(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年2月26日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 201 1/2 - 01 3/4 202 1/2 198 1/2 198 3/4 -3 1/4 83128 -31759
02 MAY 207 1/2 - 07 3/4 209 205 1/4 205 1/2 -2 3/4 171827 +23547
02 JUL 214 1/4 - 14 1/2 215 3/4 212 212 1/4 -2 1/2 98164 +6339
02 SEP 221 1/4 - 21 1/2 222 218 1/2 218 3/4 -2 3/4 29042 +2801
02 DEC 229 1/4 - 29 1/2 230 1/4 227 227 1/4 -2 1/2 60594 +2040
03 MAR 237 1/4 - 37 1/2 238 235 235 1/4 -2 1/4 8280 +484
            457851 +3523

 

大豆     --- やや安値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 435 1/2 - 36 1/4 438 3/4 435 1/2 436 3/4 +0 30395 -6941
02 MAY 440 - 40 1/2 442 3/4 439 1/2 441 +1/2 69281 +958
02 JUL 444 1/2 - 45 447 1/4 444 1/4 445 1/4 +1/4 40637 -217
01 AUG 445 - 45 1/2 447 1/2 444 3/4 445 1/2 +3/4 4078 +102
02 SEP 445 1/2 - 46 448 445 1/2 447 +1 1/4 1815 +10
02 NOV 450 - 50 1/2 452 3/4 450 451 3/4 +1 1/2 21339 +129
          169659 -5953
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 15050 +140 MAR 1553 -16 MAR 275 3/4 -2 1/2 134.05 - 134.64
MAY 14930 +120 MAY 1575 -16 MAY 280 1/2 -2 3/4  
JUL 14930 +90 JUL 1600 -16 JUL 284 1/2 -2 1/4  
AUG 14900 +80 AUG 1611 -15 SEP 287 1/2

-1 1/2

 

 

 

本日の相場の動き

 

今春のコーン作付増加、大豆作付減少予想からコーン安・大豆高。

ファンド売りからコーンは2日続けての契約新安値更新となった。

コーンの作付面積が昨年より4-500万エーカーも増加し、生産量が100億ブッシェルを超えるという某アナリストの意見をファンドが拠り所にした。また中国のUSコーン成約キャンセルの噂や中国がコーン輸出を今後も積極的に行うのでは等という噂もマーケットを賑わし相場を沈めた。韓国、台湾のコーン成約のニュースが流れたが、売り一色に固まったファンドの流れを帰ることはできず、ほぼ安値引けでの終了となった。

大豆はコーン売り、大豆買いのスプレッドから若干上げた。南米の天候は引き続きややネガティブ、また中国の1月大豆輸入数量が12月より49%ダウンしたというニュースも頭を抑えたが、ブラジルのこれまで収穫された大豆の反収が良くないというニュースが下値を支えた事もあり、昨日より少し上げての終了となった。

本日のファンドは、コーンは6,500コントラクトの売り越し、大豆は2,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

ブラジル

昨日気温は85−95度まで。又降雨は主に北部産地のマトグロッソ・ゴイアス。しかし雨量は0.1-0.5インチまで。一方南部のリオグランデドスルなどでは概ねドライとなった。 今後3月序盤までの天候としては依然として北部産地での降雨は活発、南部では散発的なものとなる見込み。今週末3日の日曜までに北部ベルトでは80-85%の範囲に0.4-2.0インチまでの降雨。これまでの内容から見れば大したものではないが、それでも収穫作業への影響は出てくる模様。一方ベルト南部については週末頃には雨が戻ってくる。今後5−6日間で65−70%の範囲に0.3-1.7インチまでの降雨を見込む。リオグランデドスルなどの南部ベルトにおいては最低限の降雨は見ているが今後着鞘を向かえる大豆にとって更なる雨が欲しいところ。

 

アルゼンチン

ドライ傾向にヒートの懸念加わる ⇒ 今後の大豆の着鞘に影響

昨日は同国産地の各地域にて気温が予想以上に上がった。サンタフェ・ラパンパでは最高気温が95−97度まで上昇することとなった。この平年以上の気温は火曜〜水曜まで継続すると見られる。その間高温は90度後半から100度をつけるところも出てくる可能性があると見られており注意。

この時期の平年のパターンは過去数週間がそうであったようにドライ傾向は続くが気温が上がらない、ということ。しかし今週は昨日から3日間も高温が継続することとなる。木曜〜金曜は気温も次第に低下する見込みだが、土曜より月曜にかけては再び高温は90度台まで上昇すると見られる。ここにきてヒートに対する注意も必要となってきたようだ。

一方降水量の方は依然として期待できず、今後10日間ほどは現在のドライ傾向の状態が続くと見られる。今週は水曜〜木曜にかけて若干の雨が予想されるものの、範囲はごく限られたものにとどまる。今後1週間の雨量はベルトの20−25%の範囲にわずか0.2-1.2インチまでの予報。しかも期待される地域は主にベルトの南部ブエノスアイレス付近のみ。

