(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月23日

 

本日の相場

とうもろこし  -- わずかに高値寄付き、わずかに高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 208 - 07 3/4 208 1/2 204 3/4 207 3/4 +1/4 204847 -305
SEP 02 215 - 14 3/4 215 211 3/4 214 1/4 +0 50827 +448
DEC 02 224 - 23 1/2 224 3/4 221 1/4 223 3/4 +0 117907 +978
MAR 03 231 1/2 232 1/4 229 1/4 231 1/2 +1/4 19656 +574
MAY 03 235 3/4 236 233 1/4 236 +3/4 5869 +114
JUL 03 237 3/4 239 236 3/4 238 3/4 +1/4 9188 +137
            422221 +2087

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 491 - 92 492 3/4 487 491 1/2 -1 1/2 93064 +695
AUG 02 486 1/2 - 87 488 482 486 -2 12070 -27
SEP 02 477 - 78 479 473 3/4 476 1/2 -2 1/2 8654 +172
NOV 02 471 1/2 - 70 1/2 472 467 3/4 471 1/4 -1 1/4 37650 +816
JAN 03 475 475 1/2 472 1/2 474 -1 5745 +57
MAR 03 475 476 1/2 473 1/2 476 1/2 -3/4 3677 +263
            167925 +2495
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16250 -170 JUL 1787 +12 JUL 271 1/2 +2 1/2 124.83 - 125.23
AUG 15970 -150 AUG 1797 +9 SEP 277 +2  
SEP 15670 -130 SEP 1810 +11 DEC 287 1/4 +1 3/4  
OCT 15360 -80 OCT 1818 +8 MAR 292 +2  
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

午前中は安値、午後から徐々に値を戻す展開。

コーン 週間輸出成約高はよかったが、日本向けが半分を占めており、通常商とみられ左程の強い材料とならずに寄り付きはわずかに高い程度。その後昨日50日間移動平均線を下に抜けて引けている事が売りのサインと見られたこと、東部ベルトへの降雨のスタートが明日に遅れ、今日明日と作付が進むと見られたこと、週末から来週かけての気温上昇予報、韓国が中国メイズを買付けたニュース、などから売りが優勢となった。その後は小動き。金曜日からの3連休(月曜日はメモリアルホリデー)を控えポジションはあまり取りたくないという雰囲気が広がっていた。午後に入り来週中盤にも東部ベルトを中心に降雨予報が確認されると、作付遅れ懸念が再び台頭し、寄り付きと同じ程度のわずかに高値レベルまで戻しての終了となった。また昨日の安値要因とされたホッグ相場も本日は高値で取引されていた事も心理的なサポート要因となっていたようだ。

大豆 大豆も週間輸出成約高は予想の上限ではあったが、中国向け成約がレポートされなかったこと、明日明後日の作付進捗期待が重視されたこともありやや安値での寄り付き。今後が作付の最盛期に入る大豆は、コーンよりも若干改善した天気予報に反応し、すぐに売りが先行した。またブラジルのレアルが対米ドルで弱くなっている事、中国政府が国内搾油メーカーに備蓄100万トンを放出するというニュース、などが更に売りを呼び、一時は6セント安まで下げた。しかし大豆油が安値から値を大きく戻していた事、アルゼンチン情勢が相変わらず混沌としており、期先の需要はUS産に戻ってくるという考え、来週中盤の雨予報、などがサポート要因となり、寄り付きと同じレベルの1-2セント安まで戻しての終了となった。

本日のファンドは、コーンは2,000コントラクトの売り越し、大豆も2,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は西部ベルトを中心に10%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が見られた。このシステムは今日から東部ベルトへと進み、土曜日まで影響する。トータルでは75%の範囲に0.3-1.5インチの降雨となる見込み。週末から来週火曜日まではドライ。次の前線は火曜日の夜から木曜日にかけて。東部ベルトを中心に65%の範囲に0.3-1.5インチの降雨予報。東部ベルトは更に作付が遅れる懸念がある。気温は今週末にかけて平均よりやや高め、来週は更に上昇する。気温の上昇はぬかるんだ土壌の乾燥、コーン・大豆の作付・発芽・初期成育には恵み。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月29日〜6月2日) 】

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A B/N

作付進捗期待から弱い材料。

 

