(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年5月03日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄付き、やや高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY02 | 195 1/2 - 95 | 195 1/2 | 194 | 194 3/4 | +1/4 | 10468 | -8906 |
| JUL 02 | 201 1/4 - 01 | 201 1/4 | 199 3/4 | 201 | +1/2 | 211721 | +4920 |
| SEP 02 | 208 | 208 1/4 | 206 3/4 | 207 3/4 | +1/2 | 47452 | +559 |
| DEC 02 | 217 3/4 - 17 1/2 | 218 | 216 1/4 | 217 3/4 | +3/4 | 92288 | +457 |
| MAR 03 | 226 1/2 - 26 1/4 | 226 1/2 | 225 1/4 | 226 1/4 | +1/2 | 14872 | +106 |
| MAY 03 | 231 1/4 - 31 | 231 1/2 | 230 1/4 | 231 1/2 | +3/4 | 3904 | +222 |
| 395210 | -2244 |
大豆 --- やや安値寄付き、やや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY 02 | 458 - 59 | 459 | 453 1/2 | 459 | -1/4 | 5187 | -1335 |
| JUL 02 | 461 - 62 1/2 | 462 1/2 | 457 | 461 1/4 | -2 1/2 | 81810 | -1422 |
| AUG 02 | 459 | 459 1/2 | 455 1/2 | 458 1/2 | -2 1/4 | 10768 | +272 |
| SEP 02 | 453 1/2 - 54 | 454 1/2 | 450 1/4 | 453 1/2 | -1 3/4 | 6419 | -53 |
| NOV 02 | 454 - 54 1/2 | 454 1/2 | 450 1/2 | 453 1/2 | -1 1/4 | 31732 | -369 |
| JAN 03 | 458 | 459 | 456 1/2 | 458 3/4 | -1 1/2 | 3191 | +11 |
| 143997 | -2606 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 15950 | +40 | MAY | 1608 | -9 | MAY | 260 1/4 | + 13/4 | |
| JUL | 15690 | +10 | JUL | 1626 | -11 | JUL | 268 1/2 | +2 | |
| AUG | 15470 | -20 | AUG | 1639 | -11 | SEP | 275 1/4 | +2 3/4 | |
| SEP | 15260 | +10 | SEP | 1652 | -11 | DEC | 268 1/2 | +2 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
大豆
弱材料として、
@ 現天候パターンにより更なるコーン作付け遅れは同時に大豆の作付け増へ繋がる点
A 中国が既に成約している大量の大豆(主に南米産)に対し、輸入港での検疫その他の検査に時間がかかっており6月1日以降までは輸入許可を出さない、などという噂もネガティブに捉えられた。
B アルゼンチン・ブラジルでようやく動き出した現物市場。引き続き価格へ影響を与えており、一時は引き締まるかに見えた米国輸出市場へも影を落としている点
C テクニカルな弱気サイン
一日を通してこれら弱材料が本日の基調を形成したと言える。7月限はギャップをつけてのやや安値寄り付きとなり、その後もセッション後半に向け、ダラダラと値を削る展開となった。特に上記@、天候材料は日に日にその影響力を増してきており、大豆の頭を抑える主要因となった。しかし、終盤本日の安値圏(7月限458割れ、11月限451割れ)を付けた直後よりは、テクニカルな買いも集中し値を戻す。結局安値から3-4セント戻したところで昨日比、やや安値引け、と言う形となった。
コーン
天候に関する話題(週末から来週央・来週末と引き続き雨がちな予報が継続している点)は本日の下値への動きを辛うじて抑えることとなった。パターンに変化がない事は本日のやや高値の寄付きを作り、セッション中も下値への動きを抑えることで本日の値幅を昨日とは対照的に2セント未満にとどめることとなった。セッション終盤は大豆粕・大豆にファンド買いが入ったことでコーンもつられ、前日比僅かに高値引けとなっている。
《新農業法案経過》
下院で可決された法案は本日中に上院でも・・と予想されていたが、それは遅れることとなり、来週水曜ではないかと言われている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アメリカ中西部
来週末までのパターンに変化なし。前線の通過にコーン作付け停滞か?
