(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月06日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、わずかに安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY02 192 1/4 - 93 194 1/4 191 1/2 194 -3/4 6675 -3793
JUL  02 198 3/4 - 99 1/4 201 198 200 1/2 -1/2 213424 +1703
SEP  02 205 3/4 - 06 207 3/4 205 1/4 207 1/4 -1/2 47637 +185
DEC 02 216 - 16 1/4 218 215 217 1/2 -1/4 92294 +6
MAR 03 225 1/2 - 225 1/4 226 1/2 224  226 1/4 +0 15087 +215
MAY 03 231 231 1/2 229 1/4 231 1/2 +0 3932 +28
            394109 -1101

 

大豆     --- やや安値寄付き、期近やや高値、先はほぼ変わらずの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 02 456 - 56 1/2 462 3/4 455 3/4 460 3/4 +1 3/4 3518 -1669
JUL   02 458 - 59 465 1/4 458 462 3/4 +1 1/2 81820 +10
AUG 02 456 - 56 1/2 462 456 459 3/4 +1 1/4 10485 -283
SEP  02 452 - 51 1/2 456 1/2 451 1/2 453 1/2 +0 6574 +155
NOV 02 450 1/2 - 51 455 3/4 450 1/2 452 3/4 -3/4 32262 +530
JAN 03 459 460 1/2 458 458 1/4 -1/2 3128 -63
            142780 -1217
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16010 +60 MAY 1598 -10 MAY 263 +2 3/4  
JUL 15750 +60 JUL 1614 -12 JUL 271 1/2 +3  
AUG 15520 +50 AUG 1627 -12 SEP 277 3/4 +2 1/2  
SEP 15300 +40 SEP 1639 -13 DEC 289 +2 1/2  
                   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆  

@ 中国は大豆の輸入契約時に輸出国の正式な安全証明などを取り付けるよう要求してきており、この事は今後の米国大豆の対中国輸出のスピードを更に遅らせるのではないかという危惧に繋がりネガティブに捉えられている。この中国政府の追加要求の裏には同国国内市場をより活性化(価格を上げる)させる狙いがあるものとされる。(一方で6月以降の同国需要を満たす為に輸入は不可欠とされているが)
A 週間輸出検証高に中国向けが確認されなかったことは、市場にネガティブに受け止められた。
B アルゼンチンおける来週のストライキ懸念。期近限月への支援材料となった。

金曜日のセンション後半の持ち直しを受けて注目された寄付きであったが、結果はギャップをつけてのやや安値寄り付き。大豆もコーンと同様にやや安値での寄り付きとなったものの、商い自体は非常に閑散としたものだった。その後値ごろ感からやや買いが入るものの輸出検証高内容は期待にそぐわずやはり相場の頭を抑える内容。昼前までは金曜の引け値以下でのチョッピーな動きとなる。しかしセッション後半に入ると上記Bアルゼンチン情勢に対する不安感、或いはコーン・小麦市場などの反発にも影響を受け、終盤値を戻し、結局期近はやや値を上げての引けをむかえた。

コーン   《約定安値更新も、その後回復》

@ 注目された週末の天候。予報どおり中西部への降雨はあるにはあったが、主に日曜後半まではドライ・気温はやや高め推移となった為、市場の受け止め方としては「やや予想以下」。ベルト西部・中部を中心に作付けは進んだという了解から、やや弱材料とされ、本日の寄り付きの形を作ることとなった。しかし、同時に今週以降の引き続く不安定な天候推移予報に対しては今後の更なる作付け遅れを連想させ、相場回復の一因となっている。
A 韓国で口蹄疫が確認されたことは序盤のコーンの売り材料の一つとなったが、その後これが中国産コーンが原因ではないかと報道されたことは中国コーンから米国コーンへの需要期待、という発想から最終的には相場回復の一材料となった。
B ポーランドでの狂牛病確認。現時点での米国市場への影響は殆どないと思われるが、一時的なネガティブ材料にはなった。

寄り付きは週末の天候結果を受け金曜引け値からのギャップオープン。ファンドの売りが先行。上記@ABを主材料に昼前までは一貫して金曜の安値圏以下での推移に終始。その流れで7月限は4月12日につけた約定安値199.50をブレークし序盤に198まで下げる。しかしその後は、@Aが最終的にに支援材料となったこと、又安値圏では商業筋のまとまった買いも見られたことから終盤値を上げ、本日のほぼ高値圏で取引を終えている。

