(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月10日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 200 3/4 - 01  203 1/4  199 1/2  199 3/4  -1 1/2  156247  -3721 
02 JUL  207 1/4 - 07 3/4  209 1/2 205 1/2  206 1/4  -1 3/4  131120  +3522 
02 SEP  213 3/4 - 14  216 1/4  212 212 1/4  -2  41166  -24 
02 DEC  222 1/4  225 221  221 1/4  -1 1/2  83105  +414 
03 MAR  230 3/4  233 230  230 1/4  -3/4  13317  +25 
03 MAY  237  239 236 1/4  236 1/4  -3/4  2208  +27 
             437622 +352 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 457 - 58 465 457 460 1/2 -3/4 55042 -2702
02 JUL 458 1/2 - 60 1/2 466 458 1/2 461 1/2 -1 3/4 66870 +680
02 AUG 458 1/2 - 59 463 1/2 458 1/2 459 1/4 -2 1/2 7287 +39
02 SEP 454 - 54 1/2 459 452 452 -5 1/4 3348 +24
02 NOV 454 - 54 1/2 459 1/2 452 453 -5 3/4 30892 -190
03 JAN 459 1/2 - 60 463 456 456 1/2 -6 1/4 2947 +106
          169867 -2015
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 15640 -20 MAY 1645 +5 MAY 272 1/2 +2 1/4  
JUL 15460 -60 JUL 1670 +8 JUL 278 3/4 +2 1/2  
AUG 15320 -60 AUG 1682 +6 SEP 285 +2 1/2  
SEP 15120 -60 SEP 1695 +8 DEC 295 3/4

+2 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

【大豆】

需給報告 ⇒ 米国期末在庫不変・ブラジル生産量下方修正せず・アルゼンチン生産量上方修正・中国         輸入量をカット
       ⇒ ギャップをつけての安値寄付き

「大きなインパクト」という感はそれ程なかったがそれでもその発表内容にはギャップをつけてのやや安値寄りつきとなった。本日の最安値をつけたのはその直後。その後はその値ごろ感からしっかりと商業筋に買い支えられる。アルゼンチン産地での降雨情報・ABIOVEの大豆生産量下方修正などのニュースもあり、昼前につけた本日の高値へ向けて確実に値を上げていった。が、そこからが続かなかった。ファンド売りに押され値を削りだしたコーン市場、ウエットなデルタ・中西部南部地域でのコーン作付け懸念⇒大豆へのシフトへとの連想、弱いCRB指数なども重なり午後は逆に安値を目指す展開。結局は9月限以降は5-6セント値を下げることとなった。

【コーン】

需給報告 ⇒ 在庫増加は予想範囲内。しかしキャトル・ホッグ市場の急落を見てファンド売りが集中
       ⇒ 再び約定安値更新、5月限2ドル割る

報告内容は中立。予想の範囲であった。従い寄り付きも僅かの安値に限られた。そしてその後よりは小麦の上げ、デルタなど産地におけるウエットがコーン作付けに与える影響が懸念されるなどして10時過ぎには本日の高値を付けた。しかしその後より動きがおかしくなる。引き金はキャトル・ホッグ市場のリミットダウン、約定安値更新。又オーツ市場も期近は13セント強下げこれも約定安値更新。これらへの動きにファンドが一気に売りを仕掛けることとなる。昼前まで208-1/2付近(7月限)だった相場はそこから急落。引け直前に205-1/2をつけ、本日のほぼ安値圏での引けとなっている。

 

本日のファンドの動きは、大豆が2000枚、コーンが5000枚の売り越しと見られる。

 

農務省4月需給報告

 

【大豆】

大豆自体変化はほとんどなし、期末在庫も据え置き。今年度(SEP/OCT)の搾油数量は1,685百万ブッシェルと据え置かれたものの、大豆油・大豆粕の生産量は下方修正。これはOCT/SEP年度ベースの搾油量を5百万ブッシェル下方修正した為。
輸出据え置きについては、今後の輸出ペースが昨年のそれと比較し今後やや鈍化することを示唆している。種子需要は2百万ブッシェル減少したが、これは新穀作付け減少への暗示か。
大豆油は国内需要を100百万ポンド増加、しかし輸出は南米との競合を映してか150百万ポンド下方修正。
大豆粕は輸出を15万トン下方修正。これは明らかにブラジル・中国産などとの競合を映したものといえる。

ブラジルの生産量が据え置かれたことは(一部に下方修正を期待する声もあった為)ややネガティブに捉えられた。アルゼンチンの生産量増加も予想範囲内とは言えややネガティブ視。
中国の大豆輸入量の下方修正は、ブラジル・アルゼンチンの輸出数字をそれぞれ50万トン・35万トン減少させた部分に結びつく。

