(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY  198 - 98 1/4 199  196 3/4  197 1/4  -1  113748  -5141 
02 JUL  204 - 04 1/4  204 3/4  202 1/4  202 1/2  -1 1/2 161017  +7424 
02 SEP  210 1/2 - 10 3/4  211  208 1/2  208 3/4  -1 3/4 44916  +1086 
02 DEC  219 1/4 - 19 1/2  220  216 3/4  217  -2 1/4 83037  -891 
03 MAR  228 3/4  228 3/4  225 3/4  226  -2 1/2 14939  +22 
03 MAY  233 3/4 - 34  234  231 1/2  231 1/2  -2 1/4 3000  +4 
            432253  +2365 

 

大豆     --- 高値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
02 MAY 473 - 75 478 469 472 +1 3/4 37735 +48
02 JUL 474 1/2 - 76 481 471 1/2 474 1/4 +1 3/4 76326 +1745
02 AUG 471 1/2 - 72 477 1/2 469 471 +1 3/4 9104 +246
02 SEP 467 470 465 466 3/4 +2 3/4 4631 +53
02 NOV 464 1/2 - 65 470 463 466 1/4 +2 3/4 27450 -230
03 JAN 472 475 469 1/2 471 1/2 +2 3/4 3016 -33
          162229 +1858
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16260 +100 MAY 1692 +23 MAY 267 -1 1/4 130.24 - 130.51 
JUL 15980 +50 JUL 1718 +24 JUL 274 1/4 -1 1/4  
AUG 15720 +60 AUG 1730 +24 SEP 281 1/4 -1 1/4  
SEP 15510 +60 SEP 1742 +24 DEC 292 1/2

-1

 

 

本日の相場の動き

 

新規材料に欠ける中、コーンにはファンド売り、大豆にはファンド買い。

大豆は高値での寄り付きとなった。アルゼンチンの輸出税につき政府から公式コメントが何もなされず、荷役中の本船もストップしているというニュースから米国産に仮儒が来るという考え、更にアルゼンチン政府に抗議する為に農家が全国的な規模で4/28から9日間のストライキを予定していること、中国がUS産大豆を西海岸積で2船買い付けたとの噂(これが本当であれば新しいGMOルール後初めてのUS産商いとなる)、などから7-8セント高まで上げた。しかしながらアルゼンチン情勢は混乱しているもののその影響が見極めきれない事、中国のUS産大豆の買い付けも確認はされなかったことから買いが止まり、一時は前日終値を割り込むまで売り戻された。南米の大豆収穫が順調に進んでいる事、ローンレートの引き下げが公式に決まらない事も弱い材料とされていた。そのまま前日と変わらない価格で小動きが続いていたが、大豆油、大豆粕が買われたことが好感され、最後には大豆も若干上げての終了となった。

コーンは小動き。午前中は大豆につられて若干上げる場面も見られたが、オーツが年初来安値を更新した事もあり売られた。また昨夜韓国が中国産コーンを12万トン買い付けたニュース、牛肉市場が大暴落していたことも弱い材料とされた。牛肉市場がリミットダウン近い大暴落となったのは、フロリダ在住の英国女性が牛海綿状脳症(BSE)にかかったことが確認された為。これがUSで確認された始めてのケースであったこともショックが大きかった。しかしながらこの女性が病気にかかったのは英国在住の間であり、たまたま発病したのがフロリダに移ってからという見方ががなされており、最後にはやや落ち着きを見せて牛肉市場もリミトダウンまでは落ちなかった。

本日のファンドは、コーンは1,500コントラクトの売り越し、大豆は2,800コントラクトの買い越しと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

アメリカ中西部

向こう10日間、気温は平年並みに落ち着く。

昨日木曜日、みたび中西部の温度は上昇した。各地で最高気温は80度半ばより90度前半。晴れ上がった。しかし、ウイスコンシン・イリノイ北部・アイオワ東部などの一部地域では夕方より雨を見た。各地合計で1インチ程と量的には限れらたシャワーとなった。

さて、本日より気温は下がっている。天候そのものはベルト北部地域においては晴れ渡っているが、一気に平年並みのやや冷ややかな空気となっている模様。今後来週末にかけては各地で平年並み〜やや低めの気温推移になると見られる。

今後10日間で通過する前線は3つ。一つ目が本日遅くから日曜にかけて。雨量は0.25-1.5インチでベルトの65%、中心はベルト南部。次の前線は来週の週央、そして3つ目が来週末にかけてとなっている。中西部においては、特にウエットとされる地域はインディアナ最南部そしてオハイオ南西部のみ。それ以外では今のところコーンの作付け進捗に問題視されそうな地域はない。無論冬場の暖冬・ドライという気象状況が与える影響については今後どう出てくるか、まだわからぬが。

 

