(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年3月13日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 202 1/2 - 04 1/4 | 205 1/4 | 202 | 202 1/2 | -2 1/4 | 901 | -515 |
| 02 MAY | 209 1/4 - 09 3/4 | 210 1/2 | 206 1/2 | 207 1/4 | -3 1/4 | 194226 | -1084 |
| 02 JUL | 216 3/4 - 17 | 217 3/4 | 213 1/2 | 214 1/4 | -3 1/4 | 113326 | +1643 |
| 02 SEP | 222 1/2 - 22 3/4 | 223 1/2 | 220 | 220 | -3 1/4 | 33265 | -18 |
| 02 DEC | 230 - 30 1/2 | 231 1/2 | 227 3/4 | 228 1/4 | -2 3/4 | 67427 | +15 |
| 03 MAR | 238 - 38 1/4 | 239 1/2 | 236 | 236 1/4 | -2 3/4 | 10193 | +385 |
| 427939 | +775 |
大豆 --- 安値寄付き、やや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAR | 454 - 54 1/2 | 456 1/2 | 452 1/4 | 456 | -3/4 | 1723 | -358 |
| 02 MAY | 460 1/2 - 61 | 463 3/4 | 459 | 462 3/4 | -1/2 | 79474 | -1142 |
| 02 JUL | 465 1/2 - 66 1/2 | 469 | 464 1/2 | 467 3/4 | -3/4 | 52136 | +665 |
| 01 AUG | 466 | 468 1/2 | 465 | 467 1/2 | -1/2 | 5384 | +263 |
| 02 SEP | 466 | 468 | 464 1/2 | 467 3/4 | -1/4 | 1938 | +50 |
| 02 NOV | 469 - 69 1/2 | 472 3/4 | 467 1/2 | 471 1/4 | -1/4 | 27622 | +186 |
| 171925 | -328 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 15960 | +70 | MAR | 1630 | -5 | MAR | 270 | +2 | 129.30 - 129.47 |
| MAY | 15610 | +40 | MAY | 1648 | -8 | MAY | 276 1/4 | +0 | |
| JUL | 15580 | -10 | JUL | 1673 | -9 | JUL | 281 1/4 | -1 | |
| AUG | 15500 | -50 | AUG | 1685 | -8 | SEP | 286 1/4 |
-1 3/4 |
| 本日の相場の動き |
午前中は閑散。正午過ぎに口蹄疫の噂でコーンは大きく下げる。
コーンの寄付きは小安いレベル。昨日高値を抜け切れなかった動きをフォローした。日本向け輸出成約11万トンが確認されたこと、台湾が金曜日にUS産コーン55,000トンの入札を行うというニュースはサポーティブであったが、型通りの商談と見られ、新規買い材料とまではいかなかった。小動きで超閑散な相場が正午まで続いていたが、口蹄疫の噂がマーケットに流れ、ファンドが大量に売りに入り、一気に3-4セントの下げを見せた。しかしこのレベルでは商業筋も大量に買いオーダーを入れ、サポートされた。取引時間内では、口蹄疫の真偽ははっきりしなかったが、リミットダウンを付けていたライブキャトル相場が値を戻してた事もあり、コーンも安値からはやや値を戻しての引けとなった。また期近3月限は、本日受渡がゼロであったことから期先限月よりもややサポートされていた。
大豆は様子見の相場展開。3/20以降の中国の輸入状況を見極めてから、ポジションを取りたいというトレーダーが多かったようだ。相場要因も目新しさに欠けていた。弱い材料としては、フィリピンがGMO製品にラベリングを必要条件とするかもしれないというニュース、引き続き南米の天候、アルゼンチンのペソの下落。強い材料としては、アルゼンチンがVAT taxの償還を遅らせる可能性があること、ロシアのUS産家禽類の輸入禁止措置が来週解除されるかもしれないというニュース、等が話題にされていた。結局コーンにつられる形で、やや安値レベルでの終了となった。また本日の相場要因とはならなかったが、ブラジルの政策委員会にて、GMO作付が認められる見通しとなった。まだ国会の承認が必要となるが、短期的には中国、ヨーロッパ諸国がブラジル大豆を敬遠、しかし将来的には生産量の増加から相場には弱い材料になると見られている。
本日のファンドは、コーンは4,000コントラクトの売り越し、大豆は1,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。
| カンザスで口蹄疫騒動 |
