(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月8日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  226 - 25 1/2  226  222 1/2  223 1/4  -6 1/4  8230  -2000 
SEP 02  231 - 32 1/2  232 1/2  228 3/4  229 1/4  -7 1/4  157926  +310 
DEC 02  241 - 42  242 3/4  238 1/2  239 1/2  -7  205996  +3812 
MAR 03  247 - 47 1/2  249 1/2  245  245 1/2  -6 3/4  34990  +510 
MAY 03  250 - 49 1/2  252 1/2  247 1/2  248 1/4  -6 1/2  8625  +57 
JUL 03  251 1/2 - 52 1/2  254 1/4   250  250 3/4   -5 1/2  12932  -845 
            447816  +1451 

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  569 3/4 - 70  584 1/2  569  573 1/2  +3 3/4  6286  -3221 
AUG 02  542 1/2? -42  550 3/4  540  543  -2 3/4  43655  +697 
SEP 02  521 - 22  528  517 1/2  521 3/4  -5  17745  +200 
NOV 02  507 - 08  514 1/2  503 1/2  507 1/2  -6 1/2  97365  +232 
JAN 03  509 1/2 - 08  514  505  508  -6 1/4  14814  +113 
MAR 03  508  512  503 1/2  508  -4 1/2  11226  +646 
            216608  -1000 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18730  -140  JUL  1838  +18  JUL  314 1/2  -4   
AUG  18110  -200  AUG  1844  +20  SEP  317  -5 3/4   
SEP  17330  -330  SEP  1858  +22  DEC  326  -6 1/4   
OCT  16760  -320  OCT  1867  +22  MAR  329 1/2   -6 1/2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  ---「期近の」天候に敏感に反応---

寄り付き時には、
@午後発表される予定だったクロップコンディションに関してマーケットは強気な見方(2-4ポイントダウン)をしていた
A朝発表された輸出検証高が強気な数字であった
B韓国が昨夜テンダーにて産地オプションのコーンを105,000トン買い付けた。また、ブラジル産のコーンを55,000トン買い付けた
C台湾が今夜56,000トンのコーンのテンダーを控えている
などの強気な材料よりもマーケットが注目したのはやはり天候で、週末に降った雨と今後数日に降る雨の予報が今までの予想より多いものであったため、安値での寄り付きとなった。しかし3-4セント安のあたりでは上記のような強材料をもとに買い注文が入り、マーケットをサポートした。しばらくはこのレベルでの取引が続き、動きに乏しい展開であったのだが、昼過ぎにクロップキャスト社が発表した天気予報において数日間の内に降る雨が更に多いものであることが確認されると更にそこから約3セントさげ、そのまま引けた。引け値は期近7月限で6.25セント安、12月限で7セント安。 

 

大豆   ---期近は引き続きタイト感が拭えず上げ、新穀は天候に反応して下げる--- 

キャッシュのタイト感が拭えないため、本日もまた期近は上げた。南米の状況によりUS産に対する需要が期待されていることと農家が玉を手放さないからである。引け値は3.75セントアップ。 

新穀に関してはコーンと同じく週末に降ったいくらかの雨と今週数日間のCOOLER&WETTERの予報により寄り付きから売りを誘った。しかし、
@長期の予報に関しては引き続き乾燥懸念が拭えないこと
A午後発表される予定であったクロップコンディションに関してマーケットは2-4%の悪化を予想した
などの理由により6セント安近辺ではサポートされた。しかし昼前にクロップキャスト社が期近の弱気な降雨予報を発表すると、一時は10セント安程度まで下げた。しかし台湾が今夜54,000トンのUS産かブラジル産の大豆の買い付けを控えているという報告が入るなどして値を戻し、結局引け値は11月限で6セント半安。 

 

本日のファンドの動きは、コーンで3,000コントラクトの売り越し、大豆で2,000コントラクトの売り越しであったといわれている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