中国コーン・大豆産地

現在の所、コーン・大豆の作付・初期成育は順調。今月はドライ傾向だが、4月の雨の貯金によりまだ土壌水分は潤沢な範疇といえる。今後10日間もドライ傾向は継続するが、散発的な降雨は期待できること、また気温がやや低め予報なことから、懸念事項にはならない。しかし状況改善のためには、6月に入ってからも少し多目の降雨が欲しいところ。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(5月16日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 963.0 5.3 39,435.1 38,705.6 6,813.9 335.6
大豆

331.8

0.0 27,630.6 25,863.8 2,428.5 660.0
小麦 279.9 321.5 24,877.5 26,797.6 1,583.3 1,545.0
大豆粕 71.6 0.0 5,783.1 5,307.3 904.2 278.3
大豆油 6.8 0.0 658.8 304.4 114.5 0.9

コーン、大豆、小麦とも事前の予想の上限か予想以上の数字。しかしコーン・大豆ともに通常商いが殆どと見られ、左程の強い材料にはされなかった。また成約累計は昨年を上回ってはいるが、USDAの年間予想を達成する為には、今日程度の成約数量が続く必要がある。

 

2) 週間輸出高 5月16日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 984.8  1,035.1 32,621.2 32,519.0 48,900
大豆 398.1 568.0 25,202.1 23,781.3 27,760
小麦 349.5 633.7 23,294.2 24,902.0 26,540
大豆粕 122.6 91.7 4,878.9 4,613.0 7,030
大豆油 11.4 7.1 544.3 298.1 980

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日一日だけだが、イリノイ北部、中南部、インディアナ東部の畑を見てまわった。今週に入ってから気温は低いながらもドライな天気のお陰で、冠水している畑は数少なくなっていた。しかしまだ土壌がぬかるんでいる為、作付をしている畑も殆ど見られなかった。イリノイは今日も雨。東部ベルトは明日明後日と雨予報。また来週中盤の降雨も東部ベルトが中心と予報されている。作付が進捗するとは思えない。

本日発表の輸出成約高、輸出実績をみても昨年比較では上回るペースとなっている。にもかかわらずマーケットからは輸出商談に活気があるという話はとんと聞かれない。自身が思っていた以上にこの相場は頭が重いのか。しかしこの作付状態、輸出進捗などを見ていると、どうしても2ドルちょっとで期近相場が低位安定するとは思えない。今日話をした穀物相場トレーダーもなぜ上がらないのか不思議がっていた。穀物相場はここ数年の豊作続きで相場が大きく動く事が少なくなり、ファンドが貴金属などに移っていったという人もいる。確かに最近は貴金属相場の上げが大きい。しかし穀物に対する需要は大きいだけに、もし豊作とならなかった場合には、眠れるファンドも目を覚まし大きく相場が跳ね上がる可能性がある。今年の相場はここ2,3年の中ではその可能性が一番高いと思う。その意味からも新穀12月限をファンドが眠っている今、少し抑えておくのも手であると思うが。(N)

 

(大豆)

見方は変わらず。昨日の高値7月限(496.50)11月限(476.75)で短期的な上げ局面は一段落、今後修正安を見る。11月限は10〜15セントまで。期近7月限は5月3日の安値(453.50)から昨日の高値(496.50)まで14営業日で43セント、ほぼ一方的な上げを展開してきた。不安定な目先の需給を掻き回す材料に事欠かずこのチャートを作ることとなったが、急激な上昇局面に対し本来であればここから20セント検討の調整は期待したいところ。しかし、現在この限月を動かしている要因が織り込まれ鎮静化しても、01年度産の期末在庫260(百万ブッシェル)(在庫率9%)に大豆の作付け遅れが重なることとなれば、JLY/AUG/SEPという限月は今後もしっかりとした価格推移を継続することになる可能性が高い。この推移は来週以降の作付け進捗と共に追いかけるしかないが、先がより見やすくなるまではそうは下がってもらえないのではないかと見ている。480半ば〜前半へは指値で臨みたい。(A)

 

【写真添付のお知らせ】

≪ 本日、更に更新しました! ≫

当HP内に、今回の豪雨による畑浸水の状況(イリノイ中東部・インディアナ西部)を追加し、又ミネソタ南部地域における作付け状況を写した写真を添付しております。HPスタートページの「生育状況報告2002年」よりアクセスしてみて下さい。

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)