(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年5月28日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 204 1/4 - 04 1/2 208 1/2 204 1/4 207 1/2 + 2 1/2 199479 1040-
SEP 02 210 3/4 - 10 1/2 215 210 1/2 214 1/4 + 2 3/4 51859 705+
DEC 02 220 3/4 - 20 1/2 224 1/2 220 1/2 224 + 2 3/4 120253 1132+
MAR 03 228 1/2 - 28 1/4 232 1/4 228 1/4 232 + 3 19923 209
MAY 03 232 3/4 236 1/4 232 1/2 235 3/4 + 3 6065 92+
JUL 03 236 1/2 - 35 1/2 239 1/4 235 1/2 239 + 3 9227 38-
            420979 1189+

 

大豆     --- 安値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 488 - 489 497 3/4 488 497 1/4 + 6 1/4 93041 102+
AUG 02 484 - 483 1/2 492 483 491 3/4 + 6 12129 19+
SEP 02 472 1/2 481 1/2 472 1/2 481 1/4 + 7 8838 154-
NOV 02 466 1/2 - 466 475 466 474 1/2 + 6 1/4 38026 511+
JAN 03 472 1/2 - 472 478 472 478 + 6 1/2 5975 137+
MAR 03 476 481 476 480 1/2 + 6 1/2 3738 36-
            168933 628+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16420 +50 JUL 1826 +56 JUL 272 + 2 3/4  124.35 - 124.77
AUG 16120 +50 AUG 1836 +55 SEP 277 3/4 + 3  
SEP 15800 +60 SEP 1847 +56 DEC 288 1/4 + 2 3/4  
OCT 15450 +70 OCT 1854 +55 MAR 293 + 2 1/2  
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

ファンド買い。大豆油が相場を引っ張る。

大豆 週末に作付が進捗したことを材料に安値での寄り付きとなった。またアルゼンチンが付加価値税の還付金を先週末輸出業者に支払ったニュースが更に弱い材料となり3セント安レベルまで売り込まれた。しかし売りが優勢だったのは最初の10-15分。大豆油がファンド買いから強烈に上げていた事を受けて、大豆も値を戻し始める。大豆油が上げていた理由は、マレーシアのパーム油が昨夜の急騰で32ヶ月振りの高値を付けていたこと、アルゼンチン大豆油の現物価格が大幅に上げておりUS産に需要が来ると考えられた事、インドが大豆油を物色しているという噂、などによる。その後もドル安からスペイン向けUS産大豆11万トンの成約がアナウンスされたこと、アルゼンチンで農家団体、トラック業者のストライキで穀物が動いていないこと、今日から3日間の雨がちな天気予報が確認されたこと、などを材料にさらに買いがすすんだ。週間輸出検証高が弱い材料となるも、終日強かった大豆油にサポートされ、大豆油が高値引けした事につられて大豆も本日の高値圏での終了となった。

また本日は中国関連で強弱2つのニュースが出ていたが、相殺されて相場への影響は見られなかった。弱い材料はブラジル大豆が中国に入港したにもかかわらず、植物検疫さえ受けられず荷役予定がたっていないというニュース。強い材料はUSの代表団が今週訪中し、そこでGMOルールの詳細が明らかにされると見られたこと。

コーン 大豆同様に週末に作付が進捗したことを材料にやや安値での寄り付きとなった。しかし売りは10分と続かず。大豆油が大きく上げていた事が各商品に好感され、すぐに小幅高まで値を戻した。その後今週の雨予報、相場の値ごろ感からEU向け24万トンの成約が報告された事、週間輸出検証高が予想以上の数字であったこと、スパークスカンパニーが今年のコーンの反収はすでに4ブッシェル減少しているとレポートしたこと、などにサポートされ買いが進んだ。しかしポーク相場が大きく下げていた事、先週のコミトメントオブトレーダーズでファンドのロングが予想より大きかった事が頭を抑えることとなり、大豆ほどの大きな上げにはならなかった。

本日のファンドは、コーンは4,000コントラクトの買い越し、大豆は2,500コントラクトの買い越し、大豆油は4,500コントラクトの買い越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末はコーン・大豆産地の70%の範囲に0.25-1.25インチまでの降雨(所によっては2.0インチ)を見た。又気温も過去3日間最高気温が70度半ば〜80度前半まで上昇し、平年並み〜やや高めとなった。降雨についてはイリノイには殆どなかったものの、インディアナ〜オハイオ西部にかけてはシャワーを見ている。今週、今後3日間にわたり65%の範囲で0.25-1.25インチの予報。ベルト南部・東部地域が中心となる。0.3-1.5インチまで。その後金〜土曜とドライ。気温は今週一杯平年並み〜やや高めを維持することとなる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月3日〜6月7日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/B A/N
東部ベルト N/A A

