(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年2月20日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄付き、やや高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 207 - 06 1/2 | 207 | 205 1/4 | 206 3/4 | +1 | 156652 | -13890 |
| 02 MAY | 213 3/4 - 13 1/4 | 214 | 212 1/4 | 213 3/4 | +1 | 126377 | +4873 |
| 02 JUL | 220 - 19 1/2 | 220 1/2 | 218 3/4 | 220 | +1 | 83708 | +5869 |
| 02 SEP | 226 1/4 - 26 | 226 1/2 | 225 1/4 | 226 1/2 | +1 1/4 | 24552 | +364 |
| 02 DEC | 234 | 235 | 233 | 234 3/4 | +1 1/2 | 56249 | +337 |
| 03 MAR | 242 - 41 3/4 | 243 | 241 1/4 | 242 3/4 | +1 3/4 | 7517 | +16 |
| 461087 | -2420 |
大豆 --- ほぼ変わらずの寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 439 1/2 - 40 | 447 | 437 1/2 | 445 | +6 3/4 | 46166 | -4483 |
| 02 MAY | 441 - 42 | 449 1/2 | 440 1/2 | 448 3/4 | +7 1/2 | 60274 | +2560 |
| 02 JUL | 445 3/4 - 45 1/2 | 453 1/2 | 445 | 453 1/4 | +7 3/4 | 39363 | +316 |
| 02 AUG | 447 | 453 | 445 3/4 | 453 | +7 1/2 | 4315 | +35 |
| 02 SEP | 447 | 454 | 445 1/2 | 454 | +7 | 1526 | +47 |
| 02 NOV | 452 1/2 - 53 | 458 3/4 | 450 | 458 | +5 1/2 | 19695 | +72 |
| 173356 | -1440 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 15140 | +350 | MAR | 1595 | +18 | MAR | 280 | +2 1/4 | 133.65 - 133.73 |
| MAY | 15000 | +280 | MAY | 1614 | +18 | MAY | 285 1/2 | +1 3/4 | |
| JUL | 15010 | +260 | JUL | 1638 | +20 | JUL | 288 3/4 | +2 | |
| AUG | 14970 | +210 | AUG | 1648 | +19 | SEP | 292 1/2 | +2 |
| 本日の相場の動き |
終盤1時間に大量のファンド買い
午前の相場は際立った上げ下げへの要因もなく殆ど動きのない市場となった。
コーン 寄り付きが高くその後は狭いレンジの中本日の安値圏での取引が大半を占める。しかし正午頃から突然入り始めた大豆・大豆粕等への買い注文がコーンのピットをも引っ張る形となった。期近限月のショートポジションの積極的な先物限月への乗り換えも終盤目立ち、大豆につられる形でのやや高値引けとなった。又、オーツ市場については活発な取引となった。引き続く中・西部カナダ産地のドライ傾向とファンドのショートカバーにより3月限は約定高値を更新するに至った。
大豆 正午までは全く何もなかったといっていい。それまでは3月限高値440を寄り付きでつけた後、2セント前後下値での殆ど動きのない取引となった。しかし、正午過ぎより突如としてファンドの買い注文が入り始め一気に値を跳ね上げることとなった。引けも本日の高値圏近くでそのまま迎えることとなった。
材料が全くなかったわけではない。
◎ アルゼンチンにおける最近引き続くドライ傾向については繰り返し指摘されてきたがこれまで市場に反映はしていなかった。
◎ 中国GMO問題については、米国より期限を約1年余り延期して欲しい旨正式に打診があったことに対し、それがほぼ受け入れられるのでは、などという噂も本日のセッション中に流れることとなった。
これまでの材料不足からくる膠着状態に肝を煮やしたファンドがとうとうこれらの材料をきっかけに一気に動いたという説明は出来る。
本日のファンドの動きは大豆6000枚、大豆粕3000枚、コーン・大豆油は共に2000枚の買い越しであったと見られる。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
