(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 211 1/2 - 12 212 208 1/2 209 -4 1/4    
SEP 02 217 3/4 - 18 1/4 218 1/4 214 3/4 215 1/4 -4 1/4 48420 +242
DEC 02 226 1/2 - 27 227 223 3/4 224 1/4 -4 1/4 111873 +1469
MAR 03 234 234 231 1/4 231 1/2 -4 1/4 18392 +126
MAY 03 237 1/2 238 235 1/4 235 1/4 -4 1/4 5453 +6
JUL 03 240 240 1/4 237 3/4 238 3/4 -3 1/2 8718 +58
            413443 -1554

 

大豆     --- マチマチの寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 486 - 86 1/2 488 483 1/2 487 1/2 +2 3/4 88484 +1804
AUG 02 480 1/2 483 1/2 478 1/2 482 1/4 +2 1/2 12410 +1257
SEP 02 473 1/2 - 73 474 1/2 471 473 +1 1/4 7900 +617
NOV 02 467 - 66 468 3/4 465 468 +1 3/4 35444 -13
JAN 03 471 1/2 472 1/2 469 1/2 471 3/4 +1 1/2 4838 +876
MAR 03 472 1/2 474 1/2 472 474 1/4 +2 1/2 3118 +265
            157144 +4875
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16510 +00 JUL 1707 +14 JUL 273 3/4 -2 3/4 125.61 - 126.37
AUG 16210 +30 AUG 1718 +14 SEP 278 3/4 -2 1/2  
SEP 15860 +00 SEP 1731 +16 DEC 289 1/4 -2 1/4  
OCT 15540 +30 OCT 1740 +15 MAR 2931 /2 -2 1/2  
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン 中国コーンの輸出成約と週末以降のドライな天候予想から売りが優先。

弱い材料としては、

- 今週天気を材料に積み上げてきたロングを、週末を前に利食いの展開。中国が韓国に10万トン売り成約。中国吉林省の役人が、今年の輸出累計も600万トンに達するというコメント(USDA予想400万トン)。巷では7-800万まで伸びるという話も聞かれていた事。また実際に今年の1-4月の輸出累計が昨年より16%アップしていたこと、などが挙げられる。

強い材料としては、

- 日本向けにUS産コーン10万トンの輸出成約が確認された事(通常商いと見られインパクト少ない)。スパークスが作付面積予想を下方修正、78.5百万エーカー vs 79.0百万エーカー(USDA)、ただしこれも市場の減少予想よりも幅が少なくインパクトが少なかった。週末の気温の低下、などが挙げられる。

弱い材料のインパクトの方が大きく、寄り付きから一度も高値に転じることなくほぼ安値引けの相場となった。

大豆 寄り付きは材料難と見られほぼ変わらず。その後小安い場面、小高い場面両方見られるものの、徐々に買いが優勢となる。

強い材料としては、

- アルゼンチンの農家団体が今月末に大規模ストライキを計画しているというニュース、またVAT taxの戻しも遅れそうだというニュース。中国が期近で大豆を買付ける必要があるというニュース。大豆油につれ高。大豆油はアルゼンチンで現物価格が急騰しており、割安感が出てきたUS産に需要がシフトすると期待された。

弱い材料としては、

スパークスが大豆作付面積を上方修正、74.2百万エーカー vs 73.0百万エーカー(USDA)。中国の大豆輸入ペースが落ちていること、4月50万トン vs 3月123万トン、また1-4月の累計も279万トンと昨年実績よりも12%ダウンしていたこと、などが挙げられる。

この他に中国がWTO委員会に使者を送り、US産穀物(大豆を含む)に輸入関税を課すことを提案するというニュースが流れていたが、真偽は確認できず相場要因とはならなかった。

終盤ローカルトレーダーも追随して買いを入れたこと、大豆油が高値を維持していた事もあり、大豆もそのまま高値を維持しての終了となった。

本日のファンドは、コーンは1,600コントラクトの売り越し、大豆は3,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日の雨はベルト主に北部にあり、本日の北部は全般的にドライ。ベルト南部へは本日その前線が到達見込み。ミズーリ・イリノイ中南部・インディアナ中南部・オハイオ中南部へ再び雨が降ることとなる。全体の75%の範囲に0.3-1.3インチ。ほぼ予報は変わらず。週末まとまった雨の予報などは出ていないが、ドライといった環境になりそうにもない。極端に低い気温レベル、散発的なシャワーの影響などもあり土壌の改善が見込める状況には程遠いと言わざるを得ない。ベルト北西部では一部雪も囁かれている。 来週、月曜にはオハイオを除いてはほぼ全般的に雨は上がる。そして水曜まではドライ。その後木曜よりは次の降雨システムがベルト西部に雨を落とし始め金曜にはベルト東部へ到達。連休となる来週末を含め3−4日停滞型の前線の影響でベルト75%の範囲に0.3-1.3インチの降雨をもたらすと言われる。だた現時点でその降雨の中心がどこになるかと言うところまではつかめていない。 気温予報も変化なく、今後3-4日間は平年比15-20度も低いレベルが継続。しかし来週中盤以降は平年並みにまで回復する見込みとはなっている。

