(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- マチマチの寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY  198 - 98 1/4 200 1/4  197  199 3/4  +2  127195  -8253 
02 JUL  204 1/4 - 04 1/2  206 1/2 203 1/4  205 3/4  +1 3/4  149594  +4298 
02 SEP  210 3/4 - 11  212 3/4 209 3/4  212  +1 1/2  43100  +365 
02 DEC  219 1/2 - 19 3/4  221 1/2 218 1/4  221  +1 3/4  84134  +679 
03 MAR  228 1/2  230 1/2 227 1/2  229 3/4  +1 1/2  14812  +52 
03 MAY  234 1/2  235 1/2 233 1/2  2358 1/4  +1 1/4  2753  +58 
            433206  -1932 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 463 1/2 - 63 3/4 476 462 3/4 473 1/4 +10 38224 -2129
02 JUL 465 1/2 - 66 1/2 478 1/2 465 1/2 475 1/2 +8 3/4 71592 -948
02 AUG 464 - 64 1/2 475 1/2 464 473 +8 1/4 8084 +147
02 SEP 461 3/4 471 461 3/4 468 +5 1/4 4049 +18
02 NOV 461 1/2 - 62 470 3/4 461 1/2 469 +6 26968 +55
03 JAN 469 475 1/2 468 474 1/2 +5 3/4 3131 -14
          156018 -2577
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16210 +320 MAY 1684 +32 MAY 275 3/4 +3/4  
JUL 15980 +270 JUL 1708 +32 JUL 282 1/2 +1/4  
AUG 15790 +240 AUG 1721 +33 SEP 288 3/4 +1/4  
SEP 15540 +190 SEP 1735 +32 DEC 299 3/4

+1/4

 

 

本日の相場の動き

 

大豆に再度ファンドの買い集中

― 240,000トン大豆の成約ニュース
― アルゼンチン政府の輸出税問題発表 
― この2要因でファンドに再び買い集中

寄り付きこそほぼ変わらずだったが、その直後より一気に5セントほどレベルを持ち上げる。寄付き前に農務省より発表された240,000トンの大豆成約ニュースは当初米国産であるとの市場の理解から大きなサポート材料となった。しかしその後同国産ではない、との訂正が入りネガティブに修正されるかと見られたが、いずれにしても今後の(米国産を含めた)大豆の活発なトレードに繋がるものである、或いは中国の動きだとすれば更に今後の買付けも期待できる、といった発想から「前向きな」支持要因となった。

しかし、本日の中心はアルゼンチン輸出税についての政府発表。これが最も大きい。このニュースがセッション開始後暫くしてアナウンスされると、今後の同国輸出市場への混乱をいち早く先取りするかの如く、ファンドの買いに拍車をかけることとなった。その流れは終日止むことなく、大豆・コーンともに本日の高値圏での引けとなっている。

これらニュースに、昨日も独自要因に乏しく動きの鈍かったコーンも多少影響を受けることとなり、5月限も3月下旬以来の10日平均ラインより上値での引け、となっている。

 

本日のファンドは、大豆は昨日の倍で8000枚、コーン3500枚の買い越しであったと見られる。

 

 アルゼンチン情勢

 

☆ アルゼンチンでは再び輸出税を巡っての問題が起きており、再び穀物の国内外流通への影響が懸念されるところ。

同国の現取り決めに則れば、輸出税の決定は「成約ベース」であり、船積みベースではない。従い、同国政府筋によって本日アナウンスされた、「輸出時点での」輸出税決定・且つ3月4日にまで遡る、というコメントは、各輸出業者にも大きなインパクト(ダブルパンチ)を与えている。

@ もともとの政府の取り決めは、4月5日以降に成約されたものについての新たな(増加された)輸出税の引当。従い、例えば昨年来進捗を見てきた成約分についてはその船積みが将来の何時であろうが新輸出税の対象にはならない、というのが双方での了解となっていた。それが本日、成約のタイミングではなく、輸出時のタイミングで新輸出税が引き当てられる、と発表されたこと。

A 更にその「輸出時」が4月5日から約1ヶ月遡り、3月4日以降の輸出玉が対象となる、と発表されたこと

これら2つについての政府サイドよりの突然且つ一方的な発表に、市場の戸惑いは隠せなかった。本日本件について政府間との協議は行なわれたが話しに進展はなく物別れに終わっている。

