(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月25日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY02 198 1/2 - 98 199 1/4 196 3/4 197 -3/4 78227 -11553
JUL  02 203 3/4 - 04 1/4 204 3/4 202 1/2 203 -1/2 183997 +9809
SEP  02 210 1/2 - 10 1/4 211 209 1/2 209 1/2 -1/4 44910 +747
DEC 02 219 1/2 - 19 1/4 220 1/4 218 1/2 218 1/2 0 87956 +805
MAR 03 228 - 28 1/4 228 3/4 227 227 -1/2 15613 +191
MAY 03 234 234 232 1/4 232 1/4 -3/4 3350 +63
            425989 +114

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 02 478 1/2 - 78 480 1/4 473 1/2 474 -5 1/2 26963 -3757
JUL   02 481 - 82 483 1/2 475 3/4 476 1/2 -6 3/4 83521 +3764
AUG 02 478 3/4 480 1/2 472 472 1/4 -7 10057 +300
SEP  02 472 - 71 473 3/4 465 465 1/4 -6 1/2 5629 +518
NOV 02 467 1/2 471 1/4 462 462 3/4 -7 1/4 29210 +592
JAN 03 474 476 468 468 1/2 -7 1/2 3094 +5
            162642 +1439
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16480 -110 MAY 1664 -37 MAY 261 -2 1/2 128.16 - 128.57
JUL 16190 -120 JUL 1686 -38 JUL 268 1/4 -2 1/4  
AUG 15890 -110 AUG 1698 -38 SEP 275 1/4 -2 1/4  
SEP 15600 -80 SEP 1711 -37 DEC 286 3/4 -2 1/2  
                   

 

 

本日の相場の動き

 

アルゼンチン状況改善?の噂で大豆にファンド売り。コーンは小動き。

大豆 やや安値での寄り付き。アルゼンチンについての状況改善の噂が飛び交った。輸出税の10%アップを取り下げたという噂。アルゼンチンの銀行が明日オープンするというニュース。4/28から予定されている農家ストライキにつき、主だった農家4団体のうち参加を表明しているのは2団体に過ぎないというニュース。アルゼンチンの大豆収穫の進捗に伴い、遅かれ早かれ輸出市場に売りが出るという考え。などがマーケットで取り上げられ徐々に値を下げていった。そうはいってもアルゼンチン情勢はまだ不明確であり、短期的にはUS産大豆3品に需要が振り替わるというアイデアから期近限月を中心にやや高値まで買い戻される場面も見られたが、買いは続かず。輸出成約はややサポートされる数字であったが、噂されていた中国の買い付けがなかった事がわかり逆に弱い材料とされた。また南米の収穫が引き続き順調な事も相場を安値へと向かわせた。またマンハッタンの8階建て技術学校で爆発があった話がフロワーに広がると、テロとの関連が噂され更に穀物相場にも売り材料とされた。結局アルゼンチンの情勢はやはり改善に向かって進んでいるという噂が主流になった事もあり、そのままズルズルと相場は下げてほぼ安値引けでの終了となった。

コーン やや高値寄りつき。週間輸出成約高が好感された。引き続きウエットな天気予報、今夜台湾がUS産コーン56,000トンの入札を行うというニュースも買い材料とされた。しかし大きな買いにはつながらず、どちらつかずの相場が暫らく続く。そんな中でマンハッタンの爆発のニュース、中国が来月に旧穀150万トンの売り入札を行うというニュース、小麦が契約新安値を更新していた事、農業法の成立が近く、コーンのローンレートの引き上げが決まるというニュース、などに影響されやや下げての終了となった。小麦は輸出商談が閑散なことが材料視されて売られていた。マーケットではそこそこ材料は見られてはいたが、相場は殆ど反応することなく非常に閑散としたトレードであった。

本日のファンドは、コーンは1,200コントラクトの売り越し、大豆も3,000コントラクトの売り越しと考えられている。

農業法成立か?

本日午後遅くになり、両院協議会で農業法が合意されワシントン時間夕方の6時(シカゴ時間5時)に詳細の発表があるというニュースが流れた。現在シカゴ時間夕方6時であるが、まだ詳細は伝わってきていない。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アメリカ中西部

5月頭にかけ、いいパターンとはいえない

中西部、本日・明日はドライ。気温は平年並み〜やや低め。最高気温も50度台にどとまる。シカゴは今晩再び氷点下入り予定。しかし、金曜夜からベルト西部より雨が降り始める。この前線はその後週末にかけてベルト中央部〜東部へと移動するため、週末の天候はよくない。中西部の80%の範囲に0.4-1.8インチ。多い所では3インチまでの降雨をみると思われる。傾向としてはベルト南部サイドへの雨量が大きくなる。 その後日曜夜には雨も上がるが、次の前線は来週半ばに再びやってくる。この前線でもベルトの75%ほどがカバーされると見られ、雨量もまとまったものが予想されている。

