(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年6月27日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 221 - 21 1/2 226 1/2 220 226 + 4 1/2 140250 9041+
SEP 02 229 1/4 - 29 234 1/2 228 233 3/4 + 4 3/4 172747 5449+
DEC 02 240 1/4 - 41 245 238 1/2 244 1/2 + 4 3/4 28012 317-
MAR 03 246 3/4 - 47 251 245 250 + 4 8152 40-
MAY 03 247 3/4 253 1/2 247 3/4 252 1/4 + 4 12616 19-
JUL 03 249 - 49 1/4 254 1/2 248 1/2 253 1/2 + 4 1221 191+
            423926 885-

 

 

大豆     --- わずかに高値寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 514 1/2 - 15 524 1/4 514 1/2 522 + 8 29705 5217-
AUG 02 510 - 09 1/2 517 1/2 509 515 + 6 3/4 37585 4345+
SEP 02 496 1/2 - 97 502 1/2 495 501 1/2 + 7 1/2 15035 742+
NOV 02 489 1/2 - 88 494 487 491 1/2 + 4 79994 5934+
JAN 03 490 1/2 - 90 494 1/2 489 1/2 492 3/4 + 3 3/4 10480 693+
MAR 03 491 1/2 - 90 1/2 494 1/2 489 493 1/2 + 3 3/4 8738 1120+
  199696 8622+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 17620 +350 JUL 1797 -1 JUL 306 1/2 + 13 1/2 119.33 - 120.11
AUG 17290 +300 AUG 1805 -6 SEP 314 + 13
SEP 16870 +240 SEP 1820 -3 DEC 324 1/4 + 13 1/2
OCT 16450 +270 OCT 1830 -4 MAR 325 1/2 + 12 1/2

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  ---天候に敏感---

昨日のフォロースルーと、週間輸出成約高が多少強気であったため、寄り付きはやや高値にて始まった。
 その後昼時にトム・スキリング氏が発表した予報が相場に火をつけた。彼が「巨大なドーム」と呼ぶこの暖気団は現在ダコタ・モンタナ・ワイオミングあたりにあるのだが、今週末にはシカゴ近辺にまでその勢力を広げるという。週末のHOT&DRYに関しては初めて示唆されたものではない。しかしそれだけマーケットが天候に対して過敏に反応するようになっているということであろう。
 加えて未だに続く南米の情勢に対する懸念、また、明日のビッグレポートに関して強気な見方をする市場関係者達の買いも手伝い、今月の最高値を更新したあと本日の高値圏4.5-4.75セントアップにて引けた。

 

大豆   ---連日の上げ---

寄り付きはコーンと同じく週間輸出成約高が多少強かったのと昨日のフォロースルーによりやや高値にて始まる。その後、
@中国がGMO大豆の輸入に関して制限の緩和を検討しているとのニュースが入ったこと
Aトム・スキリングの発表した予報が(コーンに対する影響ほどではないにせよ)大豆にも強気に捉えられたこと
などの理由によりマーケットは押し上げられ、ほぼ本日の高値圏にて引けを見た。
 また、月間搾油報告が予想より強かったこと、引き続き南米の情勢に対する懸念が拭い去れないこと、明日のレポートに対して強気な見方が多いことなども本日の相場をサポートした。

 

本日のファンドの動きは、コーンで7,000コントラクトの買い越し、大豆で6,000コントラクトの買い越しと言われている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部


---週末のHOT&DRYが西部にて多少クロップにストレスを与える---

昨日は予報どおりベルトの東半分にて降雨を見た。雨量は0.25-0.75、所により4.0インチで範囲はベルトの35%程度であった。今日(6/27)はベルトの南東部1/4の地域で雨が降っている。雨量は0.25-1.0で所により2.0インチ、範囲はベルトの25%程度であろう。その後中西部は週末にかけてホット&ドライの天候が訪れる。これはネブラスカ・アイオワ・サウスダコタあたりでクロップにストレスを与えることになるが、この時期ではまだ本格的なダメージを与えるにはいたらない。再び降雨を見るのは来週初めで、雨量は0.25-1.0、所により2.0インチ程度。気温に関しては今後しばらく中西部では平年より高め(華氏80度-90度)であるが、特に西部1/4の地域で高くなりそうだ。

