(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年1月30日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや安値寄付き、ほぼ変わらずの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 205 1/2 - 06 | 206 3/4 | 205 1/4 | 206? | -1/4 | 239461 | -2460 |
| 02 MAY | 212 1/2 - 12 3/4 | 213 3/4 | 212 1/4 | 213 | -1/4 | 88975 | +1481 |
| 02 JUL | 219 1/4 - 19 1/2 | 220 1/4 | 219 1/4 | 219 3/4 | +0 | 63681 | +682 |
| 02 SEP | 225 | 226 1/4 | 225 | 225 1/4 | +0 | 20426 | +247 |
| 02 DEC | 233 1/4 - 33 1/2 | 234 1/4 | 233 | 233 3/4 | +0 | 50001 | +330 |
| 03 MAR | 240 3/4 - 41 | 242 | 240 3/4 | 241 1/2 | +1/4 | 4841 | +27 |
| 472130 | +486 |
大豆 --- 安値寄付き、やや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 426 - 27 | 429 | 425 1/2 | 427 3/4 | -3/4 | 61949 | -467 |
| 02 MAY | 431 - 31 3/4 | 433 1/2 | 430 1/4 | 432 1/4 | -1 | 44169 | +80 |
| 02 JUL | 435 1/4 - 36 | 438 | 434 1/2 | 436 1/4 | -1 1/4 | 31868 | +938 |
| 01 AUG | 436 - 36 1/2 | 438 1/2 | 435 1/4 | 435 3/4 | -1 3/4 | 3510 | +840 |
| 02 SEP | 437 - 37 1/2 | 438 1/2 | 436 | 437 1/2 | -1/2 | 704 | +2 |
| 02 OCT | 440 1/2 - 42 | 443 1/4 | 440 1/2 | 442 | -1 1/4 | 14205 | -1 |
| 157679 | +1428 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 14990 | -40 | MAR | 1526 | -1 | MAR | 285 1/4 | -4 1/4 | 132.66 - 132.94 |
| MAY | 14690 | -50 | MAY | 1548 | 0 | MAY | 290 1/4 | -3 3/4 | |
| JUL | 14670 | -50 | JUL | 1571 | +0 | JUL | 292 3/4 | -2 1/4 | |
| AUG | 14660 | -30 | AUG | 1581 | +1 | SEP | 296 3/4 | -1 1/4 |
| 本日の相場の動き |
ファンドの売り、コマーシャルの買い。小動きながら若干下げる。
昨日からの流れと買い材料が見当たらないことから売りが先行し安値をトライする動きになるも、弱い材料も出尽くしたとの考えから狭いレンジでの取引となった。
コーン・大豆も特徴のない相場。大きな材料は全く出てこなかった。引き続きの南米の天候、コーンで2日間続けて契約新安値を更新している流れ、輸出商談が閑散であること、昨日のローンデータもやや弱気材料であったことなどを材料に安値での取引が中心となった。特にコーンでは3日続けてとなる契約新安値を更新する場面も見られた。
しかしながら安値では、商業筋の買いが見られた事から値を戻し始めた。アルゼンチンのVAT taxに進展がなく輸出商談が再開される兆しが見えない事、台湾が58,000トンのUS産コーンを買い付けた事、月末でファンドがショートポジションをカバーするのではというアイデア、昨日と変わってダウ/ナスダックが上げていた事、今夜から中西部を襲う大雪で現物の荷動きが鈍くなるであろうこと等がサポート要因として挙げられる。
本日のファンドは、コーンは900コントラクトの売り越し、大豆は2,100コントラクトの売り越しであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
本日の時点ではまだこの不安定な天候状態とその予報に変化はない。ブラジル南部(リオグランデドスル・サンタカタリナ・パラナ)州においては今週土曜までで、70%までの範囲に1.6インチまでの降雨。同時期のベルト北部においては35−40%の範囲に1.2インチまでの降雨予報となっている。又、今後3−4日の気温の推移はベルト全体的に平年比やや高め、となっている。
