(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月8日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY  200 1/4 - 00 1/2 202 1/2  200  201 1/2  +1  165324  -2011 
02 JUL  206 1/4 - 06 3/4  208 3/4  206 1/4  208  +1 125949  +2731 
02 SEP  213 1/4  215 3/4  213  214 1/2  +3/4 41260  +337 
02 DEC  221 3/4 - 22  223 3/4  221 1/2  223  +3/4 82451  -111 
03 MAR  230 - 30 1/4  210 1/4  210 1/4  210 1/4  +0 13217  +34 
03 MAY  236  231 3/4  230  231  +3/4 2020  +203 
            440453  +1329 

 

大豆     --- 安値寄付き、一時大幅安、やや戻して安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 461 1/2 - 63 464 453 458 -7 1/2 58954 -2899
02 JUL 465 1/2 - 66 1/2 468 456 460 3/4 -8 1/4 66142 +2607
02 AUG 465 1/2 466 1/2 456 459 1/2 -7 1/4 7066 +74
02 SEP 461 1/4 463 452 1/4 455 1/2 -6 1/2 3263 +197
02 NOV 464 - 64 1/2 465 3/4 453 459 1/4 -7 1/2 31830 -67
03 JAN 467 1/2 469 460 463 1/2 -7 1/2 2833 +23
          173504 -43
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 15540 -120 MAY 1641 -31 MAY 273 -4 1/4 131.20 - 131.63
JUL 15430 -140 JUL 1665 -31 JUL 279 3/4 -3 3/4  
AUG 15290 -130 AUG 1678 -32 SEP 285 1/4 -3 3/4  
SEP 15140 -130 SEP 1691 -30 DEC 296 1/4

-3 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

大豆に大量のファンドの利食い売り。コーンは安値更新後ファンドのショートカバーでやや戻す。

大豆は先週金曜日の上げに対する調整、ブラジルの順調な収穫、また中西部の雨から大豆作付面積が増加するという考えもあり、3-4セント下げての寄り付きとなった。さらに輸出検証高が失望的数字であった事、チャートにも売りサインが見られた事、ロシアのUS産家禽類の輸入禁止措置解除が早くとも5月までずれ込みそうだとのニュース、バージニアを中心に家禽類の伝染病が発生しており、大豆粕需要が減少すると見られた事、キャトル・ホッグ相場が本日も大きく下げており、これも大豆粕・コーンへの飼料用需要減少が発想された事、などからファンドが大量の利食いを入れ、一時は12セント安まで沈んだ。しかしそこからはファンド売りも続かなかったこと、ローカルのトレーダーがショートカバーを入れ始めた事からやや値を戻した。今週中国が最初の大豆輸入の許可を与えると言うニュースがサポート要因となっていた(まだ実際の輸入通関には数週間はかかるという声がマーケットでは多かったが)。またアルゼンチンの輸出税は明日から実施される見通しとなっているが、農家からの売りが見られずマーケットではまだ大きな要因とは見られていない。結局安値から5セント程度戻したところでの終了となった。

コーンもやや安値での寄付き。ドライで作付に問題があると見られていた西部ベルトへの週末の降雨、またこの雨で冬小麦の生育が改善すると見られ小麦が下げて始まっていた事につられた。5月限は4日連続となる安値を更新するも、ここで下げ渋った事でファンドがショートカバーの買いに入った。金曜日にファンドのショートが大きく膨らんでいた事から買いが入り易い地合にあった。しかしながら輸出検証が予想より少なかった事、ダウジョーンズや先週のサポート要因であったCRBインデックスが下げていた事、小麦・大豆が終日弱かった事もあり、大きな上げには至らず若干上げての終了となった。

本日のファンドは、コーンは3,500コントラクトの買い越し、大豆は14,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国産地

ウェットは続くが、気温は一気に上昇

中西部は前線の影響で週末から降雨に見舞われている。しかし気温は本日から向こう約10日間ほど、かなり上昇する見込み。これまで中西部をUの字に覆っていたジェット気流は現在北上し、中西部はその南に落ち着いた。その影響で春めいた気温が可能となっている。