東部での降雨量多め予報には、ややサポーティブ。

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

5月23日の週 5月16日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 1,096.3 919.8 822.6 33,417.5 33,447.3
大豆 265.3 319.4 275.2 25,195.1 24,032.0
小麦 397.6 188.3 411.6 25,987.1 27,878.7

コーンの数字は予想以上の大きな数字となったことから強材料とされた。大豆の数字にはやや失望。

 

 

2) USDA発表週間作付け・発芽進捗率

【引け後の発表】

作付け 5/26現在 先週 昨年 5年平均
コーン 83% 70% 94% 94%
マイロ 45% 36% 61% 52%
大豆 51% 30% 68% 69%

コーンの数字は予想の下限(80-85%)。大豆の数字は予想の上限(25-30%) 

 

《コーン生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  5/26現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 98 94 93 97
イリノイ 74 51 99 96
ネブラスカ 97 93 97 97
ミネソタ 97 90 89 96
インディアナ 43 13 100 96
サウスダコタ 94 79 84 84
ウイスコンシン 79 56 76 89

上位4州で言えば、イリノイ以外は全て平年以上の内容となっている。問題の東部はインディアナが30%進捗を見43%。又オハイオについては23%進捗して45%(いずれも昨年同時期には100%作付けは終了済)となっている。

 

《大豆生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  5/26現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 84 54 58 76
イリノイ 22 10 85 76
ミネソタ 82 52 54 76
インディアナ 19 4 96 80
ネブラスカ 72 45 71 74
オハイオ 20 7 88 79
ミズーリ 29 18 53 53

これまで作付けが遅れてきている地域(インディアナ・オハイオ・イリノイ・ミズーリ等)におけるこの1週間の進捗は11-15%止まり。ベルト北西部地域(アイオワ・ミネソタ・ネブラスカ・ウイスコンシン等)が総じて30%近く進捗を見ているのとは対照的な状態が窺える。

 

《発芽率》 (単位 : %)

  5/26現在 先週 昨年同期 平均
コーン 53 34 78 NA
大豆 15 6 42 NA

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 ⇒ 今週から。

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2 9 36 47 6
イリノイ 4 20 48 26 2
ネブラスカ 3 8 35 46 8
ミネソタ 3 17 43 35 2
インディアナ 5 18 48 27 2
サウスダコタ 5 8 31 50 6
ウイスコンシン 3 15 43 36 3
主要18週平均 4 13 40 38 5
18週平均(昨年) 1 4 25 58 12

昨年の良い・非常に良いは70%、今回の数値は43%と、半分にも満たない状況。

 

 

3)USDA LOAN DATA (5/21時点)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 810.4 -61.7 0.2 0.0 562.9 67.4
2000クロップ 0.2 0.0 26.5 0.0 1,367.4 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 107.7 -5.4 0.0 0.0 202.9 5.9
2000クロップ 0.0 0.0 5.7 0.0 307.3 0.0

 

コーン・大豆共に内容は予報の範囲内にて中立。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

作付進捗は先週末の段階で、イリノイ(74%)、インディアナ(43%)、オハイオ(45%)となっており、今日から3日間の降雨予報を考えれば、この東部コーンベルトのメイン3州では今週中に作付が完了することは不可能。

また発芽率もインディアナ(13%)、オハイオ(20%)と遅々として進んでおらず、作柄レポートも東部ベルト各州では「悪い、非常に悪い」の合計が軒並み20%を超えている。全体での「良い、非常に良い」の合計も今年は43%しかなく、昨年の70%とは雲泥の差がある。余程の天候の回復がないかぎり反収の低下は避けられず、上値のリスクの方が下値リスクより大きいことが確認された。

ただ先週のファンドの動きを見る限り、上値へすぐに跳ねる可能性も少なそう。作柄レポートで「普通」が40%も占めており、これがどちらに転ぶか分からないうちは、ファンドがすぐ大きく買い越す可能性は少ないように見える。7月限216の高値もすぐにトライすることもない。しかし上値のリスクが大きいことを踏まえ、例年よりはやや早いペースで、今日の安値レベルからは買い進めていきたい。(N)

 

(大豆)

強い。7月限は5ドルに乗ればその先15−20セント上を目指す可能性も否定できず。11月限も本日下げた後の動きが今後継続すれば目先更なる上昇も覚悟、となるが、3月末の485を目指す展開、いまだに想定できず。やはり6月上旬にかけての調整局面を期待。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)