(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年3月8日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 199 - 99 1/2 203 3/4 199 202 +1 1/4 2725 -617
02 MAY 206 1/2 - 07 210 206 1/4 208 1/4 +1/2 197974 -1534
02 JUL 213 1/2 - 14 217 213 1/4 215 1/4 +1/2 110838 +280
02 SEP 220 1/4 - 20 1/2 223 1/4 220 221 1/4 +1/2 32634 +447
02 DEC 229 231 1/2 228 1/4 229 1/2 +1/4 67549 +1052
03 MAR 237 239 1/2 236 1/2 237 1/2 +1/4 9504 +257
            429164 +268

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 450 1/2 - 51 459 3/4 449 1/2 458 +6 1/2 3391 -1192
02 MAY 458 - 59 468 456 1/2 465 1/2 +6 77413 +2984
02 JUL 463 1/2 - 64 1/2 474 1/4 461 3/4 471 +5 3/4 48577 +3530
01 AUG 463 - 63 1/2 474 462 1/2 470 3/4 +6 1/4 4747 -109
02 SEP 464 474 463 1/2 471 +5 1850 -161
02 NOV 468 1/2 - 69 479 1/2 467 476 3/4 +6 1/4 25248 +1839
          164100 +7383
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 15940 +350 MAR 1623 +15 MAR 271 -1 1/2 127.88 - 128.57
MAY 15710 +290 MAY 1642 +10 MAY 277 3/4 -2  
JUL 15770 +300 JUL 1666 +8 JUL 283 -2 1/4  
AUG 15690 +270 AUG 1678 +10 SEP 288 3/4

-1 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

需給報告は弱材料。しかし旺盛なファンド買いに相場は再び上げる

大 豆 発表内容はやや弱材料。昨日弱い形での引けからのフォロースルーもあり寄り付き前は3−4セント安のコール。ほぼ予想通りの2−3セント安での寄り付きとなったが、このレベル(5月限4561/2)が本日の安値となった。中国GMOルールに関する『噂』に昨日終盤は逆に値を削ったが、それでもその期待感は市場に漂っていたか。農務省の数字を確認したことが寧ろファンドを再び動きやすくしたか。セッション終盤にはアルゼンチン政府のVAT税還付取りやめを匂わずニュースなども出る。いずれにしても大量のファンド買いを浴びることなり、本日は引けまでそのエネルギーが保たれることとなった。安値を見た後の大量のファンド買い、非常に印象的な動きとなった。昨年10月初旬以来の高値をつけている。

コーン 発表内容は総じて弱いものとして捉えられ、寄付き前のコールも1セント安。ほぼ予想通りの寄り付きとなった。序盤は寄り付きレベルを安値にほぼ1セント前後での揉み合い続くが、大豆関連商品の動きが本日の流れを作ることとなった。その他のコーン自身の材料としては中国吉林省の7−8積コーン販売意向、韓国の中国・南米産コーン買付けニュースなど更なる弱材料も出たが、大豆関連の動きに押された部分が大きく終盤はほぼ高値圏5月限209−210内での動きが続く。引け際にやや値を戻して引けることになったが、本日寄り付き時の安値(5月限206レベル)からは2セント高レベルでの引け値となった。

 

本日のファンドの動きはコーン1800枚、大豆9000枚、大豆粕3500枚、大豆油4000枚の買い越しと見られる。

 

農務省需給報告内容

 

【 大豆 】

−市場の事前予想(期末在庫250−260百万ブッシェル)よりやや多く265百万ブッシェル。搾油需要を5百万ブッシェル上方修正した為、そのままの数字が期末在庫の下方修正とはなったものの、市場予想以下の減少幅は本日の弱い材料とされた。
−同省は本日の発表でブラジルの生産高予想を百万トン上方修正し43.5百万とした。この数字は市場の予想のほぼ逆に出た形となり、これも本日の弱材料とされた。
−中国が前月から輸入量を50万トン減らし1300万トンとしたことも材料としては弱い部類に入った。

【 コーン 】

−事前予想(期末在庫1545−1595百万ブッシェル)のほぼ上限。輸出数字を50百万ブッシェル下方修正したものがそのまま期末在庫の積み増しとして表れた。予想幅の上限だったこともありやや弱材料として受け止められた。
−同時に主要生産国生産高予想も軒並み上方修正されている。中国は110百万トン(前月108)、アルゼンチンは12百万トン(前月11.5)、南アフリカは9百万トン(前月8.5)などとなっている。この結果、世界の総需要は殆ど変化がなかった中で期末在庫は128.22百万トン(前月125.36)と増加することとなった。

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

昨日はベルト25%の範囲に0.1-1.0インチの雨。今後5日間でベルト45%の範囲に1.0インチ(多い所では2インチまで)の降雨が見込まれているが、内容的には限られたものにて収穫作業に支障を来たす類のものにはならない。引き続き問題なく推移していると言える。 ベルトの南部リオグランデドスルにおいてはやや降水量が少ないということが懸念されてはいるが、まだはっきりとした形では表れてはいない。が、今後の進展次第では来週あたり指摘される可能性はある。