 

本日のファンドの動きはコーンが6000枚の売り越し(商業筋は約3000枚の買い越し)、大豆は2000枚の買い越しであったと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

アメリカ中西部

週末ベルトでは、アイオワ北部と西部・ミネソタ南東部・ネブラスカ東部・インディアナ西部・ミズーリ南部や北部、などで0.25-1.5インチの降雨となった。コーン産地の約50%の範囲となっている。基本的には金・土とドライ。日曜遅くになり、ベルト西部中心に降雨がスタートしたような形となっている。気温は金曜から日曜にかけて徐々にそのレベルは上がり、日曜には最高気温80度後半までつけた地域もあった。

今週は先週の予報とほぼ変わらず、本日より水曜までは前線の影響でウエットな状態が継続する。この間は気温も平年並み〜やや高め(最高気温は70度半ば〜80度半ば)推移となる。その後木・金とドライ&クールとなるが、週末にかけて再び前線によりウエットが到来するというパターンとなる。本日〜次の日曜にかけてはベルトのほぼ90%の範囲に、0.5-2.0インチ、所によっては4-5インチまでの降雨が予想されている。

5月上旬から中旬にかけて、中西部産地地域の天候パターンは先週今週の形が継続すると見られており、降雨量は引き続き平年比やや多めとなりそう。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月11日〜5月15日) 】

  気温 降水量
西部ベルト A A/N
東部ベルト A A/N

気温が高めという状態はウエットな状況を回復させるに悪くはないが、降水量については引き続き大目の予想にて、引き続きややサポーティブに捉えられている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

5月2日の週 4月25日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 902.0 676.9 757.1 30,444.1 31,511.7
大豆 290.3 265.8 155.2 24,299.6 23,337.2
小麦 519.5 651.1 669.8 24,814.9 26,665.1

コーンの数字は予想範囲の上限レベル、ややサポーティブな数字。大豆は範囲内にて中立。

 

2)農務省発表週間作付け・発芽進捗率

【引け後の発表】

作付け 5/5現在 先週 昨年 平均
コーン 42% 26% 54% 51%
マイロ 25% 20% 26% 24%
大豆 6% 3% 17% 13%

 

《コーン主要5州の作付け進捗状況》 (単位:%)

5/5現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 53 33 50 56
イリノイ 30 25 85 61
ネブラスカ 55 32 46 45
ミネソタ 56 22 6 59
インディアナ 10 4 83 49

全体として、ベルト西部の進捗は寧ろ早い。しかし中部〜東部へと移動するに従いその状況は悪い。これはまさに現在までの雨量に関係しており、上記インディアナは依然として10%(昨年同期83%)、又オハイオでもまだ11%のみ。(昨年同期64%)

内容的には、概ね市場予想の範囲内、という捉え方がなされており、ほぼ中立的な数字となっている。

 

発芽率 5/5現在 先週 昨年 平均
コーン 12% 7% 18% N/A

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

約定安値更新も、後半値位置を回復して引けた。引け後の作付け進捗状況。最終的には(セッション中に週末の期待以上となった天候結果が織り込まれたこともあり)ほぼ中立的内容となりそうだが、ベルト中部〜東部(イリノイ・インディアナ・オハイオなど)における進捗が、これまでの雨量がたたってかなり遅い点データにて確認されている事、或いは今週末にかけての不安定な天候推移は、明日の市場にサポーティブに作用すると考えられる。これらコーンへの天候プレミアムは目先増幅することはあっても、全てが不確定な現段階では一気に削られる場面は想定しがたい。従い今週の展開は、このプレミアムを乗せた価格推移(7月限204−205まで)を予想。(A)

(大豆)

想定していたレベルでの、先週よりの鈍い展開に頭の重さを改めて感じてはいる。 中国・アルゼンチンの動向は期近限月へ直接的な要因となるがどちらも依然不透明、目先の相場変動要因。又、コーンの作付け進捗の遅れが徐々に明らかになってきており、大豆も遅れた内容になっている。今後本材料の大豆相場への影響は決してコーン高⇒大豆安、ではなく微妙な反応を予測。即ち大豆の下値への動きも限られたものになるのではないかと見ている。 今週の動き、もう少し見てみたい。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)