---目先、一部を除いて深刻な乾燥懸念は見られないが、7月後半以降要注意-- 

 週末の間、ベルトの大部分ではあまり雨が降らず、気温も比較的高かった。金曜から日曜にかけての最高気温は80度台半ばから90度台半ばであった。また、東半分に比べて西半分の方が比較的気温が高かった。一部の地域において雷雨を見たのだが、雨量が多かったのはミネソタの中央部、アイオワの中央部、イリノイの北西端、ウィスコンシンの南西端である。4インチ以上雨が降った地域はベルトの15-20%程度であった。 

 本日(月曜日)南東部ミネソタ、中央部ウィスコンシンあたりで降っている雨は明日ベルトの東部、イリノイ、インディアナ、オハイオ、ウィスコンシン、ミシガンあたりに移動する。雨量は0.25-1.0、所により1.5インチで、範囲はベルトの45%に及ぶ。この間の最高気温は87-97度である。
 水曜、木曜は西部ベルトにて降雨を見るが、雨量は0.25-0.75で、所により1.25インチ、範囲はベルトの25%程度である。水曜から(北から順番に)涼しくなる予報である。来週の最初まではそんなに暑くなることはない。
 6-10日後は南西部では平年以下、他の地域では平年並みの降雨が予想される。気温はこの頃から高くなり、平年並みかそれ以上。北西部においてもっとも高くなる。
 11-15日後は、ベルトの大部分においては平年並みの降雨が予想されるが、南西部の1/4の地域においては引き続き乾燥気味の予報である。気温は西部では平年以上、東部では平年並みである。 

(crop impact)
未だ中西部では水分が足りている訳ではないが、大抵の地域ではたまに降る雨が初期の受粉の助けになる。6-15日後の長いスパンで見た場合、引き続きベルトの南西部で最もHOT&DRYであると言えるが、それ以外の地域ではイールドは安定しそうだ。しかしコーンで言うと今月の後半、大豆に関しては来月の初旬から中旬にかけてが最も重要な時期に当たるので、引き続き注意が必要である。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月13日〜7月17日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  A/N  B 
東部ベルト  A/N  B 

強気な予報。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  7月4日の週  6月27日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  1,072.0  709.2  874.4  39,200.6  38,086.2 
大豆  316.6  288.7  168.3  26,891.4  25,406.1 
小麦  551.3  317.0  372.4  1,942.6  2,125.3 

コーン、大豆ともに多少強気な発表であった 

 

   

2) USDA発表週間クロップコンディション報告 

【引け後の発表】 (主要18州平均) 

冬小麦収穫  今週  先週  昨年同期  平均 
  74  61  68  64 

 

春小麦発芽  今週  先週  昨年同期  平均 
  52  32  56  63 

 

マイロ発芽率(11州)  今週  先週  昨年同期  平均 
  25  24  25  22 

≪大豆主要7州の開花進捗状況≫ 

  7/7現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  50  16  16  27 
イリノイ  10  4  30  24 
ミネソタ  20  1  8  14 
インディアナ  6  3  25  23 
ネブラスカ  18  4  6  12 
オハイオ  7  1  39  29 
ミズーリ  10  3  8  17 
18州平均  19  6  20  21 

アイオワ、ミネソタ、ネブラスカなど西部においては平年より進捗が早いのに対して、イリノイ、インディアナ、オハイオ、ミズーリなど東部では平年より遅れている事が見て取れる。 


≪コーン主要7州のシルキング状況≫ 

  7/7現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  9  1  26  17 
インディアナ  2  0  20  13 
アイオワ  5  0  1  6 
ミネソタ  1  0  0  4 
ウィスコンシン  0  0  0  0 
ネブラスカ  7  1  6  5 
オハイオ  1  0  3  3 
18州平均  11  5  15  13 

ネブラスカを除いてはどの週も平年以下である。また、インディアナなど特に東部にて平年より遅れていることが分かる。 

《クロップコンディション》  (単位 : %) 

