(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月22日

 

本日の相場

とうもろこし  -- わずかに高値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 211 - 10 3/4 211 1/4 207 1/4 207 1/2 -3 1/4 205152 -292
SEP 02 217 1/2 - 17 217 1/2 214 214 1/4 -2 3/4 50379 +553
DEC 02 226 1/4 - 26 1/2 226 3/4 223 1/2 223 3/4 -2 1/2 116929 +1176
MAR 03 233 1/2 - 33 3/4 233 3/4 231 231 1/4 -2 1/4 19082 +305
MAY 03 237 1/4 237 1/4 235 235 1/4 -1 1/2 5755 +147
JUL 03 240 240 238 238 1/2 -1 1/2 9051 -71
            420134 +1960

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 493 - 92 496 1/2 490 1/2 493 +2 1/2 92369 +127
AUG 02 488 1/2 - 87 1/2 492 485 488 +2 12097 +141
SEP 02 478 483 476 1/2 479 +2 1/2 8482 -39
NOV 02 472 1/2 - 71 476 3/4 469 472 1/2 +1 3/4 36834 +371
JAN 03 475 1/4 - 75 1/2  480 472 1/2 475 +1 1/4 5688 +107
MAR 03 477 480 1/2 474 477 1/4 +1 3/4 3414 +100
            165430 +1241
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16420 -90 JUL 1775 +31 JUL 269 -4  
AUG 16120 -90 AUG 1788 +33 SEP 275 -3 1/2  
SEP 15800 -50 SEP 1799 +34 DEC 285 1/2 -3  
OCT 15440 -70 OCT 1810 +35 MAR 290 -3  
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

天気予報に左右される展開

大豆 

−アルゼンチンにおける付加価値税還付の遅延問題
−ディーゼル燃料高騰への抗議でアルゼンチントラック業者らのストライキが26日に実行されると言われていること
−今週末にかけての降雨予報。ベルト東部への降水量は予想以上になるのではないかと言う一部情報
−中国が米国産大豆を2杯買付けしたと言うニュース

などは夜間取引より大豆価格を引き上げることとなった。
今朝寄りつき前も同様のニュースが指示され、特に天気予報については「よりウエットな」週後半を唱える予報家が出たこともあり、強含み。寄り付き前のコールは1-3セント高となった。

これらを受け、実際寄り付きは2セント前後の(7月限は)ギャップをつけたやや高値スタート。一旦値を戻すもすぐに反発しそのまま午前中終盤かけては力強いファンド買いを受ける。寄り付き直後の安値から本日の高値まで6−7セント値を上げる展開。ブラジルでのストが始まっていること、大豆油市場が活況だったことも本日のセッション中の上げに貢献することとなった。しかし、注目されたお昼のWGN局最新天気概況ではトムスキリング氏が早朝の(ウエットな)週後半の予報を覆す内容のアナウンスをしたことが市場参加者を失望させることとなり、その後は一転ファンド売りに値を削ることに。結局本日の高値よりは3−4セント下がったところで本日の引けを迎える事となった。

それと本日は大豆油が強かった。
@ エジプトの南米大豆油25000トン買付けニュース
A インド・中国・イランなどよりの目先の買付け期待感
B 中国の大豆油に対する24%輸入税付加の可能性 ・・・
@については、現在の南米の不安定な輸出市場を考慮した場合それが米国に振り替わる可能性の方が強く、支援材料とされた。Aについてはインドはパーム油の輸入価格を上げると発表したばかりであり、引き続き指示要因となろう。Bについては一見弱材料となるが、米国の鉄鋼関税障壁に対抗した処置である限りそれらがWTOによる全てのプロセスを経て実行に移されるまでには相当の時間を要すると思われ(少なくとも2004年?)目先の材料とはなりきれない。逆に油不足気味の中国よりは今後買付けがある公算が強い、という見方が指示される形となっている。

コーン

上記材料も同様にコーンに作用するかと思われたが、寄り付きはほぼ変わらずでスタートとなる。週後半のよりウエットな予報もあったが、昨日・本日と晴れ渡っている中西部の天候が農家の作付けを進捗させるとの期待が頭を抑えることとなったと考えることも出来る。セッションは中盤以降まで大豆・大豆油の活況に引っ張られ昼前には本日の高値を付けるが大豆市場と同様、トムスキリングのドライ予報にはコーン市場も敏感に反応することとなりそれ以降値を削る。又ホッグ市場は本日も大幅な下落となっていたこともネガティブに作用することとなり、結局本日の安値件での引けを迎える事となった。

本日のファンドの動き、コーン4000枚、小麦3000枚の売り越し、大豆は5000枚、大豆油は8000枚の買い越しであったと推測される。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

概ね内容に変化はなし。本日から明日午後まではドライでその後ベルト西部から雨が始まる。金曜中にはベルト東部へ移動することとなる。週末日曜にかけて中西部75%の範囲に0.3−1.5インチの降雨予想。日曜夜より来週火曜にかけてはドライが戻り、水曜あたりから次の雨。ベルト65%の範囲に軽いシャワー程度の規模となる見込み。従い大きな警戒は現在のところされてはいない。気温は本日より回復傾向。週末に向けて平年並みのレベルにまで戻ると期待されている。

しかし、本日セッション前には週末の降雨が(予報以上に)まとまったものとなる、などというニュースが流れ寄り付き前のコールを高いものとした。セッション半ばには逆に「いやほぼ予報どおり」或いは「予報よりドライではないか」といった情報も矢継ぎ早に入り込み、それら天候情報にフロアも揺さぶられると言った状態が続くことになった。

結局のところ予報どおりの内容が大方指示されているようであるが、天候に左右されやすい現在の状況を表していると言える。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月28日〜6月1日) 】

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A B

気温は高め維持。降水量は少なめ、ということで作付け進捗へ繋がることからややネガティブ視。

 

中国コーン・大豆産地

一部産地地域では軽いシャワーも見られるが、月末に向けて総じてドライ継続。ただ気温も平年並み〜やや低めを維持すると言われ、ドライからヒートへ繋がる状況でもない。ただ土壌水分は潤沢ではないので、6月以降の定期的な降雨が待たれるところ。現時点で大きな問題等の報告はない。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)ブリッシュコンセンサス (単位 %)

 

  5/21/02 5/14/02 5/7/02 4/30/02 4/23/02
大豆 64 56 50 51 57
大豆油 37 31 31 30 36
大豆粕 59 52 49 50 51
コーン 43 46 38 33 39
小麦 40 42 37 32 38

内容的には予想範囲内にて中立。

 

 

本日のトーメンの意見

 

長きに亘ったコーンの下降トレンドも5月初旬の底からようやく方向転換を始めた。しかし今後そのトレンドを維持するにしても底値を付けた後10日営業日足らずで20セント近く這い上がった相場は調整が必要となる。約定安値を再び目指す展開は想定していないが7月限でもう4−5セントのセットバックは大いにあり得る。天候相場で上下動も激しくなるが、JLY200あたりにかけての指値方針。 大豆特に7月限は勢いがある。目先の大きな調整は望み薄。しかし新穀11月限についてはそろそろ見てもいいのではないかと考えるが。(A)

 

【写真添付のお知らせ】

当HP内に、今回の豪雨による畑浸水の状況を写した写真を添付しております。HPスタートページの「生育状況報告2002年」よりアクセスしてみて下さい。

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)