ほぼ受粉ステージを終えたコーンよりも、この3月が重要な着鞘ステージになる大豆にとっては現在そして今後の天候推移は大きくイールドに影響してくると思われ、注意して見ていく必要あり。

 

NWS 6-10日間予報 (3月4日〜3月8日)

【米国各地域】

  気温 降水量
西部コーンベルト B/N B/N
東部コーンベルト B N/B
北部冬小麦地帯 A B
南部冬小麦地帯 A B
デルタ地域 N/B B

低めの気温推移が継続。ややフレンドリーを維持。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)USDA LOAN DATA (単位 : 百万ブッシェル)

 

−コーン−

  2月12日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
2000crop 5.3 -1.1 25.3 0.1 1,363.5 1,394.1
2001crop 976.1 0.1 0.0 unch 341.4 1,317.5

−大豆−

  2月12日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
2000crop 0.6 -0.1     5.5  0.1   306.9  313.0
2001crop 168.0 -2.5    0.0  unch  137.9  305.9

内容はコーン大豆ともにニュートラル。

 

2) ブラジルの生育進捗状況

本日付けの数字ではないですが、ご参考まで下記します。(単位 : %)

 

【 着鞘 】

  主要産地 2/22/02 2/15/02 2/23/01
南部産地 パラナ 95 79 94
  リオグランデドスル 73 52 78
中西部 マットグロッソ 100 93 99
  マットグロッソドスル 97 79 98
  ゴイアス 97 86 97
ブラジル全体   87 73 88
全体5年平均   87 75  

 

【 落葉 】

  主要産地 2/22/02 2/15/02 2/23/01
南部産地 パラナ 28 16 28
  リオグランデドスル 6 3 5
中西部 マットグロッソ 50 27 49
  マットグロッソドスル 47 20 48
  ゴイアス 43 25 42
ブラジル全体   30 17 28
全体5年平均   31 13  

 

【 収穫 】

  主要産地 2/22/02 2/15/02 2/23/01
南部産地 パラナ 5 3 4
  リオグランデドスル 0 0 0
中西部 マットグロッソ 21 17 14
  マットグロッソドスル 7 6 5
  ゴイアス 19 11 13
ブラジル全体   9 6 6
全体5年平均   6 3  

 

(参考) 上記主要5生産州でブラジル全体の約85%の生産高を占める。
      マットグロッソ25%、パラナ23%、リオグランデドスル17%、ゴイアス12%、
      マットグロッソドスル 8%。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ファンドが売り圧力を増加させている。この価格からは商業筋の買い気配も旺盛だが、3月限にて、12月限が昨年付けた197-1/2の安値がとりあえずのターゲットになる。ここをサポートしない限りファンド売りが止む事はない。万が一にも197-1/2を切った場合は、185-3/4までの大きな下げの可能性も視野に入ってきてしまう。今の価格は行き過ぎと感じておりいずれ修正されるとは思うが、更なる下げの可能性がある中、ここは様子見となってしまう。反転したとしてもすぐに大きく上げる環境にはなく、底値を確認してから再び買い出動としても遅くはない。皆が再び弱気に転じてきたことが、逆に相場の反転の近さを示しているように思うが、急いで買う場ではなくなってしまった。

本日現在のファンドのポジションはフューチャーズのみで約33,000コントラクトのショート。歴史的には70,000コントラクトのショートもある。ファンダメンタル自体にもうのすごい弱さがあるわけではないが、ファンドの売り越しポジションにはまだ余裕があるのも事実。大きな買いチャンスはもう少しだけ先か。(N)

 

(大豆)

  予想レンジ(5月限)
今週いっぱい 435−445
3月いっぱい 435−475

意見変わらず。コーンの安値更新への動きが大豆へ波及する可能性も否定は出来ぬが現時点での下値は5月限435近辺を維持したい。ただ、上値への動きも現在の状況から期待はしていない。430台は徐々に拾ってゆく姿勢でいきたい。

さて、本日ブラジルの生育進捗の数字を載せてみたが、南部リオグランデドスル、着鞘ステージは現在73%。これは米国で言えばちょうど8月中旬頃に相当する。大豆にとっては大変重要な時期故天候は注視したい。又中西部にあたるマットグロッソ、落葉が50%以上に達し、収穫は20%以上進捗、これは米国で言う9月末頃にあたる。勿論雨は必要ないのだが、収穫進捗率そのものについては現在散々雨に泣かされているといわれる中西部のどこをとっても昨年比進んでおり、収穫のスピードが例年以上に遅れている、といった捉え方は間違っている。これらの数値からは品質の問題にまでは言及できないが、毎年同様の環境にあるとすれば、多少割り引いた形でこれらを評価する必要もあるかと考える。 ただ、いずれにしても現在ブラジル南部(そしてアルゼンチン北部)については重要な着鞘ステージである、ということは留意して先を見たい。(A)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)