(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年3月18日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 204 1/2 - 05  207 1/2 204 1/2 206 1/4 +1/2 190396 -2797
02 JUL 211 1/2 - 12 214 1/2 211 1/2 213 1/4 +1/2 115724 +1304
02 SEP 218 - 18 1/4 220 1/4 217 3/4 219 1/4 +1/2 34682 +766
02 DEC 225 1/2 - 26 228 1/4 225 1/2 227 1/4 +1/2 68900 +483
03 JAN 234 210 1/4 210 1/4 210 1/4 +0 10281 +24
03 MAR 239 1/4 236 1/4 234 235 1/4 +0 771 +41
            429100 -43

 

大豆     --- やや安値寄付き、大幅安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 470- 71 471 460 460 1/2 -11 3/4 80318 +972
02 JUL 475 1/2 - 76 476 1/4 465 1/2 466 1/4 -11 1/4 55911 +1434
02 AUG 476 1/2 476 1/2 465 1/2 465 1/2 -12 5786 +216
02 SEP 475 1/2 476 465 1/2 465 1/2 -11 1/2 2266 +294
02 NOV 478 - 78 1/4 478 1/2 467 1/2 468 1/4 -11 3/4 28193 +204
03 JAN 482 1/2 482 1/2 472 1/2 473 -11 1/2 1968 +80
          176681 +2883
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 15520 -350 MAY 1640 -68 MAY 277 3/4 -4 1/2 131.06 - 131.41
JUL 15520 -360 JUL 1666 -65 JUL 282 -3 1/2  
AUG 15430 -350 AUG 1679 -61 SEP 288 -2 1/2  
SEP 15330 -320 SEP 1693 -59 DEC 299

-2

 

 

本日の相場の動き

 

大豆のファンドのポジション調整売り。コーンは契約新安値からファンド・商業筋の買い。

大豆に大量のファンド売りが入った。寄付きは小安いレベル。先週金曜日に6ヶ月半振りの高値を付けた事から、ブラジル、アメリカ双方の農家から週末を挟んで売りが出ていた。ブラジルの収穫進捗も24%と順調にて、反収も改善してきているというニュースがさらに弱気材料とされた。週間輸出検証高とNOPAの搾油レポートはほぼ中立材料。強い材料としては、農業法の成立遅れから、ローンレートが据え置かれるのではというニュースが流れた事くらい。午前中は買いオーダーもそこそこ見られ大きな下げにはならなかったが、午後になっても弱い材料ばかりにて嫌気をさしたファンドが大きく売りを出し、一気に12セント安レベルまで下げた。更なる弱気材料としては、中国の輸入タリフがまだ公表されていない事、3/20を控えまだ何がしろのトラブルが出てくるのではという懸念がマーケットにでていたこと、中国にいるアメリカ政府筋より、来年の大豆作付面積が大幅に増加するとのレポート(生産量が4%以上増加すると見込んでいる)などが挙げられる。結局そのままの安値を維持したまま、ほぼ安値引けでの終了となった。

コーンは先週の流れを受けて小安く始まり、さらにファンドの押し目売りから一気に契約新安値を全限月で更新した。しかしこのレベルでは商業筋の買いが入ってサポートされたこと、またこれ以上安値にいかないと見るや、ファンドもすぐに買いにまわった事から値を戻した。その後は動きの無い一進一退の攻防。大商いを続ける大豆を横目に、静かな相場が続きそのまま小高いレベルでの引けとなった。本日の強い材料としては、先週のキャトルオンレポートで導入頭数が予想以上であった事、コミットメントオブトレーダーズのオプション付きで史上最高の売り越し数量に近かった事、週間輸出検証高が予想以上であったこと、などが挙げられる。一方弱い材料としては、カリフォルニア州がMTBEの使用禁止を1年延期して2004年1月からとしたこと(これにより代替品のエタノールの生産量増加が下方修正されることになる)、ロシアのUS産家禽類の輸入禁止解除の目安が立たないこと、などが挙げられる。

本日のファンドは、コーンは1,400コントラクトの買い越し、大豆は5,500コントラクトの売り越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

週末ゴイアスにおいては激しい降雨を見た。降雨量にして2-3インチ。その他の地域においては0.1-0.8インチまで。気温にして90度半ば〜後半までと夏場後半にしては残暑の厳しい週末となった。今後の天候についてはこれまでの南部雨の北部ドライといったパターンが逆転することとなる。北部産地においての(2月に起こっていたような季節的な)降雨がこの3月半ばから後半にかけて起こるケースは殆どないようであるが、今回はそれが予報されており北部の収穫進捗にはやや影響を与えることとなる。気温自体は80度半ばと平年並みまで下がる。

アルゼンチン

週末はコルドバ・サンタフェ・などを中心に0.1-0.8インチの軽い降雨を見た。今週は基本的にはブラジル南部産地の状況と同様に、ドライな天候に移る。これまでの降雨による土壌水分の蓄積により、今週いっぱいのドライが作物に被害を与える状況には至らないと見られている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

3月14日の週 3月7日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 1,143.2 879.2 929.4 23,938.6 24,540.2
大豆 492.4 610.2 771.9 22,370.8 19,921.1
小麦 450.1 561.1 377.5 21,267.9 22,966.5

コーンは予想以上の数字にて支援材料。大豆も予想の上限ということでやや支援材料とされた。

 

 

2)ブラジル収穫進捗状況 (MPradoコンサルタント社発表)

(数字 : %)

  3/15/02 3/02/02 3/16/01
ミナスジェライス 15 12 19
サンパウロ 24 22 30
パラナ 28 19 28
サンタカタリナ 0 0 0
リオグランデドスル 0 0 1
マットグロッソ 45 36 37
マットグロッソドスル 36 25 35
ゴイアス 48 42 50
       
全国平均 26 20 24
全国過去5年平均 22 17  

サフラスではないが、地元民間の発表内容。参考値として掲載。
中西部主産地においては収穫も半分近くに迫ってきた。僅かではあるが依然として昨年比その進捗スピードは早い。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

予想通りの契約新安値の更新。本日は安値更新レベルから商業筋の買いが入ったが、今後2度3度の安値トライを買い支えるだけの買い材料には不足している。3/28に作付面積意向レポートが実際に出るまでは、市場の予想は大きな作付面積に、過剰な生産量・在庫数量で頭は凝り固まっており、高値トライとはならない。今月中は契約新安値を更新するたびに、少しずつの買い下がりで望みたい。(N)

 

(大豆)

先週後半が高かっただけに本日の下げにも勢いがついた形となった。

今週 : 下値はあと10セント。

3月中 : 490 − 450

週足チャートでいくと、先週金曜の高値は昨年7月の高値・今年1月の安値を上下にちょうど半値戻したラインに到達し、RSI指数(9日間)は70強。このレベルも昨年7月に高値をつけて以来のレベル。この1ヶ月の勢いが一旦整理された形となった。流れとしてはもう一段の下げは可能であり、5月限450がサポート。従い、450台半ば〜前半は指値のポイントとして抑えておくのが無難。(A)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)