(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年3月4日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄付き、やや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 201 1/4 - 01 | 201 1/4 | 199 | 199 1/4 | -1 1/4 | 7602 | -4442 |
| 02 MAY | 209 - 09 1/4 | 210 | 207 3/4 | 207 3/4 | -3/4 | 201255 | -667 |
| 02 JUL | 216 1/4 - 16 | 217 | 214 1/2 | 215 | -1/2 | 110490 | +2192 |
| 02 SEP | 223 1/2 - 23 1/4 | 223 1/2 | 221 | 221 | -1 1/4 | 31321 | +59 |
| 02 DEC | 231 3/4 - 31 1/2 | 232 3/4 | 229 1/2 | 230 | -1 1/2 | 64261 | +703 |
| 03 MAR | 240 3/4 - 40 1/2 | 240 3/4 | 238 | 238 1/4 | -1 1/2 | 8631 | +31 |
| 430843 | -2001 |
大豆 --- やや安値寄付き、期近安先はやや高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 443 - 43 1/2 | 447 1/2 | 440 1/4 | 443 1/2 | -3 | 9442 | -4016 |
| 02 MAY | 447 1/2 - 48 1/2 | 453 1/4 | 446 3/4 | 451 | -1/2 | 74480 | +1757 |
| 02 JUL | 453 - 52 1/2 | 458 | 452 | 455 3/4 | +1/4 | 44093 | +693 |
| 02 AUG | 453 1/2 - 53 | 457 1/2 | 452 1/2 | 455 1/2 | +0 | 4480 | +82 |
| 02 SEP | 453 1/2 - 54 | 457 | 452 | 456 1/2 | +1 | 2054 | +70 |
| 02 NOV | 457 - 58 | 462 1/2 | 456 1/2 | 461 1/4 | +3/4 | 23082 | +529 |
| 159913 | -751 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 15560 | +00 | MAR | 1570 | -15 | MAR | 270 3/4 | +3/4 | 132.00 - 132.26 |
| MAY | 15380 | +80 | MAY | 1589 | -16 | MAY | 278 1/2 | +0 | |
| JUL | 15400 | +90 | JUL | 1611 | -17 | JUL | 284 1/2 | -1/4 | |
| AUG | 15320 | +70 | AUG | 1621 | -18 | SEP | 288 1/2 | -3/4 |
| 本日の相場の動き |
中国GMO問題、追加報道なし
コーン 金曜日のコミットメントオブトレーダーズにおいてファンドショートポジションがやや大目の数字となったことは、本日の寄り付き前やや支援材料とされた。やや高値で寄り付いた後、輸出検証高も予想以上の大きな数字となり序盤は高値を探る展開、5月限210をつけるに至る。しかし11時ごろには昨日の引け値レベルまで戻すとその後はずるずると値を削り、結局本日の安値圏での引けを向かえることとなった。先週金曜に市場を沸かせた中国のGMO承認問題につき、何ら新たなコメントが取れなかったこと、南米産地における今週の天候予報が市場へはネガティブに捉えられていること、中国産コーンについては依然その競争優位が言われており、米国産コーン今後の輸出にとって影響を及ぼしかねないこと、などがずっしりと頭を抑える形となった。
大豆 やはり金曜の買われすぎは本日の寄付きを作ることとなった。安値で開始した後すぐさま値を戻す展開となり本日の高値を10時頃つける。がその後はコーンとは反対に輸出検証高が予想以下の数字に終わり、市場はその失望もあって値を削る展開。コーンと同様、中国GMO問題・南米の目先の良好な天候予報、又ブラジルサフラス発表の収穫進捗率が前年比先行した数字が発表された事なども頭を抑えることを手伝った。終盤本日の安値をつけた直後より値ごろ感からファンド・コマーシャルの積極的な買い戻しが入りほぼ変わらずのところで引けとなった。
本日の動き、コーンはファンド500枚、コマーシャル300枚の買い越し、大豆はファンド1000枚、コマーシャル2000枚の買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
