(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月5日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 223 1/2 - 24 230 223 1/2 229 1/2 + 5 10230 1937-
SEP 02 230 1/2 - 30 237 230 236 1/2 + 5 1/4 157616 1078+
DEC 02 241 - 40 1/2 247 240 1/2 246 1/2 + 4 3/4 202184 2606-
MAR 03 246 1/2 - 46 1/4 252 3/4 246 1/4 252 1/4 + 5 1/4 34480 375+
MAY 03 249 1/4 255 249 1/4 254 3/4 + 6 1/2 8568 408-
JUL 03 250 256 1/2 250 256 1/4 + 5 1/4 13777 113-
            446365 3166-

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 02 559 571 558 569 3/4 + 13 1/4 9507 2860-
AUG 02 537 1/2 - 39 547 537 545 3/4 + 7 3/4 42958 728+
SEP 02 521 528 1/2 520 3/4 526 3/4 + 4 17545 358+
NOV 02 509 - 10 515 1/2 509 514 + 3 97133 1502+
JAN 03 510 1/2 - 11 515 1/2 510 1/2 514 1/4 + 3 3/4 14701 370+
MAR 03 511 1/2 514 511 512 1/2 + 2 1/2 10580 427+
  217608 1341+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 18870 +530 JUL 1820 +16 JUL 318 1/2 + 2 1/2 119.93 - 120.29
AUG 18310 +410 AUG 1824 +16 SEP 322 3/4 + 3/4
SEP 17660 +250 SEP 1836 +14 DEC 332 1/4 + 3/4
OCT 17080 +160 OCT 1845 +13 MAR 336 + 1 1/2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆   ---現物のタイト感により期近を上げ、新穀も引っ張られる---

 天候相場でまだ上げる余地があると読んでいる農家が玉を手放さないため、期近のキャッシュが引き続きタイトであり、本日もシカゴの期近をひたすら押し上げる要因になった。

 期近以外の限月に関しては、弱気な天気予報を要因に寄り付きは1-2セント下げて始まった。しかしその後、
@日中に一部の天気予報で先の降水量について強気な予報が出された
A期近につられた
B来週月曜日のクロップコンディションで強気な数字が発表されるのではないかという予想
C台湾がUS産の大豆を昨夜テンダーで56000トン買い付けたという報告が入った
などを理由に買いが入り、一気に3-4セント上げた。その流れのまま引けを迎え、結局期近で13.25セント、新穀で3セントアップにて引けた。


コーン
 ---大方の予報は弱気。しかし一部の強気な予報に引っ張られる---

寄り付きは水曜日のフォロースルーとややクールダウンした予報によりオープニングコール通りやや安値にて取引されたが、その後すぐに
@一部の予報家によって先の降水予報が思ったより少ないと予想された
A先週からの暑さにより、来週のクロップコンディションで良くない数字が発表されるのではないかという予想
B韓国が来週55000トンのコーンをテンダーで買い付けようとしているという噂
CUSDAが7/9にモザンビーク向けのコーン75000トンのテンダーを控えているという報告
などを材料に買いが入り、3-5セント高まで一気に値を上げると、その後発表されたスパークスの数字が弱気な予想だったにも関わらずあまり材料視されずにその流れのまま引けた。

 

本日のファンドの動きは、コーンで2,000コントラクトの買い越し、大豆で3,000コントラクトの買い越しであったといわれている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ---7月中旬の南西部において乾燥懸念、その他の地域はやや弱気な予報。---

 昨日、一昨日はアイオワ、ミズーリにて散発的な降雨を見た。雨量は0.25-0.75インチで、範囲はベルトの20%程度であった。この雨は週末にはベルトの北西部でクロップには恵みの雨ととなる。また、月〜木曜にかけてはベルトの南東部にて散発的な雨を見るだろう。雨量は合計で0.25-1.0インチ、範囲はベルトの55%に及ぶ。これら今日以降の雨はベルトの西部にてコーンの受粉、大豆の成長の助けとなるのだが、南西部で引き続き乾燥気味の状態が続く。
 6-10日後の天候に関して、気温はベルトの西端の地域では平年より高くなる他は概ね平年並みとなる予報。降雨は南西部にて平年以下、他の地域では平年の並みとなる予報。
 11-15日後の天候に関して、そろそろコーンの受粉の最盛期を迎えるこの時期、ベルトの南西部にてHOT&DRYの天候が続く。その他の地域では少量の雨を見、気温に関しては涼し目の予報である。

(crop impact)
今現在ベルトにおいて最も乾燥気味なのはこの2日間降雨がなかった東部であるが、この地域は今週末に雨を見る。それよりも長期的に見て水分が不足しそうなベルトの南西部に注目しなければならない。ここではコーンの受粉の最盛期に乾燥気味の予報が出ているので要注意である。

