(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月10日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけての安値寄付き、僅かに高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 204 3/4 - 04 1/4 206 3/4 204 1/4 206 3/4 + 0 183123 3665-
SEP 02 212 - 11 3/4 214 1/4 211 3/4 214 + 1/4 62242 3649+
DEC 02 220 3/4 - 20 1/2 223 1/4 220 1/2 223 + 1/2 131538 2485+
MAR 03 229 - 28 3/4 231 3/4 228 3/4 231 1/2 + 3/4 22025 234+
MAY 03 232 3/4 234 3/4 232 1/2 234 3/4 + 1 6952 122+
JUL 03 236 1/2 - 23 238 1/2 235 3/4 238 1/2 + 1 1/2 10400 242+
            432136 3333+

 

 

大豆     --- ギャップをつけての安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02   502 498 1/2 500 1/2 - 7 83373 3001-
AUG 02   493 3/4 490 493 - 5 1/4 15815 888+
SEP 02   480 1/2 478 480 - 4 1/2 11495 161-
NOV 02   474 1/2 470 1/2 474 1/4 - 3 46561 1066+
JAN 03   477 474 1/2 476 3/4 - 3  8460 54-
MAR 03   480 476 1/2 480 - 2 3/4 6207 54+
            184502 305-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16700 -110 JUL 1796 -44 JUL 278 1/4 + 3 1/4
AUG 16320 -40 AUG 1806 -43 SEP 286 1/2 + 3
SEP 15950 -50 SEP 1816 -44 DEC 295 1/2 + 2 1/2
OCT 15570 +30 OCT 1824 -43 MAR 299 + 3
       

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

週末の天候結果に大きくギャップをつけての安値取引

先週末のセットバックからのフォロースルーに加え、週末中西部の良好な天候から「十分な作付け進捗と生育進捗」が確認された形となり、寄り付き前から市場は弱気一色となった。寄り付きから一気に4-6セントのギャップオープンとなった後相場はファンドの売りに押され序盤に本日の安値圏を探ることとなる。いよいよ2日後に農務省の発表を控え、ファンドのポジション調整にも絶好のタイミングになったとも考えられる。しかし、7月限で500割れ、11月限で470近辺というレベルはかねてからの大きな節目となっておりそのレベルでの揉み合いは暫く続くこととなる。又このレベルで、商業筋のプライシングタイプの買いも入ることとなり、一気に下げて始まった本日の市場ではあったが、序盤に安値をつけてからは引けにかけて緩やかに値を回復させる展開。引け際も本日のギャップを埋めるまでは至らかったがやや値を戻すこととなった。

コーンは大豆と共に週末の天候を主な要因としてやはり2セント程のギャップをつけての寄付きを迎える。その後暫くは本日の安値圏での揉み合い相場が続くこととなる。カナダではオーツ産地における降雨が確認され同市場が大きく値を削っていたこと、週間輸出検証高が予想以下の数字となったことも弱材料として市場には入ってきたが、大豆と同様安値圏からは活発な商業筋の買いも入り出し、その後は引けにかけてやはり緩やかな上昇相場。結局寄り付きのギャップを受ける形で本日の高値引けという形で本日の取引を終了している。

ファンドの動き、コーンは500枚、大豆は1000枚の売り越しと見られている。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部

金曜遅くから土曜にかけて、ベルト北西部(ネブラスカ東部・アイオワ北西部・サウスダコタ東部・ミネソタ南部など)にて0.2-1.0インチのシャワーを見た。が、その他の地域ではドライ。日曜にはイリノイ南部・インディアナ南部・アイオワ南部・ミズーリなどで午後散発的なシャワーを見たが、その他はやはりドライとなった。気温は総じて平年並み〜やや高め。最高気温も80度台〜90度台前半にまで上昇することとなった。

今週の展開は先週末の予報から変化なく、本日より水曜にかけて前線がベルト西部から東部へ移動してくる。中西部のカバー率は約75%で、0.4-1.6インチまでの降雨が予想。その後木曜〜日曜にかけては再びドライとなる。気温は前線の通過に伴い、平年以下のレベルにクールダウンすると言われ、今週後半は最高気温が60度台後半から70度台にとどまりそう。この次の降雨は来週前半となる。

このように、今週前半は雨、後半はドライ、再び来週前半には雨の予報となっており、目先高気圧或いは低気圧が停滞するような流れにはなっていないことから、パターンとしては作物の生育に適したものだと受け止めれられている。今のところ、支援材料視されるような内容のニュースは入っていない。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月16日〜6月19日) 】