その後、日曜から来週木曜までは、この不安定な天候の流れが中央部〜北部へ移動するため、南部ベルトはドライとなる。又その時期の気温は平年並み〜やや低めに落ちる見込み。
来週木曜までのドライは言われているものの、影響度としては問題ない旨のコメントがなされている。というのはほぼ過去1週間継続した(又今週土曜まで続く)この不安定な天候のおかげで、これまで心配されていたベルト南部にも十分な降雨があったことが、ストレスが蓄積されてきたコーン・大豆産地への大きな恵みの雨となったからである。コーンではややイールドロスを見込む必要があるが、こと大豆にとってはまだそのステージが早期故、反収に影響を与える段階だとは評価されていないようである。
アルゼンチン
今後2日間ほど更ににわか雨の期待がされており問題ない。土曜までに65%の範囲に2インチまでの降雨予報。気温は金曜までほぼ平年並み〜やや高め推移。その後来週前半までは同国産地でも概ねドライとなるが、気温は平年並み〜やや低め推移となる。
米国各地
| NWS 6-10 日間予報 (2月5−9日) |
| 気温 | 降水量 | |
| コーンベルト西部 | A | N |
| コーンベルト東部 | A | N |
| 北部冬小麦産地 | A | N |
| 南部冬小麦産地 | A/N | N |
| デルタ地域 | N/A | N |
降水量は平年並みだが、気温はやや高め推移。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)ブラジル気象局よりの中期予報 |
INMET(ブラジル気象局)より2月〜4月の中期予報内容が弊社ブラジル支社より入ったので下記します。
@ 中北東部産地(マトグロッソ・マトグロッソドスル・ゴイアス)
【降水量】この時期の特徴として、大部分の地域に発生する雷雨を伴う強いにわか雨がある。同地域においては2月に北部で400ミリまで、南部地域は120ミリ相当の降雨がある。3月も多い地域(ゴイアス)では300ミリまでの降雨。4月には地域全域にて120−180ミリの降雨があるとしている。
【気 温】通常、2月には全域で高温となり、3−4月にかけて徐々に低下。2−3月の最高気温は30−33度、最低気温は20度程度。4月には最低気温15−18度にまで落ち着く。 気温についても現時点では平年並みが言われている。
A 南部(リオグランデドスル・サンタカタリナ・パラナ)
【降水量】同時期には強風・雷雨が全域にて見られる。パラナ西部中心に300−360ミリ。リオグランデドスルでは240−300ミリ。ほぼ平年並みの降雨に回復すると予想されている。
【気 温】2−3月にかけては全域で最高気温30−33度、最低気温15−18度程度となる。4月は若干低下するが最高気温27−30度、最低気温12−15度で推移。 いずれも平年並みとなる見込み。
特に重要なベルト南部については、今後ほぼ平年並みの降水量が期待できるとしている。又、既にエルニーニョが観測されておりその程度は1996年に観測されたものより勢力は弱く穏やか。この動きにより今後も南部地域には平年並みの降水量をもたらす、としている。
| 本日のトーメンの意見 |
10/11月と降雨に恵まれた中西部であるが、一転して12月からはドライに変わってきている。東部ベルトの12月降雨量は平年と比べて96%とまだそんなでもないが、西部ベルトの12月は56%に過ぎない。更に1月に入ってからはドライが加速しており、東部ベルトの1月降雨量は44%、西部ベルトは26%となっている。10/11月に降雨が多かった為、10-1月の総量で見れば、東部ベルトは120%、西部ベルトは86%と目に付くような少雨ではない。しかしながら今年は暖冬であり、土壌に保たれている水分はかなり減少している。クロップキャスト社によれば、このドライ傾向は6月頃まで続きそうとの予報にて、作付に何らかのトラブルが懸念される。しかしながら同社は6月後半からドライパターンがウエットパターンに変わるとも予報しており、今年のクロップも総じて豊作になるとの結論を今のところ持っている。
また最近話題になり始めているエルニーニョであるが、まだ進行形にてエルニーニョと言えるまでは進展していない。現在の太平洋の水温の上昇速度は非常に遅く、今年の夏から秋にかけて弱いエルニーニョに進化し、来年冬くらいから平均的なエルニーニョの勢力になると予報されている。この見解はクロップキャスト社のみならず、予報家ジョンデービス氏も同じ見解となっている。従いエルニーニョが今年の北半球の穀物生育に影響を与える事は今のところないと考えられている。またエルニーニョは過去4回確認されているが、エルニーニョの年にブラジル、アルゼンチンといった南米地域では悪影響を受けておらず、来年冬に見られるであろうエルニーニョからも、特に穀物相場には懸念材料とはならないと見られている。
今年も早いもので、来週からは2月となる。農家は農業機械の整備や、最終の種子・肥料購入、地代の支払い等など、作付に対する準備を嫌でも始める事になる。作付がマーケットの話題となり始めれば、上述したようにドライ懸念が表面化してくることになる。大きな上昇があるとは思えないが、そろそろ下値が固まり、やや上値を目指す展開に変わってくると予想。今のレベルからは買っていきたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)