  気温 降水量
西部ベルト N N/A
東部ベルト B A

やや弱気な予報となっている。

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

【本日寄り付き前の発表】

 

1) 週間輸出成約高報告(6月27日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,010.4 71.3 45,266.9 44,456.8 6,622.6 888.4
大豆

261.9

10.2 29,489.6 27,266.2 2,573.8 901.3
小麦 580.4 0.0 4,600.9 4,739.5 3,271.9 0.0
大豆粕 78.2 12.0 6,397.7 5,958.2 872.0 307.0
大豆油 -1.4 11.2 757.1 309.0 115.3 12.1

コーンは寄り付き時に多少サポート要因、大豆はニュートラル。

2) 週間輸出高 (6月27日の週) (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 722.7 1,004.3 38,644.3 36,924.3 48,900
大豆 302.1 313.0 26,915.8 25,215.8 28,170
小麦 301.7 350.5 1,329.0 1,439.5 24,490
大豆粕 107.2 190.5 5,525.7 5,189.1 7,030
大豆油 16.1 51.1 641.8 302.8 1,000

 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ

来週月曜日の午後に発表予定。

 

4)スパークス生産量予想

コーン : 98.81億ブッシェル、    大豆 : 28.57億ブッシェル

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

南米ブラジルより先週日曜日にシカゴ入りした。ワールドカップの熱気以上にシカゴの熱さにまず驚いた。シカゴはこんなにも暑かったかと。更に出張に出向いたイリノイ北西部(Peoria/Pekin)ではコーンの身の丈の低さ、更には根の張りの悪さに二度驚き、まだ青々としているコーンの生育の今後を心配した。

来週に向けての天候予想では今週記録した高温から幾分和らぐとの見方が一般的だが、降雨不足は市場の懸念材料としてとらえられている。特に西部コーンベルトでは来週末にかけて受粉が開始する地域もありもし週末から来週末にかけての天候で水分不足が確認・予想された場合は更に上値トライとなろう。作付け期の水分過多の影響からコーンの根の伸びが弱く今後の水分不足はコーンの生育には大きく悪影響を与える。コーンの生育に影響を与える7月いっぱいは強気で臨みたい。(H)

 

(大豆)

ここは「まだ安い」と考える

 

【今週の相場回顧】

先週、過去2週間続いた調整段階を終えた相場はあまりにも急激に展開を変えた。11月現470を挟んだレベルでの調整後、先週は月曜・金曜と大きなギャップを形成し、一気にそのレベルを510にまで1週間で40セント持ち上げる形となった。先週金曜の大幅なギャップから今週の動きを見るにつけ、まだまだ市場は現値位置を「高値」だとは捉えていない証拠だろう。乱高下の中水曜に498をつけるもしっかりと本日持ち直している。やはり天候に派手な動きを強いられながらも、これはクロップへの市場懸念は相当根強いものである事の表れであり、現在の状況をそのまま物語っているということが出来よう。

【7月今後の相場展望】

ファンダメンタルス

@天候。今年はこれまでの動きがそうであるように、今後の天候推移次第では更なる大幅な上げも十分考えられる。現在も引き続きドライな状況が継続しており今後も予報に対する上値への反応は敏感であり続けるはず。イールドを決定付ける着鞘時期の中心8月上・中旬に辿り着くまであと1ヶ月強。(今年の場合は各種ハンディキャップが特に多く)少なくともその頃までは11月限の大きな下げは期待できないと考えたい。パターンに根本的な変化の兆しなく、来週以降も上値狙いの展開は変わらないと見る。

"

A上記天候による更なる上値警戒の背景には、既にタイトな2001クロップ期末在庫、新穀の作付け減、現時点でやや劣るクロップコンディション、農務省の現時点では高いと思われるイールド予想、等‥大きな要素が複数含まれている。タイトな期末在庫については引き続き停滞気味の南米成約進捗、或いは中国よりの買付け期待など、今後の農務省発表数値を更に下方修正させる可能性を大いに含んだものでもあり、新穀在庫へのプレッシャーはその方面からも引き続き継続する事となる。年度末に向け益々市場の目はシビアに推移する事となろう。

価格動向について

上記ファンダメンタルズに支えられた相場は今後も乱高下を繰り返しながらも上値を目指す展開となろう。11月限は水曜に付けた498を当面の底値に上値は550辺りまでを視野に入れたい。安値覚えが長期間続いた相場ではあるが、全てが不確定な現段階において上記ファンダメンタルズを加味した場合、現値位置は依然として「安い」と捉えるべき。秋以降の相場はまた別としてもこの夏場を乗り切るまで少なくとも向こう2ヶ月はこの5ドル半ば(或いはそれ以上)の覚悟をしておく必要があろう。8月限もまだ安い、くらいの気持ちで臨みたい。上記ファンダメンタルズが相場を今後も支える限り更に30セントレベルの上値も考えられる。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)