デルタ地域 : 気温は上昇するものの、降雨も活発にて作付けには悪影響。今週も半ばまでで1インチ以上の降雨地域が80%と軒並み雨にやられる。又金曜より来週月曜にかけても次の前線が降雨をもたらすと考えられている。この3月、かなりのウェットに終わったデルタ地域にはそれだけでも水分過多の状態であるが、その上に今週も殆ど雨にやられる予報にて4月の前半は作付けに適した天候に回復する見込みは殆どない。月後半の天候良化に期待するしかない。

中西部 : 活発な前線によりこの週末から雨は降り続いている。全体の約80%の範囲に0.3-1.75インチまでの降雨。次の前線は週末から来週頭にかけて。従い、依然としてウェットのままの状態が継続する。しかし作付けの本番は4月後半より5月にかけて。これから4月後半の回復が待たれるところ。 気温については、傾向は良い。今週より向こう10日間は中西部全般に渡って平年比かなり高いレベルで推移することが予想されている。土中温度をコーンの発芽に適した温度まで上昇させるには非常に良い傾向だと捉えられている。

【 GWS 6-10 日予報 】

  気温 降水量
西部コーンベルト A N/A
東部コーンベルト A N
春小麦地域 A B
デルタ地域 A N/B

総じて気温が高め。これは作付け作業に適した傾向ということが言える。

 

ブラジル・アルゼンチン

引き続きアルゼンチン産地中央部における前線の停滞によって今週も金曜までは降雨となる。全体の75%の地域において、0.1-2.0インチが見込まれる。その後週末より来週半ばまでドライに戻る。引き続き雨勝ちな今週の予報ではあるが、深刻な収穫遅れの懸念、というところまではなっていない。

ブラジル南部産地、週末は所によって降雨を受けたが、収穫作業には問題ないとされている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

4月8日の週 3月28日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 832.3 1,002.6 1,174.1 26,907.4 28,107.7
大豆 182.8 365.0 712.5 23,217.9 22,309.7
小麦 549.8 390.9 558.8 22,807.6 24,253.1

コーン・大豆ともに期待数字に足らず。特に大豆の小さな数字には市場も失望。

 

 

2)USDA週間作付け進捗状況(4/7/02の週)

 

  4/7/02 2001年同時期 5年間平均
イリノイ 0 1 2
インディアナ 0 1 1
アイオワ 0 0 0
カンザス 4 2 2
ケンタッキー 3 4 5
ミズーリ 10 4 9
オハイオ 1 1 1
テキサス 56 36 45
17州平均 2 2 2

先週より始まった発表であるが、コーンもいよいよ今週より数値の発表が開始された。
上記の通り、取り敢えずのスタートは何らインパクトなし。天候欄の記述のとおり、4月中旬まではウェットの影響が出る。後半の回復に期待する部分が大きい。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

5月限では4日連続の安値更新とはなったが、明らかに下げ渋ってきておりここからの下値が少ない事が暗示されている。5月限はこのレベルでプライシングを仕上げても問題ない。水曜日に控えている需給報告も目新しい数字が並ぶ可能性は限りなく少ない。しばらくは値動きに乏しい展開を予想。作付もまだ2%と相場の判断材料とするにはあまりにも早い。7月限は5月限が2ドルを切ったタイミング(205割れ)で少しは拾ってみてもいいかもしれない。作付が順調に行けば7月限も2ドルを目指す展開を予想するが、それには時間がかかる。あと3週間7月限のプライシングを空けておく訳にも行かず、少しは指値を入れておいていいように感じる。(N)

 

(大豆)

下げるには下げたが、ここまでの動きは予想外。本日一日で一気にサポートと位置付けていた455ラインを割ることになるとは。実にファンドは14000枚の売り越しと言われるが、これをポジションは十分解れたと取れるかどうか? 目安としていたラインを割ったことで、先週比較、短期的な上値への期待感はやや遠のいた。ファンドの更なる動きによる下値への可能性については暫く我慢の時期。450前後(5月限)までは覚悟。その後は、緩やかな上昇傾向。

しかし、当初の見方であった4月後半の480到達については5月以降、作付けが始まってから、と軌道修正したい。短期的には辛抱が続くかも知れぬが、方針は買い下がりで変わりなし。(A)

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)