【コーン】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い   悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  3 (2)  10 (6)  22 (26)  54 (47)  11 (19) 
イリノイ  3 (2)  11 (8)  33 (33)  42 (44)  11 (13) 
ネブラスカ  6 (4)  13 (13)  36 (38)  36 (37)  9 (8) 
ミネソタ  2 (1)  6 (5)  29 (24)  53 (54)  10 (16) 
インディアナ  4 (1)  12 (8)  36 (29)  42 (54)  6 (8) 
オハイオ  3 (2)  11 (10)  38 (36)  41 (44)  7 (8) 
ウイスコンシン  3 (1)  5 (6)  24 (20)  47 (51)  21 (22) 
主要18州平均  4 (3)  11 (9)  32 (30)  43 (46)  10 (12) 
18州平均(昨年)  1 (1)  6 (6)  24 (24)  53 (53)  16 (16) 

非常に良い・良いの合計は18州平均で5ポイント悪化。これは明日の寄り付きをサポートする。また、インディアナで14ポイントと、特に悪化している。 

 

【大豆】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  2 (1)  9 (7)  25 (28)  50 (48)  14 (16) 
イリノイ  2 (2)  9 (8)  35 (33)  43 (45)  11 (12) 
ミネソタ  2 (2)  7 (8)  31 (28)  52 (51)  8 (11) 
インディアナ  2 (1)  9 (7)  25 (28)  50 (48)  14 (16) 
ネブラスカ  5 (3)  21 (18)  44 (44)  27 (33)  3 (2) 
オハイオ  4 (3)  11 (8)  38 (36)  40 (45)  7 (8) 
ミズーリ  4 (4)  14 (10)  45 (39)  33 (41)  4 (6) 
主要18州平均  3 (2)  11 (9)  34 (33)  43 (46)  9 (10) 
18州平均(昨年)  2 (2)  8 (8)  29 (30)  50 (49)  11 (11) 

明日の寄り付きを多少サポートする内容。良い・非常に良いの合計はミズーリ、オハイオ、ネブラスカあたりで特に悪化している 

 

【マイロ】 括弧内は先週 

  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い 
11州平均  6 (7)  17 (15)  38 (39)  36 (35)  3 (4) 
昨年  3 (4)  14 (9)  33 (30)  44 (49)  6 (8) 

 

 

3)コミットメント・オブ・トレーダーズ 

 

(単位 : コントラクト) 

  オプションなし  ⇔ 事前予想  オプション込み 
大豆  ロング 41,933  ロング 55,900  ロング 33,989 
大豆粕  ロング 33,241  ロング 35,700  ロング 32,616 
大豆油  ロング 23,653  ロング 19,000  ロング 22,637 
コーン  ロング 84,850  ロング 75,900  ロング 60,260 
小麦  ロング 19,583  ロング 30,700  ロング 26,277 

多少強気な内容となっている。 

 

本日のトーメンの意見

 

まだまだ天候

本日農務省によって発表された7月7日(日)時点のTOPSOIL MOISTURE RATING は以下のとおり。 

  非常に不足(A)  不足(B)  十分  過剰  % of A + B  先週の% 
アイオワ  32  36  32  0  68  57 
イリノイ  17  42  40  1  59  33 
ミネソタ  7  21  60  12  28  9 
インディアナ  20  42  36  2  62  25 
オハイオ  16  44  39  1  60  33 
ネブラスカ  52  31  15  2  83  93 
ミズーリ  19  50  31  0  69  53 
ミシガン  33  47  20  0  80  43 
ノースダコタ  21  24  50  5  45  40 
サウスダコタ  44  38  18  0  82  82 

「非常に不足」+「不足」の%を最右欄の先週の数値と比較すると、殆どの主要生産州において、先週一週間で確実にドライ化が進んでいる事が良くわかる。 

先週はアイオワ、イリノイの生産中心部の畑を見て回る機会があったが、コーンの丈は殆どが(平年比)低く、1メートルに達してない地域がかなり目立った。又激しい暑さと水分不足の為、コーンの葉も多くがカーリングしており、土壌もそのドライからひび割れている畑が多く見られた。 

相場は毎日の天候予報で乱高下する。明日クールが言われれば容易に下げる(本日の動きのように)。しかし、現在の厳しい作物の置かれた環境から、現時点での下げ幅は限られるのではないか。この先のイールド懸念は、現在市場が抱いている以上のものになると見ており、相場はまだまだ下げる事ができない。現値位置以下については抑える方針を継続。 天候相場はまだまだ続く。(A) 

 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)