作付けの大きな遅れと、低い気温推移による発芽の遅れ。市場より認識はされているが、回復を期待させる類の情報に乏しく、引き続き懸念は続く。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月23日〜5月27日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/B A/N
東部ベルト N/A N

昨日と状況変わらず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

 

1)コミットメントオブトレーダーズ

(単位 : コントラクト)

  オプションなし オプション込み
大豆 ロング     15,085 ロング     14,200
大豆粕 ロング    19,049 ロング    20,100
大豆油 ショート    8,937 ショート   12,500
コーン ロング   10,555 ショート   35,600

コーンのロングが予想よりやや多めだったことがややネガティブとされている。

 

2)農務省発表 キャトル・オン・フィード報告

(単位 : %)

  農務省発表 事前予想平均 事前予想幅
5月1日飼養頭数 98 98.4 97.9-99.2
4月中導入頭数 93 93.5 90.0-98.0
4月中マーケティング 111 109.8 106.0-112.1

ほぼ予想の範囲内として中立視。

 

3)スパークス社の作付け予想

本日、スパークス社より2002年度作付け予想が発表された。

コーン : 78.5百万エーカー (3月末農務省数値 : 79.0)

大豆  : 74.2百万エーカー (3月末農務省数値 : 73.0)

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

長らく続いた低落相場は今月から方向転換し、昨日今日はその調整によるセットバックという認識にまだ変わりはない。ただ全てのトレーダーが月曜日の天気予報と作付・発芽進捗レポートを待っている。月曜日のレポートと天気予報を見た上で、コメントしたい。(N)

 

(大豆) 

【 今週の相場回顧 】

7月限) 5/6の安値458 ⇒ 本日高値488。 2週間で30セントの幅をつけることとなった。

7月限は先週始めの安値(460割れ)から今週の高値引けに至るまでこの2週間見事な上げ相場を形成した。今週予想した展開が調整だっただけにそれは外れることとなったが、期近独自材料 (豪雨によるミシシッピ川運行支障・国内粕需要の好調・南米におけるストライキによる期近需要期待・中国の買付けへの動き等‥が集中。特に豪雨によりCIF BEAN価格は急騰。輸出港今月の玉についてはほぼ10セントの上昇となった。)のインプットが大きかったことが主因である。 従いテクニカルにも大きな節目と見ていた484も抜ける展開となった。

11月限) 今週の上げ幅は5セント弱にとどまる。

先週の動きは7月限と同様の展開。先週始めの安値450.50(強いサポート)から一気の上昇を見せ金曜には4月下旬につけた472.50へ迫る勢いとなる。しかし今週の展開は7月限とは異なり、レンジ内取引(ほぼ460前半から後半)に終始。コーンの作付け遅れ更にはその豪雨が大豆の作付けをも脅かし兼ねない状況に神経質な展開とはなるが、更なる上昇へはまだ時間・材料共に不足していた、ということが出来る。

【 来週の展開 】

7月限 : 490近辺トライ後下値は475まで
11月限 : 472.50 から安値は460まで

期近7月限。484を抜けた相場はテクニカルにはもう一段上の展開も可能。しかし同時にここまで短期間の買い過ぎ感に対する調整も来週予想しており、現レベルから10−15セントの戻しも(即ち470半ばまで)射程内であると考えてはいる。が、上述の期近不安定要因に関する来週の進展状況を見守るしかない。ただ、この2週間での底上げは認めなければならず、例えば今週前半時点では十分に手の届いた460台、現状遠のいたと言わざるを得ない。

11月限。現在コーン相場を大いに動かしている直接的要因が、今後どのように11月限に作用してくるかは非常に興味深い。コーン作付け遅れが齎す大豆へのシフト、豪雨ウエットが齎す大豆の更なる作付け遅れ、このあたりの判断が現段階でははっきり見えて来れず、上げるにしてもまだもう5セントを上げ切りその上を目指す展開は自身想定できていない。敢えて来週、ということで言えば470を超えたところで頭は抑えられる。ただ同時に上述不安定要因は下値への動きも限定し460あたりまで。次の展開を探るにはもう少し時間が必要。 (A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)