(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年4月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY02 193 1/4 - 93 3/4 194 192 1/2 193 1/2 +1 28304 -31241
JUL  02 201 - 01 1/4 201 1/2 200 200 1/2 +1/4 207443 +12999
SEP  02 208 - 08 1/4  208 1/4 207 1/4 207 1/4 0 47340 +1312
DEC 02 217 3/4 - 18 218 1/4 216 3/4 217 1/4 +1/4 91009 +689
MAR 03 226 3/4 - 27 227 225 3/4 226 0 14681 -206
MAY 03 231 1/4 231 3/4 231 231 0 3588 +2
            405647 -16001

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 02 463 - 63 1/2 463 1/2 459 1/4 462 1/4 +1/2 12393 -7019
JUL   02 466 1/2 - 67 1/2 467 1/2 463 1/4 466 3/4 +1 1/4 82217 +473
AUG 02 464 - 64 1/2 464 1/2 460 1/2 463 1/2 +1 1/2 10446 +340
SEP  02 459 459 454 1/2 457 1/4 +1/2 6109 -248
NOV 02 457 1/2 - 58 458 1/2 453 1/2 457 +1/4 30789 -34
JAN 03 464 464 459 1/2 463 +3/4 3099 -148
            149483 -6532
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16190 +130 MAY 1608 -9 MAY 261 3/4 +5 3/4  
JUL 15870 +70 JUL 1632 -12 JUL 268 3/4 +3 3/4  
AUG 15620 +70 AUG 1647 -10 SEP 275 1/2 +3 1/2  
SEP 15340 +30 SEP 1659 -11 DEC 287 1/4 +3 1/4  
                   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆はアルゼンチン状況の改善から売られ、コーンは輸出検証が失望で売られる。

大豆 昨日の動きに対する反発が予想されたが、

― アルゼンチン情勢については、ストライキの沈静化など、今後の同国輸出市場へのカムバックへの期待感、― 米国中西部における天候推移については、引き続きパターンに変化が見られず今後10日間もコンスタントに降雨が予想されることがコーンから大豆への作付けシフトへの発想に繋がったこと
― 中国が今後のブラジル大豆商いに興味を示している類のアナウンスがなされたこと
― 本日のローンレートに関する最終決定報道は期待の範囲内且つ既に織り込まれていたことから逆にSELL THE FACT的ムードへと繋がったこと

など、結果的に弱材料が市場の主流となり、頭を抑えることとなった。動きはどちらかというと閑散推移にて僅かに高値にての引けを迎えることとなった。

コーン 閑散、殆ど動きなし。

― 韓国の米国コーン52500トン、オプショナルコーン52500トン、中国産コーン50000トン。その他台湾の買付けなども昨夜報告されたことは、同国の需要喚起に繋がるとして、やや強材料視されることとなったが、
― 作付け進捗の(取り敢えず)問題のない数字と、向こう10日間の不安定な天候推移に対する作付け懸念という強弱材料は互いに相殺される形となった事
― 新農業法についてのアナウンスは新鮮味に欠けた事

などもあり、本日の動きは超閑散。殆ど変化なしでの引けとなっている。

 

本日のファンドは、コーンは2,500コントラクトの買い越し、大豆も1,000コントラクトの買い越しであった考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

アメリカ中西部

前線、頻繁に到来。向こう10日パターンに変化なし → コーン作付け停滞か?

昨日まとまった降雨の報告はされていない。気温も東部〜中部ベルトで最高気温は概ね50度台。ネブラスカなど東部地域において一部70度台となっているが、ほぼ平年並み〜やや低めの推移となった。

ベルト西部のアイオワ・ネブラスカ東部地域では次の前線による降雨が既にスタートしている。この前線は今週水曜から木曜にかけてベルトを横断することになる。この前線の通過に伴い、ベルトの85%の範囲において0.3-1.7インチの雨量が予想される。その後週末にかけて一旦ドライとなるが、日曜より来週火曜にかけて次の前線による降雨が言われている。その前線の通過では75%の範囲に0.3-1.5インチの降雨予報となっている。更には来週後半にも次の前線が中西部へ降雨をもたらす。

このように頻繁にベルトに前線が通過し降雨をもたらす、という図式は向こう10日間程、変化の兆しがない。ということは5月中旬まではコーンの作付けの進捗は大きく期待できない、ということになる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月6日〜5月10日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/A A/N
東部ベルト A A