週末ベルト中央部・南部では約30%の範囲に0.10-0.75インチの散発的な雨が見られた。今週も金曜までの間に中央部と北西部産地中心に35%の範囲、0.25-0.75インチまでが見込まれる。先週末の雨については特にリオグランデドスル、恵みの雨となっている。気温に付いては週末高いところで90度半ばまで、極端なヒートはなかった模様。
今週は先週まで内容とは異なり、北部産地では相変わらず雨のチャンスが多いがその程度は軽微になりそう。今後7日間に亘り50%の範囲に1.5インチまで。この推移が現実のものとなれば、収穫のペースもよりアップしてくると見られる。又、南部産地においては今週前線の影響を受ける。今後1週間で50−60%の範囲で0.3インチ以上の降雨を見る見込み。気温は今週も引き続き高め推移(90度後半まで)となるが、このように前線による降雨の影響で土壌水分は保つことが出来ると見られる。
先週までとやや異なり、北部の少雨は収穫進捗に好感、南部の雨は生育に好感、ということでどちらもが相場材料としてはネガティブな形に変わってきている。
アルゼンチン
週末は殆どドライ。一部ブエノスアイレスにおいて降雨を見たが0.75インチまでと限られたもの。又気温はやや高め推移となった。
今週の天候はブラジル南部と同様に前線の影響で毎日どこかで降雨を見るチャンスが出てくる。特に北部ベルトにおいては幅広い範囲にて降雨が期待できる。今後1週間で0.3インチ以上の降雨を見る範囲は50−60%。気温もやや高めといわれるが、このように断続的に特に北部産地の幅広い地域において降雨が期待されており、先週までのドライパターンとは明らかに状況が変わってきた。この一連の不安定な天候は来週までの継続すると見られているので、ドライが懸念されていた産地などでは特に恵みの雨、ということがいえる。
| NWS 6-10日間予報 (3月10日〜3月14日) |
【米国各地域】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部コーンベルト | N/A | B |
| 東部コーンベルト | A/N | N/A |
| 北部冬小麦地域 | N/B | B |
| 南部冬小麦地域 | A | B |
| デルタ地域 | A | N/B |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン) |
| 2月28日の週 | 2月21日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 1,448.0 | 851.4 | 704.6 | 21,881.5 | 22,897.2 |
| 大豆 | 360.4 | 1,132.7 | 807.2 | 21,146.6 | 18,218.0 |
| 小麦 | 319.9 | 485.1 | 466.3 | 20,211.2 | 22,049.8 |
コーンは予想の上限より上にてやや強材料、大豆は予想の下限以下、ということで弱材料とされた。
| 2)ブラジル収穫進捗状況 (サフラス発表) |
(数字 : %)
| 各州 | 3/1/02 | 2/22/02 | 3/1/01 | 5年平均 |
| リオグランデドスル | 0 | 0 | 0 | 0 |
| パラナ | 11 | 3 | 12 | 11 |
| マトグロッソ | 27 | 19 | 24 | 21 |
| マトグロッソドスル | 13 | 6 | 10 | 11 |
| ゴイアス | 23 | 17 | 26 | 19 |
| サンパウロ | 9 | 3 | 9 | 15 |
| ミナスジェライス | 6 | 1 | 1 | 2 |
| バフィア | 6 | 0 | 0 | 1 |
| その他 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| 全体平均 | 13 | 8 | 12 | 10 |
数字の通り、北部産地における降雨はこれまで指摘されてきているが、現時点では昨年同時期比依然として1%進んでいる。過去5年平均においても3%早く進んでいる。
| 本日のトーメンの意見 |
大豆は現在の値位置から目先もう一段の上げは勢いとして考えられるが5月限460まで。その後は再び安値を探る展開を予想。5月限で430台の可能性はまだあると見る。現在の値動きは全体としての底上げはここまでおこなってきているが、まだ本格的な上昇気運とまではいけない。更なるファンダメンタルズのインプットがない限り5月限で435あたりを底値圏に上値は460まで、といった展開が今月いっぱいは続くとみている。
コーン、ファンダメンタルズにおいて買いを掻き立てる材料は見えず。目先は5月限約定安値を再度テストする展開。大豆以上に輸出需要が心配されるコーンは今後も中国の動向に左右されることとなる。今週金曜の需給報告は大豆とは逆にその輸出はやや下方修正されその分期末在庫の増加が予想されている。マイナーな修正故それだけでは市場を動かず材料としては不足であるが、米国コーンの輸出期待と中国コーンの国際市場への影響は今後も対峙することとなり、この先のマーケットの頭を抑える潜在的要因として捉えておきたい。(A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)