【コ―ン】

国内飼料その他の需要を2,500万ブッシェル下方修正。その分期末在庫が増加する形となった以外は3月時の報告から変化なし。又中国のコーン輸出数量が百万トン上方修正される中、米国の輸出数字は据え置きとなった。今回の国内需要調整は、3月末四半期在庫数字が予想外に大きかったことを受けてのものとなる。その他、アルゼンチンの生産量・輸出量が3月から上方修正され、又韓国のコーン輸入量も、これまでの同国の飼料穀物買付けペースを映して7百万トンから7.5百万トンと50万トン上方修正されている。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国産地

デルタ地域 : 豪雨は去った。本日より明日までの2日間はドライとなる。しかし金曜に到来する次の前線は同地域に3-4日程度の間雨をもたらすと見られる。程度は今回の豪雨とは違い、軽いものになるが、それでも80%の範囲に1.75インチまで。作付け作業に際し、支障を来たす事は事実。まだそれを語るには時期尚早ではあるが、4月後半になっても現コンディションに回復が見られない場合には綿花・大豆への作付けシフトといった話が現実味を帯びてくることになる。

中西部 : 本日のシカゴは晴れ渡っている。が、中西部も明日より再び不安定な天候になると見られる。激しい降雨予想などは出ていないが、向こう10日間雨の降りやすい天候推移が続く。来週週央にかけて80%の地域で1.4インチまでの降雨。 同地域のコーン作付け本番は4月後半から。従い、来週以降の天候はより直接的にフィールドワークに影響を与えることとなる。

 

【 GWS 6-10 日予報 (4/15-4/19) 】

  気温 降水量
西部コーンベルト A/N A
東部コーンベルト A A/N
春小麦地域 N/B N
デルタ地域 A A/N

総じて気温は高め。従いウエットの心配さえなくなれば問題ない。

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY/DEMAND REPORT

 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2000-2001 2001-2002
  MAR8 APR10 MAR8 APR10
作付面積(百万エーカー) 74.3 74.3 74.1 74.1
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.4 73.0 73.0
単収(ブッシェル/エーカー) 38.1 38.1 39.6 39.6
         
初期在庫 290 290 248 248
生産量 2,758 2,758 2,891 2,891
輸入 4 4 5 3
・供給合計 3,052 3,052 3,143 3,141
搾油用 1,641 1,641 1,685 1,685
輸出用 1,000 1,000 1,020 1,020
種子・飼料用 91 91 91 89
その他 73 73 82 82
・需要合計 2,804 2,804 2,878 2,876
期末在庫 248 248 270 265
農家平均価格($/ブッシェル) 4.54 4.54 4.05-4.45 4.10-4.40

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2000−2001 2001-2002
  MAR8 APR10 MAR8 APR10
作付面積(百万エーカー) 79.6 79.6 75.8 75.8
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.4 68.8 68.8
単収(ブッシェル/エーカー) 136.9 136.9 138.2 138.2
         
初期在庫 1,718 1,718 1,899 1,899
生産量 9,915 9,915 9,507 9,507
輸入 7 7 10 10
・供給合計 11,639 11,639 11,416 11,416
飼料用その他 5,838 5,838 5,850 5,825
食用・種子用・工業用 1,967 1,967 2,045 2,045
輸出用 1,935 1,935 1,925 1,925
・需要合計 9,740 9,740 9,820 9,795
期末在庫 1,899 1,899 1,596 1,621
農家平均価格($/ブッシェル) 1.85 1.85 1.85-2.05 1.85-1.95

 

B 01/02クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

○コーン

  生産量 輸出量
中国 110.00 (110.00) 4.00   (3.00)
アルゼンチン 12.80   (12.00) 8.25   (7.50)
南アフリカ 9.0     (9.00) 1.30   (1.50)

○大豆

  生産量 輸出量
ブラジル 43.50  (43.50) 17.40 (17.90)
アルゼンチン 29.50  (28.75) 8.00 (8.35)

コーンはアルゼンチン生産量を前月に引き続き上方修正。主要国の輸出については中国・アルゼンチンを上方修正、南アフリカをやや下方修正している。
大豆はアルゼンチン生産量が上方修正され、輸出はブラジル・アルゼンチンをそれぞれ下方修正している。

 

2)ブリッシュコンセンサス

 

  4/9/02 4/2/02 3/26/02 3/19/02 3/12/02
大豆 53 60 57 55 52
大豆油 32 33 29 36 37
大豆粕 46 54 57 51 46
コーン 47 48 49 52 55
小麦 41 51 54 50 45

 

本日のトーメンの意見

 

農務省の報告内容自体はどちらかといえば「インパクトに欠ける」と捉えた者が大勢を占めたといえる。しかし、結果として、コーンは5月限2ドル割れ約定安値、大豆先限に向かってはは5-6セントの下げ、と動いた一日となった。 両商品共に、短期的には頭の重い展開がもう暫く継続することとなろう。

大豆7月限は意見変わらず460前後は拾えるレベル。コーンについては昨年8月から現在に至るまでの下降トレンドに終止符が打たれたというサインがまだ見つからない。底値圏に近いと考えるも、もう暫く様子見。(A)

 

 

 

 

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)