(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年3月21日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 205 3/4 - 06 207 1/2 205 1/4 205 1/2 -1/4 189926 -1184 
02 JUL 212 1/2 - 12 3/4 214 1/4 212 212 1/4 -1/2   115912 -384 
02 SEP 218 3/4 - 19 220 1/4 218 218 1/4 -1/2  35775 +442 
02 DEC 226 1/2 - 26 3/4 228 1/2 226 226 1/4 -1/2  69402 +271 
03 MAR 234 3/4 - 35 236 1/2 234 1/4 234 1/2 -1/4  10536 +159 
03 MAY 240 240 3/4 239 1/2 239 1/2 0  853 +53 
             430984 -576 

 

大豆     --- ほぼ変わらずの寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 458 1/4 - 58 3/4 464 1/2 456 1/2 459 1/4 +3/4 78119 +505
02 JUL 462 1/2 468 460 3/4 463 1/4 0 55959 -360
02 AUG 462 468 461 463 1/4 +1 1/4 5891 +64
02 SEP 461 1/2 467 460 1/2 462 +1/2 2259 +39
02 NOV 464 3/4 - 65 470 462 1/2 464 3/4 0 27997 -4
03 JAN 469 1/2 473 1/2 468 1/2 469 1/2 +1/4 1971 +1
          174457 +260
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 15760 +150 MAY 1606 -3 MAY 282 +4 3/4  
JUL 15660 +130 JUL 1632 -1 JUL 285 +4 1/4  
AUG 15530 +60 AUG 1644 -2 SEP 290 1/4 +3 3/4  
SEP 15400 +70 SEP 1659 -1 DEC 301 1/4

+4

 

 

本日の相場の動き

 

本日の主な材料としては、

@ 週間輸出成約
A 寒波到来による冬小麦への悪影響
B 中国がGMOに関する申請書類の内容を認めたという噂
C 対ロシアとの家禽類貿易に関し何らかの合意に達したという噂

この4つとなる。

大豆 輸出成約はほ予想範囲内の下限。市場の反応は殆どなくわずかに安値寄り付き。しかし、小麦はその数字が強かったこと、又強い寒波が産地に被害を与えるとの予報なども重なり積極的に買い上げられていたことにつられ次第に値を上げる展開。更に中国がGMOに関する輸入貨物の書類審査の末、その申請内容を認めたという噂が流れたことも今後の輸出市場を占う上で好感され本日の高値レンジでの取引を作ることとなった。しかしセッション後半では更に買い上げる力もなく、又コーンの終盤の下げもあり最終的には値を削りほぼ変わらずの引けとなった。

コーン 輸出成約は好調な数値を示したものの市場はやや冷静に受け止める。ほぼ変わらずからやや高値で寄り付くが、昨晩の韓国による中国産NON-GMOコーン55,000トンの買付け、或いは55,000トンの東ヨーロッパ産飼料小麦の買付けのニュースが足を引っ張りすぐ安値に転じた。しかしその後は小麦市場の活況につられサイド上値を目指すことになる。同時に中国のGMO書類審査確認のニュースやロシア側の家禽類輸入停止措置に関し何らかの合意を見た、などという噂も重なりセッション後半までは5月限207をはさんだところ(本日の高値圏)での取引となる。しかし最終的には、中国の噂についてはまだ噂であり且つ輸入が承認されたわけではないこと、対ロシアの家禽類については、合意を見たという噂が否定されたこともあり、コーン、大豆については高値引けした小麦とは対称的に値を削って引けることとなった。

 

本日のファンド、大豆は2800枚、コーンは400枚の買い越しであったと見られる。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

ブラジル

マットグロッソドスル南部、パラナ、サンタカタリナ、リオグランデドスルなどの産地ベルト南部地域においては来週半ばまでドライコンディションが継続。その間北部産地ベルト(マットグロッソ、マットグロッソドスル北部、ゴイアス)においては逆に雨勝ちな天候。・・・ この(季節外れの)パターンについては予報に変化なし。
南部のドライについては、過去2週間の降雨の蓄積がある為問題視されていないが、北部のウェットについては収穫作業への支障へと繋がることから、来週以降材料視されてくる可能性はある。推移には注意。

 

アルゼンチン

コーン・大豆産地においては今後1週間平年比較、よりドライな天候が継続。気温は週末までは平年並み、来週は平年比やや低めが見込まれる。 ブラジル南部産地と同様にこれまでの降雨の蓄積もあり今回のドライ予報については問題視されていない。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

 

1) 週間輸出成約高報告(3月14日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,090.5 0.0 31,132.6 31,474.7 7,283.3 244.5
大豆

219.9

0.0 25,074.0 24,117.9 2,955.2 420.0
小麦 575.3 0.0 22,472.3 24,231.7 3,382.7 184.9
大豆粕 82.7 0.0 5,312.8 4,245.0 1,549.6 120.2
大豆油 8.0 0.0 555.7 288.5 113.9 0.9

 

寄り付き前の市場予想では、大豆200-400千トン、コーン900-1150千トン、大豆粕75-150千トン、大豆油10-20千トンとなっていたので、コーンは予想の上限近く、大豆は予想の下限となった。

本日の数字で輸出成約進捗率は、コーンは昨年同時期比先週時点の97%から99%、大豆は先週の進捗率104%からほぼ変わらず。

 

2) 週間輸出高 3月14日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン  1,145.4  990.7 23,849.3 24,160.2 48,900
大豆 874.3 628.0 22,118.8 19,949.7 27,760
小麦 423.3 474.3 19,089.6 20,605.5 26,540
大豆粕 238.0 233.9 3,763.2 3,336.3 7,170
大豆油 12.8 23.4 441.8 260.9 1,040

輸出進捗については、コーン : 昨年同期比、先週の97.3%から98.7%、 大豆 : 先週の111.3%から今週は108.7%と、先週に引き続き、コーンは進捗率アップ、大豆はダウンとなっている。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

5月限大豆は450半ば〜前半に強い抵抗線。今後のスプリングラリーという形を想定すれば、このレベルは抑えるべき。
5月限コーン、下値は限られもう2−3セントまで。しかしまだ上昇する形にはなっておらず暫くは現レベルでの揉み合いが続く。

弱いコーンであるが、やはり今後の焦点としてサプライサイドの材料と共に、今後の輸出動向。このところのペースはまだ前年のスピードの届かないものの、確実に伸びてはきている。しかし一方では中国の先行きを占いにくい非常に不透明なパフォーマンス、或いは価格競争力のある飼料用小麦という問題も抱える。これらの、市場に強弱の判断を極めてさせにくい材料が残る限りはまだ安心して上昇していける相場ではない。(A)

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)