経済状態の不安定な同国が、IMF(国際通貨基金)へ対する返済資金の為、政策を変更してきたものであると言われているが、収穫が進む同国穀物流通・輸出への潜在的影響はかなり大きなものになると捉えられており、今後の動向が極めて注目されるところ。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国産地

デルタ地域 : 傾向は中西部と似たものとなる。週末に向け気温は平年並みに落ち着き、来週もその推移が継続。降雨については今週末と来週後半に軽度な前線の通過が言われているが、フィールドワークに支障を来たすような類のものではない。

 

中西部は、昨日も各地で最高気温が80度半ば〜後半まで上がる

中西部 : 昨日も中西部はその北西地域から中央部、そして東部までと、各地で大きく気温が上がった。平年比20-25度も高いレベルとなっている。しかし今週後半から週末にかけてこの気温も平年並みレベルまで下がる見込み。来週もその平年並みレベルでの推移が継続するものと思われる。今回のこの数日間の異常な高気温は、中西部各産地における土中温度を上げる、と言う意味において効果的な気温だったと評価される。従い、作付けの開始されたコーンの発芽へは有効なものと考えられている。

降水量については、向こう10日間に3つの前線の通過が予報にて出ているが、その間の雨量は多いところでも1インチ強まで。範囲は20−50%に限られることから、コーン作付けに大きな障害になるような降雨だとは見られていない。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月23〜27日) 】

  気温 降水量
コーンベルト西部 B/N A/N
コーンベルト東部 B/N A
春小麦地域 B N/A
デルタ地域 N/A B/N

傾向は昨日と殆ど変わらず。来週は平年並み〜やや低めの気温推移。

 

 

南米各産地

アルゼンチンではようやく雨が上がった。今後週末にかけてドライが続くと見られ、収穫作業の進展が期待されている。 
ブラジルではリオグランデドスルのみが雨にやられている。従い収穫作業は停滞気味。その他の地域は全く問題なく、向こう1週間ドライ推移と見られる。

 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)ブリッシュコンセンサス (単位 %)

 

  4/16/02 4/9/02 4/2/02 3/26/02 3/19/02
大豆 52 53 60 57 55
大豆油 34 32 33 29 36
大豆粕 48 46 54 57 51
コーン 40 47 48 49 52
小麦 45 41 51 54 50

内容的には予想範囲内にて中立。

 

2)ブラジル大豆収穫進捗状況 (単位 %)

 

☆ 数字は MPrado コンサルタント社より。

  4/12/02 4/05/02 4/13/01
北部産地平均 46 26 45
北東部産地平均 27 21 27
南東部産地平均 72 58 70
(南部産地平均) 56 43 56
パラナ 83 69 81
リオグランデドスル 31 18 35
(中西部産地平均) 93 80 89
マットグロッソ 94 81 88
マットグロッソドスル 91 78 89
ブラジル全体平均 71 58 68
5年平均 62 49  

主要生産州であるリオグランデドスルについては、現在本格的な収穫作業に入っているところであるが、唯一昨年比進捗が遅れている。又、現在も同州については降雨がちな天候推移となっており、今週大きな進捗は期待できないものと見られている。 

 

本日のトーメンの意見

 

 

【大豆】

この2日間で、15セント以上吹き上がった相場は目先修正局面を迎えてもおかしくない。3月末の作付け意向発表時につけた高値(7月限483.50、11月限485)にこのままいくことはない。ただ、大きなファンダメンタルズとして懸念されるアルゼンチン情勢については十分にこの先の動きを注視する必要がある。 

先週つけた安値が中期的な底値圏である、という見方に変わりなく、目先の修正局面では確実に拾いたい。限レベルからして下値の目標は7月限460台前半まで。

【コーン】

独自要因にかけるコーンも本日はやや反応する形となった。いまだきっかけが掴めないコーン市場は、大量のファンドショートと現物市場のロングに挟まれ身動きが取れない。このずるずるとした展開に、更なる下値期待も捨てきれないとも言えるが、先週つけた安値はターニングポイントにも思える。見極めるにはもう少し時間を要しそうである。様子見。(A)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成本相場情報内における各種コメント内容、その正確性についてはその一切を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)