(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年3月11日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 201 3/4 205 200 3/4 204 +2 2,326 -399
02 MAY 207 1/2 - 07 3/4 210 206 3/4 209 1/2 +1 1/4 196,331 -1,643
02 JUL 214 3/4 217 213 3/4 216 1/2 +1 1/4 110,928 +90
01 SEP 221 - 21 1/4 222 3/4 220 1/4 222 1/4 +1 32,935 +301
02 DEC 228 3/4 - 29 231 228 1/4 230 1/2 +1 67,331 -218
03 MAR 237 1/2 239 236 238 3/4 +1 1/4 9,622 +158
         

 

大豆     --- 安値寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAR 454 - 54 1/2 458 453 458 +0 2737 -654
02 MAY 461 - 62 465 1/2 460 1/4 464 3/4 -3/4 79899 +2486
02 JUL 467 -68 471 466 1/4 469 3/4 -1 1/4 50791 +2214
02 SEP 468 1/2 - 69 1/2 471 466 3/4 469 3/4 -1 4713 -34
02 DEC 467 1/2 - 68 1/2 471 467 470 1/2 -1/2 1859 +9
03 MAR 471 - 71 1/2 476 1/4 470 3/4 473 1/2 -3 1/4 27146 +1898
            170588 +6488
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 15870 -70 MAR 1625 +2 MAR 267 1/4 -3 3/4 127.91 - 128.72
MAY 15610 -100 MAY 1646 +4 MAY 274 -3 3/4  
JUL 15640 -130 JUL 1670 +4 JUL 279 3/4 -3 1/4  
AUG 15550 -140 AUG 1683 +5 SEP 285 1/2

-3 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

コーンはファンドのショートカバー、大豆はアルゼンチンの雨で売られる。

大豆は週末にアルゼンチンに恵みの雨があったこと、先週の上げが急であったとの考えから売りが先行した。また週末に農家売りが多く見られたこと、ブラジルの収穫進捗も17%(vs 15%平均)と順調であること、ロシアがUS産家禽類の輸入禁止を3/10から少なくとも60日間は続ける事が大豆粕に弱い材料となっていた事なども焦点とされ、一時は5セント安まで沈んだ。しかしながら中国がGMOの輸入ルールを緩和したこと、アルゼンチンが3/25の支払い予定のVAT tax償還を延期する可能性があると噂されたこと、また何よりもCRBインデックスが大幅に上げていた事が好感され、期近を中心に小安いところまで買い戻されての引けとなった。期近が強かった原因のひとつには、今夜韓国がUS産NON-GMO大豆5万トンの買い付けに入る事も挙げられている。

コーンは、寄付きは大豆につられて小安く始まったが、先週金曜日発表のコミットメントオブトレーダーズでファンドのショートが予想より大きかったことが確認され、ファンドがショートカバーを入れすぐに買い戻された。また台湾が今夜US産コーン55,000トンの入札を行う事も、期近を中心に買い材料とされた。しかし5月限210の抵抗線が抜けないとみるや、ファンドの買いも緩み、あとは狭いレンジでのトレードが細々と続きそのままの終了となった。本日上値が抑えられた原因の一つに小麦の下げが挙げられる。小麦は今週プレーンズに恵みの雨が予報されたこと、一番の輸入国であるエジプトが外貨不足でしばらく買いに入れないのではと噂されたことから大量のファンド売りが出て、契約新安値を更新するに至っていた。

本日のファンドは、コーンは800コントラクトの買い越し、大豆も2,000コントラクトの買い越し、小麦は9,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。

 

中国GMO輸入ルールが緩和される。

3/20から12/20までの暫定措置として、輸出国及び第三国の発行する安全証明書にて輸入通関が認められることとなった。、中国GMO安全管理事務所がこの安全証明書を審査し、30日以内に独自の安全証明書を発行する段取りとなっている。当初は中国語での作成が義務付けられていたが、暫定処置では英語でも受け付けられ、また審査期間も当初の270日から30日以内へと短縮されている。

 

新農業法

今週の水曜日に上院、下院の両委員会にてのすり合せ審議が始まるが、今年度中での成立を疑問視する声が段々大きくなっている。しかしながらその場合でも、ローンレートだけは変更され実行に移されると見る向きが多い。

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

週末の雨は限られたものになった。30%の範囲に0.25-1.5インチまで。今後5日間の降雨は40%の範囲に1.25インチ。引き続き限られた地域のみの降雨予報となっており、産地中西部地域の収穫は更に進むものと思われる。

アルゼンチン

逆にアルゼンチンには週末85%の範囲に0.5-2.5インチ。所によっては6.0インチまでのまとまった雨を見た。引き続き今週後半にも80%の範囲に所によっては2.5インチまでの予報が出ている。大豆のドライ産地には適した雨となるがコーンの一部収穫にはマイナーな影響を与える可能性はある。現時点ではまだ問題視されてはいないが。

 

GWS 6-10日間予報 (3月17日〜3月21日)

【米国各地域】

  気温 降水量
西部コーンベルト B A/N
東部コーンベルト B/N A
北部冬小麦地域 B N
南部冬小麦地域 B N/B
デルタ地域 N/A A

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

3月7日の週 2月28日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 864.5 1,478.8 713.6 22,780.7 23,610.8
大豆 547.8 482.0 931.2 21,816.0 19,149.2
小麦 555.4 345.4 539.2 20,812.1 22,589.0

コーンは予想の上限近く、大豆は予想の上限よりやや高かったことから共に支援材料とされた。

 

 

2)ブラジル収穫進捗状況 (現地某民間の発表)

(数字 : %)

  3/08/02 3/01/02 3/01/01
ミナスジェライス 12 5 12
サンパウロ 22 11 22
パラナ 19 12 16
サンタカタリナ 0 0 0
リオグランデドスル 0 0 0
マットグロッソ 36 28 35
マットグロッソドスル 25 15 26
ゴイアス 42 26 41
       
全国平均 20 13 19
全国過去5年平均 17 11  

サフラスではないが、地元民間の発表内容。先週時点での昨年比と比較しても大きな遅れなどはない。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

様子見。今しばらくはレンジ内取引が継続する。

大豆が30セント上げても反応しないコーン相場であり、3/28のレポートまで大きな上げは期待できないかもしれない。また裕福でない農家も多く、そういう農家は作付を前にしてどうしても現金が必要となり、コーンの売りがこれからこの価格でも出てくる。また動かない相場に苛立っているファンドが、もう一度下値トライの売りを仕掛けてくる可能性もある。更に南米大豆の収穫の進捗に伴い、相場を引っ張っていた大豆の値が崩れるような事があれば、コーンも下値には引っ張られる可能性もある。今は様子見をして、安値トライがあれば拾っていきたい。

先週のシカゴの日中の最高気温は、60度の日もあれば10度の日もあった。自身4度目の冬であるが、今年の冬の天気は異常。この異常気象が春先以降も続かないという保証はない。また4月に入れば土壌水分の不足がもっとクローズアップされる。春先相場は上向くとは思うが、今はその兆しが見えない。まだもう少し待ってもいい。(N)

 

(大豆)

意見変わらず。多少の底上げは認めた上で、目先はこれまでの上げに対する修正安。 (A)

大豆(5月限) 予想レンジ
今週の動き 470前半〜455
3月中の動き 450〜480台

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)