(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月13日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、期近より高値・期先高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  207 1/4 - 06 3/4  213  206 3/4  211 3/4  + 5?  160520  7456- 
SEP 02  214 3/4 - 14 1/4  219 3/4  214 1/4  218 1/2  + 4 1/4  76084  7547+ 
DEC 02  223 1/2 - 23 1/4  228 1/2  223 1/4  227 1/2  + 4 1/2  137746  2250+ 
MAR 03  231 1/4  235 3/4  231 1/4  235  + 3 1/2  22489  246+ 
MAY 03  234 1/2  238 1/2  234 1/2  237 1/2  + 2 3/4  7315  128+ 
JUL 03  238 1/4  241   238 1/4  241   + 2 1/2  10686  119+ 
            431316  3310+ 

 

 

大豆     --- やや高値寄付き、期近より高値・期先高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  494 1/2 - 93 1/2  503  493  501 1/4  + 8  76741  2130- 
AUG 02  489  496 1/2  487 1/4  495  + 7 3/4  18501  683+ 
SEP 02  477 1/4 - 77 1/2  483 1/2  476  481 1/2  + 6 1/4  11548  366+ 
NOV 02  471 - 70 1/2  475 1/2  469 1/2  473 3/4  + 3 1/2  50087  1581+ 
JAN 03  474  478  473  476  + 3  8241  165- 
MAR 03  476  479  474 1/2  478 1/2  + 2 1/2  6516  220+ 
            184637  727+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16900  +360  JUL  1786  +14  JUL  295 1/2  + 12  124.91 - 125.52 
AUG  16510  +270  AUG  1794  +12  SEP  302 1/2  + 11   
SEP  16110  +210  SEP  1805  +14  DEC  310 1/2  + 10 1/4   
OCT  15660  +160  OCT  1814  +16  MAR  311 1/4   + 6 3/4   
                   

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆

USDAが前回の発表より1500万ブッシェル増やして10億3500万ブッシェルと発表したほんの翌日に輸出成約高累計が10億5500万ブッシェルを記録したことはマーケット(特に期近)に大きなインパクトを与え、寄り付きから高値にて推移。また、中国が二杯目の(南米産)大豆の陸揚げを許可したという情報が流れたことと、中国がUSとアルゼンチンの大豆を一杯ずつ買い付けたという話が囁かれつづけたことも期近限月を押し上げる原因となった。それに加え、---@他の商品(特に小麦)に引っ張られたこと、A限月の中でも、取引量の大きい期近があげたことBIMFのアルゼンチンへのチームの派遣の話が軌道に乗らなかったという噂が流れたこと---などマーケットのサポート要因が重なった結果、高値圏にて引けを見ることになった。これだけのサポート要因が重なったにも関わらずこの程度の上げ幅に収まったのは、ファンドが大量のロングを抱えているという事実がマーケットの頭を抑えることになったからなのだという意見もある。 

コーン 

大豆と同じく、朝発表された輸出高・輸出成約高を受けて2〜3セントアップで(特に期近を上げて)本日の相場は始まった。天候はコーン・大豆にとっては相変わらず弱材料なのであるが、この時期の小麦にとって今降っている雨はクロップの劣化・収穫の遅れを連想させる。極端な話、カビ問題などが発生して飼料用にしか使えなくなる可能性だってある。またオーストラリアがドライであることとアルゼンチンの収穫が雨で遅れていることも強い材料となってどんどん値を上げる小麦につられる格好になり、コーンも終始値を上げた。また、@大豆3品に後押しされたA取引ボリュームの大きい期近限月が上げたBということなども本日のサポート要因であった。 

本日のファンドの動きは、コーンで4,000コントラクトの買い越し、大豆で2,000コントラクトの買い越しであったと思われる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

---明日以降晴天--- 

(昨日)ミネソタ、北部ウィスコンシン、南部ネブラスカ、南部アイオワ、ミズーリ、北部および南部イリノイ、インディアナの中央部、北部デルタに降雨を見た。雨量は0.25-1.00、所により3.0インチ、コーン、大豆の地域の40%の範囲に及んだ。もっとも雨の多かった地域は南部アイオワ、北西部イリノイ、ミズーリの中央部であった。気温は南部では平年並み、北部では平年以下であった。確かにこの時期にも関わらず、夜シカゴの事務所から帰るときに半袖だと少しつらいぐらいであった。 

? (今日以降)  今日雨はイリノイを通過してインディアナに入った。そして今夜オハイオで降る予報になっている。明日の雨はデルタに集中し、中西部で次にまとまった雨が降るのは、日曜日の南西部である。他の地域で週末にかけて降るのはは局所的な雨だけである。 