デルタ地域

傾向は中西部と同様。本日より気温は下がり、来週いっぱいほぼ平年並みの推移が続くことになる。まだ前線の通過も中西部各地と同様に今後来週末にかけて主に3つ。しかし各々の雨量は比較的軽微にて、先週までのような深刻なものではないとされる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月25〜29日) 】

  気温 降水量
ベルト西部 A/N N
ベルト東部 A/N A
春小麦地域 B N
デルタ地域 A B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

 

1)コミットメント オブ トレーダーズ

 

  オプションなし  ⇔ 事前予想 オプション込み
大豆 14,030 long 14,000 long 12,569 long
大豆粕 13,008 long 13,600 long 15,560 long
大豆油 8,539 short 9,300 short 12,804  short
コーン 38,865 short 51,300 short 72,534 short
小麦 19,474 short 14,000 short 19,932 short

コーンはファンドのショートがやや少なめであったことからネガティブ。大豆関連は中立。

 

2) 本日発表 USDA キャトル・オン・フィード

(単位 : %)

  USDA 事前予想平均 事前予想幅
4月1日飼養頭数 101 100.8 100.0-102.7
3月中導入頭数 108 108.6 102.2-117.6
3月中マーケティング 98 96.6 95.1-100.6

内容は予想の範囲内にて中立。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週はドライで気温も上昇した。イリノイの北部から南部まで作付の様子を見てまわったが、北部では作付はまだ一部だが、中部以南は満遍なく作付けが始まっていた。来週の月曜日発表の作付進捗は、平均の9%を超えて11-13%に達していると考えられる。作付がこのまま順調に行けば更なる相場の下落は必死。期近玉の手当ては当用買いで、7月限以降のプライシングは待ち。(N)

 

 

(大豆)

【今週の相場回顧 】

今週5日間で、7月限は月曜日の安値(456-3/4)から本日の高値(481)まで24セントと大きく値位置を上げることとなった。本日の高値は先月末の作付け意向時につけた高値(483.50)に迫る勢いとなった。流れとしては、先週から今週月曜まではこの456レベルの値固め。そして今週はそのレベルからの短期的な反発の週になっている。ファンドを勢いよくその方向へ走らせた主な材料としては、

― 新農業法ローンレート決定へ向けての各種情報と思惑
― アルゼンチン問題・・・輸出税追徴方法についての変更表明、港湾・農家・輸送機関のストライキ情報

この2点となろう。 ファンダメンタルズとしては共に大きなも内容だった為に、その分ファンドの買い上がりにも拍車がかかった形になった。

【来週の動きについて】

さて来週について。先ず現在の前提として3月末の高値483.50はまだ抜ける段階ではないと見ている。従い来週は再び修正安局面を予想。

◎ 予想レンジ  : (高値) 本日の高値圏である480前後
             (安値) 現値位置から10〜15セントまで。 7月限460前後が下げても最大幅。

先週月曜につけた7月限456、今週の456-3/4。下値ではこのレベルには大きなサポート。即ち来週の値位置は本日の高値圏から今週月曜の安値圏(480〜460前後)のレンジを想定している。今週の上げ幅が短期間に大きかったこともあり、来週の修正安も意外に動きは大きいかもしれない。

ファンダメンタルズ 今週の中心となった上記2点について。

先ず新農業法案について。確かに新ローンレートが現実のものとなり2002年クロップに適応されるかどうか、という話題は大変大きく、重要なインプットとなろう。しかし農家にとって実際にどのくらいのインパクトを与えるものになろうか。来週から4月も後半である。農務省が5月1日までには・・・と以前コメントしているが平年のペースいけば5月頭には普通40%以上のコーンは植わっている。更に決着が遅れるようであれば・・・。いずれにしても農家にとっての選択肢は今や「天候」しかないに等しい。だとすればそれは例年の作付け期の話題であり、実際にローンレート如何によって左右され得る程度という部分は益々限られたものになってこよう。しかも、先月末までの上げ相場・今週の上げでそれらも十分に相場に織り込まれたと考えたほうが良い。従い本件がこの先に与える影響(上昇する力)はコーンの作付けが進むごとに日に日に削られていくものだと考えている。

不安定なアルゼンチンについて。今週の輸出税を巡る声明については改めて驚かされたが、現実的にそれら内容がそのまま実行されることはほぼないと見ている。今後何らかの妥協案がすったもんだの末出てくるのではないか。大きなショックは今週の相場に織り込まれた、とすれば、妥協への動きは来週の修正局面を助ける材料ということになろう。ただ、同国の不安定な政情が抱える潜在的な相場上昇リスクは小さくなく、依然としてプレミアムはのっている。今後の新たな展開には注視していく必要がある。 (A)

 

 

 

 

【ご注意】

弊社作成本相場情報内における各種コメント内容、その正確性についてはその一切を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)