(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月3日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 210 1/2 - 11 211 209 1/4 209 1/2 -4 1/2 197805 529-
SEP 02 217 1/4 - 17 1/2 218 216 216 1/2 -4 53379 264+
DEC 02 225 1/2 - 26 1/2 227 3/4 225 1/4 226 1/4 -3 3/4 125357 3810+
MAR 03 233 1/2 - 33 1/4 235 232 3/4 233 3/4 -3 1/2 20831 258+
MAY 03 236 1/4 238 1/4 236 237 -3 1/4 6795 459+
JUL 03 239 240 3/4 239 240 -3 1/4 9931 188+
            429757 4888+

 

 

大豆     --- 安値寄付き、期近安値引け・期先大幅安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 506 1/2 - 07 1/2 509 1/2 503 505 1/2 -3 1/4 92346 235+
AUG 02 501 - 500 1/2 504 1/4 498 499 1/2 -4 12823 73+
SEP 02 490 - 89 1/2 492 486 1/2 486 3/4 -6 1/4 10855 786+
NOV 02 483 - 81 484 478 1/2 479 1/2 -7 1/2 38887 1177+
JAN 03 485 486 481 481 1/4 -8 1/4 7082 791+
MAR 03 484 - 85 486 481 481 1/4 -8 1/4 4864 778+
            175960 4743+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16860 -10 JUL 1842 -27 JUL 286 3/4 +4 1/2 123.61 - 123.82
AUG 16520 -10 AUG 1850 -28 SEP 293 1/4 +4 3/4
SEP 16140 -90 SEP 1860 -28 DEC 303 1/4 +4 1/2
OCT 15710 -120 OCT 1867 -29 MAR 305 +2 1/4
                 

 

 

 

本日の相場の動き

 

降雨量の減少予報。ファンド売り。

CORN

週末の降雨量の少なさと今週の降雨量減少の予報を理由として、寄り付きから安値での取引となった。本日発表された輸出検証高が若干弱気であったこと、また先週天候を理由に買われ過ぎていたことも反動になり売り足を速めた。その後---@小麦が週末生産地南部において100度を超える気温に襲われ、生育不良懸念より値を上げていたことA午前中のニュースにて韓国が52,500トンのオプショナル・コーンを買い付けたことB台湾が水曜日に56000トンのUSコーンの入札を控えていることが伝わった---などの要因により一時寄り付きよりも若干値を上げる場面も見られた。しかし午後に発表された天気予報で今週の降雨量がやはり少ないことが再確認されると、ファンドの売りが再度加速し、本日の安値を更新してそのままほぼ安値圏での終了となった。取引量自体は、本日午後の作付進捗・作柄レポートを控えていたためか全体的に少なかった。

本日の相場には直接的な影響はなかったが、南アフリカで口蹄疫が見つかったニュースが流れていた。

 

大豆

コーンにつられる展開。コーン同様、先週末の雨のタイミングが遅れ週末の作付が進捗した事、今週予想される降雨量も減ったこと、また土曜日の発表でアルゼンチン政府が銀行業務の凍結解除とそれに伴う国債の発行の予定を示唆したこと、などを受けて安値での寄り付き。しかし北京にある検疫機関が大豆サビ菌の問題を理由に南米産大豆の輸入を禁止すると発表したこと、ドルが引き続きユーロに対して弱含んでいたこと、コーンがやや値を戻していたこと、小麦が強かったこと、CRBインデックスが強かったこと、などの理由によりサポートされ先週引け値よりも若干上げる場面も見られた。しかし結局は天気予報。午後の天気予報にて、少なめの降雨量予報が再確認されるとファンド売りが一気に加速し、本日の安値を更新してそのまま安値圏での終了となった。特に作付進捗期待から新穀限月は旧穀限月よりも下げ幅が大きかった。

 

本日のファンドは、コーンは4,000コントラクトの売り越し、大豆も2,000コントラクトの売り越し、小麦は6,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

先週後半の相場を大いに動かした先週末の天気予報であったが、結果的には中西部南部地域では殆どがドライ、ベルト北部地域においては日曜遅くから朝方にかけてで中心はミネソタ南部・アイオワ東部・ウイスコンシン南部となった。気温は土曜日は非常に暑く最高気温は80度半ば〜90度前半にまで及んだ。しかし日曜には北部ベルト中心に大変詰めたい寒気が南下したこともあり一気に気温は低下。総じて70度前半にとどまった。先週後半予想内容比較、降雨のタイミングが遅くなったこと、且つ降雨地域がベルト北部中心で少なめだった、と言うことは本日の弱い材料となった。