? 来週にかけての雨は、けして後期の大豆の作付けの弊害になるほどではない。特に作付けが遅れているインディアナ・オハイオにてしばらく雨を見ないことがそれを裏付けする。サウスダコタやネブラスカの南東部では若干土壌水分が不足しているのだがベルトの大部分では適度な水分保有量を保っており、コーン、大豆の初期の生育にとってとても良好な状態であるといえる。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月19日〜6月22日) 】 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/B  B 
東部ベルト  B/N  B 

ほぼ変わらずにて、ニュートラル。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

【本日寄り付き前の発表】 

 

1) 週間輸出成約高報告(6月6日の週)  (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1307.3  106.5  42,287.2  41,607.1  6,468.6  591.3 
大豆 

476.3 

 
20  28,715.0  26,585.8  2,548.3  752.0 
小麦  1,221.5  0.0  3,365.2  3,228.9  3,065.5  0.0 
大豆粕  53.1  14.0  6,033.5  5,805.0  890.3  293.9 
大豆油  9.8  0.0  719.5  306.0  167.2  0.9 

コーン、大豆、小麦に関しては予想より大きな数字が発表されたため、寄付時に強気な材料として捉えられた。 

 

2) 週間輸出高 (6月6日の週) (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,058.0  845.7  35,818.6  34,242.9  48,900 
大豆  533.4  179.3  26,166.7  24,437.4  27,760 
小麦  432.3  347.2  299.7  289.4  23,810 
大豆粕  96.7  114.8  5,143.2  4,876.2  7,030 
大豆油  1.8  3.9  552.3  300.7  980 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今日現在でファンドのネットロングはフューチャーのみだと22-23,000コントラクトと考えられている。歴史的に見ればしれているが、最近では久しぶりに大きなロングポジションとなっている。RSIの短期、中期はまだ50台だが、今のどちらつかずのクロップを見ればこれ以上一気に上がるとは思えない。週末を控え明日はセットバックの下げを予想。コーン相場はまだ7月限でいうと204-216のレンジの中にいる。余程の天候変化がない限り、6月中はこのレンジにいそうだ。 

作付遅れで全体の反収が4-5ブッシェル落ちるのではないかという農業専門家もいる。実際1991年、1993年、1995年と作付遅れが見られた年は、平均でトレンドイールドよりも12ブッシェルも反収が下がっていた。しかし夏場の天候次第で全体の反収が10ブッシェル上がる事もあれば、下がる事もあるとも言われている。実際1996年、1998年も作付けが遅かったが、この両年は平均以上の反収を見せている。今年の作付遅れにもかかわらず、相場が上がりきらない理由の一つに、この最近の経験をトレーダー達が覚えている事がある。また他のアナリストによれば、先週末でのコーンの成育状況は過去16年の平均を3パーセント下回っているに過ぎないところまで改善しているという。これも相場が上がらない理由の一つとなっている。 

上記農業専門家の数字を今年に当てはめれば、138のトレンドイールドが作付け遅れで133が平均的な数字となる。ここから夏場の天候次第で10ブッシェルの上下があるとすれば、123-143までの可能性が見えてくる。ここ10年間の最低と最高は1993年の100.7と1994年の138.6。最高を抜く事は考えにくいから123-138までの可能性が高いことになる。仮に135以上を豊作と見れば、豊作の可能性が断然少なくなっていることが分かる。 

上記は身勝手な農業専門家の私見に過ぎないかもしれないが、長い目で見てリスクが大きい事は間違いない。7月積のプライシングはレンジ204-216の安値レベルでは進めておきたい。8月積以降も平均より遅くなる事は避けたい。(N) 

 

(大豆) 

期末在庫についてはこの先更に下方修正される、と見る向きは多い。従いこの更なるタイト化という懸念を抱きながら、市場参加者は大国中国の動きに引き続き敏感に反応する事となる。手前限月、この先も休まる暇なくアップダウンを繰り返すこととなる。 今週月曜にギャップを付けて以降、相場は先週につけた520付近までの一連の上昇相場からは完全にパターンが変わっている。暫くはこの5ドルを挟んだラインでの揉み合い、そして中国・南米等よりの情報は引き続き手前限月の値動きに影響を及ぼすこととなる。タイトな現状は変わらず、本日・昨日つけた安値、490台前半のラインを超えて下を目指す展開はないと見る。より上へ動きやすい状態が続くであろう。 

11月限、方針は変わらず470のラインを下回ったところは抑えたい。現値位置470-470台後半を中心にした揉み合いの後、7月へ向けて5月末に付けた488を目指す展開を予想。(A) 

 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)