(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月11日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 205 3/4 - 06 206 204 204 1/4 -2 1/2 178462 4661-
SEP 02 213 3/4 - 13 213 3/4 211 1/4 211 1/2 - 2 1/2 64845 2603+
DEC 02 221 3/4 - 22 1/4 222 1/4 219 3/4 220 - 3 133096 1558+
MAR 03 230 1/2 230 1/2 228 1/4 228 1/2 - 3 22143 118+
MAY 03 233 3/4 233 3/4 232 1/4 232 1/4 - 2 1/2 7147 195+
JUL 03 237 1/2 - 37 3/4 237 3/4 235 1/2 236 - 2 1/2 10448 48+
            432110 26-

 

 

大豆     --- 僅かに高値寄付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 502 1/2 - 02 503 1/4 496 3/4 500 1/2 + 0 81109 2264-
AUG 02 494 1/2 - 94 496 1/2 489 1/2 494 1/2 + 1 1/2 16043 228+
SEP 02 481 1/2 - 81 483 1/4 477 3/4 481 + 1 11286 209-
NOV 02 475 - 74 1/2 477 1/2 471 475 1/2 + 1 1/4 47445 884+
JAN 03 477 1/2 480 474 3/4 478 1/2 + 1 3/4 8446 14-
MAR 03 477 3/4 482 477 3/4 480 3/4 + 3/4 6319 112+
            183350 1152-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16660 -40 JUL 1804 +8 JUL 279 1/2 + 1 1/4
AUG 16320 +0 AUG 1814 +8 SEP 287 + 1/2
SEP 15980 +30 SEP 1823 +7 DEC 296 1/2 + 1
OCT 15380 +10 OCT 1829 +5 MAR 300 + 1
       

 

 

 

本日の相場の動き

 

発表前にスローな展開

大豆 序盤は昨日の相場展開よりのフォロースルー、農務省報告前のファンドのポジション調整、又予報が変わらぬ天候パターンに、コーンと共に安値推移となり本日の安値(7月限496.75、11月限471)をつける。その後も安値圏でのチョッピーな動きに終始するが、中盤以降徐々にそのレベルを押し上げる展開となった。現値位置が取り敢えずのサポートラインであった事、中国よりの新規成約報告は暫く見られないものの、同国沿岸にて荷役待ちしていた本船が本日陸揚げを開始したというニュースも入り、発表を前に活気を欠いた市場ではあったが、後半徐々に値位置を戻し、結局は前日比やや高値で取引を終了した。

コーン 序盤から、作付け後のコーンに良好な天候パターンは本日のコーン市場を安値推移へ引っ張ることとなった。台湾の56000トン米国コーン、韓国の62500トン中国コーンの買付けなど、アジア各国の需要を示唆する報告も出ることは出たが、発表前を前にしたファンドのポジション整理、中国政府筋発表の同国コーン輸出数量が先月から百万トン上方修正され6百万トンとされたこと、又生産量が4.83百万トン上方修正され114百万トンとされたこともセッションでの弱材料とされた事もあり、取引量が限られた中最後は本日の安値圏での引けとなった。

 

本日のファンドの動き、コーンは3500枚の売り越し、大豆は500枚の買い越しと見られている。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部

今回の前線、雨量は予想以上

昨日中西部では西部・中央部中心(アイオワ・ミネソタ南東・ウイスコンシンなど)に降雨を見た。その他の地域はベルト東部などを含めドライ、最高気温も80度台と上昇することとなった。本日から一部では木曜までこの前線の影響で降雨を見ることとなる。当初予想より強い前線のようで、本日時点でのカバー率はベルトの85%、雨量にして0.4-1.8インチ所によっては2.5-3インチ以上の降雨を見るとされている。この前線の影響で本日シカゴでも朝方から集中豪雨。短時間に終わったが、寄り付き前のフロアへは「やや行き過ぎの雨では」との取られ方もされややサポーティブとなったようである。

前線通過後の中西部は来週月曜まで概ねドライ、気温は平年以下のレベルまで下がる。ベルト北部・東部において0.25インチレベルの降雨はあるものの殆どの地域では晴れ間を見ることができる。次の前線は来週火曜〜木曜にかけて。今週後半の気温は平年比5-10度は下がると見られ、最高気温も60度台後半から70度台、最低気温は40度台後半より50度台にまで落ち込み、来週半ばより再び平年並みのレベルにまで回復するとされている。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月17日〜6月20日) 】

  気温 降水量
西部ベルト B N/B
東部ベルト B N

ほぼ内容変わらずで中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

1)USDA LOAN DATA (5/28時点)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 789.9 -7.3 0.2 0.0 595.4 15.4
2000クロップ 0.1 0.0 26.6 0.0 1,367.4 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 103.5 -1.5 0.0 0.0 207.9 2.0
2000クロップ 0.0 0.0 5.7 0.0 307.3 0.0

