(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月09日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまち寄付き、やや高値値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY02 200 - 99 3/4 201 199 200 1/4 +1 3/4 3767 -912
JUL  02 205 1/2 - 05 3/4 207 204 3/4 205 1/2 +1 213240 +887
SEP  02 212 1/2 - 12 1/4 214 211 3/4 212 1/4 +3/4 48458 +603
DEC 02 222 1/4 - 22 223 3/4 221 1/2 221 3/4 +1/2 98250 +474
MAR 03 230 1/4 - 30 1/2 231 3/4 229 3/4 230 +1/2 15187 +21
MAY 03 235 1/2 236 234 1/4 234 3/4 +3/4 4527 +87
            400659 +1956

 

大豆     --- まちまち寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 02 467 473 1/4 467 473 +5 3/4 2293 -809
JUL   02 470 3/4 - 71 3/4 476 3/4 470 3/4 476 3/4 +4 3/4 82776 +1233
AUG 02 467 1/2 - 68 474 1/2 467 1/2 474 +4 3/4 10847 +33
SEP  02 464 469 3/4 464 469 1/4 +6 6626 -2
NOV 02 464 - 64 1/2 470 1/2 463 1/4 470 1/2 +7 1/4 33284 +485
JAN 03 470 475 470 475 +6 3289 +206
            144286 +1232
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 16240 +30 MAY 1673 +29 MAY 266 3/4 +2 3/4  
JUL 15980 +20 JUL 1689 +27 JUL 273 +3/4  
AUG 15820 +80 AUG 1702 +29 SEP 278 -1/4  
SEP 15640 +120 SEP 1713 +28 DEC 289 1/2 +3/4  
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆 《 2日で11月限14セント、7月限は10セントの上げ 》

@ 寄り付き前の週間輸出成約、トータル数量は範囲内となるも、中国向けに35,000トンが確認されたことは今後の対中国輸出期待へと繋がり、支持材料となった。
A ブラジルABIOVEがブラジル大豆の生産高予想を前回の42.4百万トンから今回42.1百万トンへ下方修正したことは、明日の農務省発表を控える中での支援材料となった。
B 引き続き基本的な天候パターンに変化が見られず、今週末そして来週央には中西部で降雨が予想されている点も、大豆作付け遅れに改善期待を持つことが出来ず、変わらずサポーティブに作用することとなった。
C 中国の南米大豆油契約(詳細不明)が今週米国産に切り替えられたとの噂が流れたことは本日の大豆油市場を活気つける主材料となった。

寄り付きこそマチマチとなったが、その直後よりは上記支援材料に押され本日も力強いパフォーマンスとなった。特にこの段階だけに天候に対しては過敏になっている相場のムードが窺える。又、明日の農務省発表。その中身は今回しっかりとした内容になると言われているが、本日の高値引けもそれを十分に意識、含んだものと見られる。

コーン 《 リバーの高水位で内地・輸出港でのベーシスはしっかり 》

@ やはり天候。予報通りとは言え、今週末まとまった降雨を(特に現在ウエットな)中西部の中南部・東部で見るという予報は状況に改善が見込めないと取られており、支援材料として継続。
A 中国政府筋の報道で、今年度の同国コーン輸出数量が5百万トンとアナウンスされたこと(現在の米国農務省の見込みでは4百万トン)はある程度インプットされている内容ではあったがややネガティブな材料とされた。
B 約定安値を付けた後の3セッション。定期市場のレベルはグンっと上がったものの農家売りは以前盛り上がらず。従いベーシスはしっかりしたままである事は下支え要因となった。
C このところのウエットな天候でミシシッピ・イリノイ川では水量の増加により不安定な艀運行を強いられている。上記Bに加えこのリバーの不安定な状況が、内地ベーシス或いはCIF CORNの価格をしっかりとさせており定期市場へも影響を与えていたと思われる。
D 明日の農務省需給報告を控え、ファンドのまとまったショートカバーが見られたことも本日の動きに作用したと思われる。

寄り付き直後より一気に値を上げ本日の高値(7月限207)をつける。週末の天候を意識した動きが本日も序盤より展開されることとなったが勢いは続かず昼前には本日の安値(204.75)にまで値を落とす。しかし終盤にかけては上記BCDなどを中心に再度盛り返し引けは落ちたものの辛うじて昨日比やや高値圏で取引を終了している。

