われるので要注意。来週後半には南部にも降雨が見込まれるが現時点でコーン・大豆産地のそれぞれ15%程が、イールド減の懸念を抱えている。 

 

アルゼンチン 

昨日の降雨範囲は10%以下。概ねドライとなった。週末にかけ気温は上昇気味となるが日曜から月曜にかけては多少の降雨も見込まれる。来週は水木にも降雨の予報が出ていることから、コーンの受粉にも有益な雨であると期待されているところ。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(1/10の週)  (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  909.7  0.0  22,195.3  22,761.3  7,110.1  215.0 
大豆  1158.6  0.0  20,735.7  18,556.7  7,816.2  146.0 
小麦  337.0  0.0  18,400.4  19,328.7  3,353.9  0.0 
大豆粕  260.3  4.5  3,971.1  3,140.6  1,986.3  152.4 
大豆油  35.7  0.0  319.2  218.0  165.6  0.9 

大豆・コーン共に、予想以上の数字となり寄り付き前は支援材料視された。 

本日の数字でコーンは昨年同時期比97.5%、大豆は118%、大豆粕は126%という進捗状況となっている。 

 

2) 週間輸出高 1月10日の週 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン   629.0   631.3  15,085.2  16,825.7  50,170 
大豆  1,081.2  664.4  14,078.1  12,416.3  27,490 
小麦  416.5  392.0  15,046.5  16,432.5  27,220 
大豆粕  245.2  50.1  1,984.8  1,682.0  7,030 
大豆油  7.3  2.2  153.6  117.9  1,130 

輸出進捗については、コーン : 昨年同期比、先週の91%から90%と、ほぼ変わらず。大豆 : 先週の109%から今週は113.4%へと、今週の大きな数字にペースも改善の兆しを見せている。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日の午後、シカゴにも今年初めての雪らしい雪が降った。平均で3インチ、多いところで5インチ程度と言われている。雪に慣れているはずのシカゴの人も、初めての雪は毎年大渋滞を引き起こす。自身も丁度イリノイ中東部に出張しており、帰り道大変な目に遭ってしまった。そもそも雪の日は道が渋滞すると思うから、皆仕事を切り上げて早めに帰ろうとする。雪が本格的に降り始めたのは3時過ぎからであるが、その時はすでに大渋滞していた。イリノイでは道路保全、大気汚染の問題からスパイクタイヤやチェーンは使用できない。ノーマルタイヤのまま運転する。従いどうしてものろのろ運転になる。その代わり行政の責任で速やかに除雪と塩撒きをすることになっている。 

もし皆が除雪が終るまで待って帰宅の途につけばこんな渋滞にはならなかった。自分だけが早く帰ろうと雪の降り始めに車に乗るから渋滞となる。その結果除雪車も身動きが取れなくなり、除雪も遅れる。更に渋滞が悪化するという典型的なパターンとなる。実際雪は夜には止み、渋滞が終わって除雪も終った後の道路は全く問題なく走れるようになっていた。従い事務所にいることを決め込んで仕事に励み、様子をみてから帰宅した人は、ちょっと帰宅時間は遅くなったが通勤時間は普段通りであった。 

今のコーンにも同じような事が言える気がする。コーン自体には要因がなく大豆につられ易い。その大豆は上向き相場になってきている。でもコーン自体の要因に戻れば、上値に行く理由もなく、農家売りもいずれ出てくる事が期待できる。自分だけが早めに安値を掴んでおかなければという、あせる気持ちを持ってしまえば結局高値を掴むことになる。(N) 

 

(大豆) 

短期的な上げの可能性はまだ残る。しかし、 


【天候】ブラジルの天候にで更なる上値を見るには、現在市場に出ている状態から更に新たな(強材料としての)インプットがなければちょっと困難。来週頭にかけての南部産地ホット&ドライが実際のものとなれば来週の材料には成り得るが、こればかりは先までわからない。 
【輸出】本日の数字に対する市場の反応にはちょっと拍子抜けといった感あり。これまでのファンドの勢いに一服感があることの裏付けとなる。
【中国】3月20日というGMO規制の期限問題については、確かに目先の対中国向けの数字は確認されているものの、市場では早くもその先の需要減退懸念が作用しはじめている。 

昨日の海老混入魚粉の問題はその数量微々たる物、ドイツにおける検査結果は深刻な程度ではないなどの発表もされ、今後の材料としては考えにくく、アルゼンチン通貨に対する問題についてはこのところの上げにより取り敢えず織り込み済みと見るべき。などと考えると、次なるファンドへの材料は何か。何も起こらず売られるか、週末のブラジルの天候に何かを見つけるか。  

そろそろこのところの上げに対する修正局面があってもいいように映る。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)