 

コーン・大豆共に内容は予報の範囲内にて中立。

 

2)USDA SUPPLY/DEMAND 数値予想

 

明日寄付き前に発表となる農務省の需給報告を前に、市場の予想レンジが出揃っているので下記する。

【期末在庫】 2002/2003クロップ 

  予想レンジ 5月発表(02/03分) 5月発表(01/02分)
コーン 1391-1600 1561 1621
大豆 235-271 255 260
大豆油 2113-2350 2350 2565
大豆粕 250-275 250 275
小麦 525-620 619 738

 

本日のトーメンの意見

 

コーン 7月限204、12月限220。これまで予想してきた調整底のレベルである。これ以上の大きな下げは期待できないと見ているが、レベルを回復するにしてももう少し時間を要する、といった現在のタイミングだと感じている。今年のコーンは例年以上に新穀「イールド」に関する材料(即ち天候要因)に敏感に反応する年になると考えるが、それにしても6月上旬はちょっと時期尚早。現在の値位置付近における揉み合いを暫く続けた後6月下旬以降、再び回復基調に向かっていくと見ている。現ファンダメンタルズ、決してブリッシュだとは言わないが、7月を越すまでは「よりブリッシュな姿勢で」相場を追いかけてみたい。5月末につけた7月限214、12月限231へのトライは6月末〜7月上旬あたりを予想する。

大豆 昨日・今日の値位置は当初考えていた底のレベル。その後はより強いファンダメンタルスに支えられ再び上昇基調、というのが今の見方であるが、やはりまだ6月11日。回復基調を見るにはもう少し時間がかかるかも知れない。今週現値位置を更に更新するような動きがあるとすれば、その時点で改めて短期の動きを再考したい。

 

《明日の需給報告について》

明日の需給報告を前に、市場の見方について下記する。

先ず、6月末に大きな発表を控えるこの6月の需給報告時には、通常新年度玉の数値に変更は加えられない。しかしそのような決まりがある訳ではなく、あくまでも農務省のオプションということになっている。今年の場合はこれまで市場参加者の誰もが見てきた通り、コーン作付け期におけるベルトのウエットが大きく響き、明らかにコーンの作付け数字は(3月末の作付け意向数値から)減少、大豆を増加せざるを得ない状況にある。今回の発表では、その辺りが加味され数値が変更されると予想する向きも多い。

@ 大豆の作付け面積は500,000エーカー程度増加され、その分の新年度生産高予想アップ
A 大豆、旧穀輸出数字の上方修正。2000万〜3000万ブッシェルの修正予想。
B 大豆、国内搾油数字の上方修正。500万〜1500万ブッシェルの修正予想も一部では出ている。予想以上の国内ホッグ・ブロイラー数推移は引き続き大豆粕への強い需要を維持するとの見方から。

大豆は新穀における生産量の若干の上方修正が期待されると同時に、強い需要に支えされる旧穀期末在庫の2000〜4000万ブッシェルとも言われる下方修正予想がその増加をオフセットする形が予想されている。

ブラジル大豆生産予想。先月据え置かれた43.5百万トンという数字は今回1〜2百万トンの下方修正が濃厚。昨今のカビ菌問題がどの程度加味されるかはわからぬが、いずれにしても下方修正は必至。

アルゼンチン大豆生産予想。現在の29.5百万トンという数字に対しては50万〜150万トンまでの上方修正が期待されている。

中国の大豆輸入見通し。この問題もこれまで特に期近限月に刺激を与えつづけてきている問題故、今回の農務省の出方も注目される。同省は、同国GMO規制の影響を考慮し既に先月も11百万トンに数値を下方修正してきているが、今回更に数値を下方修正するかどうかが焦点。中国政府筋が見通す9百万という数字とは依然として2百万の差があるが、現在の同国輸入停滞状態がこの先同展開していくかは現時点では読めない。従い農務省が据え置くのか、或いは間を取るのか、といったところも焦点となっている。

コーン。上述の通り、今回の発表で新穀作付け面積が下方修正されるかどうか。まだ記憶に新しいが3月末に発表されたコーンの作付け意向数値は、より高い数値として認識されている。そのような中作付け期には深刻な降雨による影響を受けた訳で、今回敢えて数値を動かしてくるかどうか。一方需要サイドの状況としては堅調な国内需要があるかと思えば、不振が続く輸出需要も重なっていることがあり、差し引き大きな凹凸とはならないと見られている。このような状況をみても、今回の発表については大きな反応は恐らくないと思われる。市場の目は今回明らかに「より大豆へ」向いているようである。 (A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)