(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年1月24日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまちの寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  208 1/4 - 08 3/4  210 1/4  208 1/4  209 1/2  +3/4  247117  +7 
02 MAY  215 1/2 - 15 3/4  217 1/4  215 1/2  216 1/2  +3/4  84966  +2213 
02 JUL  222 - 22 1/4  223 1/2  222  223  +1  61743  +568 
02 SEP  228 1/4 - 28 1/2  229 1/4  228 1/4  228 3/4  +1  19262  +711 
02 DEC  236 - 36 1/4  237 1/2  236  236 3/4  +1/4  48054  +765 
03 MAR  244 1/4  245 1/4  244 1/4  244 3/4  +1/2  4576  +203 
            470166  +4575 

 

大豆     --- まちまちの寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  434 - 34 1/2  438  433  437 1/4  +3 3/4  67124  -2398 
02 MAY  439 1/2 - 40  442 1/4  437 3/4  441 3/4  +3 1/2  40742  +307 
02 JUL  444  446 3/4  442 1/4  446 1/4  +3 1/2  29692  +707 
01 AUG  443 3/4  446  442 1/4  446  +4  2635  +23 
02 SEP  445  447  442 1/2  447  +3 1/2  680  -35 
02 OCT  447 3/4 - 48  450 1/2  446  450  +2 3/4  12514  +388 
            154308  -928 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  15270  +180  JAN  1553  +0  MAR  298 1/2  +1 1/2   
MAR  14940  +210  MAR  1575  +0  MAY  300 1/2  +1 3/4   
MAY  14940  +230  MAY  1599  -2  JUL  300 1/4  +2   
JUL  14890  +160  JUL  1609  -1  SEP  303 

+1 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

一転おとなしい相場展開

コーンは昨日の引け方が良かったことから本日もその流れを踏むかと思われたが、予想外におとなしいマーケットとなった。昨日のフォロースルー、台湾・韓国などからの成約のニュース或いは引き合い見込みのニュース、韓国に中国コーン4−5月積の引き合いに対して中国サイドから何の返答もなかったこと、ブラジル南部産地におけるドライによる被害報告、、、などなど材料としてはあったが、週末に期待される南米産地南部での降雨や、アルゼンチンの順調な推移が頭を抑える形となったか。 

大豆も昼頃までは僅かに高値レベルで閑散とした中での取引に終始していたが、午後になってブラジル(リオグランデドスル)における生産量減少見込みの報告にやや反応し、昨日比3−4セント上での引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン・大豆ともにほぼ1000枚の買い越しであったと見られる。 

 

ところで、明日は寄り付き前、週間輸出成約高の発表となる。今回は市場からの注目度が「やや」高いので敢えて下記に市場の予想の範囲を記す。どうして高いかというと、この1週間の成約進捗が大きく市場から期待されているからであるが、今回は予想の範囲内であったら市場がどう反応するのか興味深い。 

【週間輸出成約高の予想】 

− コーン   700-1,000 トン
− 大豆    800-1,000 トン
− 大豆粕   175-280 トン
− 大豆油    20-35 トン 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル 

来週頭まで天候は不安定 

昨日の雨はベルト中央部の25%の範囲に1インチ前後まで、というのが中心で南部であるリオグランデドスルでは15%のみの範囲にとどまった。しかし週末にかけては同州においても再び降雨期待があり、本日のところ75%をカバーするとの予報となっている。気温は本日時点では高いところでも90度前半にとどまりそうだとなっており、ひとまず安心材料。 今後5日間で予想されている通りの展開になるかどうかがカギとなるが、複数の予報家の評価は、総じて来週頭まで「不安定な」天候が期待される、とのこと。即ち非常に雨を受けやすい状況が続くということになる。特にリオグランデドスルでのドライ地域である西部〜中央部においてもそれらが期待されるので、予想通り推移すれば来週頭は弱材料になる。 

 

アルゼンチン 

向こう1週間は安心材料 

昨日は主にベルト西部、25%の範囲で1インチ前後までの降雨を見た。今後5日間もコーン産地の55%、大豆産地の70%の範囲で1インチまで(所によっては2インチまで)の降雨予報となっている。特に北部が中心となりそうだが、予想通りにいけばコーンの受粉、大豆の開花へは助けになる。 特に一般的に昨日まで言われてきたよりほぼ一日早く産地は不安定な天候になりそうであり、降雨量は予想以上が期待できる。気温は今後2日はやや高め(90度半ばまで)推移となるが、その後週末から来週水曜あたりまではほぼ平年並みに戻るという予報故、降雨量・気温ともに申し分ない推移ではないか。 

