(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月12日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  206 1/2 - 07  209  205 1/2  206 3/4  + 2 1/2  167976  10486- 
SEP 02  214 1/2 - 14 1/4  216  213  214 1/4  + 2 3/4  68537  3692+ 
DEC 02  223 1/4 - 22 1/4  225  221 3/4  223  + 3  135496  2400+ 
MAR 03  230 3/4 - 30 1/2  233 1/4  230 1/4  231 1/2  + 3  22243  100+ 
MAY 03  234 1/4  236 1/4  233 1/2  234 3/4  + 2 1/2  7187  40+ 
JUL 03  238 1/4  239 1/2   236 1/2  238 1/2   + 2 1/2  10567  119+ 
            428006  4104- 

 

 

大豆     --- 僅かに安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  499 - 500 1/2  501 1/2  492 1/2  493 1/4  - 7 1/4  78871  2238- 
AUG 02  493 - 94  495 1/2  487  487 1/4  - 7 1/4  17818  1775+ 
SEP 02  482 - 81  482 1/2  475 1/4  475 1/4  - 5 3/4  11182  104- 
NOV 02  476  477 1/2  469 1/2  470 1/4  - 5 1/4  48506  1061+ 
JAN 03  480  480 1/2  473  473  - 5 1/2  8406  40- 
MAR 03  482 1/2  482 1/2  476  476  - 4 3/4  6296  23- 
            183910  560+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16540  -120  JUL  1772  -32  JUL  283 1/2  + 4  125.53 - 125.82 
AUG  16240  -80  AUG  1782  -32  SEP  291 1/2  + 4 1/2   
SEP  15900  -80  SEP  1791  -32  DEC  300 1/4  + 3 3/4   
OCT  15500  -80  OCT  1798  -32  MAR  304 1/2   + 4 1/2   
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン

本日の上げの主な要因は作付面積とイールドの減少を示したレポートの内容が触媒になったこである。それに加えて、農家売りが平年以下のレベルであること、麦とオーツに引っ張られたこと、また、中国のJILIAN(吉林)GRAIN INFORMATION CENTERが、「中国は2002年度クロップに関してコーンから大豆に作付け変更するために、生産量が16%減少するだろう」と発表したため、多少ではあるがマーケットでサポート要因とされた。 

しかし、この内容にも関わらず最高値でも4セント、終値で2セント高程度であったのは、大豆関連3品の弱さにより心理的に頭を抑えられたこと天候が引き続きクロップの初期の生育にとって良好であること、また、IMFが経済問題について話し合いの場をもつためにアルゼンチンにチームを派遣しようとしているという噂が広がったことなどが理由であると考えられる。 

大豆 

レポートの内容が(01-02年度の期末在庫を2000万ブッシェル減少させたが)、02-03の期末在庫を1000万ブッシェル増加させた内容であったことにより、本日の大豆のマーケットは寄り付きで1〜2セントのやや安値、終値で5〜7セントの安値での取引となった。レポートの内容に加えて、天候が良好であること、JILIAN GRAIN INFORMATION CENTERが「2002年度の大豆の生産量が30%増える」と発表したこと、IMFのチーム派遣の噂も手伝った。下値を支えた材料としては、農家売りが活発でなかったことと、中国がアルゼンチンの大豆を1〜3杯買い付けたという噂がひろがったこと。 

本日のファンドの動きは、コーンで2,000コントラクトの買い越し、大豆で5,500コントラクトの売り越しであったと予想される。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

---初期段階の成長を助ける適度な雨--- 

中西部では今や降雨はクロップにはプラスである。中西部は昨日降雨を見たが、雨量は0.25-1.25インチで範囲はコーン、大豆の地域の50%程度であった。今日は南部、明日は北部にて恵みの雨となる。今日・明日の雨量は0.25-1.25インチで、範囲はコーン、大豆の地域の65%程度。この雨はクロップの成長の助けになるであろうが、サウスダコタのみ現在ドライである。週末は中西部においてはほとんど降雨は見られない。 

6-10日後の中西部の天気は今週よりドライで気温は今までの予想よりわずかに高めになりそうである。大豆の作付はかなり進捗するはずである。 ?  

中西部において乾燥している地域はあまりなく、今のところは適度な水分によって良い成長をとげられる環境にある。大豆の作付の進捗は今後の雨によって多少遅れることにはなるが、今週東部では作付が進行したし、オハイオでは今日も作付が進んでいるはずである。予報では平年並みの雨しか降らないので、今後二週間で作付は無事終わりそうである。現在中西部でドライな地域はサウスダコタだけである。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月18日〜6月21日) 】 

  気温  降水量 
西部ベルト  B/N  B 
東部ベルト  N  N/B 

多少弱気な材料になっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  MAY  JUN12  MAY  JUN12 
作付面積(百万エーカー)  74.1  74.1  73.0  73.5 
収穫面積(百万エーカー)  73.0  73.0  71.7  72.2 
単収(ブッシェル/エーカー)  39.6  39.6  39.7  39.7 
         
