(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年5月13日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 高値寄付き、大幅高値値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY02 | 207 | 210 | 206 1/4 | 209 3/4 | +8 1/2 | 1469 | -1457 |
| JUL 02 | 211 - 10 | 215 1/4 | 210 | 215 | +9 | 212813 | +615 |
| SEP 02 | 218 - 17 | 221 1/2 | 217 | 221 1/4 | +8 3/4 | 48230 | +245 |
| DEC 02 | 227 - 27 1/2 | 230 3/4 | 226 1/2 | 230 1/2 | +8 1/2 | 98835 | +812 |
| MAR 03 | 235 - 35 1/2 | 238 1/4 | 234 1/2 | 238 | +8 | 16088 | +223 |
| MAY 03 | 239 - 39 1/2 | 242 | 238 | 242 | +7 1/4 | 4858 | +132 |
| 400908 | +1026 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY 02 | 475 1/2 - 75 | 479 | 473 | 477 1/2 | +9 1/4 | 1653 | -75 |
| JUL 02 | 477 - 75 1/2 | 480 | 474 | 477 1/2 | +6 3/4 | 83061 | +687 |
| AUG 02 | 475 - 74 1/2 | 477 | 471 3/4 | 474 1/4 | +5 3/4 | 11072 | +291 |
| SEP 02 | 469 - 68 | 471 | 467 1/2 | 467 3/4 | +4 3/4 | 6886 | +60 |
| NOV 02 | 469 1/2 - 68 | 470 1/2 | 466 | 467 1/2 | +4 1/4 | 35447 | +1462 |
| JAN 03 | 474 - 73 1/2 | 474 | 472 | 472 | +4 1/4 | 3568 | +53 |
| 147260 | +2707 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 16310 | +470 | MAY | 1666 | -2 | MAY | 273 1/2 | +8 1/2 | 127.49 - 127.68 |
| JUL | 16050 | +430 | JUL | 1682 | +0 | JUL | 278 3/4 | +7 1/4 | |
| AUG | 15850 | +380 | AUG | 1692 | -1 | SEP | 284 | +6 1/2 | |
| SEP | 15640 | +370 | SEP | 1705 | +0 | DEC | 294 1/4 | +6 1/2 | |
| 本日の相場の動き |
週末の豪雨に相場急騰
以前よりの予報にて示されてはきたが、週末ミズーリ・イリノイ・インディアナ・オハイオを中心とした予想以上の豪雨に、寄り付き前のコールもコーン・大豆共に2-4セント高。 実際にコーンは4セント、大豆は6セント程の高値、共に大きくギャップをつけての寄り付きとなった。力強いファンドの買いは、終日その勢いを保ちコーンは寄り付きが安値、そして本日の高値引け、大豆も寄り付き直後に安値をつけた後はそのまま買い上げられほぼ終日高値圏での取引が保たれたままの引けを迎える事となった。
本日の材料はこの週末の豪雨につきるが、その他本日インプットされた材料につき下記する。
−今週末の前線による降雨の予報変わらず。引き続きサポーティブなムードは継続することになった。
−アルゼンチン政府の新経済改革案は承認されず。依然として同国の不透明な今後に市場は神経を使うことになる為、本件は支援材料となっている。
−上記アルゼンチン懸念と共に週末の豪雨は引き続き輸出港におけるベーシスを堅調なレベルに保っている。
−本日セッション中発表の週間輸出検証高。大豆・コーン共に予想範囲内にて中立材料とされた。
−本日新農業法案はブッシュ大統領のサインを取り付けた。しかし主要農業生産国によるWTO提訴への動きなど、本法案を巡る今後の摩擦は不可避の状態となっている。特に本日相場へ与えた影響はなし。
−特にコーンにおける大量のファンド買い。テクニカルにも大いに更なる買いを煽る展開を作ることとなった。
本日のファンドの動き、コーンは17200枚の買い越し、大豆は5500枚の買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末の中西部は大雨、ベルト全体の95%の範囲に0.5-3.75インチの降雨が見られた。今日は曇りにて、ベルト南部に10%の範囲で0.25-1.0インチの降雨が見られる程度。次の降雨は今週の木曜日から金曜日にかけて。降雨の中心はまたもベルト南部。ベルト全体の65%の範囲に0.25-1.5インチの降雨が予報されている。
