(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月24日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 217 - 15 1/2 221 215 218 +7 3/4 94412 22487-
SEP 02 224 1/2 - 22 1/2 231 222 1/2 226 +8 3/4 112612 5282+
DEC 02 234 1/2 - 33 239 1/2 232 1/2 235 1/2 +8 3/4 152989 6627+
MAR 03 240 - 39 1/2 245 239 1/2 242 3/4 +7 3/4 24795 1243+
MAY 03 242 246 1/2 242 244 1/2 +6 3/4 7798 113+
JUL 03 244 1/2 - 44 247 244 246 +5 1/2 11811 19+
            421963 9602-

 

 

大豆     --- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 504 1/2 - 04 510 502 505 1/4 +10 1/4 50580 6900-
AUG 02 498 504 1/2 496 499 3/4 +10 3/4 29330 1762+
SEP 02 492 - 90 493 488 489 1/2 +11 13608 318+
NOV 02 484 - 82 485 479 1/2 482 3/4 +12 61551 1686+
JAN 03 484 1/4 - 85 487 482 1/2 484 +11 9213 54-
MAR 03 487 487 483 485 1/2 +9 3/4 7359 359+
  186694 2435-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 16900 +260 JUL 1802 +29 JUL 291 3/4 +4 1/2 121.17 - 121.61
AUG 16610 +270 AUG 1813 +29 SEP 299 3/4 +4 1/2
SEP 16270 +310 SEP 1825 +28 DEC 307 3/4 +4 1/2
OCT 15910 +340 OCT 1835 +27 MAR 308 1/2 +4

 

 

 

本日の相場の動き

 

気温の上昇予報。大量のファンド買いから大きく上げる。

天気の一言。散発的な降雨予報も出ていたが、週末から今週前半まで続く気温の上昇予報、また来週も再度気温の上昇が予報された事がファンドの買いを招いた。コーンは最近のレンジを寄り付きから突破しての6-7セント高、大豆は10セントを越しての寄り付きとなった。

その後も@週間輸出検証高がコーン、大豆とも予想より良かったことA中国の穀倉地帯で洪水となっている地域があることBドル安CロシアがUS産コーンの買付けを増やす可能性があるというアナリストのコメントDアルゼンチンを含め、南米諸国の経済状況が不透明な事ECRBインデックスが4月以来の高値を更新F先週発表のキャトルオンフィードレポートで予想以上の導入頭数がアナウンスされた、などなどによりコーンも一時は10セント以上、大豆は15セント近くまでの上げを見せた。

しかし今日の高値場面ではこの春以降最大と言われる農家売りが見られたこと、韓国で口蹄疫が発生しており、飼料用需要が減少すると考えられた事、午後に発表の作柄レポートで改善されると期待されたこと、などにより最高値よりはコーン、大豆ともに5セント程度値を下げての終了となった。

本日のファンドは、コーンは25,000コントラクトの買い越し、大豆も4,500コントラクトの買い越しであったと考えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

ホット&ドライ(今週前半) ⇒ ややクールダウン(週末にかけて)

⇒ ホット&ややドライ(来週)

週末、中西部は全体的にホット&ドライ。最高気温は84−94度まで上昇した。唯一の例外はベルトの北部地域、ダコタ・ミネソタ・ウイスコンシン・ミシガンなど。これら地域では15-20%の範囲で0.3インチ以上の降雨となった。

今週は今後も中西部の大半の地域でこのホット&ドライ傾向は継続。今後3-4日最高気温は85-94度までとなるが、その後週後半にはベルト北部より気温は平年並みに下がる。従い、今週の気温の流れとしては、週前半〜中盤は高温が続き、半ばより週末にかけてややクールダウン、平年並みの気温(最高気温は70度後半〜80度半ばあたりまで)、しかし来週は前半より再び気温は上昇、90度前半辺りまでの上昇が見込まれている。

雨量について。厳しいドライとはいえない。気温は厳しいパターンが続くも、ベルト北部では適度なシャワーが期待されている。来週にしても、ベルト北部では75%、南部でも55%の範囲に1.5インチ(所によっては2インチまで)程が見込まれる。

本日の相場の暴騰については、週末のホット&ドライと共に特に来週の「ホット」が懸念材料として挙げられるが、まだ「ドライ」については事実としては出てきていない。6月頭までのウエットが、この2週間ほどのドライ傾向でオフセットされてきている中、今後の推移次第ではその「ドライ」が大きくコーンの生育に圧し掛かってくる、との見方が今後天候プレミアムを引き上げる大きな要因となってくるわけだ。今年の場合はベルト東部の作付け遅れの影響もあり、受粉のタイミングは7月半ば〜後半までとかなり幅が出てくる事となる。天候に敏感な期間は今後暫く続く事となるので、天候相場も長期戦の様相である。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月30日〜7月4日 )】