 

南アフリカ 

昨日は産地の15%の範囲ではあるが降雨。本日明日と産地の南東部から中央部、西部へとこの雨は広がる。土曜は南部・西部、日曜には中央部、と全体の60%の範囲に所によっては1.5インチまでと満遍なく降雨を見ると思われる。コーン産地の南部2/3を潤すであろうこの降雨は特にややドライが言われているその東部地域にとっては特に恵みの雨。現在同地ではタッセリングの段階にあり、土壌水分は重要なファクターとなることから、予想通りであれば問題ない。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

【注】

週間輸出成約・船積の発表は明日金曜に延期されています。
(月曜が国民の祝日だった為)
 

 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

  今週  先週  先々週 
大豆  35  40  34 
大豆油  19  22  35 
大豆粕  44  46  36 
コーン  29  25  26 
小麦  51  54  56 
オーツ  76  72  85 

市場にはほぼ中立材料として受け止められた。 

 

2) ブラジルサフラス社の報告 

 

同社の23日付けの報告によると、2002/03年度(2月−1月)におけるブラジルのコーン輸出数量は同社当初予想よりも高くなるというというもの。 

2002/03年度輸出予想 : 2.950百万トン (2001/02年度 : 6.17百万トン)
                ???????????????   ??? (USDA12月時点予想 : 2.5百万トン) 

同社は12月に上記数字2百万トンからは大きく上方修正されている。
この数字には今回の天候不良によるコーンのロスを加味していないと言われるが、同紙のコメントによれば、仮に天候による減産を見たとしても、同国の事情からして需給バランスはアルゼンチンよりの輸入により調整され、減産=輸出数字の減少、という形には繋がりにくい構図があることを指摘している。 

 

3) 世界のコーン生産量 (IGC 発表) 

 

ロンドン拠点の International Grain Council は本日以下数字を発表した。 

数字は2001/02年度産コーンについて。  (単位 : 百万トン) 

主要生産国  IGC 1月  IGC 11月  USDA 1月 
米国  241.5  242.0  241.5 
ブラジル  36.5  36.5  36.0 
アルゼンチン  12.5  14.0  11.5 
メキシコ  18.0  19.2  18.0 
中国  108.0  108.0  108.0 
インドネシア  6.0  6.5  6.0 
インド  12.0  12.0  11.3 
ヨーロッパ  68.3  66.8  66.9 
カナダ  8.2  7.7  8.2 
南アフリカ  9.0  9.0  9.0 
       
全世界合計  587.8  588.8  583.4 

 

本日のトーメンの意見

 

今やブラジル第一の大豆生産州になったマットグロッソ(北部地域内陸側に位置する)州では、現在おおよそ400,000トン程の早熟大豆が既に収穫されていると言われる。勿論日々刻々とその数字は増えていくことになるのだが。それでも今年の場合は、天候の推移を見てもわかるようにブラジル中央部から北部では潤沢な降雨をこれまで見ていたことで、実は現地農民が当初期待していたペースに比しかなりそのペースは遅い。このままいけば一月にデリバリーをかけられるであろう大豆の量は当初見込みより20%或いはそれ以上ダウンする可能性もあるとのこと。 今週になって天候が好転したことから収穫が進み、現地現物価格も下落している。しかしこのペースで行けば例年以上に2月に価格プレッシャーがかかると見られている。
このように、現在市場では南部産地生育に対しての天候評価に集中しているが、同時に同国第一の生産州においては既に収穫に伴う天候の影響が現物価格に影響するという報告がされてはじめている。 

今度は南部の話に移るが、本日州政府筋の報告によるとリオグランデドスルにおいては、過去一ヶ月半に亘る所謂ドライ→土壌水分不足が原因で、大豆の14.7%、コーンの18.6%が生産量としてカットされるとのこと。実際このニュースは本日の昼頃のもので、フロアでも材料視されていた。 

このように、現在南米の話題はつきない。来週頭の相場も、先ずは週末期待されている南部産地における天候の結果から始まることとなろう。本日の動きを見て、方向転換だ、と主張するトレーダーもフロアにはいる様であるが、暫くは天候相場、と考えるべきで、共に動くしかなかろう。(A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)