(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年3月15日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAY | 206 1/2 - 06 3/4 | 208 1/2 | 205 1/2 | 205 3/4 | -2 | 193193 | -1719 |
| 02 JUL | 213 3/4 - 14 | 215 3/4 | 212 1/4 | 212 3/4 | -1 3/4 | 114420 | +544 |
| 02 SEP | 219 3/4 | 221 1/2 | 218 1/2 | 218 3/4 | -1 3/4 | 33916 | +233 |
| 02 DEC | 227 1/2 - 27 3/4 | 229 1/2 | 226 1/2 | 226 3/4 | -1 3/4 | 68417 | +70 |
| 03 MAR | 235 1/2 | 237 1/2 | 235 | 235 1/4 | -1 1/4 | 10257 | +24 |
| 03 MAY | 241 1/4 - 41 | 242 1/2 | 240 3/4 | 241 | -1 1/4 | 730 | +23 |
| 429143 | -2035 |
大豆 --- やや安値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 02 MAY | 467 - 66 1/2 | 474 1/4 | 466 1/4 | 472 1/4 | +3 3/4 | 79346 | +628 |
| 02 JUL | 472 3/4 - 72 1/4 | 479 1/4 | 472 | 477 1/2 | +3 3/4 | 54477 | +2007 |
| 02 AUG | 472 1/2 | 479 1/2 | 472 | 477 1/2 | +4 | 5570 | +322 |
| 02 SEP | 472 1/4 | 478 | 472 | 477 | +3 1/4 | 1972 | -26 |
| 02 NOV | 475 1/2 | 481 | 475 | 480 | +3 | 27989 | +114 |
| 02 JAN | 480 1/2 | 484 1/2 | 480 1/2 | 484 1/2 | +2 | 1888 | +133 |
| 173798 | +2874 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 15870 | +130 | MAY | 1708 | +20 | MAY | 282 1/4 | +3 | 128.97 - 129.20 |
| JUL | 15880 | +160 | JUL | 1731 | +20 | JUL | 285 1/2 | +2 1/4 | |
| AUG | 15780 | +130 | AUG | 1740 | +19 | SEP | 290 1/2 | +2 | |
| SEP | 15650 | +60 | SEP | 1752 | +19 | DEC | 301 | +1 1/4 |
| 本日の相場の動き |
スパークスの作付予想はコーンに弱気、大豆に強気。
スパークスのコーン作付予想面積は予想通りではあったが、やはり310万エーカーもの増加に小安い寄り付きとなった。あとは特別に強い材料もなく、今週の安い流れを引き継いでズルズルと下げていった。ロシアのUS産家禽類の輸入禁止が5日間の交渉にもかかわらず解決の糸口が見つからない事、本日で3日続けてキャトル、ポーク相場が大きく下げていた事、韓国が格安の飼料用小麦52,500トンをヨーロッパから買い付けた事、中国の首相が自国の穀物在庫を2.5億トンと誰もが予想していなかった大きな在庫水準にあるとアナウンスした事、このことからコーンの輸出が下半期にも出てくるとの発想、等が売り材料として出ていた。一方サポート要因は、台湾の55,000トンのUSコーン買い付け、仕向地不明での12万トンの成約、小麦・大豆にサポートされていた事などが挙げられる。小麦の上げは今週前半の段階で史上最高のファンドの売り越し数量となっており、ファンドのショートカバーが入ったもの。一時は小麦・大豆につられての高値場面も見られたが、引け間際に再度まとまったファンド売りが見られ、ほぼ本日の安値圏での終了となった。
大豆はスパークスの作付予想面積が強気に取られ、再びファンド買いとなった。中国の首相が、アメリカの鉄鋼製品の輸入関税に報復してUS産大豆だけに30%の輸入関税をかける可能性を示唆したことが弱い材料に取られるも、テクニカルにもまたファンダメンタルにも強いニュースが出てきて相場をサポートした。アルゼンチン政府筋の天気予報家が、今後3ヶ月に平年以上の雨を予報し、それにより大豆の生産量が減少するとアナウンスしたこと、月曜日発表のNOPAの数字が強気と予想されたこと、チャートに引き続き買いサインが出ていた事、1973年以来、年明けから3月末までに7月限が5ドルを超えなかった事はたったの一度しかないというデータが話題とされたこと、等から本日も値を上げた。最後には今週の上げが早すぎたとの調整からやや下げたものの、一日中強い相場のまま終了となった。
本日のファンドは、コーンは5,000コントラクトの売り越し、大豆は6,000コントラクトの買い越し、小麦は10,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