本日昼過ぎに、カンサス東部でオークションにかけられていた肉牛15頭のうち、何頭かに口蹄疫の兆候が見られるとして、そのうち2頭の組織サンプルがNYの研究所に送られた。アメリカでは口蹄疫の発生は1929年以降一度も見られていない。このニュースは忽ち広がり、ライブキャトル相場は一気にリミットダウンをつけた。コーンも昨日と変わらぬレベルから3-4セント安に沈んだ。しかしアメリカで口蹄疫が発生するはずがないという神話を信じる者も多く、ライブキャトル相場もすぐに立ち直りをみせ、限月によっては半値戻しとなった。これにつられる形で、コーン相場もやや値を戻した。シカゴ時間午後1時40分頃、ローカルニュースとして、口蹄疫の証拠は何もみられないというニュースが流れ、更に午後2時30分にはUSDAからのコメントとして、検査結果は’シロ’になるであろうというコメントが流れた。夕方現在の噂では、今夜東部時間10時に検査結果がアナウンスされると言われている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
天候パターンに変化なし。産地北部ベルト(マットグロッソ・マットグロッソドスル・ゴイアス)においては収穫には最適な天候がこの先も続く。又南部については昨日も降雨を見ており、今後5日間で65%の範囲に1インチまでが予想される。来週は現在アルゼンチンに雨を降らせている前線が北上する見込みにて、ベルト南部は来週も雨がちの天候推移が予報として出ている。
アルゼンチン
引き続き現在の不安定な天候パターンが週末まで継続の見込み。 産地の70-75%の範囲に0.5-2.0インチまでの降雨を見る。一部では局地的に3−4インチの雨を見込む。来週は現在のパターンがブラジル南部・中部へ北上するため雨は上がると見られる。このような状況故、現在のアルゼンチン産地における状況は鞘つけの重要な時期である大豆にとっては大変良い形であるということが言える。
| GWS 6-10日間予報 (3月19日〜3月23日) |
【米国各地域】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部コーンベルト | B/N | N |
| 東部コーンベルト | N/B | A/N |
| 北部冬小麦地域 | B | N |
| 南部冬小麦地域 | N/B | N |
| デルタ地域 | A/N | N/A |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) ブリッシュコンセンサス |
| 3/12/02 | 3/5/02 | 2/26/02 | |
| CORN | 55 | 51 | 45 |
| SOYBEAN | 52 | 47 | 40 |
| SOY OIL | 37 | 31 | 29 |
| SOY MEAL | 46 | 47 | 41 |
| WHEAT | 45 | 53 | 51 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
突然の口蹄疫騒ぎで、一気に契約新安値近くまで下げてしまった。しかし検査結果は’シロ’が濃厚であり、明日は戻り相場が予想される。ただ作付に目を移すと、来週にもコーンベルトのメインであるイリノイ州の南部では一部作付が始まるといわれている。農家にとっては時間切れの待ったなしとなる。どの地域の誰に聞いても、異口同音に農家のコーン売りは遅いという。そして作付前には多かれ少なかれ、もう一度農家売りが見られると予想している。今日の安値程度までの下げは今月中にもう一度期待できる。今日の安値近辺にてプライシングの指値を入れておくか、それとももう少し様子を見るか。明日の戻り相場を追いかける必要はない。
万が一、口蹄疫の結果が’クロ’だった場合を想定した相場を各アナリストに問い合わせてみたが、ひとりを除いて全員が’シロ’を信じて疑っていなかった。もし’クロ’だとした場合には、口蹄疫の広がりが問題となる。もしこのカンサスだけのことであれば、このレベルから更に大暴落をすることはないと考えられている。ただ数箇所に渡り発生が確認された場合には、牛肉の輸出禁止措置が取られる可能性がある。アメリカ牛肉売上の10%が輸出であり、これは大きな打撃となる。牛肉相場の暴落と、飼料需要の激減、コーン相場の長期低迷につながりかねない。またアメリカ産穀物の禁輸入に踏み切る国が出て来るかもしれない。今夜の検査結果が待たれる。(N)
(大豆)
| 大豆(5月限) | 予想レンジ |
| 今週の動き | 470〜450 |
| 3月中の動き | 450〜480台 |
見方は変わらず、短期的には下値を探る展開となるが、その後は徐々にレベルアップ。底上げへの流れは非常にゆっくりとしたものになると見ている。
本日は『口蹄疫騒ぎで5検体がテスト』、というニュースに市場参加者には緊張が走った。結果云々にかかわらずこの手の不安材料は市場にそれなりのムードを残す。短期的には頭を抑える一材料となろう。
南米。現在は両国共に順調な推移を続けており、問題なく輸出体制へ、といきたいところだが、今後の不安材料としてアルゼンチンの動向が気になる。vat
tax償還問題が未だにはっきりとしていない。依然として不安定な同国において収穫された作物を順調に流通させることが出来るのか、これは輸出市場にとっては大きな要因になってくる。マーケットは現在強材料を探しており、同国の今後の動向も一つのキーになるように映る。(A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)