最近の雨はとても散発的であり、降ってもとても狭い地域である。これは中西部の夏の傾向だといえる。7/4の独立記念日を越えたあたりから徐々にコーンの受粉が始まるので、この時期以降ははそれまでどんなに順調であった畑でも突然イールドをロスしてしまう可能性を秘めており、西部が乾燥気味なので引き続き注意が必要だ。また今年のコーンの受粉に関しては、西部では7月後半、東部では7月の終わりから8月の第一週にかけてがもっとも鍵となる時期と考えられる。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月3日〜7月7日 )】

  気温 降水量
西部ベルト A N/B
東部ベルト A A/N

気温・降水量共にやや強気な予報となっている。

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等

 

【本日寄り付き前の発表】

 

1) 週間輸出成約高報告(6月20日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 925.3 115.9 44,256.5 43,586.5 6,335.0 817.1
大豆

274.6

4.4 29,227.7 26,818.4 2,614.0 891.1
小麦 447.2 0.0 4,020.4 4,123.2 2,993.2 0.0
大豆粕 167.2 1.0 6,319.5 5,937.4 901.0 295.0
大豆油 2.3 0.0 758.5 307.0 132.8 0.9

予想より多少強い数字であったので、寄り付き時に若干サポーティヴに受け取られた。

2) 週間輸出高 (6月20日の週) (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,004.3 1,098.7 37,921.5 36,138.3 48,900
大豆 313.0 134.0 26,613.7 24,886.4 28,170
小麦 350.5 377.1 1,027.2 1,145.7 24,490
大豆粕 190.5 84.8 5,418.5 5,112.6 7,030
大豆油 51.1 22.4 625.7 302.4 1,000

 

1) センサス月間搾油報告

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)

  5月 (2002年) 4月 (2002年) 5月 (2001年)
搾油量 4,218,546 4,176,012 3,979,676
粕生産量 3,106,561 3,081,776 2,972,634
粕在庫 175,771 209,137 247,860
皮生産量 237,639 233,897 207,793
皮在庫 36,942 44,634 39,138
粕・皮在庫 212,713 253,771 286,998
油生産量 1,573,983 1,550,621 1,448,992
油工場・倉庫在庫計 2,943,105 2,856,843 2,641,045
工場在庫 2,646,895 3,127,283 2,571,521

大豆にとってややサポーティヴな内容。

 

本日のトーメンの意見

 

(大豆)

今は強材料のみ。

−センサス発表においても好調な需要サイドの確認
−輸出成約もサポーティブ
−中国今後の買付け期待
−南米政情不安
−最小限にとどまると見られる7月限受渡し通知
−今後2週間も"ホット”予報が相場をサポート
−明日の発表でのタイトな在庫予想

今はまさに強材料のみが相場を支配している。旧穀に関しては本日のセンサスの数字でも確認されたが搾油ペースは前年比20%上をいき、国内粕需要も引き続き旺盛。輸出サイドでは、南米の政情不安を背景に、輸入ペースの向上が今後期待される中国からの買付け等、米国市場への更なる需要は今後も続くとされる。これら材料から最終的に期末在庫は200百万ブッシェルを下回るといった見方もされてきており、市場は益々警戒感を強めてきている。明日の発表を前にしたそれら動きも本日の上げには含まれていたと考えてよい。新穀については引き続き天候予報にサポートされた形が続いているが、加えて旧穀期末在庫の減少からくる(今現在で既に265百万ブッシェルしかない)新穀の期末在庫への影響も出てくる事となる。より少ない今年度在庫数字がこの先の新穀限月の長期トレンドのベースともなってくる訳で、いずれにしても市場はこの数字から目が離せないということとなる。 

現在の勢い余る動きを抑えるに必要なものは、特に目先の需要沈静に関するネガティブなファンダメンタルズ(当たり前であるが、今はそれが一つもない)或いは、「時間」。 休む間もなく明日は農務省発表。今週ステージが移行して以来荒れた展開となっているだけに、明日のファンダメンタルズと市場の反応については非常に興味深い。

11月限も5ドル目前。一旦の戻しを加味しても値位置は確実に上がってきていることから、セットバックはうまく拾いたいところ。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)