(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月02日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらず寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY02 196 - 95 3/4 197 1/2 194 1/4 194 1/2 -2 19374 -1022
JUL  02 202 3/4 - 03 204 200 1/4 200 1/2 -2 1/2 206801 -925
SEP  02 210 1/4 - 10 210 3/4 207 207 1/4 -2 3/4 46893 +125
DEC 02 219 1/2 - 19 3/4 220 3/4 216 3/4 217 -2 3/4 91831 -36
MAR 03 229 1/2 - 29 229 3/4 225 3/4 225 3/4 -3 14766 -101
MAY 03 229 1/2 - 29 235 229 230 3/4 -2 3/4 3682 +89
            397454 -1370

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 02 462 1/2 - 62 462 1/2 458 3/4 459 1/4 -1 6522 -1393
JUL   02 466 1/2 - 66 466 1/2 462 1/2 463 3/4 -1/2 83232 +165
AUG 02 463 1/2 - 63 463 1/2 460 460 3/4 -1/2 10496 +75
SEP  02 458 - 57 1/2 458 455 455 1/4 -1 1/4 6472 +71
NOV 02 456 1/2 - 57 457 453 1/2 454 3/4 -1 1/4 32101 +1077
JAN 03 461 461 460 460 1/4 -1 1/4 3180 +18
            146603 +124
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 15910 -170 MAY 1617 +3 MAY 258 1/2 -7 3/4  
JUL 15680 -130 JUL 1637 +4 JUL 266 1/2  -7 1/4  
AUG 15490 -70 AUG 1650 +4 SEP 272 1/2 -8  
SEP 15250 -80 SEP 1663 +4 DEC 284 1/4 -7 1/4  
                   

 

 

本日の相場の動き

 

コーン

― 週間輸出成約高は予想の上限を上回り113万トン。が、好感されるも強材料にはなりきれず。
― 天候は引き続き不安定。来週末まで現パターンに変化望めず。
― 同時に、中西部西部地域では前線による雨の影響少なく、作付け進捗の情報。

昨日のフォロースルー、好調だった輸出成約、作付けには不利な天候パターン、といった支援材料に序盤は昨日引け値レベルでの取引が保たれた。しかし、これら材料で現レベルを押し上げる力がないと判断されたか、その後は逆に失望感からファンドの売りが先行する。更にセンション後半にはベルト西部主産地における前線の影響は予想以下にてコーンの作付けは急ピッチで進捗・・といったニュース、小麦市場にて輸出成約内容に失望したファンド・商業筋の積極的な売りから大幅に値を下げていることもコーンの売りを煽ることとなった。結局昨日上げた分をそのまま失い、本日の最安値圏にての弱い引けとなっている。

大 豆

― 週間輸出成約は予想の上限レベル。中国向け78,000トンも確認。しかし中立視。
― 沈静化に向かいつつあるアルゼンチン情勢。
― 徐々に動き出しつつあるアルゼンチンキャッシュとそれに伴うブラジルキャッシュの下落。

やや高値での寄付き後、午前中は昨日引け値レベルでの取引に終始、7月限464半を中心とした狭いレンジでの展開となる。その他独自材料に欠けた事、小麦・コーン相場の下落に吊られた事もあり、セッション後半は値を削る。アルゼンチン情勢の回復期待も米国輸出市場へのネガティブ材料として作用した。総じて終日閑散な商いとなったが、前日比1セント前後値を落としての引けとなった。

本日のファンド、コーンは2000枚、大豆は1000枚、小麦は4000枚の売り越しであったと見られている。

 

《新農業法案経過》

両院で協議作成・合意されていた新農業法案は、本日最終的に下院にて可決された。今週金曜までに上院で可決を見、その後ブッシュ大統領のサインを取り付けることとなると予想されている。本日大統領サイドより、「上院可決後ブッシュは当法案にサインをする見込み」というコメントも流れており、法案成立までいよいよ秒読み態勢に入ったか。

 

 