前線通過後の中西部は昨日全般的に晴れ渡った。しかし気温は平年以下。例年この時期には60度半ば〜70度半ばを見る時期であるが、昨日は総じて最高気温50度台。又今朝の冷え込みは大きく、ベルト北部においては一部で20度台後半、南部でも30度台前半にまで落ち込んだ。
本日金曜〜土曜にかけては引き続きドライで気温もやや上昇するが、ミシシッピ川西部においては土曜の夕刻より、東部では日曜夜より次の前線による降雨を見ることとなる。予報通りの展開。この不安定な天候は日曜より来週水曜まで継続する。そして木・金とドライ&クールを見た後、再び週末(5月11-12日)降雨となる。今週日曜〜来週日曜(5月5〜12日)の雨量は全体の85%の範囲に0.5-2.0インチ(所によっては4インチまで)と見られる。
このように5月中旬に向けての天候推移にパターンの変化は依然見られそうになく、残り2/3のコーン作付け進捗、大いに気になるところ。今後の天候情報、引き続き注視が必要。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月9日〜5月13日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N | A |
| 東部ベルト | N/A | A |
パターンに変化は見られず、向こう10日間引き続き頻繁な降雨が見込まれており、引き続き降水量は平年以上が継続となっている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)コミットメントオブトレーダーズ |
| オプションなし | ⇔ 事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 9,666 | ロング 9,600 | ロング 12,301 |
| 大豆粕 | ロング 19,908 | ロング 13,600 | ロング 20,914 |
| 大豆油 | ショート 9,734 | ショート 13,800 | ショート 12,413 |
| コーン | ショート 37,346 | ショート 35,500 | ショート 71,295 |
| 小麦 | ショート 27,056 | ショート 29,000 | ショート 24,808 |
大豆・コーンはほぼ中立的な内容となるも、大豆粕が予想よりややロングが多かったためネガティブ視。
| 2)ブラジル情報 |
【サフラス紙本日発表内容】
― ブラジル有力情報機関サフラスの本日の発表によれば、同国大豆収穫は93%終了。(5年平均は96%)先週の87%から6%の進捗を見ている。
― 同紙は同時に生産予想を41.5百万トンと、3月下旬に発表した41.8百万トンから若干の下方修正している。特に南部地域の生育期のドライと北部地域の収穫期のウエットなどの影響もあり生産量こそ下方修正されてきているものの、作付面積は今年14%のアップ、又生産量も昨年の38.9百万トンから7%アップで今年も記録を更新となりそう。
― 同国第一の大豆生産州である中西部のマットグロッソでは今年8%アップの10.5百万トン。第二の生産州パラナでは10%アップの9.6百万トン。しかし第三の生産州リオグランデドスル州では生育期のドライが響き16%ダウンの6百万ドンとしている。
= 下表は、サフラス紙本日発表の収穫進捗状況 (単位 : %) =
| 2002年5月3日 | 2002年4月26日 | 2001年4月26日 | 5年間平均 | |
| リオグランデドスル | 74 | 60 | 92 | 90 |
| パラナ | 95 | 92 | 99 | 99 |
| マットグロッソ | 100 | 98 | 99 | 100 |
| マットグロッソドスル | 100 | 98 | 100 | 100 |
| ゴイアス | 99 | 97 | 99 | 99 |
| サンパウロ | 100 | 100 | 100 | 100 |
| ミナスジェライス | 96 | 88 | 85 | 82 |
| バフィア | 98 | 90 | 93 | 95 |
| その他 | 85 | 70 | 94 | 94 |
| ブラジル全体 | 93 | 87 | 97 | 96 |
ここ2週間と雨がちな南部産地リオグランデドスル州においては74%まで。昨年比ペースはやや遅れている。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
【今週の相場回顧】
月曜・木曜の下げパターンはまさに現在のコーン相場らしい下げとなる。月曜の下げ方の後は、普通更に下値を探る展開となりやすい。しかし今週の場合、4月中旬につけた安値への意識(7月限199.50/12月限215)と同時に作付け進捗に対する不安がその更新を思いとどまらせる方向に作用したということが言える。週を経るに従い徐々にそれへの意識は高まっていくこととなる。そんな具合に、今週はこれまでの下げパターンに「天候相場」が何とか待ったをかけた形となった。
【来週の展望として】 = 7月限は下値は本日の安値まで。高値は5-6セント =
来週は、今週以上にこの天候が相場に影響を与えることとなる。順を追って言うならは、週末の天候推移と月曜の作付け進捗。週央まで継続すると言われる前線活動、そして金曜には農務省の需給報告。週末の雨再び・・これらの結果・内容が来週の動きを決めることとなろう。
実際に作付けが遅れていることは事実であり、来週月曜の進捗数字も平年の50%強に対し予想は概ね40%弱にとどまっている。且つ更なる遅れに繋がりかねない天候パターンは再来週への更なる不安へ。このように、目先コーン作付け進捗についての不安感が強いことから、来週の動きはそれらプレミアムを若干上乗せする必要を感じる。7月限での約定安値近辺は確実に指しておきたい。
現在のレベル(約定安値付近)が中長期的な相場の転換圏にあるとは全く断定出来ぬが、そういった意識をもって見ているのも事実。ファンダメンタルズとして需給バランスにタイト感はなく、現時点で長期的な高値相場は想定出来ないとはいえ、転換点はそうは遠くない。(A)
(大豆)
【今週の相場回顧】
先週アルゼンチンに上げアルゼンチンに下げた相場は、今週実際にキャッシュが動き出したことでそれがキャッシュ価格として市場へ示されることとなった。この先週後半よりの流れは今週も引き続き相場へ影響を与えることとなる。米国市場への期待感は単発に終わることとなりそうだ。 それからもう一つはコーンの作付け進捗不調。このファンダメンタルズも今週結局8セント(7月限)下げ、又本日7月限457をつけさせた要因でもあろう。先週央につけた484から本日の安値457まで8日間で27セントという幅をつけることとなった。
【来週の展開】 = 7月限460〜470 =
やはり、現在のコーン作付け進捗。これが大豆に与える影響次第であろう。しかし、コーンが上がる分その分大豆は下がるんだという見方はしていない。本日引け際に461台へ回復した7月限は来週再び高値を目指す展開を敢えて継続したい。来週限レベルから逆に下がる展開となった場合には見方を変えることとする。(A)
【ご注意】
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)