 

本日のファンドの動きは、コーンが2500枚の買い越し、大豆2000枚、大豆油は4000枚の買い越しであったと見られている。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今朝までの24時間、ミズーリ・イリノイ・インディアナ・オハイオにおいては更なる降雨を見ている。この月曜から今朝にかけて90%の範囲で0.35-1.7インチ、地域によっては4インチ。最も雨量を見た地域は中西部南部。ミズーリからイリノイ南部、インディアナ中央部・南部、オハイオにかけての東西のライン。

今朝の段階にて天候パターンに変化なし。本日午後より金曜まではドライ、晴れ間が覗く。しかし週末には再び雨を見ることとなる。この週末の前線の影響でベルトの80%の地域で0.35インチ以上の降雨を見ることとなる。来週は月・火とドライ。木・金と降雨システム到来。しかしこの前線は今週末の予想されているものに比べ程度は軽微なものになると予想されている。現時点での予報としてはベルト60%の範囲に1.2インチまでとされる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月15日〜5月19日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N A/N
東部ベルト B/N A

特にベルト東部、気温はやや低め、依然として降水量は平年以上となっており、サポーティブ材料のまま。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(5月2日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 758.7 66.9 37,006.1 36,572.8 6,404.8 330.2
大豆

267.3

0.0 26,960.8 25,409.6 2,710.7 600.0
小麦 143.2 302.6 24,405.8 26,470.8 2,087.5 1,027.6
大豆粕 132.6 5.4 5,613.4 4,976.8 946.6 277.3
大豆油 19.4 0.0 602.0 302.9 76.2 0.9

発表前の事前予想レンジはコーン700,000-900,000トン、大豆は175,000-300,000トン、大豆粕35,000-70,000トン、大豆油3,000-10,000トンだったことから、コーン・大豆はほぼ中立。大豆粕・油は予想の上限以上の数字となりやや好感されることとなった。今回の数字で、対前年進捗率はコーンが先週の101.7%から101.2%へ、大豆は先週の105.7%から106.1%とそれぞれ変化している。 

尚、今週の成約内容には中国の35000トン米国産大豆の買付けが確認されている。

 

2) 週間輸出高 5月2日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン  875.8  885.0 30,601.3 31,128.9 48,900
大豆 254.8 271.6 24,250.1 23,299.6 27,760
小麦 555.6 573.4 22,318.3 24,191.2 26,540
大豆粕 77.7 196.6 4,666.8 4,372.2 7,030
大豆油 3.0 8.8 525.8 294.9 980

コーンは昨年同期比98.3%、大豆は104.1%となっている。

 

3) 5月限受渡し通知

(単位:コントラクト)  受渡し日:5月10日

  数量 契約最終日
コーン 296 5月6日
大豆 319 5月1日
大豆粕 0 -
大豆油 495 5月8日
小麦 0 4月30日

 

4) 新農業法案、昨日上院を通過

 

先週下院を通過した新農業法案は昨日ようやK上院を通過した。残すところブッシュ大統領の署名のみ。以前のホワイトハウスよりのコメントは「新法案には署名の見込み」であったことから問題なく来週には署名そして法制化ということになろう。

今回の新法案は結局当初の予想を15%も上回り今後6年間で総額約520億ドルの追加補助。農作物・酪農分野への負担として年間64億ドルの追加出費と試算されている。商品市場低迷の中、又秋に中間選挙を控える政府の立場として、有り金を本法案にぶち込まざるを得ない環境にあったと言うことことは容易に想像できる。しかし、同時にそのような色彩が色濃く残る今回の大掛かりな”農業過剰補助法案”は諸外国よりの非難の的となっている。ブラジル・豪州・カナダ・EUなどの主要各国はWTO提訴も含め、今後厳しく米国の同政策を非難してくるものと思われる。

 

本日のトーメンの意見

 

明日は農務省需給報告。02/03年度クロップの数値発表がスタートする。

明日の数字・週末の天候・月曜の作付け進捗。

これらが目先の大きなファンダメンタルズ。

コーン・大豆ともに今週のエネルギーを持続できるかどうか、中長期トレンドを占う上でも今週〜来週の動きは大きなポイントになる。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)