(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 208 - 08 1/4 209 1/4 207 1/4 208 -1 1/4 150466 5618-
SEP 02 214 3/4 - 15 216 1/2 214 1/4 215 1/4 - 3/4 84274 1950+
DEC 02 224 1/2 - 24 1/4 226 223 3/4 224 1/2 - 1 141399 2359+
MAR 03 232 3/4 234 232 232 3/4 - 3/4 22936 74-
MAY 03 235 3/4 237 235 3/4 236 - 1/2 7484 48+
JUL 03 238 1/2 239 3/4 238 239 - 1/2 11584 494+
            434983 806-

 

 

大豆     --- 安値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 494 1/2 - 95 502 492 3/4 498 3/4 + 1 3/4 74582 2053-
AUG 02 490 496 487 1/2 493 + 2 21131 1171+
SEP 02 477 1/2 - 78 1/2 484 476 480 3/4 + 1 1/2 12083 339+
NOV 02 469 1/2 - 69 477 468 1/4 473 3/4 + 1 1/2 50748 432-
JAN 03 473 479 472 476 3/4 + 2 1/4 8514 83+
MAR 03 476 - 75 1/2 482 475 1/2 479 1/2 + 2 6877 254+
  187336 656-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16590 +120 JUL 1813 -7 JUL 289 1/4 - 5 124.27 - 124.44
AUG 16300 +90 AUG 1823 -5 SEP 296 1/4 - 4 1/2
SEP 15920 +60 SEP 1833 -4 DEC 304 3/4 - 4
OCT 15530 +80 OCT 1840 -4 MAR 306 1/2 - 3 1/2

 

 

 

本日の相場の動き

 

天気は順調、だが下げ渋る。

大豆 天候を材料に安値での寄り付き。週末の気温が予報ほど下がらなかった、ナショナルウエザーサービシス社が6月中の恵みの予報を出した、今週も雨予報が継続、などが材料とされた。その他にも先週のコミットメントオブトレーダーズでファンドの大きなロングポジションが確認されたこと、週間輸出検証高が悪かった事などが下げ材料とされ、先週の安値をトライする動きとなった。

しかしこのレベルからはファンドの買いが入りサポートされる。また実際に強い材料もいくつか出てきていた。@仕向地不明ながら12万トンの成約がアナウンスされたことANOPAの搾油レポートで好調な搾油量が確認されたことB中国の大豆生産地南部で洪水状況が継続、広がっているというニュースC中国のUS産大豆追加買付けの噂(確認されず)Dブラジルレアルが対米ドルで強含んでいた事。また現物価格も上がっており、US産大豆に需要がまわってくると連想されたこと、などが強い材料となり安値から8セント余りのリカバリーを見せた。

その後も高値圏で終日取引が続いていたが、終盤デイトレーダーの利食いタイプの売りが出てやや値を削っての終了となった。本日アルゼンチンは祝日にてあまり相場要因にはならなかった。

コーン コーンも大豆同様に天気を材料に安値での寄り付き。しかし安値をトライするも売りは続かず。その後大豆が値を戻していた事、週間輸出検証高が予想以上であったことがサポート要因となり、一時はわずかに高値まで買い上げられる場面み見られた。しかし買いも続かず。午後に発表されるクロップコンディションレポートを見たいという空気が広がり、非常に閑散な相場が続く。結局天気が一番の材料とされ安値に戻るも、どちらつかずの相場展開にて、本日のレンジの真中辺りでの終了となった。

本日のファンドは、コーンはイーブン、大豆は3,000コントラクトのネットロングであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

---北西部の乾燥地域で今週初めに雨---

週末を通じて、北東部に雨が降った。雨量は0.10-0.5、所により1.0インチ。範囲はベルトの30%程度であった。中西部では今後3日間北半分の地域で降雨を見る。雨量は0.25-1.0で、所により2.0インチ、範囲はベルトの55%に及ぶ。また次の週末にも似たような雨が降る。この雨は、北西部の乾燥気味の地域に降るので、クロップにとって恵みの雨となるだろう。まだ作付けが終わっていないのは主に南部であり、この地域にはしばらく降雨をみないので、作付けはおそらく週末にはおわるであろう。6-10日後の天気に関して言うと、中西部はwarm&dry。北部1/4を除いて降雨を見るが、平年並みかそれ以下。

 中西部の東で降った雨は、大豆の作付けをほんの少しだけ遅らせたが、注目には値しない。ベルト全体で見ると、現在土壌水分はクロップの成長にとって十分にある。中西部で乾燥気味の地域は、ネブラスカ中央部、アイオワの北部・中部、ミネソタの西部、サウスダコタの東部に限られ、またこれらの大部分の地域は今後何日間かの間に雨が降る。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月23日〜6月28日) 】

  気温 降水量
西部ベルト A N
東部ベルト A N/B

土壌水分は潤沢であり、気温の上昇は穀物の生育には適している。従いやや弱気材料と見る向きと、やはり気温の上昇は強気と見る向きと真っ向から意見が割れている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  6月13日の週 6月6日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 1,124.5 867.3 826.3 36,309.5 35,316.1
大豆 137.0 386.4 192.0 25,968.2 24,664.6
小麦 390.2 489.3 509.9 736.4 954.3

コーンは予想以上だが、大豆は失望。

 

2) NOPA 月間搾油報告発表

 

  5月 4月 前年同月
搾油量(千ブッシェル) 136,042 135,398 128,611
大豆粕生産量(百万トン) 3.23 3.22 3.09
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル) 47.50 47.61 48.08
大豆粕輸出量(トン) 471,799 460,749 453,837
大豆油生産量(千ポンド) 1,534,877 1,527,365 1,457,163
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル) 11.28 11.28 11.33
大豆油在庫量(千ポンド) 2,422,015 2,284,878 2,060,452