このように、来週週末にかけての内容は、決してコーン作付けに際し、いい傾向とは言えない。コンスタントなまとまった雨は数日のドライでは乾き切れない。しかも向こう10日程の予報において気温が先週のような80〜90度などという形も期待できないときている。そういうことを考えると、来週・再来週の月曜の作付け進捗発表数字にあまり期待をもつことは出来ない。

コーンの進捗の遅れについての一番のキーとなる天候の時期としては、5月第1週〜3週といわれる。従い、来週以降向こう3週間程の内容如何では、「おい、コーンは大丈夫か」 と本格的に問われてくる可能性が高い。もう少し時間を要するが、今週末よりの傾向も良いとはいえないだけに、今後の展開は注意して追いかけること肝要。

中国

向こう10日間、中国のコーン・大豆・小麦・綿花各産地では前線の活動が活発に見られる見込み。土曜から来週火曜にかけて多い地域では2.5インチまで。特に小麦・綿花産地への降雨が中心となる。ジェット気流の南下により現在の推移は5月中旬まで続く見込みで、某予報家に言わせれば過去10-15年で今年の推移は(作付け後の作物の生育にとって最適の部類に相当とのこと。まだまだ天候相場はこれからであるが、スタートとしては申し分ない形となっているようである。

南米

アルゼンチンでは今後10日間ドライが続く。従い来週末にかけてコーン・大豆の収穫作業は順調に進むことが期待される。ブラジルは特に南部地域(リオグランデドスルなど)では今後も不安定な天候推移が続くと見られ、収穫作業後半戦、引き続き進捗はスローになると見られる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月1〜5月5日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/A A/N
東部ベルト A/N A

コーン作付けについては先行きに不安は残る。雨がちな天候パターンが来週後半以降変化を遂げない場合には、市場はより注目し始めることとなる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(4月18日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 914.4 0.0 35,121.7 34,382.7 6,281.2 263.4
大豆

224.7

95.0 26,337.0 24,964.3 2,613.3 540.0
小麦 243.1 60.0 24,004.7 26,052.4 2,815.5 684.7
大豆粕 48.3 0.2 5,432.5 4,780.3 1,039.8 270.5
大豆油 3.7 0.0 579.6 298.9 65.6 0.0

発表前の事前予想レンジはコーン500,000-700,000トン、大豆は100,000-200,000トン。従い共に予想の上限より上の数字となった。今回の数字で、対前年進捗率はコーンが先週の100.6%から102.2%へとペースがやや上がった。大豆は先週の105.2%から105.5%とほぼ変わらずとなっている。 

 

2) 週間輸出高 4月18日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン  947.8  876.8 28,840.5 29,647.6 48,900
大豆 173.8 288.7 23,723.7 22,904.4 27,760
小麦 412.3 318.4 21,189.2 23,105.6 26,540
大豆粕 80.7 78.6 4,392.7 4,111.1 7,030
大豆油 25.3 4.9 514.0 278.9 980

コーンは昨年同期比97.3%、大豆は103.6%となっている。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日もウエットな中西部の天気、混沌とするアルゼンチン情勢にもかかわらず値を上げなかった。今日はそれに加え予想以上の輸出成約数量があったが上値は抑えられた。作付けが順調に進み、100億ブッシェル以上の生産量が現実味を帯びてくれば更に下げざるを得ない。今は作付に集中している農家も、5月6月に残りの手持ちの売りを出してくる。中国も旧穀を投げ売ってくる可能性が噂されている。底値はまだ見えてこない。

コーンのチャートをまじまじと見てみると、見事なまでに右肩下がりが続いている。短期移動平均線は中期移動平均線の下で安住しており、中期移動平均線も長期移動平均線の下に位置している。チャートからも底値が見えてこない。5月限は当用買い、7月限以降はまだ待ちの姿勢に変わりはない。(N)

 

(大豆)

日替わりで材料のインプットが続くアルゼンチンに市場は振り回されている。先行きが見えてくるまでこの手のアップダウンは短期的には続く可能性が強い。特に目先の需要により直接的に影響を与え得るこの手のイベントは、期近3本の下値への動きを限定することとなろう。政局が落ち着き、国内情勢が沈静化する期待を市場が持てるようになるまではいずれにせよ今暫く時間を要する事となる。アルゼンチンの混沌と同時にブラジルでも農家売りが遅れており南米キャッシュ市場は堅調推移を継続。この影響は米国のキャッシュ市場へも流れてくる事となる故、同様に目先は「しっかり」が継続。

7月限 : 現在のアルゼンチンプレミアムを考慮した場合、レンジは470-485
11月限 : 目先の下値は455まで。それ程の下げ余地は期待できず、460割れは抑えたい。ただ、3月末の高値480レベルへの到達にはまだ時間を要する。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)