  気温 降水量
西部ベルト N/A B/N
東部ベルト N/A B/N

特に西部地域にとっては気温高めの降水量低め、ということで明日の強材料となりそう。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  6月20日の週 6月13日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 997.0 1,182.6 1,006.6 37,372.0 36,322.7
大豆 291.6 137.7 310.3 26,260.5 24,974.9
小麦 323.1 398.2 419.3 1,067.5 1,373.6

先週に引き続きコーンの数字は好調にてサポーティブ。

 

 

2) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

作付け 6/23/02 6/16/02 昨年同期 平均
マイロ 88 81 93 92
大豆 97 92 95 95

 

《大豆生産主要7州の発芽進捗状況》 (単位:%)

  6/23現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 99 97 86 96
イリノイ 92 84 95 NA
ミネソタ 98 95 93 97
インディアナ 85 70 99 NA
ネブラスカ 100 97 98 97
オハイオ 83 65 93 92
ミズーリ 84 67 66 85

発芽進捗は、主要18州平均が今週で91%、昨年の89%を2ポイントリードする形となっている。

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 (0) 3 (2) 17 (19) 55 (58) 24 (21)
イリノイ 2 (2) 7 (10) 31 (35) 49 (45) 11 (8)
ネブラスカ 3 (2) 10 (6) 33 (29) 44 (50) 10 (13)
ミネソタ 1 (1) 5 (6) 29 (32) 53 (51) 12 (10)
インディアナ 1 (1) 7 (8) 33 (35) 51 (50) 8 (6)
オハイオ 2 (3) 11 (11) 34 (37) 44 (41) 9 (8)
ウイスコンシン 1 (1) 7 (3) 21 (19) 52 (54) 19 (23)
主要18州平均 2 (2) 8 (7) 28 (29) 49 (50) 13 (12)
18州平均(昨年) 1 (2) 5 (7) 25 (28) 54 (50) 15 (13)

良い・非常に良いのポイントは先週の62から変わらず。

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 (0) 3 (3) 21 (21) 55 (58) 20 (18)
イリノイ 1 (1) 6 (7) 31 (38) 52 (48) 10 (6)
ミネソタ 1 (2) 7 (6) 29 (31) 52 (52) 11 (9)
インディアナ 1 (1) 7 (7) 31 (31) 55 (56) 6 (5)
ネブラスカ 2 (1) 8 (5) 33 (33) 51 (51) 6 (10)
オハイオ 2 (3) 9 (7) 36 (39) 46 (41) 7 (10)
ミズーリ 2 (1) 7 (7) 38 (33) 47 (54) 6 (5)
主要18州平均 1 (1) 7 (6) 30 (31) 52 (52) 10 (10)
18州平均(昨年) 2 (2) 8 (8) 30 (32) 50 (49) 10 (9)

良い・非常に良いのポイントは先週の62から変わらず。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ずっと続いていたレンジの高値を寄り付きからあっという間に抜きさってしまった。本日のファンド買いはネットで25,000コントラクトにも及んだ。ファンドがポジションを作り始めると3日間は続くと言うから、後2日間は買い上がり見られるかもしれない。午後発表された作柄レポートも期待に反してたいした改善にはなっていなかったことも強い材料。

今日の相場を見て昨年が思い出された。昨年も3週間で40セントの暴騰を見せている。まだ天候相場の始まりであり今後どうなるかは天気次第ではあるが、今年の作付が大きく遅れたコーンは何かある可能性が大きい。そう考えると今日の上がった価格でもまだ安いと言える。

世界的にコーン実需者の買付けは遅かった。従い買い遅れていた者が一斉に買いに入る可能性もある。過去にファンドの買いに我慢できず、上げきった所で実需者が買いを入れてしまうというパターンがよく見られた。ある程度買い速度が速かった者はじっと我慢するのも手であはるが、ここまで買いが遅かった者はこれ以上の待ちは致命傷になりかねない。ここは一旦平年並みのプライシング速度まで追いついておくべき。

ファンドのネットロングポシションはまだ47,000コントラクト余りに過ぎない。過去には140,000コントラクトまで積み上げた実績もある。この価格からでも買い。セットバックが見られればもちろん買い増し。(N)

 

(大豆)

相場は次のステージへ移行

過去2週間続いた調整局面に一気に終わりを告げる派手な一日となった。本日付けた大きなギャップを見てもわかるように、値位置はざっと10セントその居所を上方に軌道修正することとなった。例年以上に「ハンディを背負ったクロップ」に対し、より敏感な動きが今後も予想される。長期戦が予想される今年の天候相場を考えれば、まだ本日の動きは序の口くらいに捉えておいたほうが良い。今後アップダウンを繰り返しながらも確実に相場は5ドルの大台を狙う。(A)

 

 

 

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)