産地中央部〜北部の雨は引き続き活発推移となる。来週いっぱいまででこれら地域では1-3インチ(所によっては5インチまで)の降雨が予想されている。南部産地でも65−70%の範囲に0.4-2.25インチの降雨見込み。 又気温は殆どの地域でほぼ平年並み推移。北部産地地域では引き続く雨により収穫作業がスローとなっている。南部は逆にこの雨は恵みの雨。これまでの蓄積が少なかっただけに歓迎される雨となっている。中部産地においてはその中間にて中立的な評価となっている。
アルゼンチン
昨日も降雨はあったが10−15%を範囲としてサンタフェ中心に 0.1-0.5インチのみと、軽度の雨に終わっている。気温は殆どの地域で平年以下とやや低め(80度台に乗らず)推移となった。本日明日と昨日とほぼ同様の予報となっており特にベルト東部などに軽い雨がある程度。気温はやや低めを継続。しかしその後は来週半ばにかけて又ドライの天候が戻るとされている。今後1週間でベルト全体の約20−25%の範囲に0.25-1.25インチの降雨予報。気温は週末にかけてほぼ現状維持で80度半ばまで。従いヒートの心配はされていない。が、このように降雨量が引き続き限られていることから、現在受粉期間のコーンにとってはイールド低下懸念がされているろころ。
南アフリカ
現在のコーンは受粉の峠を概ね越したところ。これまでの天候としては総じて問題なく推移といった評価となっている。今後は3月上旬にかけて成熟したコーンは3月中に収穫といった運びとなるが、現時点における今後の天候は、ヒートの懸念もなく、降雨も度の激しいものは予想されていないが比較的コンスタントにある見込みにて、このままいけば今年度のクロップは天候に恵まれた形で収穫を向かえることが出来ると期待されている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)USDA年次アウトルックフォーラム |
明日からの2日間ワシントンにおいてUSDAアウトルックフォーラムが開催される。毎年この籍で同省としての最初の新穀についての需給関係の見通し等々が発表されることとなっている。今回の場合は2002/03年度クロップについての発表がなされることとなるが、本日市場から言われている予想数値としては概ね以下の通りとなっている。
各データは明日の寄り付き前に発表されると見られている。
【大豆の予想】
| 市場の予想数字 | USDA数値(01/02クロップ) | |
| 作付け面積 (mil.acre) | 74.1-74.6 | 74.1 |
| 反収 (bu/acre) | 40.0 | 39.6 |
| 生産量 (mil.bu) | 2,920-2,940 | 2,891 |
| 総需要量 (mil.bu) | 2,850-2,875 | 2,873 |
| 期末在庫 (mil.bu) | 300-350 | 270 |
しかし上記内容(予想数字)については、総需要が少なく、期末在庫は更に小さくなるべき、との声もある。
【コーンの予想】
| 市場の予想数字 | USDA数値(01/02クロップ) | |
| 作付け面積 (mil acre) | 78.0-78.5 | 75.8 |
| 反収 (bu/acre) | 138.5-139.0 | 138.2 |
| 生産量 (mil bu) | 9,875-9,925 | 9,507 |
| 総需要量 (mil bu) | 10,000-10,050 | 9,870 |
| 期末在庫 (mil bu) | 1,400-1,450 | 1,546 |
| 2) ブリッシュコンセンサス |
| 2/19/02 | 2/12/02 | 2/5/02 | 1/29/02 | 1/22/02 | |
| 大豆 | 43 | 41 | 37 | 30 | 35 |
| 大豆油 | 31 | 25 | 22 | 17 | 19 |
| 大豆粕 | 38 | 39 | 41 | 42 | 44 |
| コーン | 48 | 43 | 36 | 30 | 29 |
| 小麦 | 50 | 49 | 46 | 49 | 51 |
| オーツ | 79 | 76 | 79 | 76 | 76 |
各数値ともほぼニュートラル。
| 本日のトーメンの意見 |
本日の大豆の上げは印象的な動きに映る。このところの小動きから次の方向を見出せずにいたファンドが決して現時点で大きくはない材料をきっかけに上げに転じたとすれば、長期的に見ても転換点になるかもしれない。テクニカルにも本日の上げで短期から長期にわたる各移動平均線を上に抜けており、短期的には更なる上げを見る可能性が高い。これを機に、心理的には2月の安値を見たと判断され、次はスプリングラリーへという方向を見ることも出来る。但し、3月限の460付近には大きな壁があり、これは簡単に突破できるレベルではない。もう暫くは現在の値位置から上下10セントの幅での値動きを予想する。
コーンについてはまだしっくりこない。本日の大豆の動きに呼応しているとも思えずこのまま底上げをする相場ではない。下値は限られるも上値も負けずに重く、期近210に乗せるには更なるエネルギーを必要としそうだ。引き続き目先は上下3セント内の動きに限られると見る。トレンドラインとしてはその後時間をかけて緩やかに上昇基調に入る形を想定。まだまだ腰は重い。(A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)