今週の向こう3日の予報については、先週末の内容と変わらない。降雨の範囲も80%と広域になっており多い所では3インチ以上が予想されている。そして木曜から土曜にかけてはドライとなりそう。しかし、本日の新たなインプットとしては「降雨はベルト北部中心」だということ。勿論南部の(ウエットな)地域がドライとなるという意味ではないが、南部地域への影響が懸念されていただけに本日のこれら内容はネガティブな材料として作用することとなった。

次の降雨システムは今週末日曜より来週火曜にかけて。65%の範囲に0.4-1.4インチ程が予想されている。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月9日〜6月13日) 】

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B/N  N

多少寒冷な気候に逆戻りであるので、コーン大豆ともわずかに強気。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  5月30日の週 5月23日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 882.2 1,096.3 453.4 34,299.7 33,900.7
大豆 181.8 270.5 241.4 25,382.5 24,273.4
小麦 267.8 418.7 351.9 26,276.1 28,230.5

コーン・大豆ともにやや弱気材料。

 

2) USDA発表週間作付け・発芽進捗率

【引け後の発表】

作付け 6/2現在 先週 昨年 5年平均
コーン 92% 83% 97% 98%
マイロ 58% 45% 70% 63%
大豆 70% 51% 78% 81%

予想通りにてニュートラル。 

 

《コーン生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  6/2現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 98 96 99
イリノイ 91 74 100 99
ネブラスカ 99 97 100 100
ミネソタ 98 97 94 98
インディアナ 75 43 100 98
サウスダコタ 97 94 94 93
ウイスコンシン 92 79 86 95

大幅に遅れているインディアナも、先週より32ポイント回復。

 

《大豆生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  6/2現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 94 84 71 88
イリノイ 56 22 90 87
ミネソタ 95 82 71 88
インディアナ 45 19 98 89
ネブラスカ 90 72 86 89
オハイオ 36 20 90 86
ミズーリ 50 29 59 65

コーン同様、インディアナでの進捗が目覚しい。 

 

《発芽率》 (単位 : %)

  6/2現在 先週 昨年同期 平均
コーン 75 53 89 NA
大豆 39 15 57 NA

予想通りにてニュートラル。

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 (2) 3 (9) 22 (36) 60 (47) 14 (6)
イリノイ 4 (4) 10 (20) 44 (48) 39 (26) 3 (2)
ネブラスカ 3 (3) 8 (8) 33 (35) 47 (46) 9 (8)
ミネソタ 1 (3) 9 (17) 36 (43) 48 (35) 6 (2)
インディアナ 2 (5) 9 (18) 44 (48) 43 (27) 2 (2)
サウスダコタ 2 (5) 9 (8) 31 (31) 50 (50) 8 (6)
ウイスコンシン 1 (3) 5 (15) 34 (43) 51 (36) 9 (3)
主要18週平均 3 (4) 8 (13) 35 (40) 47 (38) 7 (5)
18週平均(昨年) 1 (1) 6 (4) 29 (25) 53 (58) 11 (12)

予想以上の改善。明日の寄り付きには弱い材料。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

予想したようにこの相場はまだ本格的な上げ相場には突入していない。今のファンドには2万コントラクトまでのロング、ショートが最大にて、それを超えるようなポジションを作り、自ら相場を動かしていこうという意気込みが感じられない。ここ数週間、2万コントラクトが壁で、相場はすぐに反転・反落している。

今日午後発表の作柄レポートは間違いなく弱気。「最良・良」が11ポイントも改善し、「悪い・やや悪い」が6ポイントも減少している。確かに先週の気温は高かったが、わずかに1週間でここまで改善しているのか?という疑問の声もある。しかし出された数字には敬意を表さなければいけない。ただ今週中に最近の安値7月限204台まで下げるのは今の作柄では無理。この作柄数字は平年作に過ぎない。「最良・良」の合計が60ポイントを超え、「悪い・やや悪い」の合計が一桁になってくれば豊作の匂いがしてくる。そうなれば安値を再度トライすることになる。

明日の相場は安くなるであろうが、中期的にはまだ高値へのリスクが安値よりは大きいと思っている。インディアナ(作付進捗75%)、オハイオ(67%)ではコーンの作付放棄、反収の低下は避けられないし、これだけ水分が多い中で生育するコーンはひ弱になり夏場に何かあれば耐えられない、また作付時期が遅れたため受粉の中心時期が一番暑い8月にずれ込む、今年の暖冬だったためコーンボアラーの被害も懸念される、などなど。プライシングのスピードは天候次第とはいえ、平均よりも遅れることはないほうがいいと思う。(N)

 

(大豆) 

とりあえずの弱材料先行に、もう一段のセットバックを予想。ただ期近は5ドル、11月限470前半まで。それ以上への望みもないことはないが現在の相場は上下に振れやすく、何時反転してもおかしくない。従い大きな期待を持ち過ぎないほうが良い。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)