現在のところ産地北部にあたるマットグロッソ・ゴイアスなどにおいて降雨の予報はたっていない。従い収穫作業は引き続き順調に続くことになる。一方南部においては今週末〜来週いっぱい不安定な天候は継続することとなる。今月になってからの一連の南部産地での降雨を外していたパラナでもこの降雨は期待されている。又特にリオグランデドスルにおいては過去1週間で2-7インチもの降雨をみており、現在既に十分過ぎる程の土壌水分を保持できているとされる。
アルゼンチン
本日・明日まで不安定な天候は継続。今週日曜に始まったこの天候により70-75%の範囲で0.5-2.0インチの降雨があったことになる。この前線は日曜以降ブラジル南部に移動し、その後アルゼンチン産地はクール&ドライへと天候が変化する。来週いっぱいはこの状況が続く。現在鞘付きの大事なステージである大豆産地にも十分な降雨があったことで引き続き安定した生育を続けることができると見られる。
一部報道では、今回の降雨にてブエノスアイレス北西部・コルドバ・サンタフェ南部などでは降雨過多による今後の収穫への懸念も伝えられている。現時点では最も早いところでも2%ほどの収穫しかされておらず又今後はクール・ドライにパターンが変わることからまだ問題視はされていないが、毎年これからが降雨のシーズンということもあるので、今後の天候推移、注意してみていきたいところ。
| GWS 6-10日間予報 (3月20日〜3月24日) |
【米国各地域】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部コーンベルト | B/N | A/N |
| 東部コーンベルト | N | A |
| 北部冬小麦地域 | B | N |
| 南部冬小麦地域 | N | N/B |
| デルタ地域 | A | A |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)作付け意向面積予想の発表 |
本日寄り付き前にスパークス社より2002/03年度作付け意向面積について予想数字の発表があった。 スパークす社 (
) 内は同社1月の予想数字。
USDAの数字は2月のアウトルックフォーラムから。( )内はUSDA2001の数字より。
| スパークス | アレンデ―ル | USDA | |
| 大豆 | 73.697 (74.2) | 74.716 | 74.50 (74.105) |
| コーン | 78.932 (78.6) | 77.605 | 78.50 (75.752) |
コーンについてはほぼ中立的に捉えられたが、大豆についてはその数字が市場期待数値より低かったことから寄り付き前の支援材料とされた。
| 2)コミットメント オブ トレーダーズ |
| オプションなし | ⇔ 事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | 25,486 long | 30,800 short | 26,261 long |
| 大豆粕 | 20,060 long | 22,000 long | 21,244 long |
| 大豆油 | 12,373 short | 11,000 short | 16,764 short |
| コーン | 36,859 short | 36,600 short | 68,344 short |
| 小麦 | 25,964 short | 28,700 short | 27,143 short |
各商品とも予想の範囲内にて中立材料視されている。
| 3)キャトル オン フィード |
【 USDA本日引け後発表 】
| USDA | 事前予想平均 | 事前予想幅 | |
| 3月1日飼養頭数 | 99.0% | 97.5% | 97.0-99.2% |
| 2月中導入頭数 | 116.0% | 105.9% | 101.4-118.9% |
| 1月マーケティング | 104.0% | 103.0% | 98.2-104.1% |
本日の発表数字は、飼養頭数・導入頭数共に市場予想平均より高かったことから週明けの支援材料となる。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
小麦と大豆の上げにもかかわらずの下げ。コーンの契約新安値更新はほぼ間違いない。5月限は3月限の切り落ち価格203を目指す展開となる。コーン相場が立ち直るとしたら3/28の作付面積予想が少なかった時か、実際の作付が本格化して来た時に天候問題がクローズアップされて来たとき。天候懸念は今の土壌水分の不足から一旦は市場の注目を浴びるが、それも4月に入ってからか。3月中は慌てる必要はない。様子を見ながら、契約新安値を更新したところからの買い下がり。(N)
(大豆)
本日も上げ。このところ1週間に10セントのペースで価格が上がってきている。特に確固たるファンダメンタルズがインプットされたわけではないが、ファンドの勢いが違う。いくらファンダメンタルズが出てきても上げないときは上げないが、今回の動きはその全く逆。今週頭と同じ事はもはや書きづらいが、来週修正局面を見る。但し、当初予想レンジからは既に高値に抜けており、レンジも上方に修正することとする。
来週 : 高値480 − 安値460割れ
3月中 : 490 − 450半ばまで
ちょっとレンジは広いがファンドが現在は動きやすく値動きも活発なことからやや幅をもたせている。(A)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)