初期在庫  248  248  260  240 
生産量  2,891  2,891  2,850  2,870 
輸入  3  3  4  4 
・供給合計  3,141  3,141  3,114  3,114 
搾油用  1,690  1,695  1,710  1,710 
輸出用  1,020  1,035  975  965 
種子・飼料用  89  89  89  89 
その他  82  83  84  84 
・需要合計  2,881  2,902  2,859  2,849 
期末在庫  260  240  255  265 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.25  4.25  4.00-4.90  4.00-4.90 

旧穀に関しては需要面(搾油用と輸出用)の要因により期末在庫が2000万ブッシェル減少。これは予想の範囲内。新穀に関しては供給面と需要面(輸出用)の要因により期末在庫が1000万ブッシェルアップ。作付け面積に関してはコーンからのシフトによる増加。コーンと違ってイールドを変えていない点に注目したい。 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  MAY  JUN12  MAY  JUN12 
作付面積(百万エーカー)  75.8  75.8  79.0  78.0 
収穫面積(百万エーカー)  68.8  68.8  72.0  71.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  138.2  138.2  137.9  135.8 
         
初期在庫  1,899  1,899  1,621  1,621 
生産量  9,507  9,507  9,935  9,650 
輸入  10  10  15  15 
・供給合計  11,416  11,416  11,571  11,286 
飼料用その他  5,825  5,825  5,750  5,750 
食用・種子用・工業用  2,045  2,045  2,160  2,160 
輸出用  1,925  1,925  2,100  2,075 
・需要合計  9,795  9,795  10,010  9,985 
期末在庫  1,621  1,621  1,561  1,301 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.85-1.95  1.85-1.95  1.75-2.15  1.90-2.30 

供給面にて、作付け面積、イールド共に減少させているが、これは6月のレポートでは珍しい。期末在庫は2億6000万ブッシェルの減少。 

B世界の新穀コーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  120.0 (120.0)  6.00 (4.00)   
アルゼンチン  11.0 (11.0)  6.50 (6.50)   
南アフリカ  9.0 (9.0)  1.30 (1.30)   

 

○大豆(01-02クロップ) 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  29.50 (29.50)  7.55 (7.70) 
ブラジル  43.50 (43.50)  16.80 (17.10) 

 

2)ブリッシュコンセンサス (単位 %) 

 

  6/11/02  6/4/02  5/28/02  5/21/02  5/14/02 
大豆  66  73  66  64  56 
大豆油  42  47  43  37  31 
大豆粕  60  66  58  59  52 
コーン  34  42  38  43  46 
小麦  42  46  37  40  42 
 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

先週イリノイ、ウイスコンシン、ミネソタ、アイオワをフィールドサーベイしてきたが、思った以上に発芽、初期成育が良かった事に驚かされた。もっと水溜りが多く、作付放棄されている畑が見られるかと思ったがそんな事もなかった。ただし高速道路からでは大豆かコーンか見分けがつかない程度の生育の遅さの畑も多く、生育速度はバラバラ。間違いなく今夏の受粉期はマチマチで、平年に比べかなり長いものになるのが実感された。 

最近の恵まれた天候に影響されて安値を再度トライしてきた相場であるが、どうやら底値を見た形となった。6月のレポートでの作付面積と反収の減少予想はこれからも強いサポート要因となり、ここから上昇相場の再スタートとなったと見ている。ただしまだ6月。クロップに改善期待があるうちは相場は大きくは上がらない。相場が目に見えて上がってくるのは、本当に受粉に問題が出てきそうな天気予報が真近で出てくるときまで待つ事になる。各トレーダーともここ数年の豊作ボケで本当のダメージを見るまでは相場が上がらなくなっている。 

期末在庫率がたったの13%で新穀12月限が220そこそこは安い。ここから下の安値が見られれば全て買い。6月中はまだだらだらした相場が続く可能性が強いが、買い速度はやや速めが望ましい。豊作ボケで買いが遅いトレーダー達も、いつ昔を思い出して大相場となるかもしれない。今年の在庫率、今のコーンの生育状況からみて、今年のコーン相場はそういう可能性をここ数年では一番秘めている。(N) 

 

(大豆) 

6月後半へ向け暫くは調整・揉み合い相場 

内容は予想の範囲内。今回新穀の作付面積がコーンの下方修正に伴い修正が加えられた事、ブラジル生産量が据え置かれた事については予想外であったが、その他についてはほぼ範囲内と言える。寄り付きに激しさはなかったことから、そのものが価格に大きな影響を与えたとは言えないが、(予想通りの形で)結果を見たという区切り(SELL THE FACT)、そして先週末よりの修正局面が重なり、更なるファンドの調整売りを見ることとなった。 

7月限は3日前のチャートにギャップをつけた安値が聞いており目先は490を挟んだ揉み合いとなる。11月限は先週金曜の安値以来現在は調整局面。この470を挟んだ攻防が暫くは続き、6月後半の上げ相場へゆっくりと向かうものと予想する。470を割る場面は拾う方針。 このように暫くはファンドのポジション整理の段階となり、サポートとなる材料をより積極的に拾い価格を(上に)動かしだすにはにはいま少し時間を要しそうである。(A) 

 

 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)