(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月6日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、やや安値の引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 209 3/4 - 10 212 1/4 208 3/4 209 - 1 1/4 189176 5335-
SEP 02 217 - 16 3/4 219 1/4 215 3/4 216 - 1 1/4 56805 1895+
DEC 02 226 1/4 - 26 1/2 228 1/2 224 3/4 225 - 1 3/4 128399 1777+
MAR 03 234 - 33 3/4 235 3/4 232 3/4 233 - 1 1/2 21485 366+
MAY 03 237 1/4 238 1/2 235 1/4 235 1/4 - 2 6834 1-
JUL 03 240 241 1/2 239 239 1/4 - 1 1/2 10113 27+
            428404 1429-

 

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 515 1/2 - 15 519 1/2 512 1/2 513 1/4 - 1/2 87296 3593-
AUG 02 508 1/2 - 08 511 504 504 3/4 - 1 3/4 13975 129-
SEP 02 494 - 93 496 488 1/2 488 1/2 - 3 11327 315-
NOV 02 485 1/2 - 85 486 1/4 480 480 3/4 - 2 1/4 44603 1624+
JAN 03 486 1/2 488 482 482 1/2 - 2 1/4 8212 417+
MAR 03 487 488 1/4 483 1/2 483 3/4 - 1 3/4 5799 80+
            181939 1054-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16930 -60 JUL 1873 +1 JUL 280 1/2 - 2 3/4
AUG 16460 -100 AUG 1883 -2 SEP 287 3/4 - 2 1/4
SEP 16010 -120 SEP 1892 -2 DEC 296 3/4 - 2 1/4
OCT 15610 -20 OCT 1899 -2 MAR 299 - 1
                 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆

期近の勢いに序盤上げるも、後半はファンド売りに下げ

寄り付き前の焦点は @ 天候推移、と A 週間輸出検証高、B 強い期近の勢い、の3点。
輸出成約については予想の下限以下にとどまることとなり、ネガティブに寄り付きに出てくるかとも思われたが、昨日又本日と中西部の中南部〜東部へはしっかりと降雨が集中していることが大豆作付けへの引き続く不安に繋がる部分がやや強気に捉えられ、そして期近のこれまでの勢い。結果寄り付きはやや高値で始まる事となる。本日もこの期近の勢いに対する市場の姿勢は極めて積極的。特定の強弱材料がなくともこの勢いが主導権を握り序盤の上げ相場を形成することとなった。中国についても、本日の成約高では確認できずも、引き続きフロアにおける同国の今後の買付け期待は継続し相場を支える材料として作用することとなった。この序盤の上げ相場は期近を519.50にまで押し上げ昨年8月10日依頼の高値となった。しかしその後は、向きが変わる。来週にかけて中西部は気温高めで降水量も限られるという予報、ブラジルの上げつづけていた現物価格が本日やや値を落としていた事、又ブラジル通貨レアル安、そしてそれらに伴いテクニカルなファンド売りも集まり、後半は一転下げる展開。その後も値は下げ続け、結局昨日比やや値を削る形で本日の安値圏での引けを向かえることとなった。

コーン

大豆に追随、最後は安値引け

輸出成約高は大豆と同じく予想の下限以下の数字。又産地での降雨については、作付けがほぼ終了に近づいている点から「今後の雨は成育にプラス」と捉えられる形に変わってきて来ており大豆とは異なりほぼ中立からややネガティブに捉えられることとなった。マチマチからやや安値寄り付きとなるが、農務省の110,000トン米国産コーンの成約発表やイスラエルの60,000トン買付け、又その他日本・メキシコ・モロッコ・チュニジアなどよりの買付け意向などのニュースも独自材料としてあった事、ドル安、キャトル・ホッグ市場の上げ、又何よりも大豆ピットが大きく値を上げていたことにもつられる形となり、序盤に本日の高値7月限212-1/4をつけるに至る。しかし11時半ごろからは一転した大豆相場にそのまま影響を受ける形となる。後半は210-1/4レベルで暫く揉み合った後、それをブレークするとそのまま一気に値を削り最後は本日の安値圏にて引けを迎える形となった。

 