アルゼンチン

昨日は10%の範囲に0.75インチまでの降雨。週末にかけては60%の範囲に1.5インチまでの降雨が予想されている。ドライ傾向であった地域にとっては欲しい雨が引き続き週末にもあることになる。

 

GWS 6-10日間予報 (3月14日〜3月18日)

【米国各地域】

  気温 降水量
西部コーンベルト B/N A
東部コーンベルト A/N A
北部冬小麦地域 B A/N
南部冬小麦地域 B B
デルタ地域 A A/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY/DEMAND REPORT

 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2000-2001 2001-2002
  FEB8 MAR8 FEB8 MAR8
作付面積(百万エーカー) 74.3 74.3 74.1 74.1
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.4 73.0 73.0
単収(ブッシェル/エーカー) 38.1 38.1 39.6 39.6
         
初期在庫 290 290 248 248
生産量 2,758 2,758 2,891 2,891
輸入 4 4 5 5
・供給合計 3,052 3,052 3,143 3,143
搾油用 1,641 1,641 1,680 1,685
輸出用 1,000 1,000 1,020 1,020
種子・飼料用 91 91 91 91
その他 73 73 82 82
・需要合計 2,804 2,804 2,873 2,878
期末在庫 248 248 270 265
農家平均価格($/ブッシェル) 4.54 4.54 4.00-4.60 4.05-4.45

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2000−2001 2001-2002
  FEB8 MAR8 FEB8 MAR8
作付面積(百万エーカー) 79.6 79.6 75.8 75.8
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.4 68.8 68.8
単収(ブッシェル/エーカー) 136.9 136.9 138.2 138.2
         
初期在庫 1,718 1,718 1,899 1,899
生産量 9,915 9,915 9,507 9,507
輸入 7 7 10 10
・供給合計 11,639 11,639 11,416 11,416
飼料用その他 5,838 5,838 5,850 5,850
食用・種子用・工業用 1,967 1,967 2,045 2,045
輸出用 1,935 1,935 1,975 1,925
・需要合計 9,740 9,740 9,870 9,820
期末在庫 1,899 1,899 1,546 1,596
農家平均価格($/ブッシェル) 1.85 1.85 1.85-2.15 1.85-2.05

 

B 01/02クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

○コーン

  生産量 輸出量
中国 110.00 (108.00) 3.00   (3.00)
アルゼンチン 12.0   (11.50) 7.50   (7.00)
南アフリカ 9.0     (8.50) 1.50   (1.50)

○大豆

  生産量 輸出量
ブラジル 43.50  (42.50) 17.90 (17.70)
アルゼンチン 28.75  (28.75) 8.35 (8.35)

コーンは中国・アルゼンチン・南ア、それぞれ生産量を上方修正、アルゼンチンの輸出も増加。
大豆もブラジル生産量が1百万トン増加、輸出も微増となっている。

 

2)コミットメントオブトレーダーズ

 

  オプションなし ⇔ 事前予想 オプション込み
大豆 8,509   long 19,100  long 8.893   short
大豆粕 17,711  long 15,700  long 18,180  long
大豆油 21,640  short 12,700  short 27,420  short
コーン 45,178  short 37,200  short 73,757  short
小麦 20,698 short 20,400  short 21,381   short

コーンは予想以上のショートが確認された為、来週月曜にはややフレンドリーと見られる。大豆関連商品についてはほぼ中立的に捉えられている。

 

本日のトーメンの意見

 

本日の大豆の動きは非常に印象深く映った。昨日の終盤の下げから、本日の動きには注目していたが、しっかりとファンドが市場を支えることとなった。今週月曜から5日間で大豆についてはファンドの買い越し30,000枚以上、この1ヶ月近い間に確実にファンドはネットショートからロングに切り替わってきた。これまでの見方としては更に安値(5月限440台割れ)をかなり近いところに想定していたが、トレンドラインが底上げされている部分を加味し、450割れを安値圏に設定したい。目先勢いで470台をつけることがあってもその後は修正安をむかえる。又、現在ファンドが活発に動くようになっている為、目先の値動きも相応のものになる可能性が高い。来週は中国GMOルールに関する公式アナウンスが中国サイドからあると言われている。これを受けた後の市場の動きには注目したいところ。(A)

大豆(5月限) 予想レンジ
来週の動き 470前半〜450
3月中の動き 450〜480

コーンは本日の大豆の上げに(安値引けとならなかったという意味では)同調した形となった。が、特に今後の輸出動向を考えるに中国の動きが未だ不透明な材料として重く圧し掛かる。現在のファンドのショートポジションも含め、スプリングラリーへ向かうべく緩やかな上昇トレンド、という見方も出来るが今週の材料に30,000枚買い越したと見られる大豆の動きとは裏腹にコーンは4000枚にも満たないと見られる。週足・日足からも今しばらくは現在の値位置から抜け出せそうにない。従い、目先5月限は210を頭に下値は205という狭いレンジ内での値動きを予想する。 (A)

コーン(5月限) 予想レンジ
来週の動き 210〜205
3月中の動き 205割れ〜215

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)