降水量予報が多く、コーンには強い材料、大豆には弱い材料、引き続き現パターンは継続。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1)USDA LOAN DATA (単位 : 百万ブッシェル)

 

−コーン−

  4月23日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
2000crop 0.4 -0.1 26.4 0.1 1,367.3 1,394.1
2001crop 898.9 -15.4 0.2 unch 463.8 1,362.9

−大豆−

  4月23日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
2000crop 0.1 0.0     5.6  0.0   307.3  313.0
2001crop 120.1 -4.4    0.0  unch  189.6  309.7

内容はコーン大豆ともにニュートラル。

 

2)南米産大豆についての各種情報

 

@ オイルワールド誌発表コメント

今年度の南米産大豆は、生育期のドライに加え、収穫期のウエットな天候推移の影響で未だにイールドがハッキリせず、生産量の今後の下方修正の可能性も否定できない、とコメントしている。

☆ 今年のアルゼンチンは生産量29.3百万トンと昨年の27.3百万トンを上回っているが、最近の一連の降雨により一部地域においてはイールドの下方修正を強いられること必至である、との報告。
☆ ブラジルは依然として42.4百万トン。と昨年の39.1百万トン比較増産であることは間違いないが、収穫も80%終了したとはいえ、主産地の一つであるリオグランデドスルにおいてはまだまだ真っ最中である。この地域の特に生育期のドライがどのくらいイールドへ影響を与えることとなるか、まだ安心できる状況ではない。
☆ バラグアイにおけるドライも生産量に影響をもたらすと言われる。昨年の3.489百万トンは今年3.150百万にまで減少している。
☆ ボリビアにおいてもやはりドライが直撃した。昨年の1.232百万トンから今年は1.5百万トン前後が期待されて入るが、この数字も今後下方修正される可能性は大いにある。

A アルゼンチン状況 (ロイター電)

コーンの収穫は36%、大豆の収穫は29%、ヒマワリの収穫は83%終了。

昨今の引き続く降雨、或いは今年1月以降のディーゼル燃料の値上げに伴う収穫機操作の影響もあり、大豆の収穫のベースは昨年比20%近く遅れているが、先週については順調にその進捗を見せたも模様。同様にコーンの収穫のペースも昨年比でいけば、10%以上の遅れを見せているが、先週は多少の進展を見た模様。

 

3)新農業法案最終決定

先週金曜に「ほぼ最終合意」として一部流れた新農業法案についての最終決定内容が本日改めてアナウンスされた。取り急ぎ、下記に主な点を記す。

@ ローンレート改定 

本内容は金曜日に掲載した内容から一部変更されています。以下、改めてご確認ください。新法案は2002年度産以降、向こう6年間のタームとなっています。(単位 : セント/ブッシェル)

  現行レート 2002/2003 2004〜2007
大豆 526 500 500
コーン 189 198 195
ソルガム 171 198 195
大麦 165 188 185
オーツ 121 135 133
小麦 258 280 275

 

A ターゲットプライス(目標価格)

1996年農業法では不足払い制度廃止に伴い、このターゲットプライスも一旦廃止されていたが、新農業法においては再び設定されてることとなった。

  1995年時レート 現行 2002-2003 2004〜2007
大豆 なし なし 580 580
コーン 275 なし 260 263
ソルガム 261 なし 254 257
大麦 236 なし 221 224
オーツ 145 なし 140 144
小麦 400 なし 386 392

 

B 農家への直接払い制度

年間上限460,000ドルから360,000ドルへ100,000ドル修正されることとなった。その中身として、直接払い40,000ドル、マーケティングローン75,000ドル、そして今回再度導入されることとなったターゲットプライスで65,000ドルという支払い限度額が設定されている。

 

尚、ブッシュ大統領の最終的な署名を取り付けることが出来るのは、向こう10日以内(来週中というのが濃厚)となりそうである。

 

本日のトーメンの意見

 

コーン、7月限。4月半ばにつけた200割れに対する意識から、現在のレベルは拾っても大怪我をするようには感じない。が、これまでの一貫した下降線を打ち切るにはそれなりの時間を要するとも思われることから、積極的に動く必要性も感じない。底値圏と位置付けるも、上昇力も鈍い。
大豆は現レベル、7月限460前半は、当初の目標値。従い、ショートは一旦手仕舞い、多少抑える姿勢。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成本相場情報内における各種コメント内容、その正確性についてはその一切を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)