本日のファンドの動きはコーンが2000コントラクトの買い越し、大豆が500コントラクトの売り越しだったと見られている。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はコーン・大豆産地のおおよそ25%の範囲(ベルト南東部中心)に0.25-1.25インチの降雨を見た。オハイオ中央・南西部、インディアナ南部地域、イリノイ、ミズーリ、デルタ北部地域などが中心。気温はベルト中央部においては平年レベルを大きく下回ることとなった。一方ベルト北部においては概ねドライ。 今後、今週土曜にかけて総じてドライな天候となる。次の降雨システムの到来は日曜、これは来週火曜まで継続することとなる。日曜の雨の中心はミネソタ・ダコタ東部地域、ネブラスカ東部など、ベルとの北西部がその中心となる。この降雨の帯はその後来週前半かけて東部へ移動してくることとなる。この前線の通過による降雨はベルトの75%、雨量は0.4-1.6インチと言われ、程度としてはそれ程重いものにはならないとされる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月12日〜6月16日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト B/N N/A

ややウエットな見通しは今後コーンへはネガティブに捉えられることになる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

【本日寄り付き前の発表】

 

1) 週間輸出成約高報告(5月30日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 483.2 135.7 41,044.0 40,340.8 6,219.3 484.8
大豆

263.0

0.0 28,238.7 26,301.0 2,605.5 732.0
小麦 104.0 248.8 25,068.8 26,959.4 1,066.1 2,143.7
大豆粕 57.2 1.6 5,980.4 5,718.9 933.9 279.9
大豆油 17.5 0.0 709.8 306.0 159.3 0.9

コーンの予想は850-1,100,000トン、大豆は300-450,000トン、大豆粕は75-125,000トン、大豆油20-35,000トン。従いいずれも予想の下限以下の数字が確認されることとなり本日寄り付き前にはややネガティブに捉えられた。今週の進捗で大豆は昨年同期比107.4%と先週レベルとほぼ変わらず、コーンは同101.7%のペースで進んでいる。

 

2) 週間輸出高 5月30日の週 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 845.7  1,410.0 34,824.7 33,687.7 48,900
大豆 179.3 251.9 25,633.2 24,353.7 27,760
小麦 347.2 374.5 24,002.7 25,819.3 26,540
大豆粕 114.8 52.7 5,046.5 4,830.6 7,030
大豆油 3.9 2.2 550.5 298.9 980

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

大豆11月限。先週金曜に高値をつけた後の今週の480-485レンジの揉み合い相場は来週の農務省発表を控え一旦の売りを予感させる。来週半ばにかけて470台前半までの期待は依然としてある。7月限、強いファンダメンタルズ自体は変わらない。5ドル相場固めは継続。ただ、これまでただただ不透明なだけであった南米市場に若干の回復期待を持たせるようなニュースも入り、現物価格がやや値を落とすなど、わずかに状況に変化が表れようとしている点も見逃せない。短期間の調整が入る可能性はある。ただ、上述の通り、ファンダメンタルズはしっかりしており、今後端境に向けて更に現物タイト感が焦点となりやすくなる。従い大きな相場改善は現時点で望めないと考えておいたほうが良い。調整に入れば一旦5ドル前半を目指すことになろうが、今のところ4ドル相場は頭にない。

コーン。依然として米国産コーンの輸出競争は小麦或いは中国・ヨーロッパ等に挟まれ苦戦を強いられており、この面における需給バランスの状況は大豆とは異なりタイト感などというものは感じられない。しかし、今年のコーンはより天候相場に重きを置くべきだと感じる。これまでの作付け遅れは誰もが認識しており、作付けが一段落しそうな今、ひとまず小休止となっている相場ではあるが、今後受粉期に向けてより敏感に上値に反応しやすくなる。天候そのものの推移などはわかるはずもないが、少なくとも市場のそれに対する警戒感は大きなものになるはず。5月頭を境に長いトンネルから抜け出そうとしているコーン相場は現在の調整段階においてもう4-5セントレベルのセットバックはあるものの、その後は再び上昇基調、6月下旬には5月中旬の216(7月限)を再びトライする展開を予想している。(A)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)