各生産地の天気予報および状況

アメリカ中西部

昨日は移動速度の速い前線の影響で中西部の70%の範囲に0.25インチ以上の降雨を見た。その雨量には程度の差があったものの、多い所では24時間で2インチ前後となっている。特にイリノイ中南部よりインディアナ・オハイオの中南部、ウイスコンシン中部・ミシガン北部地域での雨量は多くなっている。

今後は土曜までドライ、そして土曜の夕刻あたりから日曜、そして不安定な天候は来週まで尾を引くことになりそう。今週末から来週土曜にかけて、ベルトの80%の範囲に0.5-2.0インチ、所によっては4インチまでの降雨が見込まれており、ベルト全般を満遍なくカバーすると見られる。 気温については明日金曜などは最低気温がベルト北部では20度後半、南部でも30度そこそこと、かなり冷え込む場面もあると見られるが、来週は総じて平年並み〜やや高めの推移となりそう。最高気温は70度台半ば〜所によっては80度半ばまでが予想されている。

上記状況下、コーンの作付けは来週も不安定な天候に影響を受けると見られ順調に進める環境にはない。しかし、来週は気温が上昇する見込みとなっている為、各地でどれだけタイムリーな作業を行なうことができるか、が焦点となろう。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月8日〜5月12日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/A A/N
東部ベルト N/A A

パターンに変化は見られず、向こう10日間引き続き頻繁な降雨が見込まれているが、気温の上昇がどれだけそれをカバーできるか、ということになろう。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(4月25日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,125.8 0.0 36,247.5 35,650.1 6,522.0 263.4
大豆

356.6

60.0 26,693.6 25,258.4 2,698.3 600.0
小麦 257.9 40.3 24,262.7 26,238.7 2,500.0 725.0
大豆粕 48.5 1.4 5,481.0 4,948.8 891.7 271.9
大豆油 3.0 0.0 582.6 300.5 59.9 0.9

発表前の事前予想レンジはコーン750,000-900,000トン、大豆は250,000-400,000トン。従い共に予想の上限よりやや上の数字となった。今回の数字で、対前年進捗率はコーンが先週の102.2%から101.7%へ、大豆は先週の105.5%から105.7%とそれぞれ変化している。 

 

2) 週間輸出高 4月25日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン  885.0  947.8 29,725.5 30,482.1 48,900
大豆 271.6 173.8 23,995.3 23,143.1 27,760
小麦 573.4 412.3 21,762.7 23,549.8 26,540
大豆粕 196.6 80.7 4,589.3 4,253.5 7,030
大豆油 8.8 25.3 522.7 280.2 980

コーンは昨年同期比97.5%、大豆は103.7%となっている。

 

3) 5月限受渡し通知

(単位:コントラクト)

  数量 契約最終日
コーン 1,746 4月19日
大豆 515 4月19日
大豆粕 - -
大豆油 332 4月30日
小麦 197 4月29日

コーン・大豆は受け手なし。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

7月限の200、12月限の217割れというレベルへの意識。今週はこの安値圏がブレークされず保たれている。その大きな要因は作付け進捗に対する不透明な状況だと言える。月曜の数値発表は見たものの、パターンに変化の見られない定期的な前線横断の天候推移は、明らかにサポート材料となっている。更に向こう10日間も基本的に同様の推移が見込まれている。一般的に5月10日を過ぎると、市場の(作付け進捗に対する)意識は一層高まると言われることもあり、来週のそれは今週以上に市場材料として意識されることとなろう。本日の下げは非常に力ないものとなったが、来週以降の天候不安が拭えない現段階で、容易に上記レベルをブレークする展開は考えにくい。相場の向きに未だ方向転換は見えぬものの来週の展開は上値により敏感な動きになることを想定している。作付けペースが遅れ勝ちなことは事実であり、いずれにしても目先は「天候注視」。(A)

(大豆)

意見変わらず、限レベルが目先の安値圏。コーンの作付けが遅れ勝ちとは言うものの、安心して更なる売りを仕掛けられる展開でもない。来週にかけ短期的な戻し(7月限470−475まで)を想定。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)