週末の降雨が激しかったベルトの南部と東部は、フィールドが余りにもぬかるんでおり、次の木曜日の降雨が来るまでに作付を再開することはできない。従い今週一杯作付が滞ることとなる。また一旦作付けされたフィールドも、そのうちの10%が水没した為に作付のやり直しが必要となっている。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月19日〜5月23日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N/B | A |
| 東部ベルト | B/N | N/A |
依然として降水量は平年以上となっており、サポーティブ材料のまま。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン) |
| 5月9日の週 | 5月2日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 931.2 | 922.5 | 586.3 | 31,395.8 | 32,098.0 |
| 大豆 | 277.7 | 303.8 | 217.4 | 24,598.0 | 23,554.7 |
| 小麦 | 490.4 | 545.7 | 403.9 | 25,331.4 | 27,069.0 |
大豆・コーンともに予想範囲内にて中立材料とされた。
| 2)農務省発表週間作付け・発芽進捗率 |
【引け後の発表】
| 作付け | 5/12現在 | 先週 | 昨年 | 5年平均 |
| コーン | 62% | 42% | 71% | 72% |
| マイロ | 30% | 25% | 34% | 29% |
| 大豆 | 17% | 7% | 34% | 29% |
《コーン生産主要5州の作付け進捗状況》 (単位:%)
| 5/12現在 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| アイオワ | 86 | 53 | 65 | 80 |
| イリノイ | 51 | 30 | 96 | 78 |
| ネブラスカ | 79 | 55 | 72 | 74 |
| ミネソタ | 78 | 56 | 26 | 76 |
| インディアナ | 11 | 10 | 98 | 69 |
上記イリノイ・インディアナ、そしてオハイオの数字は17%(先週11%、前年91%)、これまでの降雨の影響大きく大きく遅れをとっている点が市場より改めて確認されたことになる。しかし、一方で上記主要生産州であるアイオワ・ネブラスカ・ミネソタにおいてはそれら雨の影響は殆ど受けておらず数字を見ても昨年比先を行っている。この両極端なバランスが本日の主要18週平均で62%(市場予想は50-55%レンジ)をつける要因になっている。
《発芽率》
| 5/12現在 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| コーン | 21 | 12 | 41 | NA |
| 大豆 | 3 | NA | 12 | NA |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
本来先週にも今日のようなラリーが見られてもよかったはずであったが、週末の大雨を見てやっとファンドも重い腰を上げた。先週末までの作付進捗が62%と遅れており、また週末までの大雨で作付のやり直しをしなければいけない畑も5-10%ほどあると言われている。
5月末までに作付が概ね終了する可能性はまだなくなってはいない。5月末までに終了すればまた安値に向かう可能性は充分ある。しかし終了しない可能性がぐっと増えてきた事は事実。農業機械の進歩で1週間に25-30%も作付が進捗する事は可能性なっている。従い物理的には2週間ドライな天候が続けば作付は終了できる。ただ今年の短期の天気予報はよく当たっている。その天気予報が今週も雨予報を出しており、今週の作付進捗は見込めない。となると来週、再来週の2週間が非常に大きなポイントとなってくる。また遅れているのは主にインディアナとオハイオであり、この2州の作付進捗率はそれぞれ11%と17%に過ぎず、5月末までの作付終了はかなり無理になりつつある。また4月から続くこのウエットパターンがすぐに変わるか?という疑問もある。また5/15を超えて作付けされたコーンは、5/15を1日越えるごとに反収が1ブッシェルづつ落ちていくという格言もある。
今日の作付進捗率と短期天気予報を見ると、当用買いを続けていく事に注意信号が灯った。まだ安値チャンスはあるが、ここはファンドにならって買いを入れていった方が無難と判断する。(N)
(大豆)
一気に今週の予想高値レベルに近づくこととなったが、7月限480・484は節目でもあり、現時点でその上を目指す展開はまだ考えていない。仮に明日上がっても今週はその先一旦調整が入ると思われる。7月限で470、11月限460近辺もまだ十分可能性あり。5月後半に向けて大豆はこの先(現在コーンが受けているような)天候プレミアムを乗っけていく段階にはあり、中期的なトレンドとしてやや上昇トレンドを想定する必要はあるが特に天候の場合は「上がれば下がる」パターンを繰り返すことが多い。テクニカルも含め暫くはそれを繰り返す。現在はパターン化した雨から大豆に対する作付け不安が先取りされている段階にあるまでで、現在のアップトレンドを更に10-20セント買い上がる確信をもてる状況にまでは至ってはいない。(A)
【ご注意】
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)