搾油量は相変わらず好調にで大豆には強い材料。ただ大豆油在庫が多く、大豆油にはややネガティブ。

 

3) USDA発表週間発芽進捗率(マイロはまだ作付進捗率)

【引け後の発表】 (主要州平均)

作付け 6/16/02 6/9/02 昨年同期 平均
コーン 97 90 97 NA
マイロ 81 74 88 86
大豆 83 66 82 NA

 

《コーン生産主要7州の発芽進捗状況》 (単位:%)

  6/16現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 99 95 99
イリノイ 98 90 99 NA
ネブラスカ 100 98 100 99
ミネソタ 99 97 98 99
インディアナ 88 72 100 NA
オハイオ 86 65 100 99
ウイスコンシン 91 79 85 NA

インディアナ、オハイオの発芽率も一気に上昇。18州平均では昨年と同じペースにまで進捗した。明日のやや弱い材料。

 

《大豆生産主要7州の発芽進捗状況》 (単位:%)

  6/16現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 97 89 74 92
イリノイ 84 58 91 NA
ミネソタ 95 83 79 92
インディアナ 70 45 98 NA
ネブラスカ 97 85 92 93
オハイオ 65 37 89 86
ミズーリ 67 45 58 77

インディアナ、オハイオの改善が著しい。18州平均では昨年を1ポイントだけだが抜きさっている。明日のやや弱い材料。

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 0 (1) 2 (3) 19 (22) 58 (56) 21 (18)
イリノイ 2 (2) 10 (9) 35 (36) 45 (46) 8 (7)
ネブラスカ 2 (2) 6 (7) 29 (31) 50 (49) 13 (11)
ミネソタ 1 (1) 6 (6) 32 (36) 51 (49) 10 (8)
インディアナ 1 (2) 8 (8) 35 (34) 50 (51) 6 (5)
オハイオ 3 (3) 11 (10) 37 (40) 41 (40) 8 (7)
ウイスコンシン 1 (1) 3 (4) 19 (29) 54 (53) 23 (13)
主要18州平均 2 (2) 7 (7) 29 (32) 50 (49) 12 (10)
18州平均(昨年) 2 (1) 7 (7) 28 (30) 50 (51) 13 (11)

予想通りの改善ではあるが、昨年同時期と変わらない程度までの改善。明日のやや弱い材料。

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 0 (1) 3 (2) 21 (24) 58 (57) 18 (16)
イリノイ 1 (1) 7 (5) 38 (40) 48 (49) 6 (5)
ミネソタ 2 (1) 6 (5) 31 (36) 52 (49) 9 (9)
インディアナ 1 (1) 7 (6) 31 (35) 56 (54) 5 (4)
ネブラスカ 1 (1) 5 (6) 33 (37) 51 (49) 10 (7)
オハイオ 3 (3) 7 (8) 39 (39) 41 (42) 10 (8)
ミズーリ 1 (1) 7 (10) 33 (35) 54 (49) 5 (5)
主要18州平均 1 (1) 6 (5) 31 (34) 52 (52) 10 (8)
18州平均(昨年) 2 (2) 8 (9) 32 (34) 49 (47) 9 (8)

予想の範囲内とはいえ、「良い・非常に良い」の合計が、豊作の目安とされる60ポイントを超えてきた。明日のやや弱い材料。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

クロップコンディションレポートは予想の範囲内とはいえ、豊作の目処とされる「良い、非常に良い」が60ポイントを超えて、62ポイントまで上がってきた。ファンドのロングも最近では多目と言える20,000コントラクトであり、明日は安値場面が見られる可能性が強い。しかし大きな下げは期待できないと見ている。期末在庫率13%で、需給報告前の安値を下回る理由は見つからない。確かにコンディションは昨年をやや上回るところまで回復してきている。しかし昨年同時期の期末在庫率は19.4%もあり、現在の13.0%と比べもにならないぐらい潤沢。それにもかかわらず昨年同時期のコーン価格よりもほんの10セントしか高くないというのは安過ぎる。

今年のコーン価格は安く抑えられすぎている。作付けが遅れ、気温も全般に低めで推移してきて、土壌水分も潤沢。相当軟弱なコーンになりつつある。実際にホット&ドライにならなくても、毎年どこかで1回や2回はホット&ドライの懸念が出てくるもの。その懸念だけで大きく上がっても不思議ではない状況であると思う。

目先コンディションの回復が期待できるうちは大きな上げは難しい。しばらくは7月限204-210のレンジ。ちょっと大きく見れば204-216のレンジか。しかし7/4を超えて受粉が始まれば世界が変わる可能性があるような気がしてならない。プライシングは遅れないようにしておきたい。(N)

(大豆)

大豆のクロップコンディションも昨年をやや上回る改善。またファンドのロングはフューチャーのみで約35,000コントラクトと膨らんできており、明日は上げの修正場面が見られる。しかし大豆の在庫率も昨年同時期と比較してみると、15.6%に対して今年は9.3%とかなり逼迫している。にもかかわらず価格は昨年より20セント高いに過ぎない。コーン同様安く見られすぎといえる。大豆も初期成育段階では甘やかされすぎた環境を享受している。長い目で見れば夏場にその反動が来る可能性の方が高い。コンディションの改善が期待される7月上旬まで、余程の天候変化がない限りすぐに相場が一段高まで上げる可能性も少ないが、7月限480台、11月限450台は買っていってもリスクは少ない。(N)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)