(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月7日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや安値の引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 207 1/2 - 08 208 1/4 206 1/2 206 3/4 - 2 1/4 186788 2388-
SEP 02 214 3/4 - 14 1/2 215 1/4 213 1/2 213 3/4 - 2 1/4 58593 1788+
DEC 02 223 1/4 - 23 3/4 223 3/4 222 222 1/2 - 2 1/2 129053 654+
MAR 03 231 1/2 231 1/2 230 1/2 230 3/4 - 2 1/4 21791 306+
MAY 03 234 234 3/4 233 1/2 233 3/4 - 1 1/2 6830 4-
JUL 03 237 1/2 - 37 1/4 237 1/2 236 1/2 237 - 2 1/4 10158 45+
            428803 399+

 

 

大豆     --- やや安値寄付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 510 - 11 1/2 511 1/2 505 1/2 507 1/2 - 5 3/4 86374 922-
AUG 02 501 1/2 - 02 502 497 498 1/4 - 6 1/2 14927 952+
SEP 02 485 1/2 - 87 487 482 1/2 484 1/2 - 4 11656 329+
NOV 02 476 1/2 - 76 478 3/4 475 477 1/4 - 3 1/2 45495 892+
JAN 03 479 481 478 1/4 479 3/4 - 2 3/4 8514 302+
MAR 03 480 483 1/2 479 1/2 482 3/4 -1 6153 354+
            184807 2868+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16810 - 120 JUL 1840 -33 JUL 275 - 5 1/2
AUG 16360 -100 AUG 1849 -34 SEP 283 1/2 - 4 1/4
SEP 16000 -10 SEP 1860 -32 DEC 293 - 3 3/4
OCT 15540 -70 OCT 1867 -32 MAR 296 -3
       

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆

昨日セッション後半からのフォロースルー、又天候予報も良好な内容を保ったことなどが、本日の約3セントのギャップをつけた安値寄り付きを作ることとなった。本日は大豆三品いずれもギャップをつけての安値寄り付きとなる。上記テクニカルな修正、天候内容の他、
@ 昨日に引き続きやや安値推移となったブラジル大豆のベーシスの動き
A 来週には陸揚げが開始されると言われるものの未だにはっきりとした状況が掴めない中国のGMO大豆取り扱いへの姿勢
B 来週IMFよりアルゼンチンにスタッフが派遣され、同国情勢回復の為の協議が行なわれると報道されたことも今後のペソ安定化への期待感へと繋がりやはり弱材料として扱われることとなった。

ギャップを付けた後は終日それを埋めることなく下値での動きに終始し、そのままの安値引けとなった。

コーン

大豆同様、昨日のフォロースルーと天候内容は共に弱材料、コーンも2セント前後までのギャップをつけての寄付きとなる。コーンの場合は特に独自材料のインプットはなかったものの、小麦・オーツそして大豆三品の下げに追随する形。その他弱いCRB指数ややや強いドルの動きなども見受けられたが、来週月曜の作付け進捗発表を前に天候内容が良好なものとなったことはファンドにより売りを出させやすい環境を作ったと言うことも出来る。

本日のファンドの動き、全商品に亘り売り優勢となった。大豆・コーン共に2500枚の売り越しだったと見られている。

 

《天候について》 市場の捉え方に変化が出てきている点注意したい

週末以降の天候内容は、徐々に変化してくることとなった。結局この週末は中西部の殆どの地域においてドライ。気温も平年以上に上昇し各地で晴れ渡ると見られている。ほんの僅かな作付けを残すだけとなったコーン(来週頭の発表では95%前後の終了が期待される)にとっては、この週末の晴天でほぼ作付けは終了するとの期待がなされている。一方来週月曜からは3日間程前線の通過により西部〜東部にかけ雨を見ることとなるが、量的には限られ又現在ウエットと言われる地域への影響は少ないと見られている。又同時に、作付けをほぼ終了することとなるコーンにとって、既に降雨はウエルカムな材料へと変化してきており、それらをひっくるめて、週末のドライ、来週前半の降雨、という相反する内容が共に市場よりは「弱材料」視されているところに、市場の捉え方への変化を見ることが出来る。

大豆にとっては、週末のドライと気温上昇は勿論共に弱材料。又週明けの作付け進捗においては80-85%の終了が期待されており、来週前半の雨についても、(市場にとっては)もはやそれ程気になる材料ではなくなってきている。従い本雨を材料に相場を押し上げる力も殆どないということが言える。

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部

週末はドライ。来週のパターンも作物には良好な展開

昨日中にベルト南東部(インディアナ南部・オハイオ南部など)における降雨は終了。この6月に入ってからの1週間、降雨の中心は主にベルト北西部となった。イリノイ北部・ウイスコンシン南部・アイオワ東部・ミネソタ南東部等。同時にこれまでウエットであったオハイオ南部においてもやはり十分な降雨を見ている。イリノイ中南部についてはドライ傾向に変化し、この1週間でかんり状況は改善したものと思われる。

さて今週末、ベルト北西部の一部(ミネソタやダコタ東部)を除き、ベルトはほぼドライの予報。5−10%の範囲のみの降雨予報となっている。次の降雨システムの到来は来週月曜から水曜にかけて。ベルト西部から東部へと前線が横断する見込み。従い、ダコタ地域・ミネソタ・ネブラスカ北部などではまとまった降雨が予想されるも通過と共にその勢力も弱まり、ベルト中央〜東部へ行き着く頃には前線の威力はもはやないものと予報される。この通過でベルトの75%の範囲をカバーすると見られるものの、雨量は0.4-1.6インチに限られ、又週後半にかけてはドライが戻るので、展開としては、決して悪くない。

気温も本日より上昇傾向にあり、月曜までは平年以上のレベルにまで状況が見込まれている。最高気温は80台〜90台前半まで。平年比5-10度程レベルは高くなる模様。来週の前線が去った後の後半は、平年並みに落ち着くと見られる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月13日〜6月17日) 】

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト B/N N/A

ややウエットな見通しは今後コーンへはネガティブに捉えられることになる。

 

中国産地

5月後半よりややドライ傾向が指摘されてきた中国中北部の天候推移であったが、今週に入り前線の活発な動きにより同地域にも恵みの雨が落ちている。その影響で来週金曜までの間に産地ベルトの65%までの範囲に1.5インチまでの降雨が期待できる。まだ十分とは言えないが、これまでの傾向があっただけに、作物にとっては好タイミングの雨である、ということが出来る。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

1) コミットメントオブトレーダーズ

(単位 : コントラクト)

  オプションなし ⇔ 事前予想 オプション込み
大豆 ロング 36,707 ロング 37,600 ロング 33,646
大豆粕 ロング 30,160 ロング 33,700 ロング 31,648
大豆油 ロング 25,081 ロング  24,200 ロング 25,816
コーン ロング 23,105 ロング 18,300 ショート 21,467
小麦 ショート 11,604 ショート  7,700 ショート  6,386

全商品共にほぼ予想の範囲内にて中立材料とされる。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(大豆)

【今週の相場回顧】

11月限。先週金曜の高値488を境に月曜から木曜まで揉み合い、そして本日の下げで475到達。展開としてはほぼ予想通りとなった。5月頭の450台前半から先週金曜の488をつけた勢い(約40セントの上げ相場)の中に、天候不順による一連の作付け遅れ等の材料はすっぽりと織り込まれたと判断している。特に3月末の高値485に到達した達成感と作付けもほぼ終了しようとしている現状況が重なったことは一旦の修正を見るにはドンピシャのタイミングだったのかもしれない。 7月限。520に到達することは出来なかったが昨日の高値でほぼ達成。南米市場の変化の「兆し」をここ2日で感じ取った部分もあるかとは思うが、これまで一ヶ月余りにわたって相場を押し上げてきた主要因である「作付け期の天候相場」にひとまず区切りをつけようとする動きに手前限月も同意した形となったのであろう。

【来週以降の展開】

大豆三品のファンドロングは90000コントラクト超。プラス、5月頭よりの一方的な相場展開。いかにも大きなセットバックを期待させるタイミングにも見えるが、ここは今一度状況を確認してみたい。天候相場第一期(作付け編)はこの1ヶ月でようやく終了を迎えるところ。これはきっちりここで区切っておきたい。次に来るものは、ファンダメンタルズのインプットを意識するならば、来週そして6月28日の農務省の両発表ということになる。そして今月後半より再び市場が敏感になりだすであろう天候相場第二期(生育編)、無論天候相場のメインステージである。

今年の場合この2つは特に意識せざるを得ない市場環境にある。一つは「タイトな期末在庫推移」。来週は2001年産の同数字、20百万ブッシェル前後の下方修正は予想される。そして6月28日の四半期在庫発表。現時点で十分にタイトな(そう市場よりも認識されている)在庫数字。今後の長い相場展開を占う上での大きなポイントになることは間違いない。南米市場不調の影響は米国市場へ直結。又現在中国の動向いまだ不透明ではあるが、このようなタイトな状況下、大国中国の一挙手一投足は益々手前限月を刺激しやすくするものと思われる。従い、期近限月は今回更なるセットバックを来週見るとは思われるが、大きなものは期待できない。5ドルの壁は維持。仮にブレークしても一瞬。従い、7月限は500台半ば〜490台後半にはしっかりと指値で臨む方針としたい。

もう一つは「作付け遅れ後の天候相場第二期」。特にコーンは例年以上に「上に反応しやすい」相場になる。作付け遅れ自体は5月一杯かけて相場へ織り込まれてしまったことではあるが、今後の話題はより「イールド」へと傾いてくる。これまでの作付け遅れからくる潜在的イールドロスを付加した上で受粉期に向けての天候にあい対することになる相場は、コーンは勿論、大豆をも十分追随させる力を持つことになるであろう。 

6月末の作付面積、コーンの一部作付け断念から大豆へのシフトとなる。ただ、市場予測として2百万エーカーまでの数字に対し実際どのくらいになるか。これも蓋を開けるまではわからぬが、特にウエットな地域とされたインディアナ・オハイオ・イリノイ州などにおけるCROP INSURANCEへの参加者は凡そ2/3程と言われる。又、ローンレートの改善を見た新農業法が成立した今、6月5日を過ぎた今週末にも、コーンの作付けに精を出す農家は意外と多いのではないか、との情報も出るほどだ。意外と大豆へのシフトは少ないのかも知れない。

このような事柄を来週にかけての調整局面後の材料として考えていくと、470近辺までの調整後は、次のステージへ相場は移行することとなり、その時点で初めて5ドルを目指す展開が見えてくる。

来週は一先ず調整、揉み合い。11月限は470前後をつけるがその後は徐々に6月後半に向け値位置を再び上げ始める。

コーンも大豆と同様に先週末の高値(7月限214.50、12月限231)を付けた後今週は調整の週となった。来週前半にもそのフォロースルーにより7月限214、12月限220を目指すこと予想されるが、そこから先の下値は限られるとみる。来週の更なるセットバック場面(即ち現値位置より下値に対し)では短期勝負ポジションについては確保することをお勧めする。時間的余裕のあるポジションについては、来週の動きを見てからという判断で問題ないと考える。(A)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)