(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年1月28日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 206 1/2 - 07 | 209 | 206 1/2 | 207 1/2 | -1 1/2 | 242079 | -2332 |
| 02 MAY | 214 - 14 1/2 | 215 3/4 | 213 1/4 | 214 1/2 | -1 1/2 | 86108 | +545 |
| 02 JUL | 220 3/4 | 222 1/2 | 220 1/4 | 221 | -1 1/2 | 62265 | +389 |
| 02 SEP | 226 1/4 | 228 | 226 | 227 | -1 | 19605 | +128 |
| 02 DEC | 234 1/4 - 34 3/4 | 236 | 234 | 235 1/4 | -1 | 48772 | +322 |
| 03 MAR | 242 - 42 1/4 | 244 | 242 | 243 | -1 1/2 | 4620 | -4 |
| 467978 | -907 |
大豆 --- 安値寄付き、ほぼ変わらずの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 427 - 27 1/2 | 432 | 425 1/4 | 431 | +1/4 | 64826 | -209 |
| 02 MAY | 430 1/2 - 31 | 436 | 429 1/2 | 435 1/2 | +0 | 42705 | +1088 |
| 02 JUL | 435 - 35 1/2 | 440 | 433 3/4 | 439 1/2 | +1/4 | 30535 | +647 |
| 01 AUG | 435 1/4 - 36 | 439 1/2 | 435 | 439 | +0 | 2795 | +28 |
| 02 SEP | 437 1/2 | 440 | 437 | 440 | -1 1/4 | 685 | +1 |
| 02 OCT | 441 - 41 1/2 | 445 | 440 1/2 | 444 | +1/4 | 13375 | +440 |
| 156016 | +2054 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 15330 | +210 | MAR | 1512 | +6 | MAR | 291 1/4 | -7 3/4 | 133.42 - 133.96 |
| MAY | 14930 | +100 | MAY | 1534 | +1 | MAY | 294 3/4 | -6 3/4 | |
| JUL | 14870 | +40 | JUL | 1559 | +0 | JUL | 295 1/2 | -7 | |
| AUG | 14850 | +20 | AUG | 1568 | -2 | SEP | 298 1/2 |
-7 |
| 本日の相場の動き |
ブラジルの降雨から売りが先行するも、安値からは商業筋の買いにサポートされる。
大豆はドライが懸念されていたリオグランデドスルに週末恵みの雨があったこと、この前線が今週一杯活発に活動するとの予報から安値でのトレードとなった。またドルがユーロに対して高く、ヨーロッパ向け輸出商談に乏しかった事も売り材料とされた。しかしながら今日の安値レベルからは商業筋が買いを入れたこと、週間輸出検証高がよかった事、ブラジルの降雨は先週の金曜日にすでに相場に織り込まれていたという見方、アルゼンチンからの輸出商談がやはりしばらく出てこないという噂から大豆粕が急騰し、大豆もつられることになり、結局金曜日とほぼ変わらないレベルまで戻しての終了となった。
アルゼンチンで本日表面化した問題は次の通り。アルゼンチンにはVAT tax(付加価値税)と呼ばれる輸出に関する税があり、輸出者は輸出価値100のもの輸出する際に、政府に26%のVAT taxを一旦納める必要がある。これは後日(60日前後)政府により返還されるが、支払う時のペソとドルの交換比率と、返還されるときの交換比率にリスクがあり、そのリスクを政府が保証しない限り、輸出者は輸出契約を実行に移せないというもの。
また本日の相場にはあまり影響はなかったが、ブラジル政府から今後GMO穀物の作付と流通を積極的にすすめていくというアナウンスがなされた。短期的にはブラジルからの商売がアメリカに向けられる可能性があるものの、一旦ブラジル農業がGMO、Non-Gmoの選別保管、選別流通、証明書などのノウハウを確率したのちは、アメリカの穀物輸出商談に脅威を与える事になると考えられている。
コーンは大豆、小麦につられる展開。小麦はダメージを与えるような気温の低下がしばらくないという予報や、輸出商談に乏しいことから安値に沈んだ。コーン自体の週間輸出検証高が少なかった事もあり、一旦は契約新安値を更新する場面も見られたが、安値からは商業筋の買いが見られた事、大豆価格の戻りにつられた事もあり、最安値からはやや値を戻しての終了となった。
本日のファンドは、コーンは2,800コントラクトの売り越し、大豆はイーブンであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
週末は恵みの雨がみられ、リオグランデドスルの75%に0.25-1.75インチの降雨となった。全体でも65%と広範囲に雨が見られた。この前線は今週も活発にて、全体の75%に0.25-1.25インチの降雨を、リオグランデドスルにも50%の範囲に再度雨をもたらす。この前線によりドライが懸念されているブラジル南部の大豆には大幅な改善が見込まれる。しかしながら受粉期を過ぎつつあるコーンには、大幅な改善は見込めない。
アルゼンチン
週末は大豆生産地域の50%とコーン生産地域の70%に0.25-1.0インチの降雨が見られた。今週半ばまでこの前線は活発にて、同程度の降雨が再度予報されている。大部分の地域は潤沢な土壌水分にいい生育状態を保っているが、南部サンタフェ地域はドライが懸念されており、もう少し纏まった雨が欲しいところ。
南アフリカ
コーン生産地の南部と西部は順調。週末も50%の範囲に0.25-1.0インチの降雨に恵まれた。この前線は週始めには再度ベルト南部と西部を、週後半にはベルト北部に降雨をもたらす。トータルでは全体の55%に0.1-1.0インチの降雨となる見込み。現在受粉の真最中であり、ベルト北部にはまだ纏まった降雨が必要となる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)週間輸出検証高 (単位 : 千ブッシェル) |
| 1月24日の週 | 1月18日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 27,030 | 31,684 | 25,237 | 675,175 | 733,722 |
| 大豆 | 35,475 | 33,731 | 33,284 | 606,843 | 517,690 |
| 小麦 | 13,449 | 19,691 | 18,425 | 662,917 | 708,564 |
コーンは予想レンジ以下にて弱い材料、大豆は予想レンジ以上にて強い材料とされた。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
このレベルからでも農家売りが出てきている。いつまで待っても上がらないシカゴ相場にそろそろ諦めてきている証拠。もう少し下げが期待できるが、ここから大きく下げて2ドルを切るような相場にはならないのではないか。アルゼンチンの不在はすでに充分相場に反映されているように見受けられるし、ブラジルの雨云々も受粉期を過ぎつつあるコーンにはすでに相場要因からはずれつつある。今日も商業筋の買いが下値を支えており、ここから先はサポートされる。このレベルからは買い下がっていっていいように思う。(N)
(大豆)
先週は見方の分かれた降雨予報にもかかわらず、大豆3品は下落した。それを見た時は地合がまだ弱いように感じたが、実際雨が降って更に降雨予報が出ているにもかかわらず下げ止まった今日の相場をみていると、底が近い印象を受ける。特に安値から5ドル以上に上げを見せた大豆粕相場は印象深い。アメリカでは大豆の農家売りはすでに相当数出てしまっている。農家売りからの大きなプレッシャーはもうない。アルゼンチンが輸出商談に復帰すれば再下落が期待できるが、口蹄疫が発生したアルゼンチンからの輸入が嫌われる可能性も大きい。大豆、大豆粕ともに、一旦は手を出しておきたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)