(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年3月5日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  199 3/4 - 200  202 3/4  199 3/4  202 1/2  +3 1/4  5225  -2377 
02 MAY  208 1/4 - 08 3/4  209 3/4  208  209 1/2  +1 3/4  201363  +108 
02 JUL  215 1/4 - 15 3/4  217  215 1/4  216 1/2  +1 1/2  110346  -144 
02 SEP  221 1/2 - 22  223 1/4  221 1/2  222 1/2  +1 1/2  31756  +435 
02 DEC  230 - 30 1/4  231 3/4  230  231  +1  65509  +1248 
03 MAR  238 1/2  240  238 1/2  239 1/4  +1  8966  +335 
            430495  -348 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 MAR  445 1/2 - 46  451  445 1/2  449  +5 1/2  6937  -2505 
02 MAY  453 - 53 1/2  458 1/2  452 3/4  457 1/4  +6 1/4  75333  +853 
02 JUL  457 1/2 - 58  463 1/2  457 1/2  462 3/4  +7  44896  +803 
01 AUG  458 - 59  463 1/2  458  462 1/4  +6 3/4  4609  +129 
02 SEP  458 1/2 - 59  464  458 1/2  463  +6 1/2  2013  -41 
02 NOV  463 - 63 1/2  468 1/2  463  467 1/4  +6  23203  +121 
            159283  -630 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  15660  +100  MAR  1602  +32  MAR  274 1/4  +3 1/2  131.80 - 132.36 
MAY  15480  +100  MAY  1617  +28  MAY  282  +3 1/2   
JUL  15510  +110  JUL  1638  +27  JUL  288 1/4  +3 3/4   
AUG  15450  +130  AUG  1648  +27  SEP  292 3/4 

+4 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆、大豆油にファンド買い。

アルゼンチンが原料穀物(コーン、大豆など)に現行の3.5%から13.5%の輸出税を、製品(大豆粕、大豆油など)にも今後5%の輸出税を課すとアナウンスした。この輸出税はまだ決定事項ではないが、もし決まれば代わりにVAT taxを現行の21%から10.5%に引き下げる交換案も出てきている。しかしアルゼンチンの農家や穀物輸出商は、これらがもっと具体化するまでは輸出商談から遠ざかると見られ、本日のシカゴ相場で強い材料となった。 

大豆がこのニュースをいち早く織り込み高値トライとなった。また大豆油にもファンド買いが入り、大豆もサポートされた。大豆油はオイルワールド社が4/1現在の世界大豆油在庫を史上最高の332万トンと予想する一方で、今後大豆油需要はこの在庫でも充分でないくらい大きなものになると予想したことから買いが入った。しかしながら本日までに発表される予定であった中国からの輸入割当数量がまだアナウンスされていないこと、再度中国を訪問しているUS政府筋からも中国のGMO問題解決の進展が見られないことなどから頭を抑えられ、最後に多少値を戻しての引けとなった。 

コーンは大豆、小麦につれ高。小麦は冬小麦の生育状態が改悪しているとのニュースから買われていた。またサポート要因としては、メキシコがコーンシロップへの20%の関税を9/30までの暫定処置ながら撤廃したこと。メキシコはUS産異性化糖生産量全体の3%を買い付けており、この問題の先送りが買い材料とされた。しかしながら韓国が105,000トンのアルゼンチン産コーンを買い付けた事、ロシアのUS産家禽類の輸入禁止がまだ正式発表ではないが、噂されている事、金曜日の需給報告で最近の中国向け成約のキャンセルを材料に、輸出数量が下方修正されるというアイデアなどが弱い材料となり、上げ幅は大豆ほど大きなものにはならなかった。 

また相場要因にはなっていなかったが、農業法の最終案作成の為の上院・下院による両院委員会の最初の日程もまだ決まっていない。巷の意見では、4月末までに新しい農業法が陽の目を見ることは難しいという雰囲気が広がり始めている。 

本日のファンドは、コーンは1,500コントラクトの買い越し、大豆は9,000コントラクトの買い越し、大豆油は6,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。また本日現在のファンドのネットポジション(オプションなし)は、コーンは37,000コントラクトのショート、大豆は19,000コントラクトのロングと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

昨日は北部、南部ともに降雨が見られた。範囲は全体の40%、降雨量は0.25-1.5インチ程度。この前線は今日も同程度の降雨を、同じ地域にもたらす。この前線による降雨は、作付けの遅かった南部の大豆には恵みとなる。北部、中部の収穫も特に遅れもなく順調に進んでいる。 

アルゼンチン 

昨日の降雨はベルト北東部を中心に、25%の範囲に0.25-1.0インチの軽いものであった。今後木曜日まではドライ。金曜日に次の前線が来る。この前線による降雨は、50%の範囲に0.25-1.0インチの予報。最近の降雨にもかかわらず、大豆地域の15%はドライからストレスの懸念がでている。今週末の降雨は、これらの地域の一部には恵みの降雨となる予報にて、まだ多少の改善が期待される。コーンはすでに雨を必要としないステージにまで生育しており、特に影響はない。 

 

NWS 6-10日間予報 (3月11日〜3月15日) 

【米国各地域】 

  気温  降水量 
西部コーンベルト  N/B  B/N 
東部コーンベルト  N/B  A/N 
北部冬小麦地域  N  B 
南部冬小麦地域  A/N  B 
デルタ地域  A/N  N 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (単位 : 百万ブッシェル)

−コーン− 

  2月26日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  4.6  -0.7  25.4  0.1  1,364.1  1,394.1 
2001crop  974.4  -1.7  0.0  unch  351.7  1,326.1 

−大豆− 

  2月26日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  0.5  -0.1      5.5   unch    307.0   313.0 
2001crop  164.4  -3.6     0.0   unch   142.2   306.6 

内容はコーン大豆ともにニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  3月1日  前週  前年同期 
コーン  13,347  14,321  13,281 
大豆  2,647  2,860  2,632 
小麦  25,414  25,365  39,643 

予想の範囲内にてニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

コーン、大豆とも買いは見送り、少しの間は様子見。

大豆はファンドが買い出動しており、5月限470辺りまでの上昇は可能。しかしながら中国向け輸出船積は3/20までの入港を考えるともう無理。既契約215,000トンのキャンセルもありうる。また昨年も3月中旬から輸出成約が大幅に落ち込み、南米産に持っていかれた。もちろんマーケットはそれを織り込んでいるとはいえ、今までUSDAの予想以上の需要を見せていた相場が実際にペースダウンした場合には、やはり影響は大きい。契約新安値更新とまでは行かなくても、5月限440割れは可能。目先のラリーは様子見で、3月後半の値崩れを待ちたい。 

コーンは大豆につられて5月限界215-17辺りまでは可能。しかしながら歴史的に遅い農家売りがまだ控えており、もう一度は下げ場面が見られる。本格上昇は作付面積がもう少し見えてくる3月下旬以降か。大豆同様目先のラリーは見過ごし、下げてきたら拾いたい。5月限205-206なら買っても問題なし。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)