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B N

ややウエットな見通しは今後コーンへはネガティブに捉えられることになる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  6月6日の週 5月30日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 857.5 896.0 589.1 35,175.2 34,489.8
大豆 308.6 199.7 199.3 25,709.0 24,472.7
小麦 449.9 297.6 444.4 306.8 444.4

コーンは予想以下にてややネガティブ、大豆はほぼ予想範囲内。

 

2) USDA発表週間作付け・発芽進捗率

【引け後の発表】 (主要18州平均)

作付け 6/9/02 6/2/02 5/26/02 昨年同期 平均
コーン 98 92 83 99 99
マイロ 74 58 45 77 75
大豆 85 70 51 85 88

大豆は先週比15ポイントの改善を見、昨年のレベルと同等となった。 

 

《コーン生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  6/9現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 100 97 99
イリノイ 99 91 100 99
ネブラスカ 100 99 100 100
ミネソタ 99 98 98 99
インディアナ 92 75 100 99
サウスダコタ 100 97 98 97
ウイスコンシン 94 92 91 98

主要18州平均98%とほぼ終了。先週まで遅れが目立ったインディアナは17ポイント改善し92%へ。又、オハイオは先週の67%から89%と22ポイント改善、ケンタッキーも78%から99%と21ポイントの改善を見ている。

 

《大豆生産主要7州の作付け進捗状況》 (単位:%)

  6/9現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 98 94 80 94
イリノイ 86 56 92 92
ミネソタ 98 95 88 95
インディアナ 72 45 98 93
ネブラスカ 99 90 95 96
オハイオ 69 36 92 91
ミズーリ 68 50 61 74

主要18州平均は85%。ウエットで遅れているインディアナは72%と27ポイント改善。オハイオは69%と33ポイント改善。ミズーリは68%と18ポイント改善を見ている。 

 

《発芽率》 (単位 : %)

  6/9現在 先週 昨年同期 平均
コーン 90 75 95 NA
大豆 66 39 70 NA

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 (1) 3 (3) 22 (22) 56 (60) 18 (14)
イリノイ 2 (4) 9 (10) 36 (44) 46 (39) 7 (3)
ネブラスカ 2 (3) 7 (8) 31 (33) 49 (47) 11 (9)
ミネソタ 1 (1) 6 (9) 36 (36) 49 (48) 8 (6)
インディアナ 2 (2) 8 (9) 34 (44) 51 (43) 5 (2)
サウスダコタ 5 (2) 13 (9) 24 (31) 51 (50) 7 (8)
ウイスコンシン 1 (1) 4 (5) 29 (34) 53 (51) 13 (9)
主要18州平均 2 (3) 7 (8) 32 (35) 49 (47) 10 (7)
18州平均(昨年) 1 (1) 7 (6) 30 (29) 51 (53) 11 (11)

先週比、良い・非常に良いの合計は5ポイント改善し59ポイントへ。州別ではインディアナが11ポイント改善の56、オハイオが6ポイント改善の47、イリノイが11ポイント改善の53などとなっている。

【大豆】 今週よりの発表開始  

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 2 24 57 16
イリノイ 1 5 40 49 5
ミネソタ 1 5 36 49 9
インディアナ 1 6 35 54 4
ネブラスカ 1 6 37 49 7
オハイオ 3 8 39 42 8
ミズーリ 1 10 35 49 5
主要18州平均 1 5 34 52 8
18州平均(昨年) 2 9 34 47 8

主要18州平均、「良い・非常に良い」は60ポイントと、昨年同期比5ポイント上回っている。

 

総合的に見て、コーンについてはほぼ中立的な内容、大豆については市場予想の範囲内とはいえ内容的にはやや上の数字となった為、中立からやや弱材料とされる。

 

本日のトーメンの意見

 

先週金曜から本日までの大きなセットバックにより、ネガティブな材料としての、天候要因、(本日引け後発表の)作柄報告、或いはファンドの(農務省発表前の)ポジション調整的な動き、等‥、大方インプットされたと見る。一部では更にコーンで4-5セント、大豆で10セント検討の下げを口にするものも出てきてはいるが、自身コーン・大豆共に本日の安値レベルには強いサポートを感じており、これ以下への動きは極めて限られると見ている。目先一気に値を戻すことはなくても今月後半よりの上昇相